ジェルネイルで根元をあけるのはなぜ?甘皮ギリギリまで塗るのはNGな理由 | ネイル女子

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セルフでジェルネイルに挑戦すると、ネイルサロンのようにキレイに塗りたくなりますよね。しかし実際は表面がデコボコになってしまったり、厚く塗りすぎたり、反対に薄すぎたりと、なかなかコツは掴みにくいものです。さらにハードルが高いのが、ネイルの根元の塗り方です。爪の根元は緩やかな半円状になっており、これに沿って塗らないと根元がガタガタで、イマイチな仕上がりに。せっかくセルフでジェルネイルをするなら、根元までキレイに均一に塗りたいですよね。実は、根元のギリギリまできっちり塗ろうとするのはNGです。今回の記事では、ジェルネイルを塗る時に根元をあけるべき理由と、キレイに塗るやり方をご紹介します。

ジェルネイルってなんか塗りにくい

ネイリストだけでなく、セルフネイルでも道具さえ揃えれば気軽に楽しめるのがジェルネイルの良いところです。最近は100円ショップでもジェルが売っていますし、ジェルネイルを固める硬化用ライトも意外と安価で買えますよ。

しかし、セルフジェルネイルを初めてみると「意外と塗るのが難しい!」と思うかもしれません。それはジェルネイルがマニキュアよりも粘度の高いもったりとした液だから。マニキュアは基本的にサラッとした液体で、爪にスッと塗り拡げやすいです。しかしジェルネイルの液は独特なもったり感があり、筆についてくるような粘度の高さも相まって、慣れないと塗りにくいのです。

セルフジェルネイルの悩み

ネイルサロンで塗ってもらったのようにキレイに塗るのは難しいですよね。マニキュアのように爪に均一に塗り拡げられれば良いのですが、いざジェルを塗ってみると、以下のようなお悩みが出てくるのではないでしょうか。

  • 表面がデコボコになる
  • 爪先がぷっくりする
  • 根元がガタガタになる
  • 分厚くなる
  • 薄すぎる

特に難しいと感じるのが、「根元がガタガタになる」という点です。ネイルサロンでネイリストに塗ってもらうと、爪の根元に沿ってキレイに仕上げてくれますが、セルフジェルネイルで塗ってみると、根元だけ分厚くなったり、薄くなったり、丸く仕上げたいのにギザギザになってしまったりと、なかなか難易度が高いのです。

さらに、セルフで根元を塗るにあたって、甘皮に付きそうなくらいギリギリを攻めているならちょっと待って!実は
ジェルネイルは根元に少しスキマをあけた方がいい
のです。「根元まで塗れてないと爪が伸びているみたいでかっこ悪いし・・・」と思われるかもしれませんが、実は見た目よりも優先すべき理由があります。

ジェルネイルの根元をあけるべき理由


ジェルネイルの根元は、0.1ミリほどスキマをあけて塗ることが推奨されています。これは根元だけでなく、爪のサイドのキワも同じです。

確かに、根元の甘皮ギリギリまで塗ると、まるで爪からカラーが生えているような仕上がりになって、とてもキレイに見えます。しかし、ジェルネイルで根元をあけないと、以下のような悪影響を及ぼすかもしれません。

  • ジェルネイルアレルギーのリスク
  • 甘皮にジェルがつくと持ちが悪くなる

さらに下記で詳しく見ていきましょう。







ジェルネイルアレルギー防止のために根元をあける

「ジェルネイルアレルギー」という言葉を聞いたことはありませんか?その名の通り、ジェルネイルが原因でアレルギー症状が起きることを指します。あまり身近な言葉ではないかもしれませんが、実はジェルネイルアレルギーは、ネイル好きやセルフジェルネイルをしている人が特になりやすいのです。

ジェルネイルアレルギーは、以下のようなものが原因でなりやすいと言われています。

  • 皮膚にジェルネイルをつける
  • ジェルネイルのダスト(削りカス)を吸う
  • エタノール
  • アセトン
  • UVライトの紫外線

ジェルネイルアレルギーの原因は上記のように様々なものがあり、どれか1つに当てはまる人もいれば、複数が当てはまっている人もいます。そして、ジェルネイルが原因かと思ったら、消毒や拭き取りに使うエタノールや、ジェルのオフに使うアセトン、UVライトから出る紫外線が原因になっていることもあるのです。

アレルギーの症状は、

・かゆみ
・腫れ
・ただれ
・水ぶくれ

などが主です。例えば、皮膚が弱いとスキンケア用品や化粧品が合わず、かゆくなったり、赤みが出てきてしまうという人もいますよね。それと同じように、ジェルやアセトン、エタノールが爪や指、手といった箇所に触れると、成分が許容できずにアレルギー反応が出てきてしまうのです。

一度ジェルネイルアレルギーになってしまうと、原因を特定するは非常に難しいです。それは、ジェルネイルに含まれている膨大な種類の成分をパッチテストするというのは現実的でなく、複数の成分が原因になっていることもあるから。また、アレルギー全般に言えますが、完治が困難なので、症状が出てしまうとジェルネイルをやめざるを得なくなります。

まず、ジェルネイルをつけていて皮膚の調子が悪くなったり、赤みやかゆみなどの異常が起きたら、すぐにジェルネイルを落として、皮膚科を受診しましょう。そして、ジェルネイルをつけてからどのくらいで症状がでてきたか、他にアレルギーはあるかを医師に説明してください。

爪の根元をあけてジェルネイルアレルギーを予防

ジェルネイルアレルギーを予防する方法はいくつかあります。中でも特に重視したい方法が、「皮膚にジェルネイルがつかないように塗る」です。

セルフネイルだと、根元の甘皮周りをはじめ、爪のサイドや指先といった場所にはみ出しやすいですよね。このはみ出しが頻繁だったり、皮膚についたまましばらく拭き取らないでいたりすると、アレルギーを引き起こしやすくなります。特にはみ出しやすいのは根元の甘皮周りです。ギリギリまで塗ろうとするとうっかり付着しやすいですし、ベースジェルやトップジェルといったクリアジェルは皮膚についても見えにくいので、はみ出しに気が付かず硬化することもありえます。

これらを予防するには、根元に0.1ミリほどのスキマをあけて塗るのを徹底しましょう。
0.1ミリは髪の毛1本の太さよりも少し大きい程度をイメージしてください。

根元のギリギリまでキレイに塗りたいという気持ちは大切ですが、それでアレルギーを引き起こし、ジェルネイルが続けられなくなってしまっては元も子もありません。爪も皮膚も正常な状態だからこそ、ジェルネイルを楽しめるのです。自分の爪や皮膚を守るためにも、ジェルネイルの根元は少しあけるというのを徹底してくださいね。

ジェルの持ちをよくするために根元をあける

アレルギー予防はセルフネイルを楽しむ上で最も重視したいポイントですが、根元に少しスキマをあけるメリットは他にもあります。それは「根元から剥がれるのを防いで持ちをよくする」です。

前述の通り、クリアジェルは根元にはみ出しても気が付きにくいです。また、はみ出してしまった時はウッドスティックで拭き取ればOKですが、ジェルの量が多いと、完全に拭き取りきれないこともありますよね。そのままライトで固めてしまうと、甘皮の上にジェルがのった状態で硬化されます。甘皮にのって固まったジェルが、爪の上にのせたときのように定着すれば良いのですが、残念ながらそうはなりません。むしろ、皮膚の伸び縮みや皮脂によって、簡単に剥がれてしまうのです。

甘皮から剥がれてしまうと、爪にのっているジェルの一部が欠けたような状態になります。この欠けたような部分には、わずかなスキマが出来てしまうのです。スキマができてしまうと、そこから空気や水分が入り込んでしまいます。その結果、ジェルネイルが浮いてしまったり、剥がれてしまったりと持ちの悪さにつながるのです。

ジェルネイルは通常3~4週間ほど持つのが平均です。3週間も立たずに根元から剥がれてしまう、持ちが悪いという方は、甘皮にジェルがついたまま固めているのかもしれません。甘皮につけないためには、やはり根元を0.1ミリほどあけて塗ることが大切です。

セルフジェルネイルの根元をキレイに塗る方法

では、セルフジェルネイルで根元をあけつつ、キレイに塗るにはどうしたらいいのでしょうか。以下のポイントを押さえて、キレイに塗れるようになりましょう。

  • 筆やハケに取るジェルの量は多く取らない
  • スタートは爪の中央
  • 塗る順番は爪先→爪の根元
  • 筆やハケを持つ手に力を入れない

ジェルの種類やメーカーによって塗り方が多少異なる部分はありますが、これさえ押さえておけばキレイに塗りやすくなるはずですよ。特に「塗り始めるスタート位置」「塗る順番」「持つ手に力を入れない」の3つは重要です。何度も練習して慣れておきましょう。

・スタートは爪の中央
塗り始め、つまりスタート位置は爪の中央です。ジェルを筆やハケに取ったら、爪の中央に筆先と、ジェルの液溜まりを置くようにしましょう。

・塗る順番は爪先→爪の根元
マニキュアだと爪の根元から爪先へハケを動かしていきますが、ジェルネイルは違う順番で塗っていきましょう。爪の中央に筆先とジェルを置いたら、そのまま爪先まで手を引くように動かして塗ります。その後は爪の中央に戻り、筆先でジェルの液溜まりを根元に向かって押し動かしていきましょう。こうすることで爪の根元に液溜まりが出来にくくなりますし、根元をあけて塗るのも楽になります。

・筆やハケを持つ手に力を入れない
甘皮周りや爪先など、細かい部分を塗る時は手に力が入ってしまいがち。ですが、そこは常に意識して軽く持つようにしましょう。持つ手に力が入ってしまうと、筆先に余計な圧がかかり、せっかく塗ったジェルを削いでしまいます。また、色ムラができる原因にも。特にペンを持つ時の筆圧が強い方は、ジェルネイルの筆やハケも力が入りやすいので注意してくださいね。ちなみに、頭の中で「かるーく」と唱えながら筆を動かすと、意外にも力が入りにくくなりますよ。

まとめ

ジェルネイルの根元をあける理由は以下の通りです。

・ジェルネイルアレルギーを防ぐため
・甘皮に付着して剥がれやすくなるのを防ぐため

また、甘皮につかないようかなり注意して塗った結果、根元に大きなスキマができてしまうケースもあります。これはジェルネイル筆の動かし方や、塗り方、力の入れ方を変えると、改善しやすいのではないでしょうか。

爪の根元ギリギリまで塗れている方が、ネイルはキレイに見えるのも事実です。しかし、プロのネイリストのように技術や知識がある人ほど、0.1ミリほどスキマをあけています。ギリギリまで塗ろうとすればするほど、リスクが高いからです。

根元ギリギリまで塗って甘皮や皮膚に付着し、ジェルネイルアレルギーになってしまったら悲しいですよね。一度アレルギーになってしまうと、ジェルネイル自体がつけられなくなってしまいます。長くネイルを楽しむためにも、セルフジェルネイルは甘皮にジェルをつけないように、髪の毛1本くらいのスキマをあけて塗るようにしましょう。







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