ハイポニキウムが伸びすぎると爪はどうなる?特徴や注意点を解説 | ネイル女子

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爪の裏にあるハイポニキウムが伸びすぎると、爪はどうなるか知っていますか?
実は、ハイポニキウムを正しくケアして育成することで、自爪の形をきれいにすることができます。

この記事ではハイポニキウムと爪の関係性について、また、ハイポニキウムの適切なケア方法を解説します。

自分の爪の形にコンプレックスがある人や、美しい爪の形を目指している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

ハイポニキウムとは?

爪の裏の画像

ハイポニキウムとは、別名「爪下皮(そうかひ)」と呼ばれる、爪の裏側と指の間に生えている不透明な薄い膜を指します。

乾燥などで白っぽく見えることもあり角質のようですが、実は皮膚の一部です。
そのため、何かの拍子に傷つくことがあれば痛みを伴います。

では、以下でハイポニキウムの特徴や役割を詳しくお伝えします。

ハイポニキウムの特徴と役割

ハイポニキウムには役割があり、特にハイポニキウムが伸びている時にはいくつかのメリットがあります。
ここではハイポニキウムが伸びているときの特徴や役割を紹介していきます。

ハイポニキウムがあるとネイルベッドが長く見える

ハイポニキウムには爪を支えるために爪と指をくっつける重要な役割があります。
ハイポニキウムは爪を支えるために、爪が伸びる時に一緒にくっついて伸びていきます。
つまり、ハイポニキウムを伸ばすことで、ネイルベッド(爪のピンクの部分)の面積も縦に大きくなり、爪を縦長にしていくことができます。

ネイルベッドが長くなることでネイルアートできる面積も広くなり、デザインの選択肢も増えていきます。爪が小さく諦めていたアートも楽しめるようになります!

ハイポニキウムがあると深爪予防になる

ハイポニキウムが伸びることは深爪を予防するという大きなメリットがあります。
深爪とは、指先の皮膚が見えるほど必要以上に爪を短くしてしまった状態です。
しかしハイポニキウムには神経が通っているため、ハイポニキウムが伸びていれば深爪になるほど爪を短くすることはできません。
そのため、ハイポニキウムがあることで深爪を予防することができるのです。

ハイポニキウムを伸ばしたい場合、爪切りを使うとハイポニキウムに衝撃が加わり伸びにくくなってしまうので、爪の長さを整える時はエメリーボードで少しずつ削っていくようにします。
爪の白い部分が2〜3ミリある状態を保つのが理想です。

また、爪を噛むとハイポニキウムが押し込まれて伸びることなく後退してしまいます。爪を噛む癖がある人が深爪気味なのはそのためです。
噛み癖のある人はできるだけ噛まないようにして、深爪にならないように意識しましょう。

ハイポニキウムがあると爪裏の汚れから保護してくれる

ハイポニキウムが伸びているとその部分が爪の裏側を覆い、爪裏の汚れから保護してくれます。

ハイポニキウムは爪と指の間から細菌や汚れが侵入するのを防ぐバリアのような機能を持っており、そのおかげで爪の下の皮膚が清潔に保たれ感染症などのリスクが低くなります。

ハイポニキウムは伸びているからと言って甘皮のように処理をしなくてもいい部分なので注意しましょう。

ハイポニキウムを伸ばすとネイルがキレイに見える

ハイポニキウムを伸ばすことで、ネイルベッド(爪のピンクの部分)が縦長に伸びてくるので、爪の形がきれいに見えるようになります。

ネイルベッドが縦長に見えると指先全体がすっと伸びたような印象になり、大人っぽく上品な雰囲気になるのが特徴です。
とくにジェルネイルやマニキュアを塗ったとき、ネイルそのものの見栄えが格段にアップします。

以前より爪がきれいに見えるかも…と感じたことがあるなら、もしかするとそれはハイポニキウムがしっかり育ってきているからかも知れません。

ハイポニキウムの伸びすぎに注意する理由

手の甲に花びらをのせている画像

ハイポニキウムが伸びているときのメリットがあることを解説しましたが、ハイポニキウムが伸びすぎることでデメリットもあります。
ネイルベッドを美しく縦長に見せてくれる大切な存在のハイポニキウムが伸びすぎることで、逆にトラブルの原因になることも・・・。
ここではハイポニキウムの伸びすぎで注意することをお伝えします。

爪の長さを短くするときは爪裏を確認する必要がある

ハイポニキウムが伸びすぎているときに爪の長さを短くするには注意が必要です。
爪を切ったり整えたりする場合は、まず爪の裏側にあるハイポニキウムの位置を確認するようにしましょう。

確認せず爪切りで切ってしまうとハイポニキウムを傷つけてしまう可能性があり、神経の通っているハイポニキウムを損傷すると大きな痛みを伴います。

なので爪を切る前に爪裏の確認をし、ハイポニキウムを傷つけてしまわないように気をつけてください。

爪切りでなくエメリーボードで爪を少しずつ削ることで、ハイポニキウムを保護しながら爪の長さを調整できるのでおすすめです。

ハイポニキウムが剥がれてしまい痛い

ハイポニキウムには細かい神経が通っており、とても繊細でデリケートな部分です。
そのため、ちょっとした衝撃や圧力でも傷つきやすく、剥がれてしまった際には強い痛みを感じることがあります。

爪先をぶつけたり爪切りで深く切りすぎたり、ジェルネイルを無理にオフするような行為はハイポニキウムに大きな負担をかける原因になるので気を付けましょう。
また、ハイポニキウムは見た目には薄い皮膚のように見えますが実は外部からの刺激や細菌の侵入を防ぐバリアのような役割も担っています。
この部分が剥がれてしまうと爪の裏に空間ができ、そこから雑菌が入りやすくなり炎症などのトラブルが起こる可能性があるので注意が必要です。

ハイポニキウムを育成する時のポイント

ハンドケア、ネイルケアのイメージ画像

ハイポニキウムを育ててネイルベッドを縦長に見せたいなら、日々のちょっとした習慣がとても大切です。
育成と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、特別な道具やテクニックが必要なわけではありません。

爪切りや手の使い方や保湿のタイミングなど、日常の中に取り入れられる小さなポイントを押さえるだけで指先の印象は大きく変わっていきます。
ここではセルフケア初心者の方でも実践できるポイントを解説していきます。

爪切りではなく爪やすりを使う

ハイポニキウムを育成したいなら、爪切りではなくエメリーボードなどの爪やすりを使うのがおすすめ。
爪切りでパチンと一気にカットしてしまうと爪先に急な圧力がかかり、ハイポニキウムに強い刺激を与えてしまう可能性があるからです。

エメリーボードなら爪に負担をかけることなく、長さを微調整しながら削ることができます。
ハイポニキウムの位置を確認しながら、エメリーボードを使って安全に整えていきましょう!

ハイポニキウムを育成したいなら深爪しない

ハイポニキウムを育成するために大事なのは、まず深爪をしないことです。
爪を短く切りすぎると爪の裏にあるハイポニキウムが押し戻されてしまい、伸びるスペースがなくなってしまいます。

その結果ネイルベッド(爪のピンクの部分)が短く見えてしまい、せっかくネイルをしてもデザインがきれいに映えにくくなってしまうことも。
ネイルをきれいに見せたいなら深爪を避けて、ハイポニキウムが伸びていける環境を整えるようにしましょう。

目安としては爪の白いところが2〜3ミリほどある状態が理想的。
ケアをするときは、風呂上がりなど爪がやわらかくなっているタイミングがおすすめです。

ハイポニキウムを育成するためのケア方法

ネイルケアをしている画像

ハイポニキウムのケアの基本は「保湿」と「爪先の扱い」です。
ハイポニキウムを健康的に育てるためには、乾燥を防ぎながら刺激を与えすぎないことがとても大切。
ここではハイポニキウムのケア方法を説明していきます。

ネイルオイルで栄養補給と保湿をする

ハイポニキウムを育てたいなら、ネイルオイルでの保湿が最も大事なケアです。
爪周りが乾燥するとハイポニキウムが固くなり、成長しづらくなってしまいます。

逆に潤いが保たれていると皮膚が柔らかくなり、自然とハイポニキウムが伸びやすい状態になります。
栄養補給はクリームよりもネイルオイルがおすすめ。

爪の裏や細かい部分に入り込みやすく、ハイポニキウムにも届きやすいのが特徴です。
ジェルネイルをしている方でも使えるので、ネイルの有無に関係なく使うことができますよ。

■植物オイルがおすすめ

ホホバオイルやアーモンドオイルなどの植物由来のオイルは、ハイポニキウムケアとの相性も抜群です。
肌への刺激が少なく、保湿・栄養補給の両方に優れているため、毎日のネイルケアに取り入れる方も増えています。
使うときは1〜2滴を爪の裏に塗って、やさしくマッサージしてあげるだけでOK。

香りや質感の好みに合わせて選ぶ楽しさもあるので、リラックスしながらケアができるのも嬉しいポイントですね。

■ハイポニキウムのオイルケアのやり方

毎日のオイルケアは3ステップだけ。
簡単だから続けやすいのも魅力です。

  1. 爪と指先を洗って清潔にする。(お風呂上がりならベスト)
  2. オイルを爪の裏側や生え際、ハイポニキウムのあたりに塗る。
  3. 指先全体をやさしくマッサージしてなじませる。

この流れを朝と夜の1日2回続けるだけで、指先の乾燥が減ってハイポニキウムが育ちやすい環境に変わっていきます。

ネイルサロンに通う

セルフケアが不安な方は、ネイルサロンでプロに相談するのもおすすめです。
ハイポニキウムの状態を確認しながら自分に合ったケア方法や爪の形をアドバイスしてもらえるでしょう。

とくにジェルネイルをしている方はオフの仕方や爪の長さ調整がハイポニキウムに影響することもあるため、自己流でやるよりプロに任せたほうが安全です。
初めて行くときは「ハイポニキウムを育てたい」と伝えると、より的確なケアを提案してもらいやすくなりますよ。

ハイポニキウム育成中はラウンドスクエア型がおすすめ

ハイポニキウムを育てている間は、爪の形を「ラウンドスクエア」にするのがいいでしょう。
ラウンドスクエアとは、爪の先端がスクエア型に近く、角を少し丸く整えた形です。

ラウンドスクエアは、尖りすぎず引っかかりも少ないので、爪先に余計な刺激が加わりにくくなります。

ハイポニキウムはちょっとした衝撃で傷ついたり剥がれたりすることがあるので、爪の形もとても大切です。

特に家事やパソコン作業などで指先をよく使う方には、この形が扱いやすくおすすめ。
もしネイルサロンでお願いするなら「スクエアオフ」または「ラウンドスクエアでお願いします」と伝えるとスムーズですよ。

ハイポニキウムのトラブル対処方法

バツポーズの女性の手の画像

ハイポニキウムを守るには、刺激を避けて清潔に保つことが大事です。

伸ばしている最中やすでに違和感があるときは、普段の生活の中でのちょっとした動きがダメージにつながることも。

ここではハイポニキウムのトラブルを防ぐためのケアポイントを2つに分けて解説します。

なるべく爪先を使わない

ハイポニキウムが伸びすぎている時には、爪先に負担がかからない指先の使い方を心掛けることが重要です。

普段の生活の中で爪を使ってダンボールや扉を開けたり、爪先でキーボードを叩いたりなどの強い衝撃を加えるような使い方は避けましょう。

爪に不必要な負担をかけることで爪が折れたり欠けやすくなり、伸びたハイポニキウムも一緒に損傷してしまう可能性があります。

爪やハイポニキウムの健康を維持する為にも、爪先ではなく指の腹を使って日常生活を送るよう意識するようにしましょう。

汚れたら爪ブラシで優しく洗う

爪の裏が汚れたときは、爪ブラシを使ってゴシゴシ擦らずにやさしく洗うようにしましょう。
ハイポニキウムのある部分は非常に繊細なので、強く洗ったり爪楊枝などで汚れをかき出すのはNGです。

洗うときはぬるま湯を使って手を軽く濡らし、柔らかめの爪ブラシに石けん(もしくはハンドソープ)をつけて爪の裏側を優しくなでるように洗います。
爪ブラシは100円ショップなどでも手に入るので、1つ持っておくと便利。

汚れたら洗うのではなく、毎日の習慣として優しく洗うことが清潔に育成するポイントです。

ハイポニキウム育成もネイルはできる

ハイポニキウムを育てている最中でも、ネイルを楽しむことは可能です。

ただし、無理に短く削ったり強い薬剤や刺激を与えないように行うのがポイント。
ジェルネイルやマニキュアを楽しみたい場合は

「爪の白い部分を2〜3mmほど残す」
「爪の裏側の状態をチェックしてから長さを整える」

この2点に気を付けましょう。
また、ベースジェルやトップジェルは優しい成分のものを選ぶと負担を減らしながらネイルを楽しめます。

まとめ

お花に触れている手の画像

ハイポニキウムが伸びすぎた時のケアは美爪を目指す上で重要なポイントです。

深爪にならないように適切な長さを保つことで爪が長く見え、きれいな爪を育成することができます。

しかし伸びすぎると爪が折れたときにハイポニキウムまで傷つけてしまうので、普段から爪先に衝撃を与える使い方は避けるようにしましょう。

適切なネイルケアと扱い方を知ってぜひ美爪ライフを楽しんでくださいね♪

その他、ハイポニキウムについては以下の記事で紹介しています♪

ハイポニキウムが剥がれたら対処法は?痛い時はどうすればいいの?
https://www.nailjoshi.com/40019/
ハイポニキウムをなくしたい!爪を短くする方法やハイポの役割を解説
https://www.nailjoshi.com/74304/
ハイポニキウムが伸びすぎていて気持ち悪い!ネイルケアでなんとかなるの?
https://www.nailjoshi.com/101368/
ハイポニキウムを伸ばす方法を徹底解説!ネイルオイルで保湿すれば伸びる?
https://www.nailjoshi.com/103547/
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