爪甲剥離はジェルネイルと関係がある?原因と予防方法をネイリストが解説 | ネイル女子

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「ジェルネイルをしていると、爪甲剥離症になりやすい」といった噂があるようです。
日頃からジェルネイルをしている方は気になってしまいますよね。

ジェルネイルは指先を美しく見せられることが魅力ですが、その一方で爪への負担や病気などが気になることもあるでしょう。

そこで今回の記事では、爪甲剥離症の症状、原因や対策法などを詳しく解説していきます。

爪甲剥離症とは?

爪甲剥離している足の爪

「爪甲剥離症(そうこうはくりしょう)」は、爪の先端部分がネイルベッド(爪のピンク色の部分)から離れて浮き上がり、白く見える状態のことです。

通常は爪の裏側にあるハイポニキウムが爪と指を固定し、雑菌などが侵入するのを防いでくれています。しかし、爪甲剥離症によってハイポニキウムの役割が通常どおりに行われないと、爪の剥離が進んでしまうので注意が必要です。

「もしかしたら爪甲剥離症かもしれない」と思ったら、まずは目で見て爪の状態や色をよく確認してみましょう。基本的には剥離している部分が黄白色に見えることが多いですが、浮き上がった部分に汚れなどが入ると、褐色のような色に見えることもあります。

爪甲剥離症になる原因は様々ですが、年齢や性別に関係なく起こる爪の病気なので、症状が出ている方は早めに皮膚科を受診したほうがよいでしょう。

爪甲剥離症になる原因

はじめにお伝えをすると、ジェルネイルが爪甲剥離症の原因となる可能性はあります。
実際にジェルネイルをする前は健康な状態であったにもかかわらず、オフした後の爪が剥離していたという事例もあるようです。

また、ジェルネイルを無理やり剥がし、爪に大きなダメージを与えたことが原因で爪甲剥離症になるケースもあります。

しかし、ジェルネイルをしたからといって、必ずしも爪甲剥離症になるという訳ではないので、過度な心配をする必要はないでしょう。

ただ、前述した通り、爪甲剥離症のような症状が現れた場合は、早めに皮膚科を受診することが大切です。そのまま放置してしまうと、悪化する恐れがあるので気をつけましょう。

爪甲剥離症の原因は、以下のように様々です。決してジェルネイルだけが原因ではないので、こちらもあわせて確認してみましょう。

  • 外傷(ケガ)によるもの
  • 乾癬、多汗症、膠原病などの皮膚疾患の部分症状
  • 洗剤・除光液・化学製品などによる刺激
  • 料理人・美容師・庭師といった指先を酷使する職業によるもの
  • カンジタ・爪白癬などの感染症
  • 内服薬によるもの
  • ヒールによる圧迫(足の爪の場合)

以上が代表的な原因ですが、実は爪甲剥離症は原因不明(突発性)のケースが最も多いとも言われています。

爪甲剥離症になったらどうすればいいの?

悩む女性

ここでは、爪甲剥離症になった場合の対処方法を解説します。

まず、ジェルネイルやスカルプチュア、マニキュアなどを施している場合は、直ちにオフして自爪の状態に戻しましょう。
そして、剥離の症状を悪化させないように、自爪を短めにカットするようにしてください。

さらに、細菌感染を防ぐために爪先を清潔に保つことや、爪の乾燥を防ぐためにネイルオイルを使用して保湿ケアを行うことも重要です。

爪甲剥離症は自然に治る場合もありますが、悪化させると爪甲が全て剥がれ落ちてしまう恐れもあるので注意しましょう。
特に患部に痛みや赤み、痒みといった異常がある場合は、なるべく早めに皮膚科を受診することをおすすめします。

爪甲剥離症を予防するには

ネイルサロンでケアを受ける

ジェルネイルを続けていくためには、爪の健康をキープすることが重要です。

ここでは、爪甲剥離症にならないようにするためにできることをご紹介します。大切な爪を守るためにも、積極的に実践してみましょう。

指先の使い方に気をつける

爪甲剥離症の原因は様々ですが、指先の外傷(ケガ)によるものも多いです。

例えば、爪の裏側(ハイポニキウム)の部分に鉛筆やシャープペンシルの芯のような細いものが刺さったり、お仕事や家事などで手を酷使したりした時に、爪が剥離してしまうことがあります。

お仕事などでやむを得ない場合もあると思いますが、可能な範囲で指先に負担がかからないように意識することがポイントです。指先ではなく道具を使って作業できる場合は、なるべく道具を活用するようにしましょう。

家事の場合は洗い物やお掃除の時にゴム手袋を使用して、洗剤の刺激から指先を守ってあげることも大切です。

あらゆる工夫をして、指先の使い方に気をつけたり、刺激を与えないようにしたりすることで、爪甲剥離症を防げる可能性が高くなるでしょう。

ジェルネイルの付け替えの周期を守る

爪甲剥離症にならないためには、ジェルネイルの付け替え周期を守ることも大切なポイントです。

基本的にジェルネイルの付け替え周期は、約3〜4週間に1回と言われています。これよりも短い周期での付け替えを頻繁に行うと、爪のダメージに繋がり剥離してしまう可能性があるため、気をつけましょう。

もちろん、付け替えの周期が長過ぎるのも爪にとって良くありません。ジェルネイルを長期間付けたままにして、浮いた部分から雑菌が侵入すると、様々なトラブルを招く可能性があるので注意が必要です。

ジェルネイルの付け替えは、長くても1ヶ月に1度くらいのペースで行うことをおすすめします。

正しい知識を身に付けてセルフジェルネイルする

ジェルネイルの施術方法が間違っていたり、無理な方法でオフしたりすると、爪甲剥離症を引き起こす可能性があります。
そのため、セルフでジェルネイルをする場合は、正しい知識を身に付けることが大切です。

ジェルネイルの工程で行われるサンディングで爪を必要以上に削りすぎたり、ジェルオフの際に無理やり剥がしたりすると、爪に大きなダメージを与えてしまうので気をつけましょう。

爪甲剥離症はジェルネイルできる?

ジェルネイルを付けた手元アップ

爪甲剥離症になってしまった時は、ジェルネイルをしばらくお休みする必要があります。

ジェルネイルができないと聞くと少し残念な気持ちになると思いますが、まずは爪の健康を第一に考えてあげましょう。

ジェルは硬化時に収縮する特性があるため、そのまま症状を無視してジェルネイルを続けてしまうと、剥離が悪化する可能性もあるので注意が必要です。

しっかりと爪甲剥離症が完治し、爪が健康的な状態になれば、ジェルネイルを再開することも可能なので安心してくださいね。

まとめ

今回は爪甲剥離症の原因や対処方法、予防するために気をつけたいことなどを解説しました。

一度剥離してしまった部分が元に戻ることはありませんが、新しい爪を育てることで、最終的には全体が健康な爪に生まれ変わるケースがほとんどです。
そのため、万が一爪甲剥離症になってしまった場合でも、焦らず落ち着いて正しい対処を行うようにしましょう。

本記事でも解説していますが、爪甲剥離症になった時は、すぐにネイルオフやカット、保湿ケアといった処置を行うことが大切です。
その上で、炎症や痛みといった症状が見られる場合は、速やかに皮膚科を受診することをおすすめします。

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