ジェルネイルを付けたら必ずしなくてはならないオフですが、セルフジェルネイル初心者の方の中には、落とし方がわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
マニキュアのように除光液を付けたコットンで拭き取るだけでは、ジェルネイルはオフすることができません。
そもそもジェルネイルは除光液ではオフすることができないためです。
今回の記事では、ジェルネイルのオフに除光液がNGな理由や、正しいオフの仕方について解説してまいります。
自爪を傷ませずにジェルネイルを長く続けて行くためには正しいジェルオフは不可欠です。
しっかりやり方を覚えましょう!
ジェルネイルのオフは除光液ではできない
まずはじめに、除光液でジェルネイルオフはできません。
除光液はマニキュアを落とすものとして売られており、ジェルネイルは落ちないのです。
ジェルネイルを落としたい時は、ジェルネイルリムーバーを使用してください。
ちなみに、ジェルリムーバーを使用する場合も、マニキュアのようにリムーバーを染み込ませたコットンで拭き取るだけではオフはできないので注意が必要です。
正しいオフの仕方についてはこの後ご紹介していますので参考にしてくださいね。
ジェルリムーバーと除光液の違い
ジェルリムーバーならジェルネイルを落とせて、除光液ではジェルオフができない理由は「アセトン」という成分の濃度の違いです。
ジェルリムーバーでジェルがオフできるのはアセトンの濃度が高いからです。
除光液のアセトンの濃度は低く、もっというと除光液の中には「ノンアセトンリムーバー」と言われるアセトンが含まれていないものもあります。
そのため、除光液ではジェルネイルのオフができないのです。
ジェルネイルがオフできる除光液もある!
ジェルネイルのオフにはジェルリムーバーを使うのが良いのですが、除光液でジェルが全くオフできないわけではありません。
除光液の中には、アセトン濃度が高いものもあり、そのような除光液であればジェルもオフすることができるのです。
グリッターや濃いカラーをすっきり落とす用の除光液はアセトン濃度が高いものが多く、ジェルも落とせるといった触れ込みをしているものもあります。
また、ジェルネイルオフとマニキュアオフどちらもできるというリムーバーも売られています。
除光液でジェルネイルオフができるかどうかを見分けるには、パッケージに「ジェルネイルリムーバー」「ジェルネイルが落とせる」と書いてあるかどうかをチェックしましょう!
セルフでできる◎正しいジェルネイルのオフのやり方
ジェルネイルは除光液ではオフができないということがわかっていただけたかと思います。
また、ジェルリムーバーを使うにしてもただジェルリムーバーを含ませたコットンで拭き取るだけではオフができません。
ここではジェルネイルのオフの仕方をご紹介していきます。
まず、必要なものは以下の5つのアイテムです。
- ジェルリムーバー
- ネイルファイル
- コットン
- アルミホイル
- メタルプッシャー
コットンは爪より一回り大きいサイズにカットしておきます。
また、アルミホイルも指を巻けるサイズにカットしましょう。
以上のアイテムはすべて100均のセリアやキャンドゥで購入が可能です。
1.ネイルファイルでジェルを削る
まずはネイルファイルを使ってジェルの表面を削ります。
ジェルを一発で落としきるにはトップジェルとカラージェルを削って、ベースジェルだけが残っている状態にしましょう。
「ジェルネイルを削るのが慣れていない」「削るのがちょっと怖い」という方は、トップジェルだけ削っておくでもOKです。
2.リムーバーを染み込ませたコットンを爪に乗せる
小さくカットしたコットンにジェルリムーバーをヒタヒタに染み込ませ、爪の上に乗せます。
アセトンは皮膚の油分を奪って乾燥させてしまうので、できるだけアセトンが皮膚に触れないように乗せましょう。
3.アルミホイルで指を巻く
コットンが動かないように注意しながらアルミホイルで指を巻きます。
アセトンは揮発しやすいのでアルミホイルに隙間ができないように巻きます。
巻いたまま、リムーバーを染み込ませるために15分~20分時間をおきましょう。
アセトンは引火性があるのでライターを使ったりコンロを使用したりしてはいけません。
また、指先が冷たい、室温が低い時はホッカイロやミトンで温めながら待つと、リムーバーがより浸透しやすくなります!
4.メタルプッシャーでジェルをこそぎ落とす
15分~20分程経ったらアルミホイルとコットンを取って、溶けたジェルをメタルプッシャーでこそぎ落としていきます。
爪からふわっと浮いているジェルをプッシャーで落としていくようなイメージです。
ただし、ジェルが溶けておらず爪にしっかりくっついている時は、無理やり落とそうとせず、(2)と(3)を繰り返しましょう。
爪先のジェルは溶けにくいので、ネイルファイルで少し削って(2)と(3)を繰り返すのがおすすめです!
爪にくっついているジェルを無理に取ろうとすると、爪表面まで傷つけてしまうので絶対にNG!
丁寧にオフすることでダメージを防ぎ、健康な爪で長くジェルネイルを楽しめます♪
爪にジェルが残っていなければオフは完了です!
爪表面や甘皮周りが白っぽくなっていますが、これはリムーバーを使ったことによる乾燥です。
ネイルオイルやハンドクリームでしっかり保湿をしてくださいね!
ジェルを付け替える場合はネイルオイルを付けてしまうと油分がジェルをはじいてしまうので、ジェルを付け終わってからネイルオイルで指先を保湿しましょう。
100均商品も!ネイリストおすすめの市販ジェルリムーバーを紹介
以下では、ネイリストおすすめのジェルリムーバーをご紹介していきます。
どれも購入しやすい市販品なので、すぐにジェルオフがしたい!という方にもおすすめ!
paアセトンリムーバー
アセトン100%の強力なリムーバーです。
ジェルがしっかり溶けてきれいにオフすることができます。
ネット通販の他に、ロフトやハンズなどバラエティショップでも売られていることが多い商品です。
paはマニキュアも人気な老舗ブランドなので安心感がありますね♪
ネイリスト ジェルネイルオフリムーバー
こちらもアセトン100%のリムーバーで日本製です。
リーズナブルな価格ですが、ジェルが簡単にオフできます。
ちなみに、アセトン100%のリムーバーはラメが入ったマニキュアを落とす除光液として使うのもおすすめ!
コットンにしっかり染み込ませて拭き取ることで、落ちにくいラメもするっと落とせますよ。
Rooro(ローロ) ジェルリムーバーパックS
コットンをアルミホイルを用意しなくて良いパックタイプのジェルリムーバーです。
パックを開けると中にジェルリムーバーが染み込ませてある不織布シートが入っています。
ジェルネイルをネイルファイルで削ったら、こちらのパックを開けて爪にはめるだけでOK!
使い切りですが、細かい道具を用意しなくて済むので「いつもはネイルサロンでオフしているけど、急いでセルフでオフしたい!」という方にもおすすめです♪
セリア LJ エナメルリムーバー ジェルネイル用
※写真では左側の青いフタが付いたもの
100均のセリアで売られているジェルネイルリムーバーです。
シンプルなパッケージと使い切りしやすい容量、何より110円で購入できるのが嬉しいポイントです!
もちろん110円でもしっかりジェルネイルオフができます!
オフするための道具はこのリムーバーの他にも100均でしっかり揃えることができるので、プチプラでジェルネイルがしたい方にもおすすめです!
オフを簡単にしたいならピールオフジェルもあり!
ジェルネイルのオフは時間がかかるので大変に感じる方も多いです。
オフを簡単にするには「ピールオフジェル」というアイテムを使用する方法があります。
ピールオフジェルとは
ピールオフジェルとは、ベースジェルの代わりに最初に塗ることで、ジェルをシールのように剥がせるタイプにすることができるアイテムです。
100均のセリアでも販売されているので気になる方は取り入れてみてくださいね。
ピールオフジェルのメリット・デメリット
メリットはジェルのオフが簡単になることです。
また、サンディング(ジェルと自爪の密着を高めるために自爪を軽く削る工程)が不要なので自爪が傷つくことがありません。
デメリットはベースジェルを使用するよりも持ちが持ちが短くなる点です。
ピールオフジェルを使った場合の持ちは、大体3日〜1週間ほどなので3週間程度同じネイルを楽しみたい場合は向いていません。
ピールオフジェルの使い方
使い方は簡単で、ジェルを塗る前の下準備をした爪にピールオフジェルを塗ってライトで硬化するだけです。
ピールオフジェルを塗った後は通常通りカラージェルを塗ったりアートをしたりして最後はトップジェルで仕上げればOK!
オフをするときは爪の根元からウッドスティックなどで引っ掛けて浮かせ、剥がすだけです。剥がれにくい場合はぬるま湯に指先を浸けて行うとスムーズです。
まとめ:正しい落とし方でジェルネイルを楽しもう
今回の記事では、ジェルネイルのオフに除光液はNGというお話をしてきました。
除光液はジェルリムーバーに比べてアセトンの濃度が低いのでジェルを溶かすことができません。
ジェルネイルのオフをするには「ジェルリムーバー」と書かれている商品を購入してオフするようにしてくださいね。
ドラッグストアや100均のネイルコーナーで販売されていますよ!