マニキュアが服についてしまったらかなり焦りますよね。
塗っているときに袖についてしまったり、ボトルを倒してしまい服についてしまったり・・・。
うっかりミスですが、意外とあるあるな失敗です。
単に洗濯するだけでは落ちないマニキュアは、どうやったら落とせるのでしょうか?
今回は、マニキュアが服についた時の落とし方や、染み抜きに必要なものを解説します。
マニキュアが服についた!どうすれば落とせる?
マニキュアはうっかりすると服やカーペット、家具などについてしまいがち。
ハケの先が袖や腕周り、裾などについてしまったり、マニキュアのボトルを倒してこぼしてしまったり、子供が遊んで服につけてしまったり・・・
あの瞬間はとてもヒヤッとしますよね。
ですがついてしまったままぼーっとするわけにもいかず、すぐに落とさなくてはなりません。
ではマニキュアが服についた時は、どうすれば落とせるのでしょうか?
服についたマニキュアは除光液で落とす
服について固まったマニキュアは、除光液を使えば落とせる可能性が高いです。
除光液は、マニキュアを使う人ならセットで持っていますよね。
除光液には油性のマニキュアもしっかり溶かせる「アセトン」という成分が入っているので、服などについて固まったマニキュアも落とすことができるのです。
マニキュアの染み抜きに必要なもの
服についたマニキュアは、染み抜きの要領で落としていきます。
以下の道具を用意しましょう。
- アセトン配合の除光液
- 天然ゴムやシリコンの手袋
- キッチンペーパーやいらないタオル
- 使い古しの歯ブラシ
- 食器洗い洗剤などの中性洗剤
除光液はアセトンが入っているものを使いましょう。
アセトン入りでない「ノンアセトンリムーバー」では、マニキュアを溶かす力が弱いです。
また、ジェルオフにも使えるピュアアセトンという商品もおすすめです。
ネイリストのおすすめポイント:プロのネイリストも使っている人が多い、「スペースネイル」のピュアアセトンです。アセトン以外の成分は含まれていないので、落ちにくいラメ入りのマニキュアもしっかり落とすことができます。
ネイリストのおすすめポイント:こちらは500mlと大容量ながらプチプラで購入しやすいピュアアセトンです。アセトン以外の成分は入っていないので、ソフトジェルやアクリルネイルを落とす時にも便利。保湿成分がないので使用の際は要注意です。
また、染み抜き中は手荒れを防ぐために手袋を付けましょう。
ただし、ビニール手袋はアセトンで溶けてしまう可能性があります。
天然ゴムやシリコンで出来た手袋は、アセトンに耐性がありフィット感もあるので使いやすいですよ。
ネイリストのおすすめポイント:天然ゴムで出来ているゴム手袋は、環境にも優しく、敏感肌の人でも使いやすいと人気を集めています。ゴム特有のニオイも少なく、付け外しもしやすいのでゴム手袋をあまり使ったことがない方にもおすすめです。
ネイリストのおすすめポイント:丈夫で耐熱性もあり、食器洗いから洗車まで大活躍するのがシリコン製の手袋です。破れにくいので手袋自体を洗ったり、煮沸消毒したりと清潔に保ちやすく、繰り返し長く使えるのも嬉しいポイントです。
服についたマニキュアの落とし方
1.タグを見て素材や洗濯可をチェック
まずは服のタグを見て、除光液をつけても大丈夫な素材で出来ているか確認しましょう。
服によっては、除光液をつけると色落ちしてしまったり、繊維ごと溶けてしまうかもしれません。
特に「アセテート」という合成繊維で出来た洋服は、アセトンで溶けるということがわかっています。
また、洗濯表示で水洗い不可の物や、クリーニング店に出すことが必須の服は、この記事で紹介する方法では落とせなかったり、服が傷んで着られなくなることもあるので注意が必要です。
実際の変化が気になる方は、マニキュアを落としたい服と同じ素材で出来た布地に、パッチテストの要領で除光液をつけて様子を見ましょう。
2.キッチンペーパーやタオルに除光液を含ませる
キッチンペーパーや使い古しのタオルを使いやすい大きさにカットします。
マニキュアが付いてしまった部分が覆えるくらいの大きさで切りましょう。
カットが終わったら、除光液をひたひたになるくらい含ませます。
少量だとマニキュアが落としにくくなるので、もったいないと思わずたっぷりと使ってくださいね。
ちなみに、除光液を使うときは部屋を換気しながらが鉄則です!
密閉空間で使うと頭が痛くなったり、気分が悪くなってしまいます。
窓やドアを開けっ放しにしたり、換気扇をつけて、除光液の成分が部屋に溜まらないようにしましょう。
3.除光液を染み込ませる
マニキュアがついた箇所に、除光液を含んだペーパーやタオルをのせて、服に除光液を染み込ませます。
マニキュアが服の上で固まっている時は、しっかりと染み込ませるためにも2分くらい待つのがおすすめです。
4.あて布を敷いて歯ブラシで軽く叩く
除光液がついていないキッチンペーパーや使い古しのタオルを、あて布として敷きます。
あて布がセットできたら、使い古しの歯ブラシに除光液を含ませ、軽い力でポンポンと叩きましょう。
この時にゴシゴシこすってしまうと、除光液で溶けたマニキュアが広がったり、繊維の奥まで染み込んでしまうので要注意!
こするのではなく、あて布にマニキュアを移すように叩くことが大切です。
歯ブラシに含ませた除光液が乾かないように、少しずつ除光液を含ませながら落としてくださいね。
5.中性洗剤で手洗いする
除光液を付けた歯ブラシで叩くのを繰り返すと、だんだんとマニキュアが溶けてシミが薄くなってくるはず。
そこで中性洗剤をシミに付けて、軽く揉み洗いしましょう。
マニキュアは油性なので、中性洗剤を使うとさらに落としやすくなります。
キレイに染み抜きが出来なくても、除光液やマニキュアの成分を洗い流すために中性洗剤の揉み洗いはしておきましょう。
6.ぬるま湯ですすいで洗濯機で洗う
もみ洗いが終わったら、ぬるま湯ですすいで水気を絞ります。
最後に洗濯機で洗って干しましょう。
中性洗剤で洗ったまま乾かすと、服が傷みやすくなったり、落としきれないマニキュアがシミになる可能性があります。
服の品質表示タグを確認して、推奨されている洗い方でキレイに洗濯しましょう。
乾かしたあとは、マニキュアが残っていないか、色落ちしていないかなどを確認します。
マニキュアうすめ液でもOK
除光液が残り少なかったり、ノンアセトンリムーバーしか無いときは、マニキュアうすめ液を使ってもOKです。
マニキュア薄め液は、マニキュアと同じ成分の「酢酸ブチル」や「酢酸エチル」が入っています。
服について時間がたったマニキュアも溶かすことができるので、染み抜きしやすい状態になりますよ。
キッチンペーパーや要らなくなったタオルにマニキュアうすめ液を含ませて、コットンパックするように使いましょう。
あとは先程ご紹介したように、歯ブラシを使って染み抜きします。
ただし、マニキュアうすめ液は大容量で販売している商品が少なめです。
使い方によっては除光液よりもコスパが悪くなるので注意しましょう。
まとめ
マニキュアが服について時間がたった時の落とし方は「アセトン入りの除光液+タオル+歯ブラシ」を使って軽く叩く方法がおすすめです。
除光液をつけて服を揉むと、汚れが広がってしまうので要注意。
叩いて染み抜きしたあとは、中性洗剤でしっかり洗い、洗濯機で服をまるごと洗えば完了です。
マニキュアの染み抜きは、服の素材が綿やポリエステルなら落としやすいようです。
天然繊維やアセテートという素材は布地が変色したり、溶けてしまう可能性が高いのでNGということを覚えておきましょう。
また、洗濯機で洗えないおしゃれ着は上記の方法は使えません。クリーニング店などでプロの力を借りるしかなさそうです。
そして衣類の漂白剤を使えば落とせそうなイメージがありますが、固まったマニキュアは溶けないので要注意。
染み抜きしたあとに使うのはOKです!
以上のことから、服についたマニキュアはやはり除光液を使って溶かす方法が有効です。
時間がたてばたつほどマニキュアが落としにくくなるので、ついてしまったらなるべく早めに染み抜きしてくださいね。