ネイルの五枚花の書き方は?花びらをキレイに描くコツ&桜と梅と桃の違いを解説 | ネイル女子

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春が近づいてくると、たくさんのお花が咲き始めます。そのかわいさに癒されますよね!この時期はネイルのモチーフも、お花がとても人気です。そしてお花の中でも春を代表する桜は特に人気があります。しかし桜は季節感が強く、楽しめる期間も限られています。そのため、桜ネイルをするために開花のタイミングをチェックしながら、逆算してネイルサロンに行く人が毎年多いです。また今はかわいいネイルシールが気軽に手に入るので、セルフネイルの人も自分で春のお花ネイルを楽しむことができます。でもせっかくなら手書きでお花を書いてみたいと思ったことはありませんか?お花にも色々ありますが、桜のような花びらが五枚のタイプならシンプルで何だか書きやすそうですよね。ところが実際に書いてみると、なかなか上手く書けません。実は五枚花はバランスを取るのがとても難しく、不格好なお花になってしまいがちです。しかし五枚花はお花の基本のような形なので、どうにか自分で書けるようなればアートの幅が広がります。そこでバランスを取るのが難しい五枚花を、上手に書くためのちょっとしたコツがあります。またお花を書く時に、桜を書いたつもりが梅や桃の花っぽくなってしまう人がいます。そもそも外を歩いていても桜や梅、桃の花の違いってよくわからないですよね。桜だと思って見ていたら桃の花だったなんてことはとてもよくあります。もしそれぞれの違いと特徴をちゃんと知っていれば、ネイルにアートをする時も自信をもって書き分けられますよね。そこで今回は、五枚花をバランス良く書くやり方と、桜・梅・桃のそれぞれの違いをご紹介します。

桜・梅・桃の違いは?

春真っ盛りの季節は、きれいなピンク色の桜につい目を奪われます。しかしきれいだと思って見ているそのお花ですが、桜ではなく梅や桃の可能性がありますよ!皆さんはこれらのお花をすぐに見分けることができますか?それぞれ咲くタイミングが違うことでわかる場合もありますが、なんと地域によってはこの3種が同時に咲いている所もあります。紛らわしいこの3種に惑わされることなく自信をもってお花を見分けられるように、以下でそれぞれの違いをお伝えします。

桜の特徴

・花びら…先が切れていて、ハートのような形をしています。
・咲き方…さくらんぼの茎にあたる部分(花柄)が長く、その先に花が咲きます。
・葉っぱ…楕円形で、周りがギザギザしています。

梅の特徴

・花びら…先が丸い形をしています。
・咲き方…一つの花芽から一つずつ花が咲きます。桜のような茎がなく枝から直接花が咲きます。
・葉っぱ…卵型です。梅の場合、葉っぱは花が咲き終わってから出てきます。

桃の花の特徴

・花びら…先がやや尖っています。
・咲き方…一か所から二つずつ花芽が出ます。梅と同じく枝から直接花が咲きます。
・葉っぱ…細長い楕円形なので、桜や梅と見分けがつきやすいです。

初心者でも五枚花をバランスよく書く方法

五枚花はお花を表現する時の基本形なので、イラストでもよく目にします。そのため簡単に書けそうですが、五枚花をバランス良く書いていくのは思っている以上に難しいです。しかし花びらを書く際のちょっとしたポイントさえ押さえておけば、すぐに書けるようになります。以下で五枚の花びらをバランス良く書くポイントをお伝えします。

意識するポイント

①二等辺三角形をイメージして、頂点にあたる位置3か所にお花につかうカラー(ジェルやマニキュア)でちょんちょんと目印をつけておきます。

②目印にした3点の中心を決めます。

③残りの隙間にも(五角形の肩にあたる位置)同じくカラーで目印を付けていく。
この時点で、花びらの位置関係が見えてくると思います。

③つけておいた目印から中心をめがけて、真っ直ぐにカラーを使ってラインを引きます。

④5本のラインが中心から放射状になるように書けていれば、一番の難関である花びらの位置が定まります。後はそのラインをガイドラインとして、好きように花びらの形や長さなどを微調整しながら変えていきます。これでバランスのよい色々なタイプの五枚花を書くことができます。この時に花びらと花びらがくっつかないよう、すき間を意識しながら書いていきましょう。







試しに桜ネイルを書いてみよう!

五枚花のバランスの取り方に慣れてきたら、あとはそれぞれのお花がもつ特徴を押さえて書いていけばどんどんバリエーションが増えていきます。今回は人気の桜をモチーフにした桜ネイルの書き方をご紹介します。

桜ネイルのポイント

初心者の人が桜の花を書く時のポイントは、花びらの先に切れ目を入れることです。切れ目はハートのように丸くせず、尖がらせるとグッと桜感が出ます。それでは書いてみましょう!

用意するもの

・ベースジェル
・アート用の細い筆
・ベースカラーにしたい色(肌馴染みの良いカラーがおすすめです)
・桜アート用のカラージェル2色…ピンク・桜色(白っぽいピンクがおすすめです)
・ゴールド系のラメやブリオン(なくても大丈夫です)
・トップコート

手順

①ベースジェルを塗って硬化し、お好きなベースカラーを爪全体に塗って硬化します。もう一度繰り返し二度塗りにします。この時グラデーションができる人は、グラデーションにするのもおすすめです。

②「五枚花をバランス良く書く方法」を参考にしながら、アート用の細い筆を使ってお花を入れたい位置に桜色のジェルを使い、ちょんちょんと置いていきます。

④目印に置いた桜色のジェルをまずは中心に向け引っ張り、次に外側に向けて引っ張ります。ここで花びらの大きさを決めます。

⑤ジェルを筆に足し④で作ったガイドラインに沿って、塗りつぶしながら花びらの形を取っていきます。この時、先端の切れ目は気にしなくて大丈夫です。

⑥筆に残っているカラージェルをペーパーなどで拭き取り、きれいになった筆で花びらの先端をスッと通します。すると筆を通した箇所はジェルが筆に取り除かれ、シャープな切れ目ができます。花びら全てに切れ目が入ったら硬化します。筆は花びらに通す度に毎回きれいにしましょう。

⑦2色目のピンクのジェルを花びらの中心に重ねていきます。花びらに色の濃淡ができ平面的だった桜に立体感が生まれます。できたら硬化します。

⑧最後に桜色のジェルをほんの少しだけ筆にとり、中心に小さい点を3つほど付けます。こうするとデザインが一気に締まります。点が付いたら硬化します。この時にラメやブリオンがある人は、桜色のジェルで中心につけた点々の代わりに、ラメやブリオンを使ってちょんちょんと乗せていきます。

慣れるまでは②~⑧の工程を一気にやらず、指ごとに一本ずつ硬化しながらやっていきましょう。またジェルの場合、硬化しておけば上からさらにジェルを重ねることができます。全体のバランスを見てお花を足したり、お花を重ねて書き奥行きを出したりもできるので色々と楽しんでみて下さい。

ドットペンで簡単に五枚花の書き方

ネイルアートを手描きする時のアイテムに「ドットペン」があります。その名の通り、ドットを描くためのペンで、スティックの両端に大きさの異なる小さな球体が付いているのです。使い方は簡単で、ドットペンの先端にカラージェルをほんの少し付けて、ドットを描きたいところへスタンプのようにポンと押すだけでOKです。カラージェルをつける量が多かったり、爪に押し当てる時に力強く押してしまうと、ドットがかなり大きくなる・歪んでしまうなどが起こるので注意してくださいね。ドットペンは球体の大きさが種類によって異なりますが、片側が1ミリで、もう片方が2ミリ程度の球体がついているものが使いやすいのではないでしょうか。細かいアートを描きたい方は、片側が1ミリ以下のペンを選ぶのがおすすめです。ネットショップで購入するなら、下記のようなネイル用品メーカーから販売されている商品を選びましょう。複数本セットになっていて、用途に合わせて使える便利な物もあります。

ドットはいざ細筆で描こうとしても、筆先の扱いが繊細すぎて、小さいドットを描くには限界だったりして、アート初心者にはなかなか難しいです。ドットペンがあれば細かいドット柄をあっという間に描けますし、これから紹介する五枚花を描くなど応用もできるので、1本持っていると便利ですよ。

ドットペンで簡単五枚花アート

桜の花や梅の花だけでなく、プルメリアやあじさいも五枚花です。どの花を描きたいかというテーマが無くても、ちょっとしたネイルアートとして五枚花が描いてあると、ネイルデザインのアクセントになってかわいいです。ここでは、上の写真のような五枚花ネイルを、ドットペンを使う書き方をご紹介します。

用意するもの

・ベースジェル
・ベースカラー用のジェル
・五枚花用のジェル
・トップジェル
・ドットペン
・ラメパウダー

手順

①ベースジェルを爪の全面と先端に塗って、規定時間通りネイル用ライトで硬化します。

②ベースカラーを爪全面と先端に塗ります。2度塗りをすると色ムラが目立たなくなりますよ。ベースデザインは細かい五枚花が目立つようにワンカラーやグラデーションネイルにしたり、シアーなカラージェルでにじみアートっぽくするのがおすすめです。

③いよいよ五枚花を書いていきます。まずは花を何個描くか、配置と一緒に決めましょう。写真のように花を5個描く場合は、どの花から書いてもOKです。ランダムな配置にするとアート感が出ますし、等間隔に配置するとハンドメイドの布地のようなほっこりとした可愛らしいネイルになります。

④描き始める場所が決まったら、ドットペンに花を書く用のカラージェルを付けます。そしてドットが輪になるように5個打ってみましょう。輪になるよう書いたドットが、1個の花になるので、ドットの間隔はくっつきすぎたり、離れすぎたりしないように気をつけてください。

⑤ドットを5個打ったら、輪の中心に向かって、花びらの細い部分を描くようにドットペンを引きます。丸の中央から、力を入れずサッとひくと、花びららしい形になりやすいです。他のドットも同じように花びらの先端を書きましょう。

⑥花びらの形やバランスに問題がなければ、早めにライトで硬化します。硬化せずに時間を置いてしまうと、花びらの1つ1つがペタッと広がるように伸びてしまうことがあるのです。これでは、せっかく書いた花も潰れてしまい、バランスが台無しになってしまいます。ドットがぷっくりしている時ほど広がりやすいので、素早くライトで固めるようにしましょう。

⑦硬化したら、同じ要領でドットを打ち、花を5個書いていきましょう。書くのに失敗しても、ライトで固める前なら拭き取ってやり直しができます。ワイプに消毒用エタノールを含ませて、軽い力で拭き取りましょう。

⑧5個の花を書き終えたら、花の中央部分にラメパウダーを少しだけのせましょう。ドットペンを使い、クリアジェルを花の中央にちょんとのせます。その後、ドットペンでラメパウダーを取り、クリアジェルをのせた部分にほんの少しだけつけましょう。こうすることで、花の雄しべ・雌しべ部分をラメで再現できます。ラメを乗せ終えたら、ライトで仮硬化します。

⑨最後にトップジェルを爪全体と、爪の先端に塗って、規定時間通り硬化すれば完成です。ラメの部分がザラザラするようなら、トップジェルを2度塗りしましょう。未硬化ジェルが出るトップジェルなら、拭き取りを忘れずに。

ドットペンを使うことで、花びらのバランスがとりやすく、大きさの均一な花が簡単に書けます。多少歪な仕上がりでもそこまで変にならないので、肩に力をいれず、気楽にお花を書いてみてください。

ちなみに、花の手描きアートは、多くのネイリストが受ける「ネイル検定」で、3級の実技試験に含まれています。試験では、上でご紹介した五枚花だけでなく、ひまわりやハイビスカス、バラなど花の種類は問われません。ですが、アートを書くための画材はジェルではなくアクリル絵の具ですし、ドットペンは使えず、細筆で全てを書かなくてはなりません。もしネイル検定に挑戦する機会があるなら、3級は必ず受ける級ですし、アートもフラワーから変わることはないと思われますので、まずは細筆で花を手描きできるように練習しておきましょう。アクリル絵の具でネイルチップに書く練習だけでなく、自分の手や、自分以外の人の手に書く練習をするとコツが掴めますよ。

まとめ

今回は春の花をメインにご紹介しましたが、花は一年中咲いています。五枚花のバランスが取れるようになると、他の季節の花にも応用できますし、なんといっても手書きのアートは特別感がありますよね!ぜひセルフネイルのレパートリーとして五枚花をマスターしておいてはいかがでしょうか。







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