マニキュアの成分は?ジェルネイルとの違いをネイリストが解説 | ネイル女子

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よく比較されるマニキュアとジェルネイルですが、「自分で落とせるのがマニキュアで、落とせないのがジェルネイル」「空気で自然に乾くのがマニキュア、紫外線ライトで硬化するのがジェルネイル」くらいの情報しか知らない方も多いのではないでしょうか?

今回はマニキュアとジェルネイルの違いについて、ネイリストが成分の情報も含めて解説していきます。

それぞれのメリットやデメリットも合わせて、是非参考にしてくださいね。

マニキュアとジェルネイルの違い

ピンクのネイルを女性の指先

マニキュアとジェルネイルは、どちらも爪を装飾する人気のおしゃれアイテム。
今や年齢を問わず、多くの方が楽しんでいますよね。
まずはマニキュアとジェルネイルの基本的な違いについて、分かりやすく解説していきます。

マニキュアとは

蓋の空いたピンクのマニキュアボトル

爪に塗る塗料のマニキュアですが、サロンでは『ネイルポリッシュ』『ネイルカラー』と呼ぶのが一般的です。
ドラッグストアやコスメショップで簡単に手に入り、自然乾燥で乾くため、最も手軽に楽しめる爪のおしゃれアイテムです。
除光液を使って簡単に落とせるので、洋服によってカラーを変えたり、お休みの日だけ楽しむような使い方もできます。

■マニキュアの成分

マニキュアは工業用などのラッカー塗料とほぼ同じ成分で、合成樹脂に色を付け有機溶剤に溶かしたものです。
塗料のように無数の色を作り出せ、製造の過程でパールやラメなどを混ぜ込めばきらきらとした輝きや様々な質感が出せます。
有機溶剤は少し刺激臭を感じるため、最近では水で落ちるマニキュア(有機溶剤を使っていない水溶性のもの)もあります。

ジェルネイルとは

ジェルをライトで硬化中の手

ジェルネイルはジェル状の樹脂を爪に塗り、特殊なライト(UV・LEDライト)を使って固めます。
ライトの光に反応して化学変化が起こり、爪にしっかり密着し固まっていきます。

密着力が高いため持ちは3~4週間と長く、プックリとした厚みとツヤが出てとても美しい手元を演出してくれます。
ただし市販されている除光液では完全に落とすことが出来ないため、専用の薬剤を用意したりサロンにいく必要があります。

■ジェルネイルの成分

ジェルネイルの成分は主に合成樹脂と光重合開始剤です。
ジェル状の樹脂に光で反応する成分が入っており、そこに強度を持たせる成分や顔料を配合してベースジェルやカラージェルなどが出来上がります。

ジェルは化粧品と雑貨に分類されており、厚生労働省が認めた成分を使っているものが化粧品に分類されます。
雑貨扱いのものはベースジェルの上に付けるのは問題ないですが、直接爪に付けるのは何らかの刺激になる可能性があるため、セルフネイラーさんはしっかり確認してから使いましょう。

マニキュアのメリット・デメリット

パールネックレスと3本のマニキュア

手軽に使えるマニキュアは、ネイル初心者でも簡単に挑戦しやすいおしゃれですよね!
マニキュアはメリットも多い反面、やはりデメリットも存在するため、合わせて確認していきましょう。

マニキュアのメリット

  • 安くて種類が豊富
  • ドラッグストアやコスメショップ、コンビニなどで手軽に買える
  • 自分で落とせる

などのメリットがあります。

安価な物やブランド物まで様々な種類があり、洋服に合わせて色を替えたり、仕事のない週末だけ楽しんだりと、気軽に楽しめるのは嬉しいですよね!

ベースコート、マニキュア、トップコートだけで完成するので、ネイルを始めたい方にとって、初期費用が少ないのも魅力です。

マニキュアのデメリット

  • 乾かすまで時間がかかる
  • 取れやすい

このようにマニキュアは気軽に楽しめる反面、デメリットもあります。

ベースから丁寧に塗った場合、中までしっかり乾かすまで30分~1時間はかかります。

その間指先を使うことを制限されますし、表面が乾いたと思って触ってしまった場合、よれてやり直しになることも!
そうなったらせっかく苦労して塗ったのが水の泡ですよね。

最近は速乾性のマニキュアやトップコートもあるので、乾きやすいアイテムを使って工夫して楽しみましょう。

ジェルネイルのメリット・デメリット

ニュアンスネイルをした女性の手

ジェルネイルは一度つけると3〜4週間綺麗な状態が続くため、爪を見るたびハッピーな気持ちにしてくれますよね。
では、そんなジェルネイルの「メリットとデメリット」も確認していきましょう。

ジェルネイルのメリット

  • 持ちが3~4週間と長い
  • 厚みとツヤがあり爪がキレイに見える
  • デザインのバリエーションが豊富
  • 仕上がり後すぐに指先を使える

が主なメリットです。

マニキュアは2、3日で剥がれてしまうことが多いですが、ジェルネイルは3~4週の持ち。
ガラスのようなツヤ感と厚みが美しく、カラーを混ぜたり細かいブラシでアートを施したりと、様々なデザインを楽しむことができます。

ライトで固めたら完全に仕上がるので、乾かす手間もいらず、すぐに指先が使えます。

最近のネイルサロンでは主力のメニューとなっています。

ジェルネイルのデメリット

  • サロンで行う場合は高めの料金がかかる
  • オフする時もサロンで行う(オフ代もかかる)
  • セルフネイルの場合揃えるアイテムが多い
  • オフする時に知識と専用の薬剤が必要

などのデメリットも存在します。

最近ではセルフで行う方も増えましたが、基本的にサロンでしてもらうのが一般的。
数百円で買えるマニキュアに対し、サロンでジェルネイルをするとなると数千円はかかります。

また、密着力が高く厚みもあるため自分で落とすのは難しく、オフする際もサロンに行く必要があります。

セルフで始めようと思っても揃える道具はたくさんありますし、しっかりとした知識がないと自爪を傷めることに繋がってしまいます。

マニキュアに関する噂はウソ?ホント?

ベージュのマニキュアを塗る手

​マニキュアをするにあたって、
『ずっと付けっぱなしだと爪が呼吸できない』
『早く乾かすには冷やす』

などの噂を耳にしたことありますよね。

では噂の真相について解説していきます。

マニキュアを塗ると爪が呼吸できない?

ポーズをとる女性の手

『マニキュアやジェルを塗ると爪が呼吸できないから、たまには何も塗らず休憩させた方が良い』
そんな話を聞いたことがありませんか?

確かにマニキュアやジェルを塗ると爪に圧迫感を感じることってありますよね。
その感覚から、『爪が呼吸ができなくなる』という噂が始まったのかもしれません。

結論を言うと、爪は呼吸していないので噂は嘘です。

爪は皮膚の一部分が角質化して硬くなったものなので、神経や血管は通っていません。
髪の毛と一緒で、切っても痛くないですし血も出ないですよね。

爪は言わば死んだ細胞ですが、わずかに水分を含んでおり、その水分が蒸発していきます。
マニキュアを塗っていると、水分の蒸発がしにくくなるため、圧迫感を感じることもあると言われています。

マニキュアを早く乾かすなら冷やす?

左側に並べたマニキュア

塗ったマニキュアを早く乾かしたいなら
『冷水に浸すと良い』
と聞いたことがある方もいるのでは?

冷やすことで固まりそうなイメージがありますが、これも嘘です。

マニキュアは温度変化に敏感なため、冷水に浸すと逆によれたり持ちが悪くなってしまう可能性が!

早く乾かしたい場合は冷やさず時間をかけて自然乾燥、速乾性のマニキュアを使う、厚塗りしすぎないなど、基本的なことを守りましょう。

マニキュアには危険性がある?

注意マークを指す指

『マニキュアって爪に悪い』
『ずっと付けていると爪が傷む』
と聞いたことはありませんか?

しかし、基本的にマニキュアに危険性はありません!

ですが揮発性があるため、火気厳禁、換気をする必要があります。
マニキュアそのものに危険性はないのですが、除光液で頻繁に落とすことを繰り返すと爪が乾燥しやすくなってしまいます。

また、ベースコートを使わず直接カラーを塗ってしまうと、色素沈着を起こして爪の色が変色してしまう可能性が!
危険性はなくてもきちんと知識を持って、正しい使用方法で扱いましょうね。

まとめ

マニキュアを塗った手を眺める女性

マニキュアもジェルネイルも「爪を飾る目的」で使用しますが、成分や注意点が若干違うため、それぞれ正しい使い方をすることが大切です。

「マニキュアは手軽に楽しめるが、頻繁に除光液でオフすると過度な乾燥を引き起こす」
「ジェルネイルは無理やり剥がすとダメージになるため、きちんと適切な周期でジェルリムーバーを使ってオフする必要がある」
など、安全に使うためにはきちんとした使い方を把握しておきましょう。

マニキュアもジェルネイルもどちらも良さがあるので、自分のライフスタイルに合わせて使いこなし、爪のおしゃれを楽しんでくださいね。

マニキュアとジェルネイルについては↓コチラ↓の記事もどうぞ◎

マニキュアとジェルネイルを混ぜるのはアリ?併用できるかを解説
https://www.nailjoshi.com/102100/







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