綺麗な爪の形というとどんな爪を思い浮かべますか?
縦長の爪、長くスラッとした爪、形が揃った爪など、思い浮かべる爪は人それぞれ異なるはずです。
綺麗な爪というイメージがあるということは、そうではない爪である場合にはコンプレックスを感じやすいということになります。
実際、爪の形にコンプレックスをお持ちの方はたくさんいらっしゃいます。
今回の記事では、一般的に美爪・綺麗な爪と言われる爪の形を紹介し、その形に近づけていくためのポイントをご紹介します。
ネイルサロンでの自爪育成メニューについても触れているので気になる方は参考にしてくださいね。
綺麗な爪の特徴って?
綺麗な爪・美爪とはどんな形の爪のことなのでしょうか?
一般的には以下のような爪を綺麗な爪とイメージする方は多いようです。
爪のピンクの部分が大きく縦長
爪には皮膚とくっついているピンク色の部分(ネイルベッド)と、皮膚から離れている白い部分(フリーエッジ)があります。
綺麗な爪のイメージとしては、ピンクの色の部分が縦に長く、フリーエッジが指の腹側から見たときに2~3ミリ伸びている状態が良いとされます。
ネイリストが受検するネイリスト技能検定でもモデルさんを上記のような長さに整えることが多いです。
長方形のような形で爪先が広がっていない
爪先の形は丸く整えることも多いですが、パッと見た時の印象が長方形で、爪先にかけて扇形に広がっていない爪も綺麗な爪という印象を持たれることが多いです。
爪の形について「男爪」「女爪」があると言われますが、この2つ特徴や違いは以下です。
女爪……爪の横幅は狭めで、縦に長い
要するに女爪とは、綺麗な爪と言われている形に近いので、女爪にする方法の需要が高くなります。
ただし、男爪が良くないというわけでは決してありませんよ!
現在の日本の感覚では女爪が良いという感覚が一般的であるというだけです。
綺麗な爪の形の作り方
綺麗な爪の形にするには整え方がポイントです。
ここでは綺麗な爪の作り方を紹介します。
爪の長さは削った後に指の腹から2~3ミリ出ているくらいにしたいので3~5ミリ伸びている状態だと整えやすいです。
用意するものは以下の5点です。
- エメリーボード
- キューティクルリムーバー
- メタルプッシャー
- キューティクルニッパー
- ネイルオイル
1.エメリーボードで爪を短めにする
まずはエメリーボード(爪やすり)で爪を削ります。
エメリーボードを動かす時に往復でガリガリと削ってしまうと、二枚爪の原因になるので、一方方向に動かして削るようにしましょう。
また、力の入れ過ぎも良くありません。
エメリーボードは親指と人指し指・中指で挟んで持ち、力みすぎないように持ってください。
おろしたてのエメリーボードはエッジが鋭利なので皮膚を切ってしまうことがあります。
怪我をしてしまわないように必ず「面取り」を行いましょう。
面取りをするには、エメリーボードかネイルファイルをもう1本用意します。
使い古したものでOKですが、ない場合は新しいもので大丈夫です。
使用したいエメリーボードのエッジをもう1本のネイルファイルの面で擦って角を取りましょう。
4辺全て行えば面取りは完了です!
2.爪先をラウンドかオーバルに整える
爪の長さが指の腹側から見て2~3ミリ程度になったら、爪先の形を整えます。
爪先の形は主にラウンド・オーバル・ポイント・スクエア・スクエアオフの5種類がありますが、自爪で生活するならラウンドもしくはオーバルにするのがおすすめです。
ラウンドの整え方は、まずは爪先の形が円の弧のような自然な丸みになるように削ります。
その後左右のサイドストレートをまっすぐに整えれば完成です。
オーバルは、爪の形が卵型のような形です。
そのため、爪先はラウンドより深いカーブに整えます。
サイドストレートも爪先に向かって緩いカーブになっているように整えれば完成となります。
3.甘皮ケアをする
爪の長さと形が整ったら、甘皮ケアを行います。
甘皮ケアをしっかりと行うことで爪の縦の長さが少し伸びるので、縦に面積が広がります。
キューティクルリムーバーを爪の根元に塗布して甘皮をふやかします。
メタルプッシャーで甘皮を優しく押し上げた後に、キューティクルニッパーで甘皮を除去します。
キューティクルニッパーは刃の角度を間違えると出血する可能性もあるため、慣れないうちは使わなくてもOKです。
その場合はメタルプッシャーの後に濡らしたガーゼかウェットティッシュで爪の表面を拭き取ると、余分な甘皮を絡め取ることができます。
4.保湿ケアをする
最後の仕上げにネイルオイルで保湿を行います。
ネイルオイルは100均やスリーコインズで販売されているプチプラのものでOKです。
もちろんネイルサロン専売品などのネイルオイルなら、保湿効果だけでないプラス効果も得られます!
爪の根元と爪先の裏側にネイルオイルを塗布してマッサージするように塗り込みましょう。
ネイルケアをした後だけでなく、手洗い後や就寝前などできるタイミングで1日5~6回程度塗るのがベストです。
深爪や男爪を縦長の爪にしていくポイント
深爪や男爪を縦長の爪にしていくにはどうしたらいいのか気になりますよね。
ここでは4つのポイントをご紹介します。
爪切りで爪を切らない
爪切りで爪を着ることは爪に負荷を与えやすく、二枚爪や割れ爪の原因になります。
また、切りすぎてしまって深爪になってしまうリスクもあるので爪の長さを短くしたい時はエメリーボード(爪やすり)を使用しましょう。
ちなみに、エメリーボードにはさまざまな目の粗さ(グリッド数)があります。
自爪を削るのに適しているのは100~180Gですが、100Gはかなり削れるので初心者の方は150~180Gのものがおすすめです。
爪や指先の乾燥を防ぐ
綺麗な爪というのは形だけでなく、ツヤがあることも大切です。
乾燥した爪は折れたり割れたりをしやすいので、潤った爪にすることは非常に大事。
ネイルオイルを使って常に潤いを与えましょう。
オイルを塗った後にハンドクリームを塗ると保湿力が持続するので併用するのが◎
ネイルオイルは容器の形状や香り、塗った時のテクスチャーなどの点から自分に合ったものを選ぶことで長く使い続けやすいです。
持ち運びしてこまめに塗ることが重要なため、ロールオンタイプやペンタイプが最初に購入するネイルオイルには向いているでしょう。
甘皮処理をする
綺麗な爪はささくれや甘皮がないことも条件の1つです。
男爪の方でも、甘皮処理をすることで少し縦に爪が長くなります。
先ほどは甘皮ケアの方法としてキューティクルリムーバーを使ったやり方を紹介しましたが、お湯を使ってケア(ウォーターケア)することも可能です。
またはお風呂上がりの皮膚がふやけているときに行ってもいいでしょう。
甘皮処理はやりすぎても良くないので、10日~2週間に1回のペースで行うのが理想的です。
ジェルネイルをしている方は付け替えの際に行えばOKですよ。
噛み癖がある場合は治す
爪の噛み癖があって深爪になってしまうという方は、まずは噛み癖を治しましょう。
ジェルネイルをしたら治ったという人は結構多いのでジェルネイルOKな生活環境ならやってみるのはおすすめです。
他にも絆創膏を貼ったり、噛み爪防止用のマニキュアを使用してみたりしても良いかもしれません。
癖を治すために大事なのは噛み癖が起きてしまう状況に気がつくことです。
例えばイライラしたときに爪を噛みやすいことに気づいたら、イライラした時は手を握ってやり過ごすようにするなど、意識して変えてみましょう。
ネイルサロンでの自爪育成について紹介
最後にネイルサロンでの自爪育成メニューについてご紹介します。
すべてのネイルサロンが扱っているわけではありませんが、ネイルサロンの中には自爪育成に関するメニューを取り扱っているところがあります。
もそ自分の家の近くなどで自爪育成メニューがあるネイルサロンを探したい時は「地域名 自爪育成」や「地域名 自爪ケア」で検索してみてくださいね。
ネイルケア+ホームケア
最も一般的な自爪育成メニューは本記事でご紹介したようなネイルケア+ホームケアが内容になっているものです。
ネイルサロンでしっかりネイルケアをしてもらい、自宅ではネイルオイルを使ってしっかり保湿をすることで美爪になっていきます。
サロンが自爪育成メニューとしていなくてもネイルケアメニューを行っているネイルサロンは多いです。
ネイルサロンのネイルケアメニューに月1~2で通いながら、自分自身でしっかりとホームケアを行えば同じような効果を得られる可能性も高いでしょう。
ネイルケア+ベース&トップ+ホームケア
次にネイルケア後に補強としてベースコート&トップコートを塗って仕上げてくれる自爪育成メニューを取り扱っているサロンもあります。
深爪や男爪だけでなく、割れやすかったり折れやすかったりする爪にお悩みの方におすすめのメニューです。
ジェルネイルより強度は少ないですが、より自爪に近い感覚で過ごせるのでジェルネイル特有の厚みやぷっくり感が苦手な方には特に相性が良いでしょう。
ホームケアはやはり大事なのでしっかり行ってくださいね。
ジェルネイル+ホームケア
ジェルネイル(ネイルケアをしっかり行った後にジェルネイルをする)とホームケアというメニューのサロンもあります。
自爪育成中にもジェルネイルでおしゃれをしたりテンションを上げたりしたいという方にぴったりです。
ジェルは自爪を削らないパラジェルやカルジェルなどのいわゆるノンサンディングジェルと呼ばれるジェルを使用することが多く、自爪を傷ませずジェルネイルをしながら自爪育成をすることができます。
長さ出し+ホームケア
深爪や噛み爪にお悩みの方で、長さ出しをして綺麗な爪の形を楽しみながら自爪を育てていきたい方におすすめのメニューです。
長さ出しの方法にはジェルスカルプチュアやアクリルスカルプチュアがあります。
施術時間も費用も1番かかってしまいますが、綺麗な形の爪を楽しみながら自爪育成をしていけるのでモチベーションを保てるでしょう。
深爪で炎症が起きている場合には施術をできないとお断りされてしまうこともあるので注意してください。
痛みや炎症がある場合には医師による治療が必要です。
ネイルをするよりも前に皮膚科や整形外科を受診してくださいね。
まとめ
今回の記事では、爪の形を男爪から女爪へとしていくためのネイルケア方法や、ネイルサロンでの自爪育成メニューについてご紹介してきました。
一般的に綺麗な爪とは、爪のピンクの部分が長めの縦長の形をしていて、健康的なツヤがある爪のことです。
綺麗な爪にしていくためには爪を切るときに爪やすりを使ったり、甘皮ケアを行ったりすることが大切。
また、ネイルオイルとハンドクリームによる保湿をしっかり行って、潤いを与えてツヤのある自爪にしていくことがポイントになります。
セルフネイルで始めることもできますが、ネイルサロンでの施術に頼りながらホームケアで保湿をしっかりするのもおすすめです。
自分に合った方法で綺麗な爪を目指してみてくださいね!
おすすめのネイルオイルやハンドクリームについてはこちらの記事を参考にしてください♪
https://www.nailjoshi.com/98357/