ネイリストは、毎日肌の油分を奪うアセトンや消毒液を触っているので、指先は常に乾燥し、一年中手荒れに悩んでいる人が少なくありません。
しかし、手が荒れてガサガサになっているネイリストは少ないと思いませんか?
それは手を美しくするプロとして、荒れた手のままでお客様に施術をすれば説得力がなくなるため、ネイリストは手のケアを欠かさないからです。
今回は、手荒れに悩んでいる方のために、ネイリストが意識してやっている手荒れの対策方法をご紹介します。
手が荒れているサインは?
手荒れは、主に水仕事などで手肌の脂質が減少してバリア機能が低下し、そこにさまざまな刺激が加わって炎症が起きることがほとんど。
しかし日々生活していると、自分が手荒れしていることなどついつい見逃しがちに・・・。
早めにケアしないと、症状はどんどん進んでいくので注意が必要です。
手荒れの症状には段階があります。
【軽度】カサつき、軽いひび
【中度】乾燥、ひび、かゆみ
【重度】ひび割れ・あかぎれ、鱗屑(皮膚がはがれ落ちる)、出血、腫れ、赤み、水疱、じゅくじゅくする
重度まで進むと手を動かしただけで激痛だったりと、かなり辛い思いをする人も出てきます。
そのため、症状が軽度のうちにケアをしておくことが大切です。
ネイリストが行う手荒れ対策法
ネイリストのように、1日に何度もアセトン(除光液)や消毒液に触れ、手を清潔に保つために何度も手を洗うような職業の場合、手が荒れてしまうのは仕方がありません。
そのため、その都度どのようにケアをするのかがとても重要になってきます。
これはネイリストに限らず、毎日水仕事を行う方も同じです。
プロのネイリストが日々行っている、手荒れを悪化させないためのケア方法をご紹介します。
対策1:ハンドクリームは常備!いつでも塗るようにする
手の乾燥を感じたり、手を洗ったりしたら必ず行ってほしいのが「保湿対策」。
当たり前のようですが、ハンドクリームを塗る回数が全く足りていない人がほとんどです。
理想は、気が向いたらいつでもハンドクリームを塗るクセをつけること!
ほとんどのネイリストは、もはや無意識にハンドクリームやネイルオイルを塗っている人が多く、常に手を保湿することがクセになっています。
「あの人いつもハンドクリーム塗ってるよね」
手荒れが気になるなら、そう思われるくらい常にハンドクリームを塗るようにしましょう!
対策2:より効果的な手荒れ対策
毎日の家事や水仕事など、ネイリストのように手にとって過酷な状況下にいる場合、通常の保湿だけでは限界があります。
プロのネイリストが隙間時間で定期的に行っている、手荒れを悪化させないケアのやり方をご紹介します。
■用意するもの
- お湯を張った洗面器
- 保湿効果の高い化粧水
- ネイルオイル
- ハンドクリーム
- 保湿効果の高い化粧水
- 手袋
■ネイリストおすすめ!手荒れケアのやり方
- 手をぬるま湯に浸け、しっかりと温める。
- 水気を軽く拭き、セラミドやヒアルロン酸入りの化粧水を手に馴染ませる。
- ネイルオイルを爪周り~爪裏までたっぷりと塗る。
- ハンドクリームを通常の倍量ほど出し、手にたっぷり塗る。
- 手袋で保護して終了。
手袋は、通気性の良いコットンやシルクがおすすめです!
このケアは、スペシャルケアというわけではありません。
ポイントは、隙間時間を使っていつでも気軽にやること。
手が空いた時など、数分でも良いので日常的にどんどん取り入れていきましょう!
症状別の手荒れ対処法
常日頃から手肌の保湿を心がけていても手が荒れてしまうことはあります。
そんな時は、肌の症状に合わせた対処が必要です!
・手がカサついている状態
こまめに白色ワセリンかハンドクリームで保湿する。
・かゆみや水疱がある
冷たいおしぼりなどで幹部を冷やしてから、ハンドクリームか皮膚用外用薬を塗る。
・じゅくじゅくしている
水疱がつぶれてじゅくじゅくしてしまった場合は、皮膚科を受診してステロイド軟膏を処方してもらいましょう。
肌荒れがひどい時のハンドクリームは、合成界面活性剤や尿素が配合されていないものを選んでください。
尿素系は刺激が強く、しみる場合があります。
またひどくなった手荒れは、症状が一旦改善されても繰り返しやすいので、ケアは続けるようにしましょう!
手荒れを引き起こす原因を知ろう
手荒れの原因は
「肌のバリア機能が低下しやすい」+「刺激を受けやすい」
という2つの条件がそろってしまうことから起こります。
肌のバリア機能が低下する
肌のバリア機能が低下する原因は、
- もともと手肌には皮脂の分泌が少ない
- 一日に何度も手を洗うので皮脂が洗い流されやすい
- 石けんや洗剤を使うことで皮脂が奪われやすい
- 加齢や気温による肌の新陳代謝の低下
などが考えられます。
手肌に刺激(ダメージレス)を受けている
手肌に刺激を受けやすいのはどんな時か、
- 物理的な刺激を頻繁に受ける(物を持つ、触れるなど)
- 化学的な刺激(洗剤、薬剤など)
私達の手は1日中休むことなくこれらの原因に接していなければならないため、荒れやすくなるのです。
敏感肌である
敏感肌の方は、もともと手肌のバリア機能が低下しがちなため、通常の人よりも手が荒れやすい傾向があります。
手は特に冬に荒れやすく、冬以外はなんともないという方も多いのですが、肌のバリア機能が低下している敏感肌の場合は、季節に関係なく肌が荒れてしまうことがあります。
まとめ
手は身体の中で特に荒れやすい場所です。
敏感肌の方ならなおさら手荒れは起こりやすく、症状もすぐにひどくなりがちです。
ネイリストの仕事は、薬品に触れる機会が多く、手肌にとって、過酷な状態です。
だからといって、そのままささくれやカサつきのある手では、お客様にがっかりされてしまいます。
そう思われないために、ネイリストは適宜、荒れた手に適切なケアをしています。
そんなプロのケア方法を普段の生活に取り入れ、肌荒れ知らずの手肌を目指しましょう。