最近よく耳にする「メンズネイル」男性もネイルケアをしたり、カラーやアートを楽しむ方が急増しています。
メンズネイルに興味はあるけれど、どんな種類があるのか分からない方や、何から初めたら良いのか知りたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、
メンズネイルが注目されるようになった理由やメンズネイルの種類、そしてメンズネイルの方法や必要なアイテムについても詳しくご紹介していきます。
メンズネイルの歴史
昨今は性別を問わず美容に力を入れている方が増えてきました。
「メンズネイル」もそのうちのひとつです。
メンズネイルの歴史は意外と古く、
以前はギタリストやアスリートの方などが爪の保護や補強といった機能的な理由から行っていました。
しかし、1990年代にヴィジュアル系バンドのアーティストが、表現の一部としてネイルアートを行ってから、メンズネイルも広く知れ渡り、一般にも浸透するようになってきたという経緯があります。
メンズネイルが注目されるようになった理由
メンズネイルは機能的な理由以外にも、清潔感を出すためや、身だしなみの一部としてネイルケアへの注目が高まったこと、オシャレや自己表現の一環として男性でもネイルを楽しむ方が増えてきたことから注目度も高まっています。
「メンズネイル」の種類と内容
メンズネイルの歴史や注目されている理由が分かったところで、ここからはメンズネイルの具体的な種類や内容についてご紹介していきます。
アスリートネイ
アスリートネイルは名前の通り、アスリートが爪の補強やメンテナンス目的で行うネイルケアのことを指します。
爪は指先を保護したり、感覚を受け止めたり、踏ん張るためにも必要不可欠な存在です。
特に野球やバレーボール、バスケットボール、ボルダリングなど指先をよく使うスポーツは、より高いパフォーマンスを発揮するためにも、爪のコンディションがとても重要となってくるため、トレーニングと同様に日頃から爪のメンテナンスも行い、爪を丈夫に保つことで指先や足先を強化しています。
ネイルケア
ネイルケアは以前より経営者や営業マンなど表に立つ機会の多い男性が行っていました。
爪先は意外と他人から見られていることも多く、身だしなみとしてネイルケアをすることで、清潔感や信頼感も増し、好印象を与えてくれる効果があります。
ネイルケアの内容は、甘皮の処理、爪の形を整える、爪の表面を磨きツヤを出すことです。
サロンでやってもらうこともできますが、慣れてしまえばセルフで行うことも可能です。
マニキュア
マニキュアは主にオシャレや自己表現の一環として行う方が多くいます。
お手軽で購入しやすく、マニキュアの種類も豊富なためセルフでできる点も魅力のひとつです。
また、カラーリングといったオシャレや自己表現目的だけでなく、爪の補強や二枚爪の予防目的など、機能面でクリアカラーのマニキュアを塗るといった使用方法もあります。
現在は爪のお悩みに応じたマニキュアや保護液も多く販売されていますので、目的に応じて使い分けることも可能です。
ジェルネイル
ジェルネイルもマニキュアと同様にオシャレや自己表現として行われることが多くあります。
ジェルネイルはサロンに行って施術してもらうため、カラーリングだけでなくネイルアートができたり、爪の長さや形を変えられたり、より自由度が高く表現できる幅も広がります。
ネイルサロンというと男性には敷居が高く感じることもあるかもしれませんが、最近では男性ネイリストも増えてきており、
男性専用のサロンやメニューなどがある所もありますので、気になっている方は気軽に探してみて下さい。
メンズネイルはセルフも対応可◎
「メンズネイル」というとネイルサロンで行ってもらう、というイメージを持つ方もいらっしゃるかも知れませんが、セルフでも十分可能です。
そこで、ここからはセルフネイルに必要なアイテムや使用方法をご紹介していきます。
持っておこう!セルフケア用アイテム
セルフケア用のアイテムは、一般的なドラッグストアや雑貨屋さん、100円均一などにも沢山売られていますのでお手軽に購入することができます。
爪やすり
ネイルファイルとも呼ばれています。
爪の長さや形を整えるものです。
粗さによってグリットと呼ばれる数字が異なりますが、180グリッド前後のものが一般的に使用されているので、そちらを目安に購入すると良いでしょう。
ネイリストのおすすめポイント:爪やすりは、ステンレス製で繰り返し使えるものか、使い捨てできる板状のものがおすすめです。ステンレス製なら、使ったあとに水洗いをすれば清潔に保てます。一方で、板状の爪やすりは動かすときにしなりがあるので使いやすく、ネイリストも基本的に板状の爪やすりを使用しています。大まかな長さは爪切りで調整して、その後に爪やすりを使って形と先端の切り口を整えましょう。
プッシャー
爪表面にある甘皮を押し上げ、その後のケアをしやすくするためのものです。
木製やシリコン製、ステンレス製など様々なものがあります。
おすすめはステンレス製のメタルプッシャーと呼ばれるものですが、まずはお試しで使ってみたい方などは木製やシリコン製が安価でおすすめです。
ネイリストのおすすめポイント:キューティクルプッシャーは、爪の表面にぺたっとくっついている甘皮を押し上げるためのアイテムです。甘皮を押し上げることで、爪の根元や表面がスッキリしてキレイに見えます。プッシャーには軽石がついている「ストーンプッシャー」と、金属で出来ている「メタルプッシャー」の2種類がありますが、ウォーターケアなのでメタルプッシャーを使いましょう。スプーンのようになっているところを使って甘皮を押し上げたら、反対側のスクレイパーという部分で、余分な角質部分を掻き出します。
キューティクルニッパー
プッシャーを使用して爪表面から甘皮を剥がした後、キューティクルニッパーを使って余分は甘皮をカットして取り除いていきます。/p>
この作業をすることで一気に爪表面が整い、見た目も美しくなります。
ネイリストのおすすめポイント:キューティクルニッパーは、余分な甘皮をカットするために使います。先端に幅の狭い刃がついているので、細かいところもしっかり除去できます。また、甘皮だけでなく、乾燥で出来やすいささくれや、指先の角質、爪のキワから出てくる小爪などもしっかりカットできます。最近はネットショップで安価なキューティクルニッパーが沢山売られていますが、長く使い続けるのであれば大手メーカーの商品がおすすめです。こちらの内海というメーカーは長年理美容のシザーを開発・販売している会社なので、プロのネイリストも愛用者が多いです。
バッファー&シャイナー
バッファーは爪表面の凹凸やがたつきを整えるもので、シャイナーは爪表面を磨き、艶やかにするためのものです。
バッファーも爪やすりと同様に粗さによってグリッド数が異なります。
150〜240グリッドと幅広くあるのですが、少し粗目のものと細かめのもの、2種類持っておくと使い勝手も良いでしょう。
シャイナーは基本的に1種類しかないため、1本持っておけば問題ありません。
ベースコート&トップコート
バッファーとシャイナーでも艶やかに仕上がりますが、より光沢感を出したい方や、爪の色味を整えたい方、二枚爪などトラブルのある方はベースコート、トップコートを使用することをおすすめします。
ベースコートはカラーによる自爪への色素沈着を防いだり、定着力を良くする効果があります。
トップコートは表面をコーティングすることでカラーを剥がれにくくしたり、爪表面にツヤを与える効果があります。
キューティクルオイル
ネイルケアができたら、最後にキューティクルオイルを塗布し仕上げましょう。
キューティクルオイルを使用することで、
爪を保湿し、栄養分を与えることで健康的で丈夫な爪の成長を促します。
塗布する際はキューティクルだけでなく、爪と皮膚の間にも塗ることをおすすめします。
こうすることで爪のピンクの部分が綺麗に伸びてくれる効果も期待できます。
ネイリストのおすすめポイント:ネイルオイルは、爪周りを保湿することに特化した保湿剤です。オイルとはいえ指先に使うものなのでサラッとしたテクスチャーのものが多く、馴染みやすくなっています。ハンドクリームやスキンケア用品はベタつきが気になるから苦手という男性でも、サラサラのネイルオイルなら使いやすいのではないでしょうか。ネイルケア後はもちろん、手を洗ったあとや寝る前など、普段遣いをするのがおすすめです。こちらのネイルホリックのネイルオイルは、香りが強くないという特徴も人気を集めています。
ハンドクリーム
キューティクルオイルでの保湿の後、できればハンドクリームも塗ってあげましょう。
ハンドクリームを塗ることで保湿力が持続しますよ。
ネイリストのおすすめポイント:手荒れが気になる時や、乾燥で指先がカサカサという時はハンドクリームを活用しましょう。男性はベーシックなニベアやアトリックスを使っている方も多いですが、ベタつきが気にならないサラサラ系のハンドクリームもおすすめです。サラヤのヤシノミキッチンハンドクリームは、台所用洗剤でおなじみのヤシノミ洗剤シリーズの商品です。洗い物をする前に塗ってもヌルつかない使い心地で、ベタつきがしっかりカットされています。無香料なので余計な匂いがつかないのも嬉しいですね。敏感肌の人でも使いやすく、手肌に優しい自然派成分がしっかり保湿してくれます。
セルフケアのやり方とポイント
メンズのネイルに欠かせないセルフネイルケアのやり方とポイントを紹介していきます。
自分でネイルケアができるようになれば、いつでも気になったときにケアできるのがメリットです!
用意するもの
- 爪切り
- お湯を張ったボウル
- タオル
- キューティクルニッパー
- プッシャー
- 爪やすり
- ネイルオイル
- ハンドクリーム
セルフネイルケアの手順
- 爪切りで爪の長さと形を大まかにカットする。
- 爪やすりを使って、爪の形を整える。
ポイント:指によって爪の形がまちまちではキレイにみえません。なるべく爪先の形は揃えるようにしましょう。おすすめの形は、指のカーブに合わせた丸い形です。 - ボウル(容器)にお湯を入れ、指先を湯に5分程浸して甘皮を柔らかくする。
- お湯から手を出しタオルで水気を拭う。
- プッシャーを使って、柔らかくなった甘皮をまずは優しく押していく。甘皮がグッと動いたら、もう一度押していく。これを何度か繰り返していく。
ポイント:最初から爪に張り付いた甘皮を一気に押し上げるのは無理ですし、炎症を起こす原因になりかねません。少しずつ、を繰り返し徐々に爪に張り付いた甘皮を浮かしていきましょう。 - 爪の上から浮いた余分な甘皮を、キューティクルニッパーでカットする。
ポイント:指が乾いた状態で甘皮をカットすると、切ったところから乾燥が進み、ささくれになりやすいです。キューティクルニッパーを使う前に、最初に使ったお湯に再度指を浸け、一度甘皮周りを湿らせてから、カットするようにしましょう。 - オイルを甘皮周りになじませ、手全体にハンドクリームを塗ったら終了です。
自分でネイルケアする時のポイント
ネイルケアを初めてする場合、甘皮がふやけるのに時間がかかり、押し上げるのも上手くいかないかもしれません。
ですが、お湯に浸してプッシャーで押し上げるのを何度か繰り返していくうちに、甘皮は上がりやすくなっていきます。
特におすすめなのが、お風呂に入っている時に自分の爪で少しずつ甘皮を押していくことです。
甘皮周りのような小さな箇所は、自分の指で直接押していく方が、やりやすいですし力加減もわかりやすいのではないでしょうか。
毎日少しずつ押していくことで、甘皮で埋もれていた爪の根本も出てきます。
丸い爪の形で悩んでいた人も、根本を押し上げていくことで爪の形が変化していきます。続けていくころで確実に縦長でキレイな爪になれますよ!
毎日のお風呂タイムで甘皮を動かしやすくしておけば、道具を使ったケアは格段にやりやすくなり、ケア後の仕上がりの美しさが違ってきます。
セルフのネイルケアは慣れてくるとあっという間に完了するので、ネイルサロンに行かなくてもきれいな爪や手元がキープできますよ。
甘皮のウォーターケアは2~3週間に1度でOKなので、爪の長さが気になってきたら爪やすりで整えていきましょう。
メンテナンスをしたキレイに切り揃えられた爪は、清潔感ときちん感があり、とても好印象です。
ぜひセルフケアを取り入れてみてください。
セルフネイル初心者におすすめのカラー
最後にセルフネイル初心者さんにもオススメのネイルカラーを3つご紹介します。
クリアカラー
■HOMEI ネイルカバーハードナー セミマット
まずはクリアカラー。
色はつかないため初心者さんでも使いやすく、目立たないためどんなシーンでも使用できます。
また、マットやセミマット仕上がりといった質感の異なる商品もありますので、ツヤっとしすぎるのは苦手、という方にもぴったりです。
薄いピンクやベージュ
■オルビス ミスター ネイルケアプロテクター 01ナチュラル
続いて薄いピンクやベージュといったスキンカラー。
自爪の色味にムラがあったり、指先を長く見せたい時にぴったりのカラーです。
セミマットで発色もとても自然なので違和感なく健康的で美しい爪先を演出することができます。
黒
■NAIL HOLIC(ネイルホリック) ネイルホリック BK010
最後はブラックカラー。
メンズネイルの定番で一番人気のカラーです。
カラーリングをしてみたいけど何色が良いか分からない、といった方にはブラックがおすすめです。
また10本全部に塗るのではなく、両手をアシンメトリーに数本塗ってみるのも初心者さんには取り入れやすく、オシャレに見えるためおすすめです。
まとめ
メンズネイルは清潔感を与えるだけでなく、指先まで配慮が行き届いているというプラスな印象を与えます。
そしてネイルは他人からも、そして自分自身の目にもよく入ってきます。
ふと見た時に爪がキレイだと、やはり嬉しくなったりテンションが上がりますよね。
今までメンズネイルに対してあまり興味がなかった方も、この機会にぜひネイルケアから始めてみませんか。
きっとメンズネイルの魅力に気付くはずです。
その他、メンズネイルについてこちらの記事で紹介しています♪
https://www.nailjoshi.com/97176/
https://www.nailjoshi.com/97958/
https://www.nailjoshi.com/94677//