セルフジェルネイルをしていると、
「ライトで硬化したのにベタベタが残る・・・これって固まっていないの?」
と思ったことはありませんか?
この記事では、硬化後のジェルがベタベタする理由と、正しい対処法を詳しく解説します!
- ジェルネイルの硬化後にベタベタが残るのはなぜ?
- 硬化後に残るベタベタは「未硬化ジェル」
- トップジェルの未硬化ジェルをそのままにするのはNG!
- ベタベタ未硬化ジェルの対処法
- 未硬化ジェルの拭き取りに必要なもの
- 未硬化ジェル拭き取りのやり方
- ジェルネイルがベタベタして固まらない!原因と対処法を解説
- 1.ジェルに対応していないライトを使っている
- 2.UVライトのランプ切れ
- 3.硬化時間が短い
- 4.ライトがうまく当たってない
- 5.ジェルを厚塗りしている
- ジェルネイルのベタベタに関するよくある質問
- ベースやカラーの未硬化ジェルも拭き取ったほうがいいの?
- ノンワイプトップジェルとは?
- ネイルサロンで付けたジェルネイルがベタベタする・・どうすればいいの?
- 未硬化ジェルを拭き取ったのにツヤが出ない・・
- まとめ
ジェルネイルの硬化後にベタベタが残るのはなぜ?
ジェルネイルをライトで硬化したのに表面にベタベタが残る・・・
時間通りライトに当てているのにベタベタしていると、ライトやジェルに不具合があるのかと思ってしまいますよね。
実は、その状態はジェルネイルだと正常です!
硬化後に残るベタベタは「未硬化ジェル」
ジェルネイルをライトで硬化した後に残るベタベタの正体は「未硬化ジェル」というものです。
これはライトでは固まりきらないジェルのことを指します。
硬化後に未硬化ジェルが残るのは正常なので安心してくださいね!
ではなぜ未硬化ジェルが残るのかというと、ジェルネイルの性質が関係しています。
ジェルネイルは専用のUVライトやLEDライトの光に当てると、光重合という化学反応が起こり、固まります。
ですが、ジェルネイルの表面は空気に触れているため、完全に固まりきることができないので、未硬化ジェルとして残るのです。
ちなみに、未硬化ジェルはトップジェルだけでなく、ベースジェルやカラージェルでも残ります。
ベースやカラーの場合、未硬化ジェルが残ることで、その上から重ねるジェルの定着が良くなります。
トップジェルの未硬化ジェルをそのままにするのはNG!
トップジェルを硬化して未硬化ジェルのベタベタが残ったら、そのままにせず、拭き取って仕上げましょう!
未硬化ジェルを拭き取らずそのままにしておくと、ベタベタにホコリやゴミが付着したり、表面のツヤがなくなり曇ってしまいます。
また、未硬化ジェルのベタベタが皮膚についてしまうと、ジェルネイルアレルギーのリスクが高まる危険性も。
未硬化ジェルの残るトップジェルで仕上げた後は、この後ご紹介する対処法に沿って拭き取ってくださいね。
ベタベタ未硬化ジェルの対処法
トップジェルを硬化した後に残る未硬化ジェルは、拭き取りという作業が必要です!
以下では拭き取りに必要なものと、やり方を詳しく解説します♪
未硬化ジェルの拭き取りに必要なもの
未硬化ジェルの拭き取りに必要なものは、「拭き取り用の液体」とコットンの2点です!
拭き取り用の液体には以下のような種類があります。
- ジェルクレンザー(ジェルクリーナー)
- 消毒用エタノール(消毒用アルコール)
- 無水エタノール
- ノンアセトンリムーバー
以下で詳しく解説するので参考にしてくださいね。
ジェルクリーナー(ジェルクレンザー)
ジェルクリーナー(またはジェルクレンザー)とは、ジェルネイルメーカーやネイル用品メーカーが販売している専用の拭き取り剤です。
ジェルクリーナーは未硬化ジェルの拭き取りとして使う専用の液体です。
未硬化ジェル拭き取りの他にも、自爪の油分除去やジェルブラシの洗浄などにも使える商品があります。
<詳しくはパッケージや販売サイトの使い方をチェックしてくださいね。
自分が使っているメーカーでジェルクリーナーが売られている時は、そちらを使うのがおすすめです!
実際にメーカーも専用のジェルクリーナーでの拭き取りを推奨しています。
メーカー推奨品でないと、拭き取り後に表面が曇ってしまうこともあるので注意しましょう。
消毒用エタノール
消毒用エタノールは、未硬化ジェルの拭き取り剤として使えます!
セルフジェルネイルをしているなら基本的に備えているアイテムなで、手指消毒や自爪の油分除去で使っている人も多いですよね。
筆者も未硬化ジェルの拭き取りには消毒用エタノールを使っています。
ちなみに、消毒用エタノールが含まれているウェットティッシュを拭き取りに使うのはあまりおすすめできません。
ウェットティッシュは毛羽立ちやすい紙でできていることが多く、ダストが付きやすいからです。
無水エタノール
無水エタノールも未硬化ジェルの拭き取り剤として使用できます!
無水エタノールとは、消毒用エタノールと違って水分が入っていないエタノールです。
ドラッグストアやホームセンターで売られています。
用途としては水を使った掃除ができない機械の清掃や、アロマテラピーにも使われています。
無水エタノールを拭き取りに使うメリットは、どんなジェルでも曇りにくいという点です。
消毒用エタノールはエタノールだけでなく添加物や水が含まれています。
ジェルによってはこれらが原因で拭き取り後に曇ってしまうことがあるようです。
ですが無水エタノールは水分をほぼ含まない高濃度なエタノールが含まれています。
水や添加物が原因でジェルの表面が曇ってしまうことは少ないのです。
ただし、無水エタノールそのものは手指消毒に向いていません。
消毒液として使うときは、精製水を混ぜて薄めて使いましょう。
セルフジェルネイルに使う時は注意してくださいね。
ノンアセトンリムーバー
ノンアセトンリムーバーは、未硬化ジェルの拭き取り剤として使えます。
ノンアセトンリムーバーとは、その名の通りアセトンが含まれていないリムーバー(除光液)のこと。
100均やドラッグストアなどでも売られており、安価で購入しやすいのも嬉しいポイントです。
筆者もノンアセトンリムーバーを拭き取りに使ったことがありますが、特に不都合なくしっかり使えました。
ジェルネイルだけでなくマニキュアを使う人なら、1本持っておくと便利かもしれません。
ここで気をつけたいのが、アセトンが入っているリムーバーや除光液は、未硬化ジェルの拭き取りに使ってはいけないという点です。
アセトンはジェルリムーバーにも含まれており、ジェルやマニキュアを溶かして落とす強力な成分です。
間違って拭き取りに使ってしまうと表面を溶かしてしまったり、曇らせてしまうので注意しましょう。
コットンやネイルワイプ
コットンやネイルワイプは、拭き取り剤を含ませてジェルの表面を拭うために使います。
キッチンペーパーやペーパータオルでもOKです!
なるべく毛羽たちにくい紙を使いましょう。
拭き取り用のペーパーは大きいと使いにくいので、化粧用コットンくらいの大きさにカットしておいてくださいね。
ちなみに、ティッシュや水に溶けるペーパーは紙の表面がボロボロになったり、繊維がネイルの表面についてしまうこともあるのでおすすめできません。
未硬化ジェル拭き取りのやり方
拭き取りのやり方は非常に簡単です!
- コットンにジェルクリーナーをたっぷり含ませます。
少なすぎるとうまく拭き取れないので、コットンが全体的に湿るくらいがちょうど良いです。 - コットンを爪の上に置いて押さえます。
ジェルクリーナーは皮膚につくと乾燥の原因になるので、なるべく付けないように注意しましょう。 - 爪先から爪の表面、根元まで未硬化ジェルをしっかり拭き取ります。
爪を触ってみてベタつきが取れていれば拭き取り完了です!
表面にベタベタが残っている場合は、コットンのきれいな面を使ってもう1度拭き取りましょう!
特に爪の際、根元は拭き取りにくく、未硬化ジェルが残りやすい部分なので注意してくださいね。
ジェルネイルがベタベタして固まらない!原因と対処法を解説
「何秒ライトに当てても全然固まらない」
「固まらないベタベタは未硬化ジェルかと思って拭き取ったら、液状のジェルが出てきた」
このような状態は、「硬化不良」を起こしているかもしれません。
硬化不良とは、本来固まるはずのジェルが何らかの理由により固まりきらなかった状態を指します。
硬化不良が起こるとジェルネイルが生焼けのようになったり、デコボコになってしまいます。
悪の場合オフしてやり直さなくてはならないかもしれません。
では、なぜ硬化不良が起きてしまうのでしょうか?
以下で原因と対策を解説します!
1.ジェルに対応していないライトを使っている
使うジェルネイルに対応しているライトを使わないと、全く固まらなかったり、硬化不良で生焼けのような状態になりやすいです。
例えば、
- 「LEDライトのみで固まるジェルネイルにUVライトを使っている」
- 「ライトから出る波長が使っているジェルネイルに対応していない」
- 「ジェルに対応はしているがライトのパワーが足りない」
といったケースがあります。
最近のジェルネイルは、UVライトでもLEDライトでも固まるようにできている商品がほとんどです。
しかし、UVライトのみで固まるジェルや、LEDライトのみで固まるジェルもまだ存在するため、使う前に確認しておきましょう。
2.UVライトのランプ切れ
UVライトは紫外線を出す電球を使っています。
UVライトの電球は使っているうちに放つ紫外線量が少なくなるので、消耗しているUVライトはジェルネイルが固まりにくくなります。
UVライトのランプ交換は、ほとんど使わなくても半年~1年に1回の交換がおすすめです。
スイッチを入れて明かりが点いても紫外線は出ていないということもあるので、電球の交換時期は覚えておきましょう。
3.硬化時間が短い
ライトに当てる時間が規定より短いと、硬化不良を起こしやすいです。
近年のジェルネイルは30~60秒当てると固まるようにできているものがほとんどです。
5~10秒くらい当てて仮硬化をすることもできますが、最終的に規定時間通りライトを当てる「完全硬化」は必要なので注意しましょう。
4.ライトがうまく当たってない
電球の数が少ないライトを使っていると、照射にムラが出やすく、硬化不良を起こしやすいです。
またドーム型のライトでも、手の位置や爪の向きが悪いと固まりにくくなります。
硬化する時は、爪にライトの光がしっかり当たっているか確認しながら固めましょう。
5.ジェルを厚塗りしている
ジェルネイルはたっぷり厚塗りしてしまうと、規定時間通りライトに当てても固まりにくくなります。
特に黒やグレー、ネイビーなど、マットで透け感がなく濃い色は硬化不良を起こしやすいので注意したいところ。
また、白やベージュ、ピンクなど淡い色でも、透け感がない色は固まりにくいです。
これらの特に黒やグレーは光を通しにくいので硬化不良になりやすいです。
爪の表面だけ固まって、内部が固まらずブヨブヨ、ジェルが漏れ出てくることも・・・
マットなカラーを使う時は、塗布量を調節して薄めにジェルを塗るのが失敗を避けるコツです。
厚塗りをしたい時は、二度塗りや三度塗りなど分けてきれいに塗るようにしましょう。
ジェルネイルのベタベタに関するよくある質問
未硬化ジェルやジェルネイルのベタベタに関するよくある質問をまとめました!
ベースやカラーの未硬化ジェルも拭き取ったほうがいいの?
基本的に拭き取りません!
ベースやカラーの未硬化ジェルは、塗り重ねるジェル同士をくっつける役割があるので、拭き取ってしまうと却って定着が悪くなります。
未硬化ジェルの拭き取りが絶対に必要なのは、仕上げに塗るトップジェルです。
それ以外では基本的に拭き取らないということを覚えておきましょう!
※カラージェルの上からネイルシールを貼ったり、未硬化ジェルでアートの線が滲んでしまうという時は、未硬化ジェルを拭き取るのがおすすめです。
ノンワイプトップジェルとは?
未硬化ジェルが出ない、拭き取り不要のトップジェルのことです。
ノンワイプトップジェルなら硬化後も表面に未硬化ジェルが残らないので、拭き取りいらずでスピーディーに仕上がります。
最近はプチプラジェルや100均ジェルでもノンワイプトップジェルが売られており、かなり一般的になってきました。
拭き取りの手間が省けて効率が良いことから、ネイリストだけでなくセルフネイラーも使っている人が多いです。
ただし、ノンワイプトップジェルには硬化熱が出やすいという注意点があります。
爪が薄かったり、ノンワイプトップジェルを厚く塗ったりしていると、ライトで固める時に熱くて痛い!と思うかもしれません。
硬化中に熱いと感じたら、一旦ライトから手を離し、熱が収まるまで待ちましょう。
熱が収まったら、もう一度ライトに入れて規定時間通りしっかり硬化させてくださいね。
ネイルサロンで付けたジェルネイルがベタベタする・・どうすればいいの?
ネイルサロンに戻って拭き取ってもらうか、消毒用エタノールやノンアセトンリムーバーを使って拭き取りましょう。
ネイルサロンでもトップジェルに未硬化ジェルが残るものを使っていることがあり、拭き取り不足でベタベタするケースがあるようです。
サロンの場合は、トップジェルの硬化後にネイリストが「表面のベタつきを拭き取ります」と言って、拭き取り剤を染み込ませたコットンでジェルの表面を拭き取っています。
そして未硬化ジェルが残らないように丁寧に拭き取り、施術終わりにお客様に対しても「ベタベタが気になるところはございませんか?」などと伺い、ジェルの表面を触ってもらって、拭き残しがないように気をつけています。
しかし、それでも爪の裏側や爪と皮膚の境目に未硬化ジェルが残ってしまうことも・・
そのため、ネイルサロンで施術が終わったら、ジェルを自分の指先で触ってみて、ベタベタがないかチェックすることをおすすめします!
大丈夫だと思っても、爪の際や爪の裏は未硬化ジェルが少々残りやすいです。
ベタつく箇所があったら、すぐにネイリストに拭き取ってもらってくださいね。
もし、ベタつきに気づかないまま帰ってしまい、ネイルサロンに戻るのが難しい時は、コットンと消毒用エタノール(もしくはノンアセトンリムーバー)を使い拭き取りましょう。
未硬化ジェルを拭き取ったのにツヤが出ない・・
拭き取り剤とジェルの相性が悪いのかもしれません。
ジェルネイルメーカーが推奨するジェルクリーナーや、無水エタノールを使いましょう。
拭き取り剤とジェルネイルの相性が悪いと、本来出るはずのツヤが出ず、曇ってしまうことがあります。
曇らせずにきちんとツヤを出すためには、ジェルネイルメーカーが推奨しているジェルクリーナーを使うのが一番です!
また、無水エタノールも水や添加物が非常に少ないことから曇りにくいとされています。
ちなみに、ツヤが出ない理由は、拭き取り剤以外にも以下のような原因が考えられます。
- ライトのパワーが足りない
- ライトの光にムラがある。
- 硬化時間が短い
固める時はライトの光が爪にしっかり当たっているか確認しましょう!
まとめ
ライトで硬化したのに、ジェルネイルの表面がベタベタするのは「未硬化ジェル」が原因です。
トップジェルを塗って硬化したら、未硬化ジェルを拭き取って仕上げましょう。
拭き取りに必要なアイテムはジェルクリーナーや消毒用エタノールといった拭き取り剤と、コットンやネイルワイプです。
未硬化ジェルは爪先や爪の裏、爪のサイド、根元に残りやすいので、拭き残しがないようにしっかり拭いましょう。
残したままだとジェルの表面にゴミがついたり、未硬化ジェルのベタベタが皮膚や服に付く可能性があります。
そして拭き取ってもベタベタが残る・・という時は「硬化不良」かもしれません
セルフネイル初心者だと、厚塗りやライトの当たる位置で硬化不良を起こしやすいので注意しましょう。
未硬化ジェルの拭き取りは、ノンワイプトップジェルを使うことで手間が省けます。
曇りにくくツヤも出やすいので、気になる方は使ってみてくださいね。