足元を華やかに彩ってくれるフットジェルネイル。春夏シーズンはもちろんですが、1年を通して楽しむ方が増えています。
ネイルサロンで施術をお願いするのも良いけれど、セルフでフットジェルネイルができたらいいなと思う方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、フットジェルネイルに必要な道具や詳しいやり方などを解説していきます。
これまでセルフでフットジェルネイルをしたことがない方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
フットジェルネイルで用意するもの
まずは、セルフでフットジェルネイルをする時に必要な道具をご紹介します。
ほとんどのアイテムがバラエティショップやネットショッピングで購入できるので、足りないものがないか事前に確認しておくと安心です。
ジェル
ジェルはベースジェル、トップジェル、カラージェルの3種類を用意しましょう。
カラージェルはやりたいデザインによって揃える数が異なります。まずはシンプルにワンカラーから入り、徐々にお気に入りのカラーを揃えていくのもアリです。
硬化用ライト(底板が外れるものがおすすめ)
ジェルネイルを硬化させるためのLED(UV)ライトも必ず用意しましょう。既にハンドでセルフジェルネイルをされている方は、ライトを兼用することも可能です。
フットジェルネイルのために新しく購入する場合は、底板が外せるものをおすすめします。底板を外せるライトはフットジェルの硬化がしやすく、お掃除も簡単にできますよ。
セパレーター(ティッシュでもOK)
セパレーターは足の指と指を離してジェルを塗りやすくするための道具で、100均やドラッグストアなどでも購入可能です。
フットネイル用のセパレーターが自宅にない場合は、ティッシュで代用することもできます。その際はティッシュを細くねじって足の指に挟んで使用しましょう。
ファイル類
フットネイルの長さ・形を整えたり、爪表面の下処理(サンディング)をしたりするためのファイル類も必須です。エメリーボード、スポンジバッファー、アクリルファイルの3種類を用意しておきましょう。
各ファイルの用途は以下の通りです。
- エメリーボード:自爪の長さや形を整える
- スポンジバッファー:ジェルネイルの下処理(サンディング)
- アクリルファイル:ジェルオフ
消毒用エタノール
消毒用エタノールは、ジェルを塗布する前の油分除去や、未硬化ジェルの拭き取り、手指やネイル道具の消毒で使用します。
ドラッグストアなどで入手することができるので、切らさないように用意しておきましょう。
ワイプ(キッチンペーパーでもOK)
ワイプは未硬化ジェルを拭き取る際や、油分除去の際に、エタノールを染み込ませて使用します。
ジェルネイル専用のワイプも販売されていますが、キッチンペーパーをカットして代用することもできますよ。
コットン
コットンはフットジェルネイルをオフする際に必要な道具です。爪よりもやや大きめのサイズにコットンをカットして、ジェルネイルリムーバーを染み込ませて使用します。
質の良いコットンを用意する必要はなく、大容量のお得用コットンで問題ありません。
ジェルネイルリムーバー
ジェルネイルリムーバーは、フットジェルネイルをオフする際に使用します。100均やバラエティショップ、ネットショッピングなどで購入可能です。
アルミホイル
アルミホイルはフットジェルネイルをオフする際、ジェルネイルリムーバーを染み込ませたコットンを爪に密着させ、蒸発を防ぐために使用します。
キューティクルリムーバー
キューティクルリムーバーは、ジェルを塗布する前の甘皮処理で使用する道具です。キューティクル付近に塗って馴染ませると、固くなった甘皮を柔らかくすることができます。
液体タイプやクリームタイプ、ジェルタイプなどがあるので、お好みのテクスチャーを選びましょう。
メタルプッシャー
メタルプッシャーは事前のネイルケアで甘皮を押し上げる時や、ジェルオフの時に使用します。セルフネイルの際に出番が多い道具なので、忘れずに用意しておきましょう。
キューティクルニッパー
キューティクルニッパーは、甘皮処理の際に使用します。ルースキューティクルを取り除いたり、ささくれや甘皮の余分な厚みを整えたりする時に必要です。
フットジェルネイルの下準備の仕方
フットジェルネイルで必要な道具が揃ったら、次は下準備をしていきましょう。
1.爪の長さと形を整える
まずはエメリーボードを使用して、爪の長さ・形を整えます。
ハンドの場合は様々なカットスタイルを楽しむことができますが、足の爪はスクエアオフが基本です。先端をストレートに整えた後、両サイドの角に丸みを作りましょう。
足の爪の場合は両サイドの角をカットし過ぎると、巻き爪の原因になるので注意が必要です。
2.キューティクルリムーバーを使って甘皮を除去する
甘皮周りにキューティクルリムーバーを塗布して馴染ませます。甘皮が柔らかくなったら、メタルプッシャーでやさしく押し上げましょう。
その後、キューティクルニッパーでルースキューティクルや余分な甘皮の厚みを除去します。この時、甘皮を必要以上にカットしてしまうと炎症や出血の原因になるので注意しましょう。
3.スポンジバッファーでサンディングする
スポンジバッファーを使用して、自爪の表面をサンディングします。
サンディングとはジェルの密着を良くするために、爪の表面に凹凸を作ることですが、やり過ぎてしまうとダメージに繋がるので気をつけましょう。
ポイントは、爪の丸みを意識しながら全体をサンディングすることです。特に爪の根元やサイド部分は、ジェルがリフトしやすいので丁寧に整えてくださいね。
4.消毒用エタノールで油分除去する
ワイプにエタノールを染み込ませて、爪表面を拭き取ります。油分や水分が残ったまま施術を行うとジェルがリフトしやすくなり、持ちが悪くなる可能性もあるので気をつけましょう。
フットジェルネイルのやり方
下準備が終わったら、いよいよジェルを塗布する段階です。ここからは、フットジェルネイルのやり方を詳しくご説明していきます。
1.セパレーターを付ける
セパレーターを使用して、ジェルネイルが塗りやすいようにします。必要な道具の項目でも解説しましたが、ティッシュを細くねじって代用してもOKです。
2.ベースジェルを塗る
ベースジェルを全体に塗布して、LED(UV)ライトで硬化させます。硬化時間はジェルの種類やメーカーによって異なるので説明書をよく確認しておきましょう。
ベースジェルは持ちを左右する土台となるジェルです。はみ出したり流れたりしたまま硬化させると、そこから剥がれやすい状態になってしまいます。
万が一はみ出してしまった場合は、ジェルを硬化する前に必ずウッドスティックで修正しましょう。
3.カラージェルを塗る
カラージェルを塗布して、LED(UV)ライトで硬化させます。
親指は爪の面積が大きいので、ワンカラーの場合は、先端→根元→両サイドの順番が塗布しやすいのでおすすめです。
4.カラージェルを2度塗りする
カラージェルを2度塗りして、LED(UV)ライトで硬化させます。基本的にカラージェルは、2度塗りをすることで本来の色味を発色することが多いです。
ただし、メーカーやカラージェルの種類によっては、1度塗りでも綺麗に発色するものがあるので適宜調整しましょう。
5.トップジェルで仕上げる
トップジェルを全体に塗布して、LED(UV)ライトで硬化させます。未硬化ジェルが出るタイプを使用する場合は、ワイプにエタノールを染み込ませて全体を拭き取りましょう。
ジェルのオフの仕方
ここからは、ジェルオフの仕方を解説します。
1.ネイルファイルでジェルの表面を削る
まずはネイルファイル(アクリルファイル)で、ジェルの表面をまんべんなく削ります。
ベースジェルの層まで削るとジェルが溶けやすいですが、自爪を傷つけてしまうおそれもあるので注意しましょう。慣れないうちは、ジェル全体のツヤがなくなる程度まで削ればOKです!
2.コットンにジェルリムーバーを染み込ませて爪に乗せる
カットしたコットンにジェルリムーバーを染み込ませ、爪の上に乗せます。
この時、ハンドジェルやマニキュアをしている場合は、ピンセットを使用するのがおすすめです。ジェルが曇ったり、マニキュアが落ちてしまうのを防ぐことができますよ。
3.アルミホイルを巻いて15分程時間を置く
コットンを乗せた指に、カットしたアルミホイルを巻いて約15分放置します。
ジェルリムーバーの蒸発を防ぐためにも、アルミホイルは隙間ができないように巻くことがポイントです。
4.メタルプッシャーでジェルをこそぎ落とす
アルミホイルを外し、メタルプッシャーでジェルをこそぎ落とします。ジェルがうまくオフできない場合は、3と4の工程を繰り返しましょう。
無理やりジェルを剥がそうとすると、自爪が傷んでしまうので気をつけてくださいね。
5.ジェルを付けない場合はネイルオイルで保湿する
ジェルオフをした後は、甘皮周りや自爪がとても乾燥した状態になります。ジェルオフ後に新たなジェルを付けない場合は、ネイルオイルで保湿してあげましょう。
フットネイルでよくある質問
フットネイルでよくある質問にお答えしていきます。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
フットネイルのときの体勢は?
フットネイルをセルフで行うときは「体育座り」や「イスに座って片足を上げる」といった体勢があります。
しかし、フットネイルがやりやすいと感じる体勢には個人差があり、例えば体育座りが最適だと感じる方もいますが、中には体勢的に辛いと感じる方もいるようです。
そのため、まずはシュミレーションを行って、どのような体勢が自分に向いているか確認してみると良いでしょう。
フットネイルの持ちはどれくらい?
フットジェルネイルは、約1ヶ月半〜2ヶ月持つことが多いです。
手の爪に比べて足の爪は伸びるスピードが遅く、そこまで酷使することもありません。そのため、フットジェルはハンドジェルよりも長めに楽しむことができます。
フットのセルフジェルネイルでおすすめのデザインは?
フットのセルフジェルネイルでは、シンプルで簡単なワンカラーや、トレンドのマグネットデザイン、フラッシュネイルなどがおすすめです。
ワンカラーでは物足りないと感じる場合は、親指だけストーン埋め尽くしデザインにしてみたり、グリッターと組み合わせてみたりすると華やかになりますよ。
他にもフットネイルのカラー選びについて知りたい方は、こちらの記事で紹介しています♪
https://www.nailjoshi.com/80488/
まとめ
今回はセルフでフットジェルネイルをする時に必要な道具や、詳しいやり方などをお話しました。
サンダルやオープントゥから、ちらりと可愛いフットジェルが見えるだけで、心がときめく方は多いと思います。女性は足の指先まで、おしゃれを楽しみたいと思うものですよね。
フットジェルネイルはセルフでも意外と簡単にできるので、まだ挑戦したことがない方にも、ぜひチャレンジしていただければ嬉しいです!