自分好みのデザインやカラーでジェルネイルをつけると、なんだか嬉しくてテンションが上りますよね。筆者は、お気に入りのネイルをつけた後は「長持ちしてほしいから爪が伸びなければいいのに・・・」なんて思ってしまいます。しかしジェルネイルには適切な付け替え期間があります。どんなに気に入っていても、つけっぱなしはNGです。今回の記事では、ジェルネイルのつけっぱなしがダメな理由をご紹介してまいります。また適切な付け替え期間や、オフはネイルサロンがおすすめな理由も合わせてご紹介します。そして敏感肌とは、肌の表面のバリア機能が低下しているため、ちょっとした刺激にも敏感に反応し、炎症を起こしてしまう肌質のことです。敏感肌を引き起こす要因は様々で、今は肌にトラブルのない人でも、のちのち敏感肌に変わってしまう可能性は大いにあります。例えば、体調や環境の変化によって一時的な敏感肌になるという場合も少なくありません。これにはホルモンバランスの変化、季節の変わり目、ストレスなどによって肌の乾燥がひどくなったり、肌のターンオーバーが乱れることが原因としてあげられます。今回は一時的に敏感肌になってしまったときの対処方法と、アレルギーの関係、そして慢性的な敏感肌のケア方法についても合わせてご紹介します。
ジェルネイルのつけっぱなしがダメなのはなぜ?
ジェルネイルの液は爪に塗ってライトで固めると、ベーシックなら3~4週間ほど持つようにできています。ツヤツヤで発色の良いジェルが、1ヶ月近く持つのは嬉しいですよね。そしてマニキュアよりも長持ちで、爪がしっかりコーティングされて丈夫になるので、おしゃれ目的ではなく、自爪の補強につけている人も多いです。しかし忙しい現代社会では、そろそろ付け替え時期だけどなかなかネイルサロンに行けないという方や、セルフネイルも時間がなくてできないという方が多いです。また、ちょっと面倒だから・・・と、付け替えを先延ばしにしちゃう人もいるのではないでしょうか。しかし、ジェルネイルをつけっぱなしにするのはネイリストとしておすすめできません。それはつけっぱなしにすることで、自爪に悪影響を及ぼす可能性が高まるからです。
ジェルネイルをつけっぱなしにすると自爪にダメージが!
ジェルネイルはおしゃれを楽しむため、そして自爪補強のためにつけている人が多いです。しかし適切な期間で付け替えずつけっぱなしにすると、自爪が割れたり、欠けたりして、薄く弱い爪になることがあります。その理由は、ジェルネイルの耐久性にあります。
●ジェルネイルとは
ジェルネイルは合成樹脂という、簡単に言えばプラスチックの仲間のような素材でできています。またハンドメイドアクセサリーが好きな方は、レジンという素材をご存知の方も多いのではないでしょうか。紫外線で固まるという点では、レジンもジェルネイルも非常に似たものと言えます。
※ちなみに、レジンをジェルネイルの代わりに使うのは絶対にやめましょう。レジンは雑貨や工業品に使われるもので、ジェルネイルは人の爪に使うことを前提とした化粧品です。それぞれ用途が違うので、構成成分も異なります。レジンは人体に使うのを前提としていないため、化粧品には使えない成分も含まれています。誤ってレジンを爪に乗せたり、皮膚につけてしまうと、肌トラブルやアレルギーを引き起こす可能性があるので、爪に使わないのはもちろんのこと、レジンでアクセサリーを作る時も、注意深く取り扱ってくださいね。
●ジェルネイルの耐久性
現在ジェルネイルで主流の「ソフトジェル」は、主に合成樹脂でできていて、軽いつけ心地と溶剤で簡単にオフできるのが特徴です。この「つけやすい」「オフしやすい」という使いやすさのおかけで、気軽にネイルが楽しめるのですが、ジェルネイルはプラスチックやレジン製品のように、耐久性が高くありません。
私達は日々の生活において、爪先や指先を使うことはたくさんあります。ちょっとした物をつまむ動作も爪を使っていますし、ボタンやタッチパネルを押すときも爪が物に触れています。また、お風呂や水仕事などで、爪が長時間水に触れることも多々あります。ジェルはある程度の衝撃や水分に耐えられるようにできていますが、日常生活で少しずつすり減っていくので、耐久性がだんだんと低くなります。するとジェルだけでは衝撃に耐えられず、その下にある爪にもダメージが加わるのです。一見ジェルが無事で、普段通り爪にしっかりついているように見えても、実はジェルが浮いていて、浮いている部分から爪が割れることもあるのです。このように、便利で丈夫なジェルネイルですが、つけっぱなしにすると自爪が傷む原因となります。
グリーンネイル(緑膿菌感染)に気をつけて!
付け替えせずつけっぱなしにしているジェルネイルは、日常生活で衝撃を受け続けるうちに、爪とジェルネイルの間にスキマができやすいです。そのスキマのせいで、ジェルが爪先や根本から欠けたり、剥がれてしまうのですが、それだけでなく、自爪が「グリーンネイル」になる可能性もあります。
●グリーンネイルとは
グリーンネイルとは、その名の通り爪が緑色に変色する症状を指し、緑膿菌感染とも言います。変色してしまうなんて、なんだか恐ろしい病気のように思えますが、そもそも緑膿菌は人体にとってたくさんある常在菌のうちの1つであり、通常は体になんの悪影響も及ぼしません。しかし体調不良などで常在菌のバランス崩れてしまうと、緑膿菌が通常よりも増えることがあります。緑膿菌が得に増えるのは、風通しが悪く湿気が溜まりやすい所です。ジェルネイルと爪のスキマは、普段の生活で水分が溜まりやすいので、まさに緑膿菌が増える絶好の場所なのです。緑膿菌が増えると、爪は緑色に変色します。痛みやかゆみなどは怒らないので、爪にジェルがついていると、グリーンネイルになったことに気が付きにくいのです。グリーンネイルに気が付かず放置していると、変色部分がさらに広がってしまうこともあります。
もしグリーンネイルになったら、皮膚科など、グリーンネイルの治療ができる病院を受診する必要があります。また爪を清潔に保つため、最低でも2週間程度は自爪で生活しなくてはなりません。せっかく爪のおしゃれを楽しんでいたのに、ジェルネイルどころかマニキュアも塗れなくなってしまうので、やはりジェルネイルのつけっぱなしはリスクが高いと言えます。
ジェルネイルの付け替え期間を守ろう
自爪の健康を保つためにも、ジェルネイルはつけっぱなしにせず、適切な期間で付け替えましょう。前述の通り、ソフトジェルなら3~4週間目に付け替えるのがベストです。またシェラックやパラポリッシュなど、よりつけ心地の軽いジェルポリッシュは、2週間ほど持つとされています。その分オフもスムーズなので、短期間で気軽に楽しみたい方におすすめです。
そして、忙しくて付け替え期間が守れないという方は、ジェルを全てオフして、しばらくの間自爪やマニキュアで過ごすのがおすすめです。オフだけならセルフでもできそう!とトライする方もいますが、慣れていない人がいきなりセルフでオフしようとすると、ジェルがうまく取れなかったり、自爪が傷む原因になりやすいです。セルフでオフする場合は、正しいやり方を知り、丁寧に行うようにして下さい。ただ、大きめなパーツや厚めのジェルをつけている人は、セルフオフは大変なのでおすすめしません。ネイルサロンに行ってオフしてもらいましょう。
ジェルネイルを自分でオフしよう
ジェルネイルの付け替え期間を守ることが、爪にとって大切だということはわかりました。でも忙しく毎日を過ごしていると、3週間なんてあっという間に経ってしまいますよね。気が付けば爪は伸びていてネイルも艶がなく、くすんでいます。そろそろ付け替えのタイミングが迫ってきているサインですね。もう3週間過ぎているし1週間以内には付け替えたいです。しかし自分にとって都合の良いタイミングにネイルサロンの予約が取れるとは限りません。もし次の予約がだいぶ先になりそうなら、ジェルネイルは自分でオフするのがおすすめです。ここでは、セルフで行う正しいオフのやり方についてお伝えします。
●ジェルのオフに必要な道具
- アセトン
- ファイル(セルフは150Gがおすすめ)
- メタルプッシャー
- アルミホイル
- コットン
- キッチンペーパー
●事前準備
・アルミホイルを10cm×8cmほどのサイズにカットする。指10本分+破けてしまった時の予備を含めて12枚~15枚ほど用意する。
・コットンを爪が隠れるくらいの大きさにカットする。最低10カットは必要。
・ジェルの削りカスがたくさん出るので、床やテーブルに新聞紙やキッチンペーパーをひいておく。
●セルフオフのやり方
①ファイルを使ってジェルネイルをできるだけ削る。
自爪が見えるくらいまで削るのが理想ですが、利き手じゃない方でそこまで削るのはとても大変です。ファイリングに慣れるまでは、最低限トップジェルは全て削り取るように頑張りましょう!ネイルのどこかに艶が残っていたらそれはトップジェルなので、削り取るようにします。最初のファイリングの段階で、ジェルをたくさん削ることができるか、できないか。この差がプロとセルフの違いといっても過言ではありません。削りがしっかとできていればアセトンの浸透が早く、短時間でスッキリとオフすることが可能になるのです。
ファイルのグリット数(目の粗さ)で「150G」がおすすめなのは、セルフではちょうど良いからです。プロはもっと目の粗い100Gや80Gを使いますが、かなり削れるのでセルフの使用は危険です。反対に180Gのファイルでは削りが甘くなります。両方の間に当たる150Gは、危険がなく程度に削ることができるファイルなのです。
②カットしておいたコットンにアセトンを含ませる。
コットンにアセトンを含ませる時は、アセトンがテーブルや他のところに付着しないように、アルミの上で行いましょう。
③②を爪に乗せてカットしておいたアルミホイルを巻き固定&密閉する。10分~15分ほど放置。
アルミの代わりに使えるキャップや、すでにコットンとアルミがセットになっているもの、個包装の中にアセトン&コットンが入っていれ袋を破って指を入れるだけでOKな、これらのアイテムを使うのもおすすめです。最近は、このような「アセトンを含ませたコットンを爪に乗せてアルミで巻く」という工程を、セルフでも簡単にできるような便利グッズがたくさん発売されています。上手に利用しましょう!
④アルミを開き、溶けて浮いているジェルをメタルプッシャーで除去する。
柔らかくなったジェルはひっかくだけでポロポロと簡単に除去できます。また爪にくっついているジェルがあれば、軽くファイルで削り、もう一度アセトンを巻いていきます。これを何度も繰り返しましょう!
セルフでのオフの場合、ここで無理やり残ったジェルを剥がし取ってしまう人が多いのです。むりやり剥がしたジェルには、爪表面の組織も一緒にくっついたまま剥がれてしまうので妻が薄くなったり、二枚爪の原因になったりします。
⑤ジェルが綺麗に取れたら、すぐに手を洗う。爪やキューティクル周りにはアセトンが残っています。直ちに洗い流しましょう。
⑥ネイルオイルやクリームで、爪~手を保湿して、終了。オフしたての爪はアセトンによって過度に乾燥し、ダメージを受けやすくなっています。しっかりと保湿し、爪を保護してあげましょう!
セルフでオフを行う場合のポイントは、
- 可能な限り、最初にジェルを削っておく。
- ジェルが溶けるまで、しっかりと時間を置く。
- ジェルは一回で全て取ろうとせず、何度もアセトンを巻き直す。
- オフ後は必ず手を洗い、しっかりと保湿する。
つけ替え期間を過ぎてしまったジェルネイルは、これらのことを意識して、丁寧に自分でオフしておきましょう。また、付け替えのタイミングがまだ先でも、ジェルが浮いている場合も同様に、その指はオフするのがおすすめです。ジェルの浮きの放置は、グリーンネイルの原因になります。全ての指をオフする必要はありません。浮いたジェルをオフした爪には、次の付け替えまで同じような色のマニキュアを塗っておけばOKです!
一時的敏感肌を改善するには?
体調不良や環境の変化によるストレスを受けると、一時的に敏感肌になることがあります。もし敏感肌に変わってしまった場合は、いつもの基礎化粧品をそのまま使うのではなく、敏感肌専用の基礎化粧品に切り替え、肌に刺激を与えないようなスキンケアを行いましょう。併せて、敏感肌を引き起こす原因を見つけるのがおすすめです。お肌の外からだけでなく、体の内側から原因に対処することが、敏感肌の改善に繋がります。例えば、規則正しい生活をする、睡眠をしっかり取る、ストレスを解消するなど、心身の体調をしっかりと整えるケアが効果的と言えます。
アレルギーが原因で起こる慢性的敏感肌
敏感肌はアレルギーが原因で起こることもあります。アレルギー体質の方は、アレルギーのない人が引き起こす一時的な敏感肌とは異なり、敏感肌が慢性化してしまうことが多いのです。アレルゲン(ハウスダスト、化学物質など)の刺激を受けると、肌荒れを起こすことも・・・。さらに皮膚炎のかゆみや湿疹によって肌がダメージを受けると、肌の角質層はがれてバリア機能が低下してしまいます。そしてバリア機能が低下するとさらにアレルゲンの刺激を受けやすくなる、といった悪循環に陥ってしまうのです。このように、アレルギー体質の方の敏感肌は慢性化しやすいので、次で紹介するような方法で改善していきましょう。
慢性的敏感肌を改善するには?
慢性的敏感肌を改善するには、日常生活でアレルゲンを除去していきましょう。まず、アレルギー体質の治療は、皮膚科やアレルギー科を受診しましょう。肌に炎症があれば、外用薬や内服薬で炎症を抑えて、スキンケアは肌に刺激を与えない敏感肌用の化粧品を使って悪化しないようにします。そしてアレルゲンの刺激を受けにくくするためにも、バリア機能を高めるスキンケアするのがポイントです。肌のバリア機能を回復させて、健康的な肌を維持しましょう。
しっかり保湿することがポイント
一時的な敏感肌、もしくは慢性的敏感肌になると、肌が乾燥しやすくなり、バリア機能が低下していきます。まずは肌をしっかり保湿して、乾燥がこれ以上進まないように気をつけるようことが大切です。基礎化粧品で保湿するなら、角質層に含まれる「セラミド」を配合した敏感肌用の化粧品で、バリア機能を高めていきましょう。