皆さんは乾燥や寒さが気になる春・秋・冬以外の季節、暑い夏でもハンドクリームを使っていますか?特に夏場は汗ばむので、手が乾燥でカサカサするということも少なく、夏にハンドクリームは使わないという人も多いと思います。しかし、実は夏もハンドクリームは使った方が良いのです。たしかに夏場は、表面的には肌がカサカサすることはないですが、肌の内側はとても乾燥しやすい季節なのをご存知でしょうか?その原因の一つが「インナードライ肌」です。今回は夏場でもハンドクリームを使った方が良い理由と、ジェルネイルのお休み期間、そしてお休み期間中のネイルとハンドケアについてご紹介します。また、夏の肌で心配なのは、強い日差しによるシミですよね!そのため夏のスキンケアは誰もが「美白」に力が入ります。とあるインターネットの調査によると、女性が夏に特に行っているスキンケアは、「美白」が61%でトップという結果が出ています。日焼け止めやUVカットファンデーション、また美白成分たっぷりの化粧水に美容液、そしてクリームなど、皆さんも、様々な美白対策を行っていると思います。しかし、秋になってふと「あれ、この小じわ、いつの間に・・?」「目の下、こんなにたるんでいたっけ?」なんて感じたことのある人も多いのではないでしょうか。それは美白に気をとられ、「乾燥対策」が疎かになっていたからかもしれません。実は、紫外線対策に追われがちの夏は、肌の乾燥が急激に進む季節でもあります。そこで今回は、美白もしながら、老け肌にならないですむように過ごす方法も一緒にご紹介します。
ハンドクリームが夏も必要な理由
夏の手は乾燥するというよりむしろ汗でしっとり、冬場のカサカサした手がウソのようですよね。そこに、さらにハンドクリームを塗る気なんて起きない!と思う人もたくさんいると思います。でも夏は、日差しが強く、手を洗う回数も増え、冷房で室内は乾燥しているなど、手はとても乾燥しているのです。しかしほとんどの人は汗や湿度で、肌の内側の乾燥(インナードライ)には気が付かず、そのまま秋冬を迎えることになります。そして夏の間、乾燥に気づいてもらえず、乾いた状態で日差しを浴びていた手は、想像以上にダメージを受けています。そうなると、秋冬から慌てて保湿をはじめても、白くふっくらとした手に戻すにはかなりの時間がかかります。美肌を維持するには、肌の水分を維持する力「保湿力」をキープし続けることが重要です。この保湿力は年齢と共に低下し、また一度低下させると、なかなか元に戻りません。そのため、特に乾燥しやすい手を若々しく維持するためには、一年を通して手の水分量を維持しておくことが大切です。一見乾燥していないように見える夏場の手も、来る秋冬に備え、しっかりとハンドクリームを塗って保湿しましょう!
インナードライ肌ってなに?
夏の肌は、強い日差しで肌にダメージを受けながら汗をかき、冷房の効いた涼しい部屋に入ると、その汗が一気に蒸発します。すると肌は砂漠状態になりますが、水分を守ろうとして皮脂を分泌します。そのため表面的にはしっとりとし、乾燥しているようには見えません。しかし日差しを浴び続け水分が蒸発した肌の内側はカラカラなのです。これがインナードライ状態の肌です。これを放っておくと、肌の内側から乾燥が進み、くすんでハリのない黒ずんだ手になっていきます。ただでさえ年齢の出やすい手が、どんどん老けた印象になってしまうのを避けるためにも、夏場でもハンドクリームは使うことをオススメします。そしてこの肌の状態は手だけではなく、全身の肌にも起こってきます。そうして本人が気づかないうちに「隠れ乾燥肌」になっているのです。次で、この隠れ乾燥肌についてお伝えします。
夏の隠れ乾燥肌
夏は汗や皮脂分泌が多く、十分潤っているように錯覚しがちです。しかし、夏は乾燥の危険がいっぱいです。
●紫外線
紫外線は、肌内の潤い成分「天然保湿因子」を減少させます。さらに肌のバリア機能も低下させるため、水分を保てない肌にしてしまうのです。
●エアコンによる乾燥
温度が下がると湿度も下がります。エアコンのきいた部屋はカラカラ状態、そんな中では肌の水分量は半分にまで減少します。
●保湿不足のスキンケア
汗と皮脂で肌がテカったりベタついたりすると、スキンケアも保湿が省かれたりしがちになります。しっとりタイプの化粧水をさっぱりタイプに替える、という人も多いのではないでしょうか。また汗を拭く時の摩擦や、頻繁に浴びるシャワーやゴシゴシ洗顔も、肌の潤いを奪います。
このような原因で夏の肌は乾燥が進み、表面はベタベタでも、内部はカラカラという「隠れ乾燥肌」が急増するのです。
美白は肌を乾燥させる
そして夏は、さらにもう一つの乾燥の危険が加わります。それが「美白化粧品」です。
美白成分といえば、
・ハイドロキノン
・ビタミンC誘導体
・アルブチン
・フラーレン
・コウジ酸
・プラセンタ
・トラネキサム酸
・ルシノール
・カモミラET
などなど、ほかにも新しい美白成分が、各化粧品メーカーから次々と開発されています。しかし美白成分には、「刺激が強い」「乾燥する」といったデメリットがあります。というのも、「美白」とはメラニンを作るという肌本来の機能を阻害する作業だからで、肌にとって負担をかけるものにならざるを得ないのです。効果が高ければ肌への刺激が強くなり、肌に優しければ効果がイマイチというのが、美白化粧品の宿命というわけです。特に隠れ乾燥肌の人にとっては、美白化粧品はさらに乾燥をひどくする結果になりがちです。
美白が効かないのは乾燥のせい?
ファンケルの調査では、美白化粧品を使っている女性の60%が「効果が実感できない」という不満を抱いているそうです。美白が効かないのは、「隠れ乾燥肌」も大きな理由の一つです。なぜなら、乾燥した肌には次の特徴があるからです。
●美白成分が浸透しにくい
乾燥した肌は敏感になっており、刺激を排除しようするため美白成分の浸透が悪くなります。
●メラニンが過剰に作られる
またバリア機能が低下しているので、紫外線の影響も大きくなります。そのためメラニン生成が過剰になり、美白が追いつかないのです。
夏の隠れ乾燥肌が怖いのは、シワ、たるみの多い老化肌を作るだけでなく、美白が効かずにシミが居座ってしまうからです。美白を目指すなら、まずは「保湿」。そしてハリ肌を目指すなら、やっぱり「保湿」です。老け肌を作る夏こそ、保湿は最も大切なスキンケアなのです。
保湿しながら美白しよう
最近の美白コスメは潤いも考慮されたものがほとんどですが、隠れ乾燥肌にはさらなる保湿が必要です。特に既に乾燥肌になっている人に、最適の保湿成分が「セラミド」です。私たちの肌の角質層の水分は、その80%が「細胞間脂質」によって保持されていますが、その主要な材料となるのがセラミドなのです。細胞間脂質は水分層と脂質層が交互に重なり合う構造で、これによって水分をガッチリつかみ、逃がさないようになっています。細胞間脂質が健全であれば、外気が湿度0%であっても肌が乾燥することはないそうです。肌の潤いに、セラミドがいかに重要か分かりますね。セラミドを取り入れるには、わずかなセラミド配合の美白化粧品より、まずは配合量たっぷりのセラミド化粧水を使ってみましょう。
1. セラミド化粧水を、朝晩
2. 美白クリームや美容液は、夜のみ
メラニンに働きかけるのは肌が再生される夜中が効果的なので、美白はこの時間に集中させるといいのです。
夏の保湿と美白まとめ
美白に夢中になって、シワやたるみ肌になり、挙句の果てにシミまで・・・。そんな悲しい秋を迎えないためにも、この夏はセラミドの強力な保湿力をぜひ取り入れたいものですね。乾燥ジワの出やすい目の周囲や、法令線が目立ちやすい小鼻の付け根から口元のラインに、セラミド美容液をピンポイントで使うのもオススメです。夏の乾燥と紫外線は、1日たりとも油断できません。毎日のセラミドスキンケアで、白肌とハリ肌を守りましょう。
ジェルネイルに休みの期間は必要?
長年ジェルネイルを続けていると「たまには休んだ方がいいのかな・・・」なんてことが、ふと頭をよぎる人も少なくないと思います。ただ、何年も欠かさずにジェルを続けてきた人にとって、ネイルを休むことは想像以上に勇気とタイミングがいるものです。そのため、多くの人はタイミングを逃し、そのままでジェルネイルを続けていきます。しかし、ネイルをしていて、「休んだ方がいいのかな」と感じるということは、何かしらの不安要素があるからですよね。では実際のところ、ジェルネイルにお休みは必要なのでしょうか?下記では長年ジェルネイルをし続けている人に、ジェルのお休みは必要なのか否かをお伝えします。
ジェルネイルに休みが必要な理由
ジェルネイル歴が長くなってくると、なんとなく心配なのは自分の爪ですよね。ネイルをしている人は「もう何年も自爪を見ていない」なんてこともよくあります。中には15年以上休むことなく、ジェルを続けているという人もいます。そのため、ジェルネイルには休みが必要かと問われれば、必ずしも休む必要はありません。ただ、ジェルの付け替えを繰り返すことは、爪に大きなダメージを与えると共に、爪を少しずつ薄くもしていきます。人によっては、爪が薄くなったことで熱を感じる、痛みを感じるなどの症状が出ることがあったり、逆に、全く問題がない人など、感じ方には個人差があります。ですので、自分で爪が薄くなってきたと感じた時や、ネイルを休んだ方か良いかな?と、何となくでも思ったということは、そう感じる何かしらのきっかけがあったはずです。そんな時は悩まず、一度お休みすることをオススメします。もしネイルを休むのであれば、お休みの目安は爪が生まれ変わる3ヶ月程度が理想的です。いつまでも安心してネイルが続けられるように、自分のペースで楽しくネイルを続けていきましょう。
ジェルネイルの休み中にオススメな簡単メンテナンス
長い間ジェルネイルを続けていた爪は、薄かったり柔らかくなったりと、とても割れやすい状態になっています。ジェルをお休みしている間に、しっかりと自爪のメンテナンスを行い、固くて丈夫な本来の爪に戻してあげましょう。以下で、ジェルのお休み期間中にオススメな簡単シンプルネイルケアをご紹介します。
●ネイルオイルでの保湿を徹底する
乾燥は爪の表面を荒らし、弱っている爪をさらにもろく割れやすくします。ネイルオイルは、爪に栄養成分が浸透しやすくなるように考えて作られているので、保湿効果が出やすいです。特にジェルをオフしてまだ間もない爪は、乾燥させるとすぐに亀裂が入ってしまいます。常に意識して、こまめにオイルを爪に塗り込むようにしましょう。
●爪を伸ばさない
爪が丈夫になるまでは、爪を常に短くし、伸ばすのはやめましょう。少しでも爪が伸びていると、ほとんどの人はそこから亀裂が入ります。また、爪を短くする時は、爪切りでは衝撃が強く、爪にヒビが入ってしまうことがあるので「ヤスリ」を使いましょう。
手は常に使っているので、たくさんのケア法やメンテナンス法を普段から取り入れるのは難しいと思います。ですから、「オイルで保湿をし、ヤスリを使って常に短くしておく」、とにかくこの2点をしっかりと守ってみて下さい。これらを続けていけば、順調に丈夫で健康な爪にすることができます。
夏のネイルお休み期間中に使いたいネイルケア用品
ネイルをお休みするなら、自爪のままで何もケアをせず過ごすのはNGです!夏であっても爪や手は乾燥しますし、汗をかいていても、部屋のエアコンや、外と部屋の寒暖差で肌はインナードライになりやすいです。まずは保湿のネイルケア・ハンドケアを徹底し、爪をコーティングして保護したい時はベースコートを活用しましょう。
①夏はサラサラでベタつかないネイルオイルとハンドクリームがおすすめ
保湿ケアで使うネイルオイルやハンドクリームは、しっとりとさせるために使用感がベタつく商品もあります。汗をかいてベタベタの肌に、追い打ちをかけるようにオイルやクリームを使いたくないですよね。そんな時は、サラッとしたベタつかないテクスチャ―のネイルオイルやハンドクリームを使いましょう。肌にすっと馴染んで、すぐに服や物に触ってもベタつかないので、夏の暑い日でも使いやすいのではないでしょうか。この記事でおすすめの商品をいくつかご紹介するので、是非参考にしてくださいね。
ネイリストのおすすめポイント:ベタつかない保湿ケアといえば、やはりジェルタイプの商品がおすすめです。ネイルネイルのオイルジェルトリートメントは、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの美容成分を配合し、爪や指先がベタつかないジェルで馴染みやすくなっています。持ち運びに便利なペンタイプなので、おでかけ中でも使いやすいのが嬉しいですね。
ネイリストのおすすめポイント:ネイルホリックはカラーバリエーションが豊富でセルフネイラーに大人気なネイルブランドです。ネイルオイルも販売しており、こちらはアーモンドオイルがメインのサラッとした使い心地になっています。柑橘系の優しい香りで、癒されるネイルケアタイムになりそうです。
ネイリストのおすすめポイント:オーガニックコスメをお探しの方は、アンドネイルのネイルベッドオイルがおすすめです。ハイポニキウムに使うネイルオイルと説明にありますが、もちろんキューティクルや爪周りに塗るのもぴったり。使った後にベタつかない使用感で、すぐにスマホを触れます。オリーブ油やホホバ油などが配合されており、100%オーガニックで安心。
ネイリストのおすすめポイント:ベタつかないのに高保湿を実現したハンドクリームが、プロ業務用シリーズのハンドクリームです。こちらはナチュラルなゆずの香りがついていますが、匂いは控えめなのでどんなシーンでも使えそうです。口コミでも使い心地が最高!と高評価を得ています。
ネイリストのおすすめポイント:入浴剤で人気のBARTHシリーズは、ハンドクリームも販売しており人気を集めています。サラサラの馴染みやすいテクスチャ―で、ナチュラル成分をメインにしており添加物もカット。寝る前でも使える高保湿な使い心地も相まって、集中ケアとしてもおすすめです。
ネイリストのおすすめポイント:親子でも使えるハンドクリームとして人気のマミー ハンドクリームCは、穏やかなシトラスの香りが人気のポイントです。無添加で食物成分が100%という珍しいタイプの商品で、赤ちゃんや子供でも一緒に使えます。なめらかなつけ心地でいつでも塗れる手軽さも嬉しいですね。
②ベースコートやハードナーを使ってしっかりコーティング
自爪のままではなんだか心もとない・・・という時は、ベースコートやハードナーを使ってコーティングしておきましょう。ハードナーはベースコートと同じように使うマニキュアの一種ですが、その名の通りコーティングして爪を強化する機能があります。自分の爪の状態に合わせて使い分けてみましょう。
ネイリストのおすすめポイント:HOMEIの12FREE ネイルカバーハードナーは、ベースコートやハードナーとして使えるオールインワンマニキュアです。爪のことを考えて12種類の有害物質をカットしているので、自爪が弱っている時でも安心して使えます。こちらはセミマットで光沢があまりない仕上がり。自爪のようなナチュラルさも楽しめます。
ネイリストのおすすめポイント:SallyHansenはアメリカ発のネイルブランドで、かわいいパッケージが特徴的です。こちらのアドバンスド ハードアズネイルズは、ハードナーとしてもベースコートとしても使えるタイプ。爪の表面をなめらかにしてくれるので、縦じわや凹凸が気になる方におすすめです。
ネイルオイルやハンドクリーム、ベースコートには様々な商品がありますが、使い心地がイマイチだとケアをするのもおざなりになりがち。サラッとしたオイルやハンドクリームを使えば、ベタつきが気にならないのでこまめに塗り直しやすいですよね。また、ベースコートを塗っておけばきれいな爪が保ちやすくなります。夏でも保湿ケアを続けて、インナードライやカサカサ爪・肌とは無縁な毎日を過ごしましょう。