セルフネイルでジェルネイルやマニキュアを付ける前には、プレパレーションと言われるネイルケアをしますよね。
プレパレーションだけでなく、自爪で過ごす時のネイルケアにおいても、爪を削って整える「ファイリング」は重要な工程です。
この記事では、ファイリングのやり方や、ファイリングをする上で最適なアイテム、そして得意になるためのコツについてご紹介します。
ファイリングとは「やすりで爪の長さや形を整える」こと
ファイリングとは、「爪やすりを使い、爪の長さや形を整える」ことを指します。
ジェルネイルやマニキュアを塗る前に、事前のネイルケアである「プレパレーション」を行いますよね。
プレパレーションにおいても、ファイリングは欠かせません。
また、自爪で過ごす時も、爪切りで切っておしまい!は、おすすめできません。
ファイリングをこまめに行ないましょう。
使う爪やすりの種類
プレパレーションやネイルケアで使う爪やすりには、いくつか種類があります。
- エメリーボード
- スポンジバッファー
- アクリルファイル
- シャイナー
上記の中でファイリングに使うのは「エメリーボード」です。
補助的にスポンジバッファーを使うこともあります。
エメリーボードは、薄い木の板の両面に紙やすりが貼り付けてあります。
スポンジバッファーは、その名の通りスポンジ製のやすりです。
ちなみに、ネイルで使うやすりの種類や違いは、こちらの記事で詳しく紹介しているのでチェックしてみてください♪
URL:https://www.nailjoshi.com/66009/
エメリーボードはグリッド数をチェック
エメリーボードを購入する時に、特に気にしたいのがグリッド数です。
グリッド数とはやすりの目の粗さを表す単位で、数字の後にGと付きます。
グリッド数が小さいと、やすりの目は粗くなり、一度で爪が大きく削れます。
しかし、削った時の断面はザラザラです。
グリッド数が大きいとやすりの目が細かくなります。
削った時の断面は非常になめらかですが、少しずつしか削れません。
様々なグリッド数のエメリーボードが売られていますが、おすすめは150~180Gの商品です!
細かい調整がしやすく、削った後の断面がザラザラになりにくいですよ。
ファイリングでキレイに爪を整えるやり方
ファイリングには正しい手順とされる、基本のやり方があります。
基本のやり方を覚えることで、爪の形がキレイに整えられ、クオリティもアップしますよ!
1.持ち方
エメリーボードは、親指、人差し指、中指でつまむように、なるべく端の方を持ちましょう。
ぎゅーっとつまむのではなく、軽い力で、なおかつ親指で支えるように持つと使いやすいですよ。
2.爪の先端から削る
まずは爪の先端から削っていきましょう。
エメリーボードを一定方向に引いて、好みの長さと、形になるよう削っていきます。
爪の形には種類があります。
ネイルサロンでオーダーされる人気の形は3・4です。
3のラウンドは、爪先が左右対称で丸くなるように削ります。
4のオーバルは、左右対称のたまご型です。尖りすぎないように削ってください。
エメリーボードと爪を当てる角度は、垂直ではなく少し斜めになるよう意識してましょう。
爪の形や大きさにもよりますが、45~90度くらいの角度を付けると、なめらかに削れます。
3.爪のサイドを削る
爪先が削れたら、爪のサイドをエメリーボードで削ります。
スクエアやラウンドを作る場合、爪を横から見て、サイドから先端に向かって真っ直ぐな線を引くようなイメージで削りましょう。
一方、オーバルやポイントは、サイドから爪先に向かって先細りになるよう角度をつけて削ります。
削り具合を確認するために、少し削ったら、横から見たり、正面から見たりしてチェックしましょう。
4.爪の角を削る
最後に爪の角を削ります。
スクエア以外の形は、爪の角が曲線になっていたり、丸みがあります。
角を削りすぎると、一気に形が歪になってしまうので要注意!
正面からみて、左右対称になるよう、少しずつ削っては確認を繰り返しましょう。
5.バリを取って終了
角を削り終わったら、改めて正面・爪先・横から形や長さを確認します。
最後に、爪の先端にバリがついていないかもチェックしましょう。
バリがついていたら、エメリーボードでちょこっと擦るようにして落とします。
スポンジファイルを使ってバリを落とすのもおすすめです。
バリが取れたら、ファイリング終了です!
ファイリングのコツ・ポイントを解説
ファイリングをする上で、特に押さえておきたいコツやポイントをご紹介します。
時短しつつ、プロのようにキレイに仕上げるためにも、ぜひチェックしてください♪
左右対称に削るコツ
「手順を守ってファイリングしているのに、なかなか左右対称にならない・・・。」
そんな時は、爪先の白い部分=フリーエッジが左右対称になるかを意識して削りましょう。
人の爪や指の形は、よく見てみると左右対称ではないことがわかります。
そのため、爪の表面を見ながらファイリングしてしまうと、手を俯瞰で見た時のバランスが取れず、左右非対称になってしまうのです。
そこで、爪先の白い部分だけを見るようにして、左右対称になるよう削ってみてください。
削った後は爪を裏から見て、左右対称になっているかチェックするのもおすすめです。
時短するなら爪切り+ファイリング
長い爪を短く整えるなら、爪切りでカットした後にエメリーボードでファイリングしましょう。
本来はエメリーボードで短くすることをおすすめしたいです。
しかし、大幅に短くする時に、エメリーボードで削り続けるのは大変ですし、時間もかかります。
そんな時は、爪切りで少しずつ短くして「少し長いかな?」くらいでファイリングに移りましょう。
大まかに爪切りで短くし、ファイリングで長さや形を最終調整すれば、かなり時短できますよ。
ただし、爪切りで一気に切ろうとすると、爪先がガタガタになってしまうのでNGです!
必ず少しずつ切ってくださいね。