すらっと伸びたロングネイルに憧れのある人は多いです。しかし、自爪を伸ばした状態で保つのは、指の使い方に気をつけたりネイルケアを丁寧に行ったりと、なかなか難しいことです。そんなときに気軽にロングネイルを楽しめるのが「長さ出し」をすることです。
これまで100均で長さ出しをするにはセリアのアイシングジェルを使うか、キャンドゥのポリネイルジェルを使用するかだったのですが、セリアでも長さ出し用のジェルが販売されました。
今回の記事では、セリアのフォームジェルの使い方をご紹介していきます。一般的なポリジェルとの違いなどもお話しているので参考にしてみてくださいね。使用する時のポイントや注意点も解説しています。
後半では、長さ出しをしている時のジェルオフの仕方を合わせて解説しています。この記事を読んでセルフネイルで長さ出しをする際の参考になれば幸いです。
セリアから長さ出し用ジェルが登場
100均のセリアで長さ出し用のジェルが販売されています。「フォームジェル」という名称で、右の写真のような長さ出しチップフォームを使って長さ出しを行います。いわゆるポリジェルのやり方で長さ出しができるジェルなので、初心者の方でも長さ出しがやりやすいアイテムです。
折れてしまった爪の長さ出しなどにちょうど良い量だと思います。内容量が少なめなので何度か失敗することも考えると、両手の長さ出しを全てするとしたら念のため2個買っておくといいかもしれません。
フォームジェルの使い方
フォームジェルの使い方を解説していきます。
●用意するもの
- SHジェルネイル(ライト対応)ベースコート
- SHジェルネイル(ライト対応)ノンワイプトップコート
- SHジェルネイル(ライト対応)長さ出しジェル クリア(フォームジェル)
- ネイル長さ出しチップフォーム
- ジェルブラシ
- 硬化用ライト
- ネイルファイル
- スポンジバッファー
- ワイプ(カットしたキッチンペーパーでOK)
- 消毒用エタノール
●下準備
- エメリーボードで自爪の長さを短めに整えます。
- キューティクルリムーバーを爪の根元に塗布して甘皮をふやかします。
- メタルプッシャーで甘皮を押し上げましょう。
- キューティクルニッパーで甘皮と指先の角質を除去します。
- スポンジバッファーで自爪の表面を軽く擦ってツヤを消します。サンディングと言い、この工程をすることで自爪とベースコートの密着が高まるので持ちが良くなります。
- 消毒用エタノールをワイプに染み込ませて自爪の表面を拭き取り、油分除去を行います。
●フォームジェルの準備
キャップを取ると、ノズルになっています。先をハサミで落とさないとジェルが出てこないのでカットしておきましょう。硬いので切り落とすのに力を入れます。怪我をしないように注意してください。
●ネイル長さ出しチップフォームの準備
自分の爪に合ったサイズのチップフォームを見つけましょう。根元のカーブが合わない場合はネイルファイルで削ってスポンジバッファーでなめらかに整えておきます。
●やり方
- ベースジェルを塗ってライトで硬化します。
- ネイル長さ出しチップフォームの根元側にフォームジェルを適量出します。自分の爪の大きさと出したい長さによって違ってくるので、ちょうどよい量を見極めることが重要です。
- ジェルブラシでジェルを先端の方に広げていきます。厚みが均等になるようにしましょう。
- チップフォームを爪の根元側から合わせて空気が入らないように押し当てていきます。
- チップがズレないように注意しながらライトに当てます。
- チップフォームを取り外します。
- ワイプに消毒用エタノールを染み込ませて未硬化ジェルを拭き取ります。表面だけでなく、先端の裏側も拭き取るようにしましょう。
- ネイルファイルで先端の形と長さ、根元の段差を削ります。削りすぎると強度が落ちるので注意してください。
- スポンジバッファーで表面をなめらかに整えます。
- ノンワイプノップコートで爪全体と、先端の裏側をコーティングしてライトで硬化したら完成です。
ポリジェルとの比較
ポリジェルに似たアイテムですが、Amazonや楽天で販売されているポリジェルとは違っている部分がいくつかありました。使用感やテクスチャーの違いを解説していきます。
まず、チューブから出したジェルのテクスチャーが違います。セリアのジェルの中では最も固いテクスチャー(アイシングジェルより若干固め)ですが、ポリジェルに比べると柔らかいです。そのため、ジェルブラシでチップフォームに広げやすいです。そのぶん、厚みを均等にしたり、バブルが入らないようにしたりするのが難しく、丁寧に細かく作業する必要がありました。
通常、ポリジェルをジェルブラシで触る時は消毒用エタノールを筆につけ、ブラシにポリジェルがくっつかないようにするのですが、フォームジェルは消毒用エタノールを付けなくてもジェルブラシでジェルを広げることができました。もし、ジェルブラシにフォームジェルが付いてしまう時は消毒用エタノールでジェルブラシを湿らせてから触ってみてくださいね!
硬化した後の装着感もポリジェルより柔らかく、自爪によりフィットしている感じを受けました。厚みが均等に仕上がっていないと折れやすいのでチップフォームにジェルを乗せて広げる段階で均等な厚みになるようにしましょう。
硬化熱はかなり強く出ます。LEDライトで1分硬化ですが、ライトに入れっぱなしで硬化するのはかなり熱かったです。3秒~5秒入れて一旦だし、硬化熱が収まってから再度10秒ほど入れてもう1度出し、完全硬化させるといったやり方で硬化させていくのがいいでしょう。
・ぷっくりネイルにも使用できそう!
アイシングジェルよりも固いテクスチャーなので、ぷっくりしたアートに仕上げやすいです。チューブになっているので自爪の上にそのまま出してうねうねネイルなどをすることもできます。ただし、未硬化ジェルが出るのでぷっくりアートにしようした場合は、必ずノンワイプトップコートでコーティングしてくださいね!
・バブルネイルにも使える
クリアジェルに気泡を入れて硬化する流行りのバブルネイルにも使用できるでしょう。ジェルブラシでチップフォームに広げているときに気泡が入りやすかったので、バブルネイルに向いていそうです。パレットなどに少量のフォームジェルを出し、スパチュラでかき混ぜてバブルを入れて爪に乗せて硬化させましょう。硬化熱が出やすいので数秒ライトに当てたら出すというのを繰り返して硬化させてください。
長さ出ししている時のオフの方法
長さ出しをしている時のオフの方法をご紹介します。オフに使用するものは全てセリアで揃えることが可能です。
●用意するもの
- 爪切り
- ネイルファイル(150G~180Gが望ましい)
- ジェルリムーバー
- コットン
- アルミホイル
- メタルプッシャー
- ネイルオイル
●やり方
- 長さ出しした部分を爪切りでカットします。自爪を切らないように裏側を確認しながら切るようにしてください。
- ネイルファイルでジェルの表面を削ります。トップジェル、カラーを塗っている場合はカラージェル、さらにフォームジェルまで削ります。ベースジェルだけが残っているようにしましょう。自爪を削らないように注意してくださいね。
- コットンにジェルリムーバーを染み込ませてアルミホイルで指ごと巻きます。
- 15分ほど時間を置きましょう。
- アルミホイルを外し、メタルプッシャーでジェルをこそぎ落とします。
- 1回で落ちない場合は再度コットンを爪に置いてアルミホイルで包んで時間を置きましょう。
- ジェルが全てオフできたらネイルオイルで爪と皮膚を保湿してオフが完了です。
キャンドウも長さ出しジェルを販売している
100均のキャンドウでも長さ出し用のジェル「ポリネイルジェル」が販売されています。こちらは550円で販売されており、内容量もかなり多いです。セリアのフォームジェルより固く、一般的なポリジェルにかなり近いものになっています。
カラーはクリア、ダスティピンク、クリアベージュの3色展開です。クリアなら長さ出し後にジェルでカラーリングやアートができます。ダスティピンクとクリアベージュは長さ出しの後にアートをせずにナチュラルなロングネイルを楽しみたい方におすすめです。
キャンドウの長さ出し用チップは先端が細く尖ったポイント型や丸めのオーバル型なので、スクエアオフに整えたい方はセリアの長さ出し用チップフォームを使うときれいな形に長さ出しができるでしょう。
セリアのフォームジェルでロングネイルに!
いかがでしたか?今回の記事では、セリアのフォームジェルについて使い方をご紹介していきました。セリアのフォームジェルは、初心者の方でも比較的簡単にネイルの長さ出しができる便利なアイテムです。
長さ出しチップフォームにフォームジェルを出し、ジェルブラシでチップ上にジェルを広げてベースジェルを塗った爪に乗せ、硬化すれば長さ出しが完成します。未硬化ジェルが出るので消毒用エタノールを染み込ませたワイプで拭き取りをしてからネイルファイルとスポンジバッファーで形を整えましょう。その後はトップコートで仕上げてもよし、カラージェルを塗ってアートをしてから仕上げてもよしです。
注意点としては、一般的なポリジェルよりはテクスチャーが柔らかいので気泡が入りやすいので優しくチップ状に塗り広げること、硬化熱が高く出るのでこまめにライトから出して硬化することです。
後半では、長さ出しをしている時のジェルのオフの仕方をご紹介しました。長さ出し部分を爪切りでカットしてからジェルの表面削りをするのがいいですよ!
セリアのフォームジェルでロングネイルに挑戦してみましょう。