一人暮らしを始めたいけれど、初期費用ってどのくらいになるのだろうとお悩みの方は多いのではないでしょうか。今回の記事では、一人暮らしの初期費用の最低はどのくらいになるのかについてお話をしてまいります。もちろん家賃によって違うのですが、参考にはなると思いますので引っ越しを考えている方のお役に立つことができれば幸いです!また、初期費用を抑えるための方法もいくつか紹介するので、できるだけ費用を抑えて一人暮らしを始めたい方はチェックしてみてください。後半では、セルフネイルを始める際の初期費用を解説します。新しいことを始めるときは緊張もすると思いますがぜひ勇気を出して最初の一歩を踏み出してみてください。
一人暮らしを始めるのにかかる最低費用は?
一人暮らしを始める時にかかる初期費用は家賃の4ヶ月~6ヶ月分と言われています。家賃が7万円の部屋に住む場合の初期費用は28万円~42万円で、この場合の最低費用は28万円程度になります。この他に家具や家電などを揃える場合はさらにお金がかかってくるのでプラス1ヶ月分くらいの余裕を持って費用を考えておくと良いでしょう。このように一人暮らしは初期費用がかかりますが、一人暮らしのメリット・デメリットは何でしょうか。
●一人暮らしのメリット・デメリットは?
メリット
・自由に生活できる
・生活力が身につく
・時間やお金の管理能力がつく
・通勤通学が便利になる
・友人や恋人を呼びやすい
朝夜の時間、お風呂の順番待ち、部屋の綺麗さなどを気にせず自由に生活することができます。趣味に没頭することもできますし、多少部屋の中が乱れていても文句を言われることはありません。自分の好きなように自由に生活できるというメリットがあります。自由ながらも洗濯をしたり掃除をしたりと生活力が自然と身についていきます。実家で家事を手伝っているとしても、何かしら家族の手を借りていることがありますが、一人暮らしではすべて自分でやることになります。また、時間やお金を管理する能力も身につきます。朝は自分で起きなくてはならないので逆算して寝る時間を決めたり、家事に必要な時間を考えたりできるようになります。家賃や光熱費、食費などを考えながらお金のやりくりができるようにもなりますよ。部屋の場所の選び方にもよりますが、実家にいるときよりも通勤通学の時間が短くなったり便利になったりすることが多いです。最後に知人を部屋に呼びやすいという魅力があります。実家だと友人側も遠慮してしまって行きにくいということがありますが、一人暮らしなら気兼ねなく遊びに行きやすいです。お金に余裕がない学生の間は自宅で遊べるのは節約にもなるのでメリットと言えますね。
デメリット
・お金がかかる
・生活リズムが乱れやすい
・防犯面に注意する必要がある
・家事の負担がかかる
初期費用からもわかりますが、継続して家賃、光熱費、食費などを負担していかなければならないため、お金がかかります。貯金をしたい場合には毎月いくらかお金を入れとしても実家暮らしのほうが圧倒的にお金をためやすいと言えます。自由に生活できるというメリットの裏返しになりますが、生活リズムが乱れやすいというデメリットがあります。朝方まで起きていたり、昼過ぎまで寝ていたりと昼夜逆転生活になりやすいので注意する必要があるでしょう。また、特に女性の一人暮らしに言えることですが、防犯面に気をつけなくてはなりません。空き巣もそうですが、部屋に一人でいる時間が長くなりますので、オートロック付きや2階以上の部屋にすると防犯面がある程度は安心になります。最後に当たり前のことですが一人暮らしをすると家事の負担はすべて自分で背負うことになります。家事をそつなくこなせるという方は良いですが、苦手な方にとってはかなりきつく感じる可能性があるのが家事の負担です。
初期費用の内訳や相場
初期費用は家賃の4ヶ月~6ヶ月分がかかることがわかりました。それぞれのなんのためのお金なのか、どのくらいかかることが多いのかを解説していきます。地域によって異なりますので主に首都圏の場合としてお話をしていきます。
●初期費用の内訳
- 家賃と共益費
- 敷金
- 礼金
- 火災保険料
- 仲介手数料
- 保険会社利用料
- 鍵交換費用
- 引っ越し費用
- 家具家電の購入費用
・家賃と共益費
入居月と翌月分の家賃と共益費を支払うのが普通です。入居月は月の途中で契約する場合、日割り家賃となります。共益費はオートロック付きだったり、エレベーターがあったりと共用スペースが充実していると高くなります。
・敷金
敷金とは、家賃滞納時の担保や、退去の際の部屋修繕費用のために先に預けておくお金です。家賃の1ヶ月~2ヶ月分が目安です。退去時に原状回復の費用を差し引いて余ったお金は戻ってきます。
・礼金
礼金は、敷金のように返金されることはないお金で、物件の持ち主である大家さんへのお礼として支払うお金です。家賃の1ヶ月分が目安ですが、新築物件の場合などは2ヶ月分のこともあります。
・火災保険料
入居中に火災が発生し、建物などに損害が生じた時に備える保険です。入居時に加入することになっていることが多く、物件が2年契約なら2年分を支払います。2年で2万円ほどのことが多く、更新時には再度払うことになります。
・仲介手数料
不動産会社を介して物件を借りる場合に紹介料として不動産会社に支払う手数料です。家賃の1ヶ月分が目安です。
・保険会社利用料
保証会社を利用する場合、支払うお金です。入居者が家賃を支払えなくなった時に連帯保証人ではなく保証会社が家賃の立て替えをします。初回保証料は家賃と共益費の0.5ヶ月分~1ヶ月分になることが多いです。
・鍵交換費用
前の入居者と同じ鍵を持つことがないように防犯上の観点から鍵を交換するための費用です。鍵の個数や防犯性能の高さによって変わってきますが、1.5万円~2.5万円が目安です。
・引っ越し費用
引っ越し業者への依頼費用、梱包材の用意費用が含まれます。引っ越し業者への依頼費用の注意点としては、引っ越し時期、荷物の量、移動距離で料金が変動する点です。一般的に引っ越しする人が増える3月や4月はその他の時期より費用が高くなる傾向があります。もし、自家用車で荷物を運んだり家族や友人に手伝ってもらったりして搬出搬入を終える場合には引っ越し費用はかかりません。
・家具家電の購入費用
初めて一人暮らしをする場合、生活に必要な家具家電を購入する必要があります。人によって優先度は違いますが、代表的なものは寝具類、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、カーテンなどです。家電を新品で購入するか中古にするかによっても変わりますが、15万程度は最低でもかかると考えておきましょう。
初期費用を抑える方法
一人暮らしの初期費用は意外と高額になることがわかっていただけたでしょうか。ここからは、初期費用を安く抑えるための方法をご紹介していきます。
・家賃の安い物件を選ぶ
・敷金のない物件にする
・礼金のない物件にする
・フリーレントの物件を探す
・家具家電の購入費用を抑える
まずは家賃の安い物件を探すことです。1つ前の項目を読んでいただければわかると思いますが、引っ越し費用の多くは家賃の0.5ヶ月分~2ヶ月分というものになっています。つまり、家賃自体が安ければその分初期費用も安くなるのです。初期費用が家賃の5ヶ月分かかるとして、家賃が5万円なら25万円ですが、家賃7万円なら35万円で10万円も差が出ます。家賃の安い物件を探すことができればかなり初期費用を抑えることができるでしょう。次に敷金礼金のない物件、通称「ゼロゼロ物件」を探すのもおすすめです。敷金がない場合、退去時の原状回復のためのクリーニング代は別途支払うことになるのでその点は注意が必要です。さらにフリーレント物件を探すのも初期費用を抑える手の一つです。フリーレント物件とは、家賃が一定期間無料の物件で、大抵は1ヶ月間無料になることが多いです。ただしフリーレント物件は家賃自体が相場より高めに設定されていたり、短期間で解約した場合の違約金がかかったりすることもあるので注意しましょう。最後に家具家電の購入費用を抑えることです。新品ではなく中古品をフリマアプリやリサイクルショップで購入するといった方法が挙げられます。他にも最初に購入するのを最低限にしておき、徐々に揃えていくというのもいいでしょう。
セルフネイルの初期費用は?
セルフネイルの初期費用は一体どれくらいになるのか気になりますよね。マニキュアとジェルネイルで変わってきますが、マニキュアのほうが硬化用のライトがない分、安く始められます。マニキュアとジェル、ネイルケア用品は100均で販売されているものからプロ向けのものまでピンキリです。ネットで販売されているセルフネイラー向けのネイルケア用品と、プチプラのマニキュア・ジェルネイルを購入して始める場合、マニキュアなら5000円程度、ジェルネイルなら1万円~1.5万円で始めることができるでしょう。ジェルネイルの場合は必要なものが全て揃っている初心者向けスターターキットを購入するのもおすすめです。始める時に購入を忘れがちですが、除光液やジェルリムーバー、コットンなどオフに必要なものもしっかり揃えるようにしてくださいね!ちなみに、必要なネイルケア用品は以下の通りです。
●必要なネイルケア用品
- エメリーボード
- スポンジバッファー
- キューティクルリムーバー
- メタルプッシャー
- キューティクルニッパー
一人暮らしを始めるときは費用に余裕を
いかがでしたか?今回の記事では、一人暮らしの初期費用の最低額についてお話をしてきました。大体引っ越しの初期費用は家賃の4ヶ月~6ヶ月分が必要と言われます。パッと思い浮かぶ家賃・共益費、敷金・礼金、引っ越し費用だけでなく、仲介手数料や鍵交換費用、保証会社利用料なども初期費用としてかかってくるので思っているよりも初期費用は高くなることが多いです。余裕を持って引っ越しに取り掛かるようにしてくださいね。もし初期費用を抑えたいときは、できるだけ家賃自体が低い部屋を選んだり、敷金や礼金がない物件を探したりすることが大切です。また、引っ越しをしてからも家賃、インターネット利用料、光熱費は毎月かかりますのでしっかりお金のやりくりをするようにしてください。後半では、セルフネイルの初期費用についてお話をしてきました。ネイル用品は価格がピンキリですが、セルフネイラー向けのものを選べばマニキュアなら5000円程度、ジェルネイルなら1万~1.5万円で始められます。一人暮らしやセルフネイルを初めてみてはいかがでしょうか。