ニュアンスネイルやシアーな色味のワンカラーなど、透け感のあるネイルデザインが最近のトレンドのひとつです。
そこで必要となるのが透け感のあるクリアカラーのジェルですが、クリアカラーのジェルは購入しなくても、お手持ちのカラージェルにクリアジェルを加えることで簡単に作ることができます。
そこで今回はジェルネイルのクリアカラーの作り方や注意点をご紹介していきます。
- クリアカラー作りに必要なもの
- カラージェル
- クリアジェル
- パレット
- スパチュラ
- クリアカラーの作り方
- 1.パレットにカラージェルを出す
- 2.パレットにクリアジェルを出す
- 3.スパチュラや爪楊枝で混ぜる
- 4.好みの透け感になるまでクリアを混ぜよう
- クリアカラーを作る時の注意点
- ノンワイプトップジェルはNG
- ピールオフジェルはNG
- 使い切れる量を作ろう
- 変色する場合もある
- クリアネイルをする時のポイント
- 甘皮ケアをしっかりする
- 厚みを出すならベースを2度塗りする
- 強度を出すなら高粘度のトップを使う
- 自然に見えるネイルカラー
- パステルピンク
- シアーホワイト
- ベージュ
- クリアカラーで透け感ネイルに挑戦!
クリアカラー作りに必要なもの
クリアカラーのジェルを作るために必要なものをご紹介します。
どれもセルフネイラーさんがお持ちのアイテムばかりなので、お気軽に試してみてください。
カラージェル
まずはクリアカラーにしたい色のジェルです。
パキッとした鮮やかな発色のジェルや、ラメやホロが入っているジェルなど基本的にはどんなカラージェルでもクリアカラーを作ることができます。
クリアジェル
カラージェルに混ぜるクリアジェルです。硬化秒数や相性が合わないこともあるため、カラージェルと同じメーカーのクリアジェルがおすすめですが、必須ではないので他メーカーでも問題はありません。
他メーカーを使用する際は硬化時間を長めにすると安心です。
また、ミキシングジェルやミキシングクリアといったミックス専用のジェルもあるので、そういった商材もおすすめです。
パレット
カラージェルとクリアジェルを混ぜる時に使用します。
ジェルネイル用のパレットも、ペーパー製やプラスティック製など様々な種類がありますがどれでもOKです。
もしパレットをお持ちでなければ、アルミホイルを適当なサイズにカットすることで、パレット代わりに使用できます。
スパチュラ
カラージェルとクリアジェルを混ぜる際に使用します。
ジェルブラシで混ぜてしまうとブラシ劣化の原因となったり、綺麗にジェルが混ざりきらないため、必ずスパチュラを使用してジェルを混ぜましょう。
スパチュラがない場合は爪楊枝や竹串でも代用可能です。
クリアカラーの作り方
続いてクリアカラーの作り方をご紹介します。
1.パレットにカラージェルを出す
まずパレットやアルミホイルにカラージェルを出します。
カラージェルのテクスチャーにもよりますが、初めは少量から試していきましょう。
またパレットにジェルを出す際もスパチュラや爪楊枝を使い、その都度綺麗に拭き取ってからパレットに出すとジェルが混ざらないためおすすめです。
2.パレットにクリアジェルを出す
次にパレットにクリアジェルを出します。
このとき直接カラージェルに混ぜるのではなく、それぞれのジェルをパレットに出し、カラージェルにクリアジェルを少しずつ混ぜながらクリアカラーを作っていきましょう。
こうすることで色味や透け感の調節がしやすくなり、ジェルを無駄に消費してしまうことも防ぐことができます。
3.スパチュラや爪楊枝で混ぜる
カラージェルとクリアジェルを混ぜる際もジェルブラシではなくスパチュラや爪楊枝で混ぜます。
気泡やホコリなどが入らないよう、ゆっくりと丁寧に混ぜていきましょう。
4.好みの透け感になるまでクリアを混ぜよう
カラージェルとクリアジェルを混ぜたら色味や透け感の確認をします。
顔料の多いカラージェルはマットな発色となることが多いため、透け感を出すにはその分クリアジェルも多く必要になります。
また、パレット上で見る発色と実際に爪にのせた時の発色は異なることも多いため、こまめに確認することが綺麗なクリアカラーを作るためのコツです。
クリアカラーを作る時の注意点
最後にクリアカラーを作る時の注意点を4つご紹介します。
ノンワイプトップジェルはNG
ノンワイプトップジェルは硬化した後に未硬化ジェルが残らないタイプのジェルです。
未硬化ジェルはジェルの密着度をアップしてくれるものですが、このノンワイプトップジェルをカラージェルに混ぜてしまうとジェルの密着度が減少してしまい、モチが悪くなる可能性があるため、カラージェルとは混ぜないようにしましょう。
ピールオフジェルはNG
ピールオフジェルはペリッとシールのように簡単にオフできる点がメリットのジェルです。
しかしこれをカラージェルと混ぜてしまうと、その特性がゆえにジェルのモチが悪くなってしまいます。
なのでクリアカラーとして混ぜるジェルには使用しないようにしましょう。
使い切れる量を作ろう
ジェルを混ぜて作ったカラージェルは通常のジェルより色褪せや変色してしまう可能性や、テクスチャーが変わってしまう可能性が高くなるため保管には向きません。
基本的には一度作ったクリアカラーは一度で使い切れるよう、必要最小限の量から作るようにしましょう。
変色する場合もある
他メーカーのジェルを混ぜて作ったカラーは、中には相性が合わないものもあるため色味が変わってしまうものもあります。
また、不透明なカラージェルにクリアを混ぜると、その分紫外線も通しやすくなり、紫外線による色褪せや変色が起こってしまう可能性もあるので要注意です。
クリアネイルをする時のポイント
クリアネイルはカラーのムラが出る心配はないですが、より綺麗な仕上がりになるために押さえておきたいポイントがいくつかあります!
甘皮ケアをしっかりする
前述したとおり、甘皮除去を怠ることでネイルの浮きや剥がれの原因になり、見た目も綺麗には仕上がりません。
ジェルネイルの持ちは、この甘皮ケアに原因があることが多いため、しっかりとケアをしましょう!
甘皮ケアは、
- ウォーターケア(フィンガーボウル)
- ドライケア(キューティクルリムーバー)
の方法があるため、自分に合う方法で試してくださいね♪
厚みを出すならベースを2度塗りする
ネイルの厚さがぷっくりめが好きな方は、ベースジェルを2度塗りすることで厚みを出し、フォルムの形成もしやすくなります♪
ネイリストをしている筆者も、お客様施術時には、1層薄く塗布して硬化→たっぷりめに2層目といった手順でベースジェルを塗っています。
さらにしっかりと厚みを出したい場合は、この後に普通のクリアジェルを塗布してもOK!
強度を出すなら高粘度のトップを使う
爪が薄く弱い方は、強度を出すために高粘度のトップジェルを使用するのもおすすめです!
ジェルには粘度があり、粘度が高ければ高いほど、ジェルが流れにくく高さ(=厚み)を出しやすいです。
反対に粘度が低ければ、サラサラとしていて薄づき仕上げになります。
さらに強度が欲しい方は、ハードジェルもおすすめ。
ただしハードジェルはアセトンに溶けないため、オフする時削り落とす必要があるため注意が必要です。
ハードジェルよりもオフがしやすく、ソフトジェルよりも強度があるセミハードジェルもあるため、自分に合うものを見つけてくださいね♪
自然に見えるおすすめネイルカラー
透明感のあるクリアネイルについてご紹介してきましたが、透明ではなくとも指先を自然に見せてくれるネイルカラーもあります。
次に紹介する3つのカラーは、爪をあまり明るくできない方にはとてもおすすめです☆
パステルピンク
出典:www.instagram.com(@nailsalon_cota)
ピンクにも色々な種類がありますが、パステルピンクは比較的、薄めカラーであるため、派手にならずにふんわりとした印象で指先が自然に見えます。
ただし、パステルカラーはベースが白っぽいため、肌の色が黒い方は、手元に合わないことも。
シアーホワイト
出典:www.instagram.com(@nailsalon_cota)
最近流行りのクリアがかったシアーカラーですが、シアーホワイトもまた、指先を自然に見せてくれる色味です。
通常の白は、かなり目立つのですが、シアーホワイトであればシンプルな仕上がりになり、尚且つトレンドも取り入れることができて、オシャレ度UPも期待できます◎
ベージュ
出典:www.instagram.com(@nailsalon_cota)
シンプルネイルの王道カラー、ベージュもまた、指先が自然に見えるネイルカラーです。
ベージュにも種類が沢山あるため、シアーベージュかラメ入りのベージュ、ヌーディーベージュ、ピンクベージュ、それぞれ肌の色に合ったタイプを選ぶとOK♪
クリアカラーで透け感ネイルに挑戦!
クリアカラーは万能に使えるアイテムで、ネイルに透け感があるだけでデザインに奥行きを出せたり、抜け感を出せたり、お洒落な印象を与えることができます。
クリアジェルを使いこなせれば一気にネイルデザインの幅も広がるので、是非この機会にクリアカラーをマスターしてみて下さい。
他にもクリアジェルやクリアネイルについて知りたい方は、こちらの記事で紹介しています♪
https://www.nailjoshi.com/98042/
https://www.nailjoshi.com/103113/