アクリルを使ったネイルをご存知でしょうか?アクリルパウダ-とアクリルリキッドを混ぜて、爪の亀裂補修や3Dアート、長さ出しなどに使うものです。独特の刺激臭が特徴で、この鼻を指すような強い臭いが苦手という方も多いです。しかし今やセルフで本格的なネイルをする人が増えています。一昔前は、爪に亀裂が入ってしまった時や3Dアートは、ネイルサロンでするものでした。しかし今ではアクリルパウダー&リキッドは、誰でも気軽に手に入れることができ、100円ショップでも売られている程身近なものになりました。ただ、ネイルサロンでさえアクリルのネイルは臭が気になるのに、自宅で扱うにはあまりに臭いが強いです。そこで今回はアクリルネイルについて、そして3Dアートなどのアクリルネイルを自宅で楽しむための注意点をお伝えします。また、近年足が臭い女性が急増しているといわれています。特にブーツの季節は要注意です。足の臭いというと男性のイメージが強いのですが、実は1日中ブーツを履いた女性の足は、男性より臭いが強いと言われています。特に足の臭がひどくなるのは、家事や仕事に働き盛りの世代です。今回は人知れず足の臭いにお悩みの方のために、足の臭いの原因と解消法についても一緒にご紹介します。
アクリルネイル・リキッドの強い臭いに注意
3Dモチーフを作ったり、爪の亀裂補修(リペアとも言います)を行ったり、スカルプチュアと言われる爪の長さ出しに使うものを総称して「アクリル」と言います。
●アクリルネイルの使い方
アクリルリキッドという液体と、アクリルパウダーを組み合わせることで柔らかい粘土のようなものを作ります。これをミクスチュアといい、このミクスチュアを使って3Dのパーツを作ってみたり、亀裂の入った箇所を覆ってリペアしたりします。
ミクスチュアは時間が経つに連れてどんどん固まっていきます。そのため固まらないうちに、急いで筆を使ってハートやお花、キャラクターなどの形を作ったり、爪の亀裂が入った部分を覆うようにカバーしていきます。自然に固まるので、ジェルネイルのようにライトに入れる必要はありません。
自分にとって作業しやすい硬さのミクスチュアを作ることや、固まる前に手早く形作りをするスピード感が大事なので、それらの感覚を掴むまで練習が必要です。
●アクリルのネイルは臭い!
扱いに慣れるまで練習が必要なアクリルネイルですが、何度も練習するうちにコツがわかってきます。ところがコツを掴むまでに大きな問題があります。それが「臭い」です。
アクリルネイルに必要なリキッドとパウダーですが、「アクリルリキッド」の方は、鼻を突くような刺激臭がとても強い液体です。そのため長時間嗅いでしまうと頭が痛くなったり、気持ち悪くなってしまう人もいます。またアクリルリキッド独特の科学薬品の臭いが苦手で、アクリルネイルはできないという人も居るほどです。
ネイルサロンでは、アクリルの他にもジェルネイルを溶かすアセトンなど、臭いが強いものを使うことも多いので、お店はしっかり換気ができるような作りになっているのが基本です。また、空気清浄機を置いている所がほとんどです。そんなサロン内でも気になるほど、アクリルリキッドの臭いは強烈です。臭いといっても不潔な臭いではなく、あくまで科学薬品の臭いなので、稀に「この臭い嫌いじゃない」という人もいます。ですが基本的にはシンナーに近いような、いかにも身体に悪そうな刺激臭です。
おうちでアクリルネイルを楽しみたいという方は、窓を開けて換気扇を回すなど、必ず十分な換気対策をする必要があります。
アクリルネイルを扱う時の注意点
換気対策をとっているネイルサロンでも、アクリルリキッドを使用するときは臭いが気になります。それを自宅でやるとなるとイメージしている以上に臭います。特に一人暮らしではなく家族と一緒に住んでいる人は注意が必要です。自宅でアクリルネイルを楽しんでいると、ほぼ100%の確立で家族から「臭い!何の臭い!?」とクレームがきた、と言っています。みんな作業は自分の部屋にこもってしているから大丈夫!と思いがちです。でもガスと同じように、人体に悪影響がありそうな異質な臭いは、部屋から少し漏れ出ただけですぐにわかり、家中で大騒ぎになりかねません。一人暮らしでない場合は作業に入る前に、同居人に今から薬品臭のする材料を使うということは伝えておきましょう。
もう一つ注意して欲しいのは、リキッドを衣服や机、カーペットにこぼさないようにすることです。リキッドが付くと変色したり臭いがいつまでも残ったりします。また、作業する時は万が一こぼしても下に滲みることのない「アルミホイル」の上で行うようにしましょう。おすすめはキッチンペーパーや新聞紙の下に、下敷きをする要領でアルミを敷いておくことです。アクリルネイルを扱う時の注意点は、
・必ず換気する
・同居人には臭いのある薬品を使用することを事前に伝える
・衣服やカーペットなどに付けないように気をつける
・ペーパー類の下にはアルミホイルを敷いておく
注意事項を守りながらアクリルパウダーとアクリルリキッドをミックスして、ミクスチュアを作ってみましょう!手始めに、アルミホイルの上でハート型やリボン型のシンプルな3Dパーツを作ってみてはいかがでしょうか。ミクスチュアの扱いに慣れてきたら、ゆくゆくは人気のキャラクターなども作れるようになりますよ♪
足の臭いの原因と対策
ブーツはおしゃれでかわいいファッションアイテム♪冬になるとブーツを履く機会が多くなりますよね。ところが・・・。ブーツを脱いだ途端、鼻を突くような恐ろしい臭いが!?
そんな経験はありませんか?足が臭いなんて、恥ずかしいし、臭いは気になるし、ソワソワしてせっかくの集まりも楽しみ切れません。この臭い、一体どうして発生するのでしょうか?
●足の臭いの原因物質が出る
足はあまりに臭うと洗っても取れないほど強烈です。この臭いの元は、細菌が脂肪やたんぱく質を分解した時に発生する「脂肪酸」原因です。足の臭いはよく納豆臭に例えられますが、実は、納豆の発酵過程でも同じ脂肪酸が生まれます。足の臭いの元と納豆の臭いの元は同じ脂肪酸だったとは、驚きですね。
●足を臭くする要因
足には「細菌、角質、汗」と臭いの元となる三大要因が揃っています。
・皮膚常在菌
皮膚には1兆個の常在菌がいるといわれていますが、中でも常在菌が多いのが足の裏です。常在菌には、腸と同じように善玉菌と悪玉菌があり、通常はそれぞれバランスを保ちながら皮膚の健康を維持しています。しかし何らかの原因で悪玉菌が増えると、イソ吉草酸が大量に作られて臭いを発するようになります。その原因となるのが「角質」と「汗」です。角質は悪玉菌の恰好のエサとなり、汗は悪玉菌が繁殖しやすい環境を作るからです。
・角質
全体重がかかる足の裏は、体の中でも最も角質が厚い部分です。角質が厚いと、その分、垢(剥がれた角質)が大量に出ます。垢はたんぱく質が主成分で、さらに皮脂腺からは皮脂が分泌されるので、これらが悪玉菌の恰好のエサとなり、悪玉菌を増殖させることになります。
・汗
足は脇の下や背中以上に汗をかくポイントです。足の裏には1平方cm当り300もの汗腺が集中しており、1日でコップ1杯、200mlもの汗をかくといわれています。ただし足の裏の汗はエクリン腺から出るものなので、ほとんどが水分であり、汗自体は基本的に無臭です。しかし足は靴や靴下によって通気性が悪くなるため、「高温多湿」状態が保たれ、悪玉菌の繁殖に絶好の環境になってしまいます。特に湿気が溜まる足指の間、股の部分は要注意です。また汗には若干ながらアルカリ性の重炭酸イオンが含まれており、汗が大量になると重炭酸イオンも増えます。そのため通常は弱酸性の皮膚が、悪玉菌が好きな「アルカリ性」に傾き、悪玉菌をさらに増殖させてしまうのです。
足の臭いを改善するには
足の臭いをなくす根本対策は、常在菌に快適な住環境と食べ物を与えないことにあります。つまり汗を抑え、角質を除去して、常在菌を増やさないようにすることが肝心です。
1. 殺菌
まずは次のようにして足を清潔に保つことが第一です。殺菌効果のある石鹸で、足指の間や爪まで丁寧に洗い、洗った後はしっかり乾かします。同じく殺菌効果のあるミョウバンや木酢酸をお湯に溶かし、足湯をするのも効果的です。また一度履いた靴下やストッキングは、洗濯機に入れる前に、殺菌力のある洗剤で一度手洗いをするのがおすすめです。
2. 制汗
制汗剤はスプレー、クリーム、ジェル、パウダータイプと種類も多様です。いずれも足の裏だけでなく、指の間にもしっかり塗布し、靴下や靴を履く場合は、塗布剤をしっかり乾かしてからにすることが大切です。また汗には、ストレスによって起こる精神性発汗があります。汗腺は交感神経によって支配されているため、強いストレスを感じると交感神経が活発化し、汗をかきやすくなるのです。ストレスが多くて足臭があるという方は、ストレスの軽減・解消が制汗に繋がります。
3. 角質ケア
足臭の改善には、厚くなった角質の除去も行うようにしましょう。最近は軽石やピーリングジェルのほか、頑固な角質も取れるというかかと削り器など、様々な角質除去グッズが市販されています。角質を溜めないよう、定期的なケアを心がけてくださいね。
4. 防臭(消臭)
足や靴の消臭剤は殺菌・抗菌効果も備えており、最近はしつこい臭いも強力に阻止できるものが多くなっています。臭いがこもる足指の間には、特に丁寧に塗布しましょう。臭いがひどい時は、重曹を溶かしたお湯で足湯をするのも効果的です。弱アルカリ性の重曹が、臭いの元となる脂肪酸を中和して消臭効果を発揮します。また靴は1日履くと湿気と臭いがかなり溜まります。2足以上をローテーションで毎日履き変えるようにしましょう。休ませる靴は消臭スプレーをし、乾燥剤を入れたり風通しのよい場所で乾かします。また足ムレや臭い対策に、吸汗や消臭機能のある中敷きを入れるのも効果的です。
歳を重ねると足の臭いが強くなる?
若い頃は臭い対策など無縁だったのに、歳を重ねるにつれ体臭や足臭が気になり出したという人は少なくありません。これには体の変化が関係しているようです。
●汗をかきやすくなる
女性は歳を重ねると女性ホルモンの減少により、自律神経のバランスが崩れやすくなります。そのため発汗のコントロールや体温調節がうまくできなくなり、暑くもないのに全身に大量の汗をかいたり、下半身は冷え上半身はのぼせるといったことが起こります。またイライラや不安から精神性の発汗も起こり、そのため足裏の汗も増えて臭いを強くしてしまうのです。
●角質が厚くなる
足の角質は、長年の体重の圧迫や靴の摩擦で厚くなる一方です。さらに歳とともにターンオーバーが遅くなり、剥がれ残った古い角質がどんどん蓄積して厚みを増し、常在菌を増殖させてしまいます。
●ストレスから来る疲労臭
足の臭いは常在菌が起こすだけでなく、ストレスが原因ということもあります。仕事や家事を頑張り過ぎる、ストレスが多い、お酒をよく飲むといった生活の中で、肝臓の機能が低下して起こるもので、疲れた時に出てくるので「疲労臭」と呼ばれています。
・疲労臭とは
疲労臭は、納豆臭とは違って、ツンとくる「アンモニア臭」が特徴です。疲れて肝機能が低下することで肝臓に運ばれたアンモニアがうまく分解できず、そのまま血液中に放出され汗に入り込んでしまいます。結果、汗をかくと皮膚からアンモニア臭が発散され、汗の多い足はより臭うというわけです。現代は男女関係なく同じように働いています。「足が臭いのは男性」というイメージは以前までのもの。働く女性で疲労臭に悩んでいる人は急増しています。
・疲労臭を防ぐには
疲労臭は、外側からの対策だけではなく、次のような内側からケアしていくことが大切です。
1. ストレスの解消・軽減
2. 十分な睡眠
3. 飲酒はほどほどに
4. 便秘の解消
5. 血行を良くする
6. 肝機能を高める成分の摂取
特に注目したいのは「血流改善」と「肝機能を高める成分の摂取」です。
・血行を良くするには
筋肉が少ない女性は冷え性が多く、血流も悪くなりがちです。特に立ちっぱなしや座りっぱなしは脚の血流を悪化させ、アンモニアを含んだ汗が足に溜まりやすくなるのです。仕事中もこまめに立ったり歩いたりを心がけ、脚のマッサージなどで血液やリンパの流れを促進しましょう。血流アップには足湯も効果的で、特にミョウバンやお酢を入れるとお湯が酸性になり、アルカリ性のアンモニアの臭いを中和する効果があります。
・肝機能を高めるおすすめの成分
肝機能を高めるおすすめの成分は、タウリン、オルニチン、クエン酸などです。特にオルニチンは、肝臓がアンモニアを分解する際に不可欠の成分で、シジミや牡蠣、マグロなどの魚介類に多く含まれています。他にも良質なたんぱく質や、ビタミン、ミネラルも不足させないようにしましょう。