アクリル絵の具を使ったアートネイルは繊細で華やかさもあり人気のあるデザインです。
繊細なだけに一見難しそうにも見えますが、アクリル絵の具の特徴を知り、コツさえ掴めば誰でも簡単にできるようになります。水彩画のような垂らしこみネイルや、タイダイネイルもアクリル絵の具を使ってデザインできるので、ぜひご覧ください。
アクリル絵の具を使う良さって?
ネイルポリッシュやジェルではなくアクリル絵の具ならではの良さについて、まずはご紹介します。
にじませやすい
アクリル絵の具は水を加えることで絵の具の濃さを調整できます。油絵デザインのような絵の具をしっかり発色させたい時は水を加えずそのまま使用しますが、水彩画ネイルなどニュアンス感を出すデザインを作る際は、水を加え緩めのテクスチャーにすることで絵の具がジュワッと広がり、簡単ににじませることができます。
タイダイがやりやすい
アクリル絵の具のにじみやすさを活かして、タイダイネイルも簡単に作ることができます。
絵の具のテクスチャーによってタイダイ柄の印象も異なり、あまり水を加えず少し固めのテクスチャーだと、しっかりした発色のタイダイとなりポップな印象に。水を加え緩めのテクスチャーだと、淡くニュアンス感のある印象を作ることができます。
厚みが出にくい
ジェルを使ってネイルアートをするとどうしても厚みが出てしまいますが、その点アクリル絵の具は色を重ねても厚みが出にくいことが特徴です。また、爪表面の凹凸もできにくいため、フォルムも綺麗に仕上げることができます。
たらしこみアートができる
アクリル絵の具のにじみやすさと速乾性を活かしたデザインとして、たらしこみアートがあります。水で薄めた絵の具を、水滴をたらすようなイメージで爪の上にたらし、余分な水分を拭うことで、繊細なレース柄やフラワーなどのアートを作ることができます。
アクリル絵の具を使う時に必要なもの
続いて、アクリル絵の具を使う時に必要なものをご紹介していきます。
他のネイルアイテムとは異なり、どれも自宅にあるものや安価で準備しやすいものが多いため、ぜひ参考にしてみて下さい。
アクリル絵の具
まずアクリル絵の具です。画材屋やホームセンター、100円ショップなどで販売されており、価格も1本当たり数百円で購入することができます。セットでも販売されていますが、そんなに沢山の種類や量を使用することはないので、最初は好みの色を何色か購入してみることをおすすめします。
アクリル絵の具用の筆
ネイルアートをする際に必須の筆。ネイル用として販売されている筆でも、絵を描くための筆でもどちらでもOKです。ただし、ジェルとアクリル絵の具は必ず別の筆を使いましょう。筆の種類としては、アートにもよりますが、基本的には細めのライナー筆が小回りも効き、使いやすいためおすすめです。
パレット
アクリル絵の具を水で薄めたり、色を混ぜたりするためにパレットを使います。プラスチック製の物もありますが、洗う手間や残った色が落ち辛くなるというデメリットがあるため、ペーパーパレットをおすすめします。ペーパーパレットならその都度新しいものを使えるため、絵の具の色が混ざったりする心配もありません。紙皿やアルミホイルでも代用できるので活用してみて下さい。
水入れと水
絵の具を薄めたり筆を洗うための水入れと水も必要です。絵の具を薄めるための水と、筆を洗うための水は分けた方が良いため、最低でも2つは用意しましょう。どんな容器でも構いませんが、沢山の量を使うわけではないため小さめのサイズが使いやすいでしょう。適したものがなければ、紙コップなどでも代用可能です。
アクリル絵の具を使ったアートのやり方
ここからはアクリル絵の具を使ったネイルアートのやり方を説明していきます。
1.ベースジェルを塗る
最初にベースジェルを塗ります。この時、爪のサイドやキワまでしっかりジェルが塗れていないとアクリル絵の具が自爪に付着し、色素沈着の原因となってしまいます。サイドやキワまでしっかりジェルが塗れているか確認しましょう。
2.カラージェルを塗る
続いてお好みのカラージェルを塗ります。カラージェルを塗る時も、ベースジェル同様に塗り残しのないようにすることが綺麗なアートに仕上げるためのコツです。また、色ムラや凹凸があるとネイルアートがやり辛いため、綺麗なワンカラーになるよう仕上げましょう。
3.マットトップジェルを塗る
未硬化ジェルとアクリル絵の具は相性が悪く、そのままではネイルアートができないため、一度マットトップジェルを塗り爪全体をマットにします。マットトップジェルを持っていない方は、未硬化ジェルを拭き取り、表面を軽くサンディングすることでも問題ありません。
4.アクリル絵の具でアートをする
爪の表面がマットになったら、アクリル絵の具でお好みのネイルアートをしていきます。アクリル絵の具はエタノールを含ませたコットンで拭けばすぐに落ちるため、やり直しも簡単にできます。グラデーションやタイダイ、マーブル、たらしこみアートなど様々なデザインがあるので色んなアートに挑戦してみて下さい。
5.乾いてからトップジェルで仕上げる
アクリル絵の具が完全に乾いたことを確認してトップジェルを塗っていきます。
アクリル絵の具には速乾性がありますが、絵の具の量が多いと表面は乾いていても、中心部が乾いておらずにじむことがあるので、必ず絵の具がちゃんと乾いているか確認しましょう。また、アート部分はしっかりとトップジェルでコーティングすることで、綺麗なネイルアートをキープできます。
まとめ
アクリル絵の具はネイリスト検定のネイルアートにも使用されています。使い方次第で様々なネイルアートができるため、ネイリストの中でも重宝されるメジャーなアート方法です。
今回ご紹介したアート以外にも沢山のアクリル絵の具を使ったネイルアートがあるので、アクリル絵の具を使いこなして、様々なネイルアートに挑戦してみて下さい!
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