年齢を重ねると意外と多くなるのが「足の爪トラブル」です。
デコボコしていたり、巻き爪が痛かったりして、これじゃサンダルを履いて足元を出すのは恥ずかしい・・・。
この記事では、そんな足の爪トラブルの原因と、実際に足の爪を綺麗にする方法として、セルフでの切り方とネイルサロンでのフットケアについて解説します!
この夏は自信を持って出せる素足を手に入れましょう!
人前で出せない・・意外と多い足の爪トラブルとは?
若い頃は気にならなかったのに、いつの間にか足の爪にダメージが・・・
足の爪トラブルが気になって、素足を人前に出すのが恥ずかしいという人は意外と多いです。
まずは、主な足の爪トラブルと、その原因を見ていきましょう。
巻き爪が痛い
爪が内巻きにぐっと曲がりながら生えている「巻き爪」は、足の爪トラブルの代表例です。
巻き爪に悩まされている方は、年齢・性別問わず多いのではないでしょうか?
巻き爪になる原因は「靴先が尖っていて爪に圧がかかっている」や「爪先を踏み込まない歩き方」「元々の爪の生え方」など様々ですが、なんと日頃の爪の切り方が悪いだけでも巻き爪になりやすいのです。
なんとなく切っていた足の爪のせいで、巻き爪になっているなんて困りますよね。
爪の臭いが気になる
足の爪は古い角質や垢、ホコリや靴下の繊維などのゴミや雑菌が溜まりやすくなっています。
そして靴や靴下を履いているせいで、蒸れやすく雑菌も繁殖が活発に・・・。
これが嫌な臭いを出す原因となるのです。
毎日お風呂で綺麗に足を洗っていても、足の爪先の中まで洗う人は少ないですよね。
さらに足の爪は手の爪より伸びる速度が遅いので、切る頻度も少なめ。
少し長いだけでも爪先に爪垢が溜まりやすくなるので、丁寧にケアをする必要があります。
爪や角質でタイツやストッキングがひっかかる
うっかり足の爪を家具やドアなどにぶつけてしまうと、爪先から割れて一部が尖ることがあります。
また、足の爪もケアをしないとささくれができたり、甘皮周りの角質が固くなってしまいます。
尖った爪先や固い角質は、タイツやストッキングをひっかけて電線させてしまう原因に。
特にストッキングは薄手なので、そーっと履いたつもりでも、足の爪に引っかかると簡単に破れてしまうので注意が必要です。
爪がデコボコしている
足の爪は横線が入ったようにデコボコしているという人も意外と多めです。
こちらも様々な原因があり、足の爪が伸びているせいで靴の中で爪先に負担がかかっていたり、スポーツによる足先への負荷、足の爪や指の乾燥なども考えられます。
見た目が悪くなって素足を人前で出しづらいだけでなく、マニキュアやジェルネイルを塗ってもデコボコがカバーしきれず目立ってしまうこともあります。
足の爪を綺麗にするセルフケア方法
足の爪トラブルやお悩みを解消するには、正しい爪の切り方や整え方だけでなく、甘皮ケアや保湿ケアなども大切。
ここではネイルサロンでも行われている、基本的な足のネイルケアのやり方を解説します!
足のネイルケアに必要なもの
足のネイルケアに必要なものは以下の通りです。
- エメリーボード
- スポンジファイル
- メタルプッシャー
- キューティクルリムーバー
- 消毒用エタノール
- ネイルワイプ(キッチンペーパーでも可)
- ネイルオイル
上記の他に、足の爪が長く伸びていたら「爪切り」を用意しましょう。
そして甘皮部分がガチガチに固くなっていたり、ささくれ・小爪がある方は「キューティクルニッパー」があると便利です!
これらの道具はドラッグストアやバラエティショップはもちろん、100円ショップでも売られているのでぜひ探してみてください♪
使いやすさを重視するなら、ネットショップなどでネイリストが使用している道具を購入するのもおすすめです!
足の爪を綺麗にする方法・やり方を解説!
ネイルケアをするタイミングは、爪や皮膚が柔らかくなっているお風呂上がりがおすすめです
足の爪は手の爪よりも硬いので、ふやけた状態のほうがケアしやすくなります。
足を清潔にしてからフットのネイルケアを始めましょう!
1.爪の長さと形を整える
まずは足の爪の長さと形を整えます。
爪が伸びている時は爪切りで長さだけ調整しておくと楽ですよ。
足の爪は長く伸びていると靴の中で爪先が当たってしまい、デコボコになったり巻き爪になりやすいです。
長さは足の指先より1~2ミリ短いくらいがおすすめなので、ある程度爪切りで切ってからエメリーボードで少しずつ削って調整しましょう。
そして足の爪の形は「ラウンドスクエア」がおすすめです。
爪の先端は直線ではなく少しだけ丸みを帯びるように削って、爪の角は丸角になるよう削ります。
角がなくなってしまうと陥入爪になりやすかったり、巻き爪が酷くなることもあるので注意してくださいね。
エメリーボードで削った後、爪先にバリが残っていたらスポンジバッファーでバリを削り落とします。
そのまま爪の先端をスポンジバッファーで撫でるようにやすれば、先端の断面がなめらかになります。
10本全ての爪の長さや形が整ったら次に進みましょう!
2.キューティクルリムーバーを塗る
削りカスをブラシやネイルワイプで落として、10本全ての爪の甘皮にキューティクルリムーバーを塗ります。
キューティクルリムーバーは角質軟化剤といって甘皮を柔らかくする溶剤です。
使う量は爪一本あたり米粒1~2粒大くらいでOK!
爪の両サイドと甘皮をなぞるように塗りましょう。
塗り終えたら1分ほど待って、キューティクルリムーバーをなじませます。
3.メタルプッシャーで甘皮を押し上げ、ルースキューティクルを取り除く
キューティクルリムーバーが馴染んだら、メタルプッシャーを使って甘皮を優しく、丁寧に押し上げます。
力を入れずに、放射状にプッシャーの先を動かしていきましょう。
ただし、甘皮処理をほとんどしたことがない足爪だと、一度で甘皮が押し上げられないことも。
そんな時は足湯などをして甘皮をしっかりふやかして、もう一度2の工程から始めましょう。
一度で押し上げるために力を入れてしまうと、甘皮が切れて怪我をしてしまうかもしれないので気をつけてくださいね。
甘皮をプッシャーで押し上げていると、白いカスのようなものが出てきます。
これはルースキューティクルといい、爪の根元や甘皮周辺の古くなった角質です。
ルースキューティクルを取り除くことで爪が乾燥しにくくなったり、健康な爪が生えやすくなるので、プッシャーで掻き出すように除去していきましょう。
4.固い甘皮・ささくれ・小爪はキューティクルニッパーでカットする
伸びて固くなってしまった甘皮や、ささくれ、小爪がある時はキューティクルニッパーを使ってカットしましょう。
特に気にならない状態なら、無理にキューティクルニッパーを使う必要はありません。
キューティクルニッパーはささくれカットなどで非常に便利ですが、正しい知識を持って使わないと危険です。
甘皮や小爪を根元ギリギリでカットしてしまうと、炎症を起こしたり、傷になって雑菌が入ってしまうことがあります。
甘皮やささくれ、小爪が飛び出していてどうしても邪魔!というころだけをカットしましょう。
5.消毒用エタノールで爪を拭き取る
ネイルワイプに消毒用エタノールを含ませて、爪の表面、甘皮、サイド、爪先までしっかり拭き取ります。
特に甘皮の縁はルースキューティクルが残りやすいので、軽い力で細かく拭き取ってくださいね。
6.ネイルオイルを塗って保湿すれば完了!
消毒用エタノールで綺麗に拭き取ったら、ネイルオイルを甘皮や爪表面に塗って、指でなじませます。
ネイルオイルはその名の通り爪のためのオイル状保湿剤です。
爪は乾燥していると割れやすくなりますし、血色も悪くなります。
ネイルオイルは爪周りへの保湿成分が浸透しやすく作られているので、綺麗な爪を保ちやすくなるのです。
ネイルオイルをつけた後、足の指をマッサージするように塗り込むと、保湿効果だけでなく血行促進にもなりますよ♪
足全体が乾燥でカサカサしている時は、ネイルオイルを塗った後にボディクリームを使って足全体を保湿しましょう!
以上が基本的な足の爪ケア=フットネイルケアです。
フットネイルケアをする頻度は足の爪の伸び具合にもよりますが、1ヶ月に1度くらいがおすすめです。
はじめの頃はガチガチに固く、ケアに時間のかかった甘皮の処理も、定期的なケアを続けることで柔らかくなりケアもスムーズになりますよ!
足の爪の嫌な臭いも徹底対策しよう!
足の爪を綺麗にしたい方は、臭い対策も忘れずに行いましょう!
どんなに綺麗な足でも、独特な嫌な臭いがあったらやはり悩んでしまいますよね。
毎日お風呂に入って綺麗に洗っているのに、どうして足は臭くなりやすいのでしょうか?
大人は爪垢が嫌な臭いの原因になる
足の臭いには色々なパターンがあります。
例えば子供の場合、ツンとした酸っぱい臭いがすることがありますが、これは足裏でかいた汗が靴や靴下で擦れて蒸れていることが原因です。
一方大人の足の嫌な臭いは、チーズや納豆のような発酵した臭いに近く、不快度も高め・・・。
これは足の汗が臭いのではなく、爪垢の臭いである可能性が高いです。
爪に垢や古い角質、繊維が溜まって雑菌が繁殖した結果、発酵物のような臭いになってしまうのです。
ちなみに爪垢だけでなく、かかとや足裏に溜まった古い角質も雑菌が増殖しやすく、嫌な臭いの元となります。
かかとやすりやスクラブで皮膚の角質は除去できますが、爪垢は足を綺麗に洗っているだけでは取り除けないので要注意です!
足の爪垢を綺麗に除去する方法
足の爪垢は「爪垢取り」や「ウッドスティック」を用意してしっかり除去しましょう!
このように、ステンレス製の爪垢取り用の道具がネットショップなどに売られています。
小さな耳かきのような形をしており、使った後は洗えるのでとても衛生的。
使い方も簡単で、爪がふやけているお風呂上がりなどのタイミングがおすすめです。
足の爪が見えやすい状態で座り、爪先と皮膚の間にそっと沿わせて、力を入れずに爪垢を取り除きましょう。
深く差し込んでしまうと爪が剥離してしまうので、爪先がしっかり見える状態で、ゆっくりと行ってください。
セルフネイルをしている方なら、ウッドスティックも爪垢取りの代わりになります!
まずはウッドスティックの先端の形を整えましょう。
ネイルファイルを使って、スパチュラのような形になるよう、薄く平らに削ってください。
削った跡がザラザラで粗かったり、バリが付いている時はスポンジファイルでなめらかに整えます。
あとは爪垢取りと同じように爪先と皮膚の間に沿わせて、優しく爪垢を取るだけです!
使った後はネイルファイルで先端を削り、消毒用エタノールを吹きかければ衛生的に保てます。
このように丁寧に爪垢の除去をすることで、嫌な足の臭いも防げます!
セルフだと難しい・・そんな時はネイルサロンでフットケア!
ここまででセルフで足の爪を綺麗にする方法をご紹介してきました。
しかし、セルフだとしっかり出来ているのかわからなかったり、年齢とともに足を曲げづらくなったりして、十分にケアできないこともあります。
また足の爪ケアだけでなく、かかとや足裏に角質が溜まっていて、自分ではどうしたらいいのかわからないとお困りの方もいるのでは?
そんな時こそ、ネイルサロンに頼りましょう!
ネイルサロンでは「フットネイルケア」や「フット角質ケア」などのメニューを取り扱っています。
フットバスを使って足浴をしながら、スクラブやピーリング剤を使って古い角質を取り除いたり、キレイなラウンドスクエアの形に整えてくれたりと、細かいところもしっかりケアしてくれるのです。
また、セルフだと難易度の高い足爪の甘皮ケアもネイルサロンなら安心!
放置していた固い甘皮もしっかりケアすれば、だんだんとセルフでもケアしやすい状態になりますよ。
何より、プロの施術によるフットケアは足がスッキリ綺麗な状態になるので、定期的に通っているお客さんもたくさんいます。
爪の困りごとも含めて、ネイリストに気軽に相談してみてください!
まとめ:足の爪を綺麗にして夏でも自信が持てる足元に
誰でも素足を人に見られるのは気恥ずかしいものです。
ネイルサロンに来るお客さんの中には、「ネイリストに綺麗じゃない足の爪を見せるのは恥ずかしい・・・」とフットネイルケアを受けるのをためらってしまう人がいます。
ですが、筆者としては悩んでいてどうすればいいのかわからない時こそ、勇気を持って一度フットネイルケアを受けてみてほしいというのが本心です。
筆者もそうですが、ネイリストの中には爪にコンプレックスを持っている人がたくさんいるのはご存知でしょうか?
お客さんの気持ちも十分わかるからこそ、ケアをして足や爪を綺麗にし、コンプレックスや落ち込む気持ちの解消に繋がれば・・・と思っています!
足の爪を綺麗にするには日頃のケアが大切。
ケアをして短く綺麗に整えることで、足爪のトラブルも回避できます。
これを機に徹底ケアして、夏でも自信が持てる足や足爪を手に入れましょう♪