10月後半に入り、気温が低くなってきたので肌寒い日が多くなりましたね。秋になるとチェック柄のシャツやスカート、ジャケットがお店に並んでいるのをよく見かけませんか?大人っぽいグレンチェックや上品な印象の千鳥格子、プレッピーなアーガイルなど、チェックの種類は様々です。ファッションで秋の定番デザインのチェック柄はネイルでも人気が高く、毎年進化したチェック柄アートが登場します。今年のキーワードは「ぷっくり」と「ミラー」です。詳しいアートの内容は前半で解説します。さらに、今回の記事では秋のトレンド「チェックネイル」のデザインや、セルフネイルでのチェックネイルのやり方を紹介するので参考にしてみてくださいね。取り入れやすい秋カラーの組み合わせもご紹介しています!大人っぽいカラーでぜひ秋に人気のチェックネイルにチャレンジしてみてください。
秋は定番のチェック柄が可愛い
秋ネイルの定番、チェック柄は今年も人気です。くっきりラインのチェックはもちろん、ラインをぼかしてふわふわな質感に見えるブランケットデザインも可愛いです。しかし、カラーやチェックの使い方次第で子供っぽい印象になりやすい点には気をつけましょう。今回はネイルでよくある定番チェック柄4種類別に大人コーデに合わせるコツやポイントをご紹介します。
●ネイルの定番チェック4種類
・ギンガムチェック
赤やブルーのギンガムチェックが可愛いのですが、やはり子供っぽくなりやすいです。マットコートでツヤのない仕上がりにするか、モカブラウンやラベンダーのような落ち着いたカラーを使うと大人可愛い仕上がりになります。
・タータンチェック
ベースカラーの色次第で可愛い系にもエレガントにもなります。写真のような赤と緑のチェックはシャツやマフラーで定番ですが、ネイルではかなり目立つ組み合わせです。ベースカラーにくすみカラーや乳白色、ライトブラウンを使うと上品な印象になるのでおすすめです。1番細いラインはラメラインにすると華やかです。
・アーガイルチェック
学生服のイメージがあるアーガイルチェックは、全面にデザインするより部分使いがおすすめ。丸フレンチや斜めフレンチにしてアーガイルを描く、縦や横に1列だけ描くといったさりげないデザインが大人コーデにぴったりです。
・ブランケット
こちらはチェック柄というより、ブランケットのような質感に見えるネイルデザインです。描く時はラインをスポンジでぼかしたり、綿棒を使ったりします。ブランケットにする場合はカラーを使いすぎず、同系色でまとめるのがおすすめです。また、片手に1本ずつブランケットアートをして他の指はワンカラーにするといったポイント使いが良いですよ!
●2022年のトレンドは「ぷっくり」&「ミラー」
2022年のチェックはクリアジェルで厚みをだした「ぷっくりチェック」とアクセサリーネイルのような「ミラーチェック」がトレンドです。
・ぷっくりチェック
カラーラインを引いた上に粘度の高いクリアジェルを重ねてぷっくりさせたデザイン。クリアジェルの透け感が軽やかな雰囲気を出してくれます。また、原色でラインを引いても派手すぎない仕上がりになるのでワンポイントにしたい時におすすめです。
・ミラーチェック
ミラーパウダーが付くクリアジェルで格子を描き、パウダーを擦ってメタリックなチェック柄にできます。まっすぐなラインのチェックだけでなく、波打ったラインで作るニュアンスチェックも可愛い仕上がりになります。アクセサリーネイルとの相性も抜群なのでよりスタイリッシュでシックな印象にしたい時はミラーチェックと合わせてみてください。
インスタで見つけたチェックネイルを紹介
インスタグラムではタグ「チェックネイル」で様々なネイルデザインを見ることができます。ここではお洒落でトレンド感あふれるネイルをご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
出典:www.instagram.com(@aaay_nail)
秋カラーが可愛いぷっくりチェックネイル。チェック柄をアートしている指はベースがクリアなので透け感があり、マットなホワイトの全面塗りとバランスが取れていますね!
出典:www.instagram.com(@__ando_tsumenuri_ten__)
こちらもぷっくりしたラインが存在感のあるチェックデザインです。深緑、ライトブラウン、グレーのアースカラーが白のラインに良いアクセントになっています!
出典:www.instagram.com(@_nailsdixsept)
メタリックな輝きがシックなミラーチェックネイル!秋らしいマットな質感に、ツヤのあるシルバーのラインがはいることでクールかつ大人っぽい仕上がりに。
出典:www.instagram.com(@etoile_nuance)
秋冬に人気のツイードとミラーチェックのコラボ!波打つミラーラインによってニュアンスチェック柄になり、お洒落でスタイリッシュな雰囲気です。
出典:www.instagram.com(@sunnydaywalk_nail)
フットネイルでもチェック柄は可愛いです。ふわふわしたブランケットのような質感で秋らしい仕上がり!秋冬もフットネイルをする方におすすめしたいデザインです。
セルフでチェックネイルをするやり方
セルフネイラーさん向けにトレンドのぷっくりを取り入れたチェックネイルと、ミラーパウダーを使ったデザインのやり方をご紹介します。セリアとキャンドゥのジェル、ダイソーのミラーパウダー、ネイルタウンジェルのアイシングジェルを使用しています。
自爪にジェルをつける時は準備も大切です。ジェルが付いている場合はオフします。自爪になったら長さと形を整え、甘皮を整えます。爪の表面をスポンジファイルで軽く擦り、ツヤを消してください。爪の裏側や端にダストが残らないようにしっかりネイルブラシで払ってください。綺麗になったら消毒用エタノールを染み込ませたペーパーで爪の油分と水分を拭き取り、ジェルが取れにくいようにしましょう。
●ぷっくりチェック
- SHジェルネイル(ライト対応)ベースコート 110円
- SHジェルネイル(ライト対応)トップコートノンワイプ 110円
- SHジェルネイル(ライト対応)ミルキーホワイト 110円
- Parkikoi(パルキコイ)カラージェル セピアブラウン 110円
ジェルの硬化時間目安 LED約1分/UV約2分 - ネイルタウンジェル アイシングジェル クリア
- アート用の細筆
- 硬化用ライト
①ベースコートを塗ってライトで硬化します。
②今回はベースカラーを塗らないので、ミルキーホワイトで縦に2本のラインを引き、ライトで硬化してください。2度塗りで、色の濃さが均等になるようにしましょう。幅が狭い平筆を使って線を引く方法と、細筆を使って線を少しずつ太くする方法があります。やりやすい方法でやってみてください。はみ出したり曲がってしまったりした時は、筆を綺麗にしてサッと拭き取ると修正できます。
③横のラインはセピアブラウンで引きます。ライトで硬化し、2度塗りします。横のラインは始まりと終わりの高さが合っていないと2本ひいた時に平行に見えないので注意してください。あらかじめ左右にジェルで点を打っておくのがおすすめです。
④アイシングジェル クリアでセピアブラウンのラインをなぞります。クリアジェルがはみ出ないように気をつけます。また、ぷっくりするためには高さを出す必要がありますが、1度塗りでは難しいので、一旦硬化して2度塗り、3度塗りで高さを出しましょう。
⑤仕上げに爪全体をトップコートノンワイプでコーティングして完成です。
●ミラーチェック
- SHジェルネイル(ライト対応)ベースコート 110円
- SHジェルネイル(ライト対応)トップコートノンワイプ 110円
- SHジェルネイル(ライト対応)マットコートノンワイプ 110円
- SHジェルネイル(ライト対応)シナモンベージュ 110円
ジェルの硬化時間目安 LED約1分/UV約2分 - ネイルタウンジェル アイシングジェル クリア
- ミラーネイルパウダー(シルバーカラー) 110円(ダイソー)
- アイシャドウチップか、シリコン筆
①まずはベースコートを塗って硬化します。
②シナモンベージュを全面塗りして硬化してください。さらに色ムラに注意して2度塗りします。シナモンベージュはしっかり硬化しないと寄れることがあるので2度塗りの後もしっかりライトで硬化します。
③マットコートノンワイプを全面に塗ります。ライトで硬化すると上の写真のようなマットな質感になります。マットコートをかけるのはミラーネイルパウダーがライン部分以外に付いてしまうことを防ぐためです。
④アイシングジェル クリアを細筆に取ってラインを引きます。うねうねをしているラインがミラーチェックでは人気なので太さが違ったり曲がってしまったりいてもそれほど気にしなくて大丈夫です。途中で硬化しても、4本引いてから硬化しても良いのですが、途中で硬化すると重なった部分に厚みが出ます。
⑤アイシャドウチップにミラーネイルパウダーを少量付けて、アイシングジェルのラインに擦って付けていきます。パウダーの量は少なくないと舞い散ってしまい、付けたくないところまでキラキラしてしまいます。今回はアイシャドウチップを使用しましたが、より細かい塗り方をできるシリコン筆の方が塗りやすいです。綺麗にパウダーが付いたら余分なパウダーをネイルブラシで払います。他に部分についてしまったパウダーは、セロテープで軽く抑えると取れます。
⑥トップコートノンワイプで全体をコーティングして硬化すれば完成です。ベースカラーをマットな質感にしておきたい時は、トップコートを細筆に取り、ミラーラインの部分にだけ塗るようにしましょう。
今回はどちらもアイシングジェルを使いましたが、グミジェルや粘土ジェルのような形成して爪に乗せるタイプもおすすめです。形成して使えるジェルは、高さを出すために2度塗りする手間が省け、よりメリハリのある厚みを出せます。粘土ジェルを扱う時は素手よりも指サックをはめたり、シリコン筆を使ったりする方が指の油分が混じらないので良いですよ!
●ブランケットネイル
- SHジェルネイル(ライト対応)ベースコート 110円
- SHジェルネイル(ライト対応)マットコートノンワイプ 110円
- SHジェルネイル(ライト対応)ミルキーホワイト 110円
- SHジェルネイル(ライト対応)ガーリーピンク 110円
- SHジェルネイル(ライト対応)ライナーシルバー 110円
ジェルの硬化時間目安 LED約1分/UV約2分 - ファンデーションスポンジ(小さめにカットする)
- ベースコートを塗ってライトで硬化します。
- ミルキーホワイトを塗ってライトで硬化。
- ミルキーホワイトを2度塗りしてライトで硬化します。
- ファンデーションスポンジにガーリーピンクをつけてポンポンとしながら縦のラインを2本引きます。ライトで硬化しましょう。
- 次にやはりスポンジにガーリーピンクをつけて、横のラインを3本引きましょう。ライトで硬化します。
- ライナーシルバーで縦のラインをガーリーピンクで描いたラインの隙間に描き、ライトで硬化。
- ライナーシルバーで横のラインを描きます。ライトで硬化しましょう。
- 最後にマットコートノンワイプで爪全体をコーティングしてライトで硬化したら完成です。
●斜めチェック
- SHジェルネイル(ライト対応)ベースコート 110円
- SHジェルネイル(ライト対応)トップコートノンワイプ 110円
- SHジェルネイル(ライト対応)マットコートノンワイプ 110円
ジェルの硬化時間目安 LED約1分/UV約2分
- ベースコートを塗ってライトで硬化。
- ヌーディーコーラルを塗ってライトで硬化します。
- ヌーディーコーラルを2度塗りしてライトで硬化しましょう。
- 爪の先端にライナーシルバーで斜めのラインを2本引き、ライトで硬化。
- さらに④で引いたラインと交差するようにラインを2本引いてライトで硬化します。
- トップコートノンワイプで爪全体をコーティングしてライトで硬化したら完成です。
●ギンガムチェック
- SHジェルネイル(ライト対応)ベースコート 110円
- SHジェルネイル(ライト対応)トップコートノンワイプ 110円
- SHジェルネイル(ライト対応)ミルキーホワイト 110円
- SHジェルネイル(ライト対応)ジェリーオレンジ 110円
ジェルの硬化時間目安 LED約1分/UV約2分 - 平筆
- パレット
ここではもともとシアーカラーであるジェリーオレンジを使用していますが、もしシアーカラーを持っていない場合は、クリアジェルを混ぜてシアーからーを作ってみてくださいね。縦のラインと横のラインの重なっている部分のカラーが濃くならないときはその部分だけ3度塗りして濃くするとメリハリがついて可愛いギンガムチェックに仕上がります。少し時間がかかるギンガムチェックですが、カラーの合わせ方次第でオールシーズンできるデザインなのでおすすめですよ!
- ベースコートを塗ってライトで硬化します。
- ミルキーホワイトを塗ってライトで硬化します。ミルキーホワイトは色ムラになりやすいカラーなので注意しましょう。
- ミルキーホワイトを2度塗りしてライトで硬化してください。
- ジェリーオレンジをパレットに出し、平筆に取って太めの縦ラインを2本引きます。ライトで硬化します。しっかり太さが同じになるようにしましょう。ミルキーホワイトの未硬化ジェルを拭き取ってから、細く切ったマスキングテープを貼って塗るのもおすすめです。
- 平筆にジェリーオレンジを取って横に3本のラインを引きましょう。間隔と太さが同じになるようにしてください。ライトで硬化。
- 最後にトップコートノンワイプで爪全体をコーティングしてライトで硬化したら完成です。
シールを使って簡単チェック柄
チェック柄をする時に難しいのは縦の先をまっすぐに書くことです。少しずつバランスを見ながら線の伸ばしていく方法や、マスキングテープを貼って塗ると直線が引きやすいです。もしくはラインテープを使うのというやり方もあります。ハサミでカットして貼るだけでまっすぐなラインを作ることができます。
キャンドゥで販売されているこちらのネイルシールがおすすめ。
ウォーターシールタイプで、厚みが薄いためクリアジェルで埋め込む作業が楽ちんです。細めと太めの2種類があるのでチェック柄にも使いやすいです。シールの太いラインをメインにしてラメラインをプラスしたり、太いラインを自分でひいて細い方のシールを合わせたり様々な使い方ができます。
大人カラーの組み合わせは?
秋におすすめの大人カラーの組み合わせをご紹介します。ぜひネイルで取り入れてみてくださいね!
・ボルドー×ブラウン
秋に人気のボルドーとブラウンの組み合わせは落ち着いた女性の雰囲気を出してくれる定番の組み合わせです。ブラウンがシアーカラーだと透明感が出てしつこくなりすぎません。グレージュとの相性もいいので1本ずつアクセントにボルドーとブラウンを取り入れてみるのもおすすめですよ。
・ネイビー×アイボリー
ネイビーカラーとアイボリーはシックな雰囲気になる秋カラーです。アイボリーにネイビーのフレンチにしたり、ネイビーを主体にアイボリーでタイダイ柄にしたり、様々なデザインができます。ゴールドのラメもシルバーのラメも似合うのがこのカラーの組み合わせのポイントです。チェック柄にも使いやすいカラーです!
・カーキ×ダークグレイ
クールな雰囲気にしたいならカーキとダークグレイの組み合わせがおすすめです。秋に人気のアニマル柄との相性もよく、レオパードやパイソン柄にうってつけですよ!スタッズなどをワンポイントに入れたり、ミラーラインをさり気なく取り入れたりすると華やかになります。
・マスタードイエロー×くすみオレンジ
カジュアルで秋らしいカラーリングはマスタードイエローとくすみオレンジの組み合わせです。ニュアンスネイルでもミラーネイルでも合わせやすいカラーです。チェック柄にももちろん可愛いので大人カジュアルがお好みという方に特にやっていただきたいカラーと言えます。
・くすみシアーレッド×ピンクベージュ
レディなカラーの組み合わせならくすみシアーレッドとピンクベージュです。シアーレッドはワンカラーでも派手になりすぎず血色感をプラスできます。また、人気のチークネイルもやりやすいカラーです。パールやVカットストーンを合わせると上品な華やかさのあるネイルに仕上がります。
秋はチェックネイルでコーデのアクセントに
いかがでしたか?今回はトレンドのチェックネイルについてお話してきました。チェックは柄の種類によって雰囲気が変わるのでいろいろな柄にチャレンジしてみてくださいね!特にシックなミラーチェックや、軽やかなぷっくりチェックは、秋の大人ネイルにぴったりなのでおすすめです。チェックネイルのポイントは以下の3つです。
・ラメラインやミラーラインを入れる
・カラーは2、3色にするとまとまりがあって落ち着いた仕上がりに
・ブラウンやグレージュ、カーキなどのくすみカラー
チェックはピンク系だとガーリー、ネイビーなどプルー系はプレッピーな雰囲気に仕上がります。秋の大人ネイルにはブラウンやカーキなどの落ち着いたカラーをメインにするとエレガントな指先になりますよ。秋は短いのでネイルも秋らしくチェンジしてお洒落やお出掛けを楽しみましょう!