100円ショップやプチプラメーカーのジェルネイルアイテムの充実により、セルフでジェルネイルを楽しむ方も増えている最近。
昔に比べ価格も安く手に入れることができるため、カラージェルなども数種類、多い方では数十種類集めている方もいらっしゃいますよね。
しかし、多く集めれば集めるほど、使わないジェルやなかなか減らずに日数が経過してしまったジェルは、ありませんか?
今回は、そんなジェルネイルの捨て方や、故障やモデルチェンジで不要になったネイルライトの処分方法などについて解説していきます!
ジェルネイルはいつまでに使い切ればいいの?
マニキュアを使ったことのある方はお分かりでしょうが、マニキュアは長く時間が経過すると、固まったりドロッとした状態になることがありますよね。
では、元々ジェル状になっているジェルネイルには、消費期限はあるのでしょうか。
答えは、YESです!
だいたい1~2年以内に使い切ろう
一般的にジェルネイルの消費期限は、
・開封後は1年以内
・未開封の状態で約2~3年
を推奨しているメーカーが多いです。
保管状況にもよりますが、開封後は1年以内に使い切るのがベストです。
未開封の場合でも2年を目安に使い切るか処分をするのが良いでしょう。
こんな状態のジェルは劣化しているかも・・・
消費期限以内であっても、保管状況(保管場所や温度など)によっては、中身のジェルが劣化してしまう場合も。実際にネイルサロンをしている筆者も経験があります。
ジェルが下記の状態にある場合は、劣化していると判断するのが良いでしょう。
- ジェルの粘度が明らかに高い(ドロドロになっている、固まっているなど)
- 異臭がする(ジェル特有の臭いとは異なった臭い)
- 退色している(元の色味と違っている)
2の異臭については、使用しているジェルによっても臭いは変わるため、判断しづらいところですが、1と3は分かりやすい指標になるので注意してみて下さいね。
ジェルネイルやネイル道具の捨て方をチェック
使用期限以内に使い切れなかったジェルや、不要になったジェルやネイル道具は、捨てる必要が出てきます。
一般的なジェルネイルの容器はプラスチックであることが多く、ネイルライトなどとなってくるとやや複雑な構造をしています。
それぞれアイテムごとに捨て方を解説いたします。
ジェルネイルの中身は拭き取って燃えるゴミで捨てる
ジェルネイルの捨て方1
ジェルネイルの中身(ジェル)は、ペーパー類で拭き取り、燃えるゴミで捨ててOK◎
容器は燃えないゴミで捨てる
ジェルネイルの捨て方2
ジェルネイルの容器は、燃えないゴミで捨てましょう。
プラスチック製品とはいえ、ジェルがついている場合、リサイクルが期待できないため、燃えないゴミとして処理するのがベター。
また、ジェルが入ったまま容器ごとネイルライトで硬化し、そのまま燃えないゴミに出すのもアリです◎
リムーバーやマニキュアは捨て方に注意
ネイルアイテムの中には、リムーバーやマニキュアなど捨て方に注意を要するものもあります。
リムーバー(除光液やアセトン)
・中身は蓋を開けて揮発させるか、布やペーパー類で吸い取る
・排水溝などには絶対に流さない!
上記の手順で空になった容器は、燃えるゴミとして捨ててOK◎(プラスチック容器の場合)
※リムーバー類は、引火の可能性があり危険なので必ず布類などで吸い取り、揮発させてから燃えるゴミに入れましょう。
マニキュア
・中身は布やペーパー類で吸い取る(中身が固まっている場合は、うすめ液を使う)
・空になった容器に除光液を入れて綺麗にする
上記の手順で空になった容器は、燃えないゴミ・上のハケ部分は燃えるゴミとして捨ててOK◎
※マニキュアは、ガラス容器に入っている場合が多いですが、こちらもリサイクルに期待ができないため、不燃ゴミ扱いがベター。
ただし、お住まいの地域によってゴミの分別ルールが異なるため、処分前はチェックしておきましょう。
ジェルネイル硬化用ライトの捨て方
ネイル道具の中で大きな機材と言えば、ジェルネイル硬化用ライトがあります。
筆者も経験があるのですが、ジェルネイル硬化用ライトは故障やモデルチェンジで処分をしなければいけないことも。
ただし、ジェルネイル硬化用ライトは、構造がやや複雑なため、捨て方にも注意が必要です!
地域によって分別方法が違うため注意
ジェルネイル硬化用ライトは、分類としては「小型家電」に値します。
そのため、基本は粗大ゴミとしてお住まいの地域の分別ルールに従って処分しましょう◎
ライトのサイズと地域によっては、燃えないゴミで捨てられる場合もあるため、こちらも合わせてお住まいの地域の分別ルールを確認しましょう。
UVライトの電球は危険物で捨てる
ジェルネイル硬化用ライトには、UVライトかLEDライトのタイプがありますが、UVライトの場合は、電球は取り外し新聞紙などに包んで危険物として(燃えないゴミで)捨てるとOK◎
ただし、ジェルネイルの硬化用紫外線電球は、蛍光灯と同じ扱いであるため、地域の資源ゴミとして回収に出せることも。
ちなみにLEDライトの場合は、電球部分が外せず一体型になっていることが多いため、丸ごと燃えないゴミもしくは粗大ゴミとして捨ててOK。
正しく保管してキレイなジェルネイルをキープ
せっかく購入したジェルが上記のように使用期限前に劣化してしまうとショックですよね。
ジェルネイルの劣化の一番の原因は、保管状況が悪いことであるため、劣化させない正しい保管の仕方をお伝えいたします。
日が当たる場所、電気が当たる場所には置かない
ジェルネイルの正しい保管方法
・直射日光を避ける
・電気が当たる場所に置かない
ジェルネイルの基本ですが、ジェルは日光(紫外線)や電気に長く当たると硬化してしまうため、上記2点は絶対に注意しましょう。
容器のフチは使った後にワイプで拭き取る
ジェルネイルの正しい保管方法
・使用後は、容器のフチを拭き取る
特に粘度の低いジェルの場合、使用後容器のフチ部分からジェルが流れ出てしまうことがあります。また、容器にジェルが付くとベタベタして綺麗にするのはなかなか大変なもの。
綺麗な状態を保つためにも、使用後は容器のフチをワイプなどで拭き取るようにしましょう!
蓋はしっかり閉める
ジェルネイルの正しい保管方法
・蓋はしっかり閉める
ジェルの蓋がきちんと閉まっていない場合、隙間からジェルが流れてしまったり、空気が入りジェルが退色したり固まってしまったり、劣化の原因にも繋がります。
ジェル容器の蓋はしっかりと閉め密閉された状態で保存しましょう。
まとめ
今回は、ジェルネイルやその他ネイル道具の捨て方について詳しく解説いたしました。
簡単にまとめます。
ジェル
- 開封後1年以内、未開封でも2年を目安に使い切る
- 正しい保管方法を守って劣化を防ぐ
- 捨て方は、中身をペーパー類で拭き取り燃えるゴミ
- 容器は燃えないゴミ(容器ごと硬化して燃えないゴミも可)
ネイル道具
- 揮発性のあるものは揮発させてから処分する
- 引火する危険性のあるものや蛍光灯などには注意が必要
- 住まいの地域の分別ルールに従って、分別して処分する
いかがでしたでしょうか?
最後に現役ネイリストの筆者の経験から付け加えると、ジェルの劣化には、室内など保管場所の温度も関係していると考えられます。
私は、お客様宅などに出張をすることもあるのですが、冬場など寒いときは、ジェルが明らかに固くなってしまったり、反対に夏の暑すぎるときは、サラサラ・トロトロになってしまった経験などがあります。
(特に人気のパラジェルのベースジェルは影響が大きそうです)
また、あまり人気のないカラージェルは出番が少なく、いざ必要なときに開けてみると、「色が退色していて全然違う!」という経験もあります。
例)ピンク→ベージュ、モーヴ→グレーに近い色になっていた、など。
経験上メーカーやそのカラーによっても劣化のしやすさは異なるため、定期的に持っているジェルの状態確認をするのがおすすめですよ^^
マニキュアや除光液の捨て方はこちらの記事で詳しく解説しています♪