ネイルチップを使っていたり使おうとしていたりする方が抱く疑問に「ネイルチップの持ちはどれくらいなのか」というものがあります。
マニキュアは3日~7日程度、ジェルネイルなら3週間〜4週間持つものですが、ネイルチップはどうなのか気になりますよね。そもそも何日も付けて良いのかという点が気になる方もいると思います。
今回の記事では、ネイルチップは何日付けて良いのかについて、お話をしていきます。
また、取れにくい付け方や持ちを良くするコツも解説するので参考にしてみてください。
ネイルチップの持ちは何日?
まずはネイルチップの持ちはどれくらいなのかを解説していきます。
ネイルチップの持ちは最大1日
ネイルチップの持ちは最大1日です。
ネイルグルーで付けた場合は1日では取れないこともありますが、付けたままにしないでください。
朝付けたネイルチップは夜には外してくださいね。
つけっぱなしは不衛生!
どうして取れていないネイルチップをあえて外さなければならないのかというと、ネイルチップを数日間つけっぱなしにすることは衛生的に良くないからです。
ネイルチップを付けている間に水に触れることがあると、ネイルチップと自爪の隙間に水が入り込み、湿気が溜まります。
そうなると、爪の上に存在する常在菌が増えてしまい、爪が緑色に変色する「グリーンネイル」などの爪の病気になりやすくなるのです。
取れにくい付け方
ネイルチップが外れにくい付け方を紹介していきます。
両面テープとネイルグルーの2パターンを紹介しますが、確実に1日持たせたい時にはネイルグルーで付けるのがおすすめです。
ネイルチップを外れないように付けるためには下準備も大切ですので下準備のやり方から紹介します。
まずは下準備をすることが大切!
まずは自爪の長さを整えます。
ネイルチップがショートの場合は、自爪が長いとネイルチップからはみ出してしまいます。
ネイルチップからはみ出ないような長さと形にエメリーボードを使って整えてくださいね。
次に甘皮ケアを行います。
キューティクルリムーバーをお持ちの場合は使用してください。
持っていない場合はウォーターケアをするのがおすすめです。
指先が入る容器にお湯を用意して、指先を浸けます。
甘皮がふやけたら綿棒やウッドスティックで甘皮を絡め取りましょう。
最後に油分除去をします。
消毒用エタノールを持っている場合は、消毒用エタノールをコットンに染み込ませて爪の表面をよく拭き取りましょう。
消毒用エタノールがない場合は、せっけんでしっかり手を洗って水気を拭き取ることで代用できますよ。
両面テープでの付け方
両面テープでの付け方を紹介します。
ネイルチップを再利用したい場合は両面テープで付けましょう。
1.自爪に両面テープを貼り付ける
自爪のサイズに合った両面テープを貼り付けます。
接着面に触れてしまうと粘着力が落ちてしまうのでピンセットを使うか、できるだけ接着面には触らないようにしましょう。
2.ネイルチップを貼る
ネイルチップを爪の根元側から合わせて貼っていきます。
空気が入らないように気をつけてください。
爪先まで貼れたら、指の腹で痛みを感じないくらいの力でギュッと押さえてしっかり付ければ完成です。
ネイルグルーでの付け方
1.ネイルチップにネイルグルーを塗る
ネイルチップの内側にネイルグルーを塗ります。
端まで塗ってしまうと爪に乗せたときにグルーがはみ出してしまいやすいので、端は少し残してネイルグルーを塗るようにしてください。
2.ネイルチップを自爪に貼り付ける
ネイルグルーをチップに塗ったら、自爪に乗せてくっつけます。
爪の根元側から位置を合わせてゆっくり貼り付けていきましょう。
1分ほど指でしっかり押さえてネイルグルーが乾くのを待ちましょう。
指を離してもズレたり浮いたりしなければ完成です。
ネイルチップを取れにくくするコツ
ネイルチップを1日しっかり持たせるために、取れにくくするコツをご紹介します。
油分除去をしっかり行う
ネイルチップを貼り付ける前には必ず消毒用エタノールで自爪を拭き取ったり、よく手を洗ったりして自爪の油分を除去しましょう。
油分が爪に残ってしまっていると両面テープやネイルグルーの粘着力が弱まる可能性が高いのでしっかり油分除去してくださいね。
サイズの合ったものを選ぶ
ネイルチップのサイズは自爪より大きくても小さくても取れやすくなります。
市販のネイルチップを使っていてぴったりサイズのものがないときは一回り大きいサイズのネイルチップを購入してサイズを調整しましょう。
ネイルファイルとスポンジバッファーで大きい部分を少しずつ削って調整してくださいね。
両面テープは使い回さない
両面テープは外した直後は粘着力があるように感じるかもしれませんが、再利用するのは良くありません。
1回使っていると粘着力はやはり弱くなっていますし、衛生面を考えてもあまり良くないので必ず新しい両面テープを使用しましょう。
水に触れないようにする
両面テープでネイルチップを付けている場合、水に触れる機会が多いとネイルチップは取れやすくなります。
ネイルチップを付けている間にも手を洗う機会は何度もあると思いますが、爪先はあまり濡らさないようにして、除菌シートを使うようにすると取れにくくなりますよ。
ネイルチップが外れやすい原因
ネイルチップが1日持たずに外れてしまう……そんなときは以下のような原因が考えられます。原因を見極めて対策してみましょう。
水仕事が多い
ネイルチップに使う接着剤は水やお湯に弱いです。
そのため、炊事や食器洗い、お風呂洗いといった日常の水仕事をネイルチップを付けたまま行っていると外れやすいです。
ネイルチップを付ける前に必要な水仕事はできるだけ済ませておくか、水仕事をするときはゴム手袋を付けるようにするだけで取れにくくなります。
サイズが合っていない
ネイルチップのサイズが合っていない場合も取れやすい原因になります。
ちょうどいいサイズがない場合は、少し大きいサイズのネイルチップを選んで大きい部分をネイルファイルで削ってサイズを合わせましょう。
また、自爪とのカーブが合っていない場合は、ネイルグルーだと隙間が空きやすく外れやすいので、両面テープの2枚重ねがおすすめですよ。
衝撃がかかりすぎている
手を使った作業をするときに指の腹ではなく、爪先を使っていると爪にかかる衝撃でネイルチップは剥がれやすくなります。
タイピングやスマホの操作は指の腹や側面を使うようにして、爪先を使わないよう心がけましょう。
ダンボールを開けたり缶のプルタブを開けたりする動作も爪に衝撃がかかりやすいのでネイルチップを付けているときは特に注意してくださいね。
ネイルチップの爪を傷めない外し方
ネイルチップを付けたら必ず1日以内に外しましょう。
外す時は最も自爪を傷つけやすいため、ここでは自爪を傷めない外し方を紹介していきます。
両面テープで付けた時の外し方
両面テープで付けた時の外し方は非常に簡単です!
まずは指先が入る容器にぬるま湯(40度くらい)を用意します。
指先をお湯に浸け、数分待ちましょう。
その後、ウッドスティックをネイルチップの根元から差し込んでネイルチップを剥がします。
ネイルチップや爪に残っている両面テープをきれいに剥がしたらオフ完了です。
ネイルグルーで付けた時の外し方
ネイルグルーで付けた場合のオフは少し手間がかかります。
用意するものはアセトン(ジェルリムーバーでもOK)とウッドスティックです。
まず、ネイルチップと自爪の隙間にアセトンを少量垂らします。
時間を数分置いたら、ウッドスティックをネイルチップの隙間から差し込んでネイルチップを浮かせましょう。
この時点でポロッと剥がれることもありますが、まだしっかりくっついている場合は、さらにアセトンを追加で垂らしてください。
無理に剥がそうとすると自爪の表面が剥けてしまうので、時間をかけてゆっくりと剥がしてくださいね!
外した後は保湿ケアをしよう
ネイルチップを外した後は保湿ケアを行いましょう。
油分除去を行ったり、アセトンを使ったりしているのでネイルチップを外した後の自爪は乾燥しています。
爪は乾燥していると割れたり二枚爪になったりしやすので、ネイルオイルとハンドクリームで保湿することが大切です。
最初にネイルオイルを塗ってよく馴染ませます。
その後にハンドクリームを手全体に塗って保湿が完了です。
ネイルチップに関するよくある質問
ネイルチップに関してよくある質問に回答していきます。
お風呂に入るとどうなる?
ネイルチップはお風呂に入ると取れやすくなります。
ネイルグルーで付けている場合は強力なので比較的取れにくいのですが、両面テープは外すときにお湯を使います。
つまり、両面テープの粘着力がお湯によって弱くなるのです。
お風呂に入っている間に勝手にチップが取れてしまってなくしてしまう可能性があるので、ネイルチップを外してからお風呂に入るのがおすすめですよ。
また、プールや銭湯は場所によってはネイルチップを着用して利用することを禁止していることもあるので注意してくださいね。
旅行の時はどうする?
冒頭でお話しましたがネイルチップの持ちは最大1日です。
何泊かの旅行をする場合は1日ごとに付け外しを行いましょう。
翌日以降分の両面テープを持っていきましょう。
それほどかさばらないのでネイルチップも持っていき、日ごとのデザインを変えても良いかもしれませんね!
もし、ずっとネイルを付けたままにしたい場合はネイルチップではなく、ジェルネイルシールを使用するのがおすすめです。
ジェルネイルシールには貼るだけでネイルが完成するタイプと、貼った後にライトで硬化するタイプの2種類があります。
持ちが良いのは硬化するタイプで1週間程度持ちますよ!
100均や3COINSで販売されているので気になる方は試してみてくださいね。
ネイルチップの使いまわしはできる?
ネイルチップは両面テープで付けている場合なら、何回も使い回すことが可能です!
使い終わった後にチップに付いている両面テープをきれいに剥がして水気を拭き取ります。
直射日光の当たらない日陰で保管すれば、黄ばみや色褪せのような劣化を防ぐことができますよ。
ネイルグルーで付けた場合は外す時にアセトンを使用するのでネイルチップが溶けてしまいます。
再利用したい場合は両面テープを使用しましょう!
ネイルチップのおすすめの保管方法は?
おすすめの保管方法は、名刺入れファイルと名刺カードを使ったやり方です。
用意するものはファイルと名刺カードと両面テープ(文房具)の3つ!
どれも100均で揃えることができます。
まずは名刺カードに2列(1列に5枚のネイルチップが貼れる長さ)両面テープを貼ります。
両面テープのシールを剥がし、ネイルチップを5枚ずつ2列に分けて貼り付けます。
ネイルチップは両面テープから外れないように注意しながら名刺ファイルに仕舞います。
これでホコリが被ることもなくコンパクトにたくさんのネイルチップを保管することができますよ。
ネイルチップが不自然に見える時の対処法は?
ネイルチップを付けてみたは良いけれど、なんだか不自然に見えてしまう……そんなときがありますよね。
ネイルチップが不自然に見える原因は以下のどれかです。
- ネイルチップのサイズが合っていない
- ネイルチップの根元のカーブが合っていない
- ネイルチップのCカーブが合っていない
- ネイルチップのカラーとデザインが浮いている
ネイルチップのサイズが合っていない、特にサイズが大きい場合に不自然に見えることが多いです。
ちょうどいいサイズのものを探しましょう。
根元のカーブが合っていないときにもかなり違和感のある見え方をすることがあります。
エメリーボードやネイルファイルを使ってネイルチップのカーブを自爪のカーブに合わせて削ることで解消されます。
削りすぎないように何度も合わせながらちょっとずつ削りましょう。
Cカーブが合っていない場合は、両面テープの重ね貼りで対処しましょう。
最初に小さめにカットした両面テープを爪の真ん中に貼ります。
それから爪の大きさとジャストサイズの両面テープを貼りましょう。
爪の中央が高くなってネイルチップのCカーブに合うようになりますよ。
最後にネイルチップのカラーやデザインが浮いている場合です。
ベージュやピンク系のネイルチップで、デザインも落ち着いているものだと浮きにくくなります。
しかし、やっぱり好みを優先するのが良いとは思うので、上記の3つで対応してみてくださいね。
ネイルサロンでネイルチップを作ってもらえるの?
全てのネイルサロンで行っているわけではありませんが、ネイルチップのオーダーメイドメニューを取り扱っているネイルサロンは結構あります。
オーダーメイドのネイルチップは成人式や結婚式用のネイルチップの時におすすめです。
カウンセリングで自爪のサイズを測ってネイリストがしっかりとネイルチップのサイズを合わせてくれますよ。
デザインは持ち込みが可能なので、振袖やドレスの写真、推しのグッズ、SNSで見つけたネイル写真などを持っていき、ネイリストと相談してみましょう。
ネイルサロンの公式サイトや、予約サイトでネイルチップメニューを探してみてくださいね!
まとめ
今回の記事では、ネイルチップは何日使えるのかについてお話をしてきました。
ネイルチップの持ちは最大1日です。
1日で取れないこともありますが、付けたままにはしないで取り外しましょう。
他にもネイルチップについて知りたい方は、こちらの記事で紹介しています♪
https://www.nailjoshi.com/97544/
https://www.nailjoshi.com/97305/