100均でジェルネイルが販売されるようになり、セルフジェルネイルが身近になりました。
しかし、100均のジェルネイルで本当にしっかりとジェルネイルができるの?という疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回の記事では、100均のジェルネイルを実際に使ってみての感想や、必要な道具、セルフジェルネイルのやり方について解説してまいります。
結論から言うと、100均のジェルネイルで十分セルフネイルを楽しむことができるのでやってみたい方には非常におすすめです!
セルフジェルネイルに必要なアイテム
セルフジェルネイルはマニキュアで行うセルフネイルより必要なアイテムが少し多いです。
どれも持ちが良い、きれいな仕上がりのネイルにするためには大切な道具なのでしっかりと揃えましょう。
それでは、まずはセルフジェルネイルに必要な道具をご紹介します!
100均で揃えることができますよ。ただし売り切れていたり、取り扱いがない店舗があったりするのでご了承ください。
ジェル
ベースジェル、カラージェル、トップジェルの3種類のジェルが必要です。
上の写真のジェルは100均のセリアのジェルネイルです。
ダイソー、キャンドゥでも販売されています。
ベースジェルは最初に塗るジェルのことで、自爪とジェルの密着を良くし、カラージェルの色素沈着を防ぐという役割があります。
カラージェルはお好みのものを用意しましょう。
マットなカラーは色ムラになりやすいので塗りやすさで選ぶならシアーカラーです。
トップジェルは最後に爪全体のコーティングとして塗るジェルです。
光沢を与え、強度と耐久性を出すという役割があります。
硬化用ライト
ジェルネイルをするには硬化用のライトが必ず必要になります。
こちらのライトはキャンドゥで330円で販売されているものです。
電源ボタンの1度押しで約45秒点灯、長押しで約60秒点灯します。
ライトは6つ付いており、6W相当の出力があります。
確実に硬化するためにも1~2本ずつ指を入れて硬化するのがおすすめです。
キャンドゥ以外にダイソーでも据え置きタイプの硬化用ライトが330円で販売されています。
エメリーボード
自爪の長さを短くしたり形を整えたりする時に使用する爪やすりです。
爪切りを使用すると二枚爪や爪割れの原因になり、ジェルが取れやすくなることがあるのでエメリーボードを使用してくださいね。
メタルプッシャー
甘皮を押し上げるための道具です。キューティクルプッシャーとも呼ばれます。
オレンジウッドスティックや綿棒でも代用が可能ですが、ジェルネイルのオフの際にも使用するので用意しておくと便利です。
100均で購入できるほか、ネットショップでキューティクルニッパーとセットでもよく販売されています。
ニッパーも欲しい方はセットを購入すると安く手に入れることができますよ。
スポンジバッファー
自爪とジェルの密着度を高めるために自爪を軽く削って表面に凹凸をつけます。
この工程のことをサンディングと言います。
削りすぎると自爪が薄くなってしまうので、削るというよりは自爪の表面全体に傷を付けるイメージで行いましょう。
ちなみに100均ジェルの中でサンディングが必要なのはセリアのみです。
ダイソーはノンサンディングジェル、キャンドゥはサンディングなしでもOKですが、サンディングをすることでより持ちが良くなるという説明があります。
ワイプ
自爪の油分除去に使ったり、ブラシを拭いたりするのに使用するものです。
使いやすいサイズにカットしたキッチンペーパーでOKです。
消毒用エタノール
消毒用エタノールは手指消毒用のエタノールでOKです!
100均でも販売されていますが、置いていない店舗もあります。
お近くの100均店舗で販売されていない場合はドラッグストアで購入可能です。
また、ネイルのネット通販で購入する場合はネイルクリーナーやネイルクレンザーという名前で販売されています。
ジェルを塗る前の下準備の仕方
1.エメリーボードで自爪の長さと形を整える
エメリーボードは往復に動かさず、一定方向に動かして削りましょう。
往復がけすると爪に負担がかかり、二枚爪の原因になってしまいます。
2.メタルプッシャーで甘皮処理をする
メタルプッシャーで甘皮を押し上げて除去します。
甘皮が固くなっていて押し上げにくいときは、指先をお湯に浸けて皮膚を柔らかくしましょう。
もしくはキューティクルリムーバーという甘皮をふやかすための溶剤を使用するのもおすすめです。
3.スポンジバッファーでサンディングする
スポンジバッファーを使って自爪の表面を全体的に傷つけます。
サンディングをすることで自爪のジェルの密着が良くなります。
サンディングが必要なジェルを使用するときにはきちんと行いましょう。
4.消毒用エタノールで油分除去する
ワイプに消毒用エタノールを染み込ませて爪表面の油分を拭き取ります。
油分が残っているとジェルが弾いたり縮んだりする原因になり、ジェルの持ちが悪くなることがあるのでしっかりと拭き取ることが大切です。
100均ジェルでセルフジェルネイルをしてみた
100均セリアのベースジェル、カラージェル、ノンワイプトップジェルを使って実際にセルフジェルネイルをしました。
ネイルケアは事前に1つ前の項目で解説した内容を行っています。
使ってみた感想としては、マニキュアのような感覚でボトルキャップ付属のハケでサッと塗ることができ、非常に手軽に完成させることができました。
ジェルは3週間ほど持ちました。ジェルの表面が黄ばんだり、表面に傷がついたりすることもなくきれいな状態をしっかり楽しむことができましたよ!
1.ベースジェルを塗る
まずはベースジェルを塗ります。
爪の真ん中にジェルを乗せて、ハケでジェルを動かし、爪の根元のラインを揃えるようにしましょう。
ジェルの表面がつるんとしたら、ライトで約1分硬化します。
2.カラージェルを塗る
カラージェルを塗ります。
はみ出さないようにすることと、爪の生え際のラインをきれいに揃えることを意識して塗りましょう。ライトで約1分硬化します。
3.カラージェルを2度塗りする
2度塗り目は、色ムラにならないように注意して塗ります。
何度もジェル筆を通さないで、ジェルが自然と平らになるのを待ち、表面がつるんとしたらライトで約1分硬化します。
4.トップジェルで仕上げる
トップジェルで爪全体をコーティングします。
はみ出さないようにしながら、爪先のエッジ(爪の厚み分)までしっかりジェルで覆い、ライトで約1分硬化したら完成です。
100均アイテムを使ったジェルオフの仕方
ジェルネイルのオフはマニキュアよりも工程が多く、時間がかかります。
また、ジェルオフにはジェルネイル専用のリムーバー(ジェルネイルリムーバーやアセトン)が必要になります。
除光液ではオフができないので注意が必要です。
以下でジェルオフに必要なもの、ジェルオフのやり方をご紹介します。
すべて100均で揃えることができますよ!
ジェルオフに必要なもの
- ジェルネイルリムーバー
- ネイルファイル
- メタルプッシャー(ジェルネイルオフピーラー)
- コットン
- アルミホイル
ジェルネイルリムーバーはセリアで購入したものです。キャンドゥでも同じ製品が販売されています。
コットンは爪の大きさより一回り大きいサイズに、アルミホイルは指を巻けるサイズにカットしておきましょう。
ジェルオフの仕方
それでは、ジェルオフの仕方をご紹介します。
ジェルオフで最も注意すべきことはジェルの削り過ぎで自爪を傷つけてしまうことです。
最初はジェルと自爪の境目がわかりにくいのでよく確認しながら削るようにしてください。
1.ネイルファイルでジェルの表面を削る
ネイルファイルでジェルの表面を削ります。
トップジェルとカラージェルまで削って、ベースジェルだけが残っている状態にしましょう。
2.ジェルリムーバーをコットンに染み込ませる
ジェルリムーバーをコットンにヒタヒタになるくらい染み込ませます。
ジェルリムーバーが机や床の上に垂れると、素材によっては机のコーティングなどが溶けることがあるので注意しましょう。
3.爪の上にコットンを置いてアルミホイルで巻く
爪の上にコットンを乗せ、予めカットしておいたアルミオイルで指ごと巻きましょう。
この時アルミホイルに隙間ができてしまうとコットンに染み込ませたジェルリムーバーが揮発してしまうのでしっかり隙間なく巻くことが大切です。
巻いたら15分~20分時間を置きましょう。
4.メタルプッシャーでジェルをこそぎ落とす
アルミホイルを1本ずつ外してメタルプッシャーでジェルをこそぎ落とします。
ジェルリムーバーによってジェルがしっかり溶けていれば、ポロポロとジェルが取れていきます。
力を入れないと落ちない場合は、ジェルが溶けていないので、無理やり剥がそうとせず(2)と(3)繰り返してください。
5.ネイルオイルで保湿する
ジェルが全てオフできたら、ネイルオイルがある場合はしっかり爪と爪先を保湿してジェルオフが完了です。
ネイルオイルを塗った後にハンドクリームを塗るとよりしっかりと保湿ができますよ。
100均の便利なジェルオフアイテム
100均で販売されているジェルオフに使える便利なアイテムをご紹介します。
ジェルオフパック
セリアとキャンドゥで販売されています。
パックの中にはジェルネイルリムーバーが染み込んだ不織布シートが入っています。
切り取り線で切ってパックを開けて不織布シートが爪に当たるようにして指を入れます。
テープが付いているので台紙を剥がしてパックがズレないように止めましょう。
15分ほど時間を置けばプッシャーでしっかりとオフができます。
ジェルネイルリムーバー(ジェレタイプ)
セリアで販売されています。
トップジェルとカラージェルを削ったら、自爪の上にジュレ状のジェルネイルリムーバーを乗せます。
アルミホイルで包むことなく、15分間時間を置いたらメタルプッシャーでこそぎ落とせばOKです。
コットンもアルミホイルも不要なので楽にジェルオフをすることができますよ。
100均ジェルネイルの持ちを良くするポイント
100均のジェルネイルに限ったことがないのですが、ジェルの持ちが悪い場合、まずは下準備と塗る工程がしっかりとできているかを確認することが大切です。
以下のポイントをすべてクリアできていてもジェルが取れやすい場合にはジェルと自爪の相性が良くないことが考えられるのでジェルを買えるのが良いでしょう。
甘皮処理をしっかりする
ジェルが根元から浮いてきやすい場合は、甘皮処理がきちんとできていない可能性が高いです。
キューティクルリムーバーを使ったり、指先をお湯に浸けたりして甘皮をしっかりと柔らかくし、しっかりと押し上げるようにしましょう。
油分除去を徹底する
ジェルを硬化した時に縮みやすいときや、全体的に剥がれやすいというときは油分除去不足が考えられます。
消毒用エタノールを染み込ませたワイプで、爪の隅々まで油分除去を行うようにしてみてくださいね。
はみ出さないように塗る
基本的なことですが、ジェルのはみ出しがあるとその部分からジェルが浮きやすくなってしまうので注意が必要です。
はみ出さないように塗ることはもちろん大事ですが、もしはみ出してしまっても硬化する前であれば拭き取ってしまえばOKなので慌てずに対処しましょう。
エッジまで塗る
ジェルが爪先から浮きやすい場合は、ジェルがエッジまで塗れていないことが考えられます。
エッジというのは爪の厚みのことです。
爪が短い状態だと塗りにくいのですが、しっかりと塗るようにしましょう。
まとめ
今回の記事では、100均でセルフジェルネイルをするために必要な道具や、やり方を解説してきました。
また、実際に100均のジェルを使ってジェルをしましたが、きれいに仕上げることができました。
しっかりと下準備をして、塗る時にはみ出さない、エッジを塗るといったことに注意すれば3週間程度持ちますよ!
手軽にジェルネイルが始められるのでぜひ挑戦してみてくださいね。