普段から日常的にネイルをしている人も多くなりましたが、妊娠中のネイル事情が気になる人も少なくないはず。
ジェルネイルしたまま出産できる?そもそも妊娠中にネイルしてもいいの?
など、この記事では妊娠中のネイル事情を紹介していきます。
ネイル好きの妊婦さんや、これから妊娠予定の方は是非しっかりチェックしておいてくださいね!
ジェルネイルしたまま出産がNGな理由
出産の時にジェルネイルをしているのはNGとされていますが、なぜダメなのでしょうか?
ここではその理由を解説していきます。
爪で健康状態を確認できなくなる
爪の色は体の健康状態を反映するので、出産や緊急手術になってしまったときは医師が母体の健康状態を判断するために爪の色を観察します。
例えば爪の色が青紫色になった場合、貧血などの血行不良や心臓・肺疾患などが疑われます。
ジェルネイルをしていると爪の色が正確にわからず、爪で健康状態を確認することができなくなるのでジェルネイルをしたままの出産は禁じられています。
血中酸素飽和濃度を測れなくなる
血中酸素飽和濃度は通常94~99%の範囲内であればあまり大きな問題はありませんが、90%を下回ると全身の臓器に酸素が行き届かなくなり命にかかわる可能性があります。
出産時にはパルスオキシメーターという機器を指に装着して血中酸素飽和濃度を測ります。
しかしジェルネイルなどで爪が覆われていると正常に機能しない場合があるので、安全に出産するためにはジェルネイルはオフしておかなければいけません。
妊婦さんのネイル事情
ネイル好きな妊婦さんなら妊娠中だってネイルを楽しみたいものですよね。
ここでは妊婦さんのネイル事情を紹介していきます。
妊娠初期・中期・後期にわけて解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
妊娠初期:ジェルネイルOK
妊娠初期(妊娠1ヵ月~4ヵ月)にネイルをすること自体に大きな問題はないとされていますが、妊娠時期に関わらずネイルNGとしている病院もあるようなので担当医に確認してください。
つわりがひどい方はネイルのにおいや、長い施術時間などで気分が悪くなる可能性もあるので気を付けましょう。
スカルプチュアなどに使うアクリルリキッドは揮発性が高くにおいも特にきついので、妊娠中はできるだけアクリルリキッドを使わないことをおすすめします。
妊娠中期:病院によってはジェルNGの場合も
妊娠中期(妊娠5ヵ月~7ヵ月)にネイルをすることも基本的にはOKとされていますが、病院や妊娠経過などによってはジェルネイルがNGなこともあるので医師に確認してください。
つわりが落ち着く時期ではありますがきついにおいで気分が悪くなることもあるので、引き続きアクリルリキッドを使ってのネイルはできるだけ控えることをおすすめします。
ジェルネイルをする場合、妊娠中期の終わり頃にはオフができている状態が望ましいでしょう。
妊娠後期:ジェルネイルはNG
妊娠後期(妊娠8ヵ月~10ヵ月)にネイルをすること自体には問題はないとされていますが、妊娠後期はいつ出産になるかわからないのでジェルネイルを外しておくことが推奨されています。
出産や緊急手術の際に爪の色で健康状態を判断したり血中酸素飽和濃度を測定したりするためですが、実際に多くの病院で妊娠後期にネイルを外すよう指導があります。
どうしてもネイルがしたい場合はすぐ外せるマニキュアやピールオフジェルなどのセルフネイルに切り替えるようにしましょう。
ジェルネイルしたまま出産はNG!必ずオフしよう
安全に出産をむかえるために、ジェルネイルをしたままの出産はNGです。
「出産のときだけオフするから大丈夫!予定日ギリギリまでネイルしたい!」と思っている方もいるでしょうが、いつ出産になるのかは誰にもわかりません。
予定より早く突然出産になることや緊急手術になる可能性もあるので、妊娠後期には余裕をもってジェルネイルをオフしておきましょう。
どうしてもネイルをしたい場合は短期的におしゃれができるネイルチップなどもおすすめですよ。
他にも妊娠中のネイルについて知りたい方は、こちらの記事で紹介しています♪
https://www.nailjoshi.com/98586/