平爪さんの場合、爪のカーブがほとんどなく平らに近いことから
「ネイルチップを付けると、カーブが合わずに浮いてしまう…」
というお悩みをよく耳にします。
お仕事や学校の規則などでお休みの日にしかネイルができない方々にとって、ネイルチップはとても重宝するアイテムです。
しかし、平爪気味だとチップが浮いたり取れたりしてしまうことが多く、悩んでしまいますよね。
そこで今回の記事では、平爪さんにも安心してネイルチップを楽しんでもらえるように、浮かないチップの付け方やネイルチップのカーブを平らにする方法をご紹介します。
平爪には浮かないネイルチップの付け方がある
「平爪にはネイルチップが付けにくい」というイメージがありますよね。
平爪とはその名の通り、あまり膨らみのないフラットな爪を指します。
つまり「Cカーブが緩いorほとんどない」ため、ネイルチップを装着する際にうまくフィットしないことが多いです。
特にネイルチップのCカーブがきつめの場合は、チップと自爪の間にかなりの隙間ができてしまい、浮いたような状態になります。
しかし、平爪だからといってネイルチップを使用できないわけではありません。
以下のように、平爪でも浮かないネイルチップの付け方があります。
・接着シール(両面テープ)を使用して爪に厚みを出す方法
・ドライヤーを使用してチップのカーブを調整する方法
・お湯を使用してチップのカーブを調整する方法
これらの具体的な方法については、次項で詳しく解説しているので、ぜひ併せてチェックしてくださいね。
Cカーブとは?
前項では、平爪はCカーブが緩いorほとんどないというお話をしましたが、
「そもそもCカーブって何?」
と疑問に思った方もいるかもしれません。
Cカーブは、爪の先端部分を正面から見た時のカーブのことです。
そしてこのCカーブの度合いには個人差があり、カーブがきつめの方もいれば、ほとんどない方もいます。
平爪さんの特徴は、Cカーブがあまりないことです。しかし、日常生活に支障をきたすわけではないので、基本的に心配する必要はありません。なお、平爪の主な原因は遺伝であると言われています。
平爪さん用のネイルチップの付け方
平爪さんが、既にデザインが施されたネイルチップを付ける時は、自分の爪に高さを出す方法が適しています。
ここでは、平爪さん用のネイルチップの付け方を詳しく解説していきましょう。
ネイルチップの装着前にやっておくこと
まずは、ネイルチップを装着する前の準備をしていきます。
この事前準備をしておかないと、スムーズにネイルチップが装着できない場合があるので、必ず先に行うようにしましょう。
以下に、準備の内容を詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてくださいね。
▪️接着シールを必要な大きさにカットしておく
平爪に高さ・厚みを出すために使用する接着シール(両面テープ)を、以下のようにカットしましょう。
- 爪中央に縦に貼れるようにカットする(高さを出す用)
- 爪のサイズに合わせてカットする(ネイルチップを貼る用)
なお、爪に高さを出す用の接着シールは、ネイルチップのCカーブにフィットする程度の厚みを出せるように、確認しながらカットすることがポイントです。
一方、ネイルチップを貼る用の接着シールは、爪にぴったり合うサイズになるようにカットしましょう。
このように、あらかじめ接着シールをカットしておくことで、ネイルチップを装着する作業がスムーズに進みます。
▪️甘皮処理をしておく
ネイルチップを装着する前に、甘皮処理をしておくことも大切なポイントです。
爪に余分な甘皮が張り付いたままの状態だと、接着シールの効果が弱まってしまいます。
その結果、ネイルチップがすぐに取れてしまう可能性があるため、事前の甘皮処理は必ず行うようにしましょう。
準備するもの
平爪さんがネイルチップを装着するのに必要なものは、
- ネイルチップ
- 接着シール(高さを出す用、ネイルチップを貼る用)
- エタノール
平爪には厚みのあるタイプの接着シールがおすすめです。
平たいものや薄い紙タイプのものしかない場合は、重ねて使う分、余分に用意しておきましょう!
平爪にネイルチップを付けてみよう!
では、実際にネイルチップを付けていきます。
1.自爪の油分除去をする
自爪に汚れや油分が残っているとネイルチップの密着が悪くなってしまいます。
チップの装着前には手をよく洗いましょう!
その後、エタノールやプレプライマーなどを用いて、爪表面の油分除去をおこないます。
エタノールやプレプライマーが手元にない場合は、除光液やエタノール入りの消毒シートで代用することも可能です。
2.両面テープを重ねて高さ(厚み)を出す
両面テープを重ねて貼ることで厚みを出し、平らな爪に高さをもたせ、テープでCカーブ(爪を先端から見た時のカーブ)を作っていきます。
使用する両面テープは紙製の薄いタイプよりも、厚みのあるタイプのほうが高さを出しやすいのでおすすめです。
爪中央に縦に貼れるようにカットしておいた両面テープを、チップのカーブと爪にできる隙間が埋まるくらいの高さまで、重ね貼りしていきます。
どれくらい重ね貼りをしてよいか迷った時は、チップを爪に当てながら最適な高さ・Cカーブの感覚を掴んでいきましょう。
3.爪にぴったりサイズの両面テープを貼る
高さを出すために貼った両面テープの上から、チップ装着用の両面テープを貼っていきます。
この時の両面テープのサイズは、爪にぴったり合うようにカットしましょう。
空気が入らないように貼ることがポイント!
ピンセットを使うとスムーズなのでおすすめです。
4.ネイルチップをつける
両面テープが貼れたら、ネイルチップを爪の根元から合わせて装着していきましょう。
この時も両面テープとネイルチップの間に空気が入らないように気をつけ、根元から空気を抜くようにつけていくことがポイントです。
ネイルチップをつけたらすぐに手を離さず、そのままカーブに合わせてやさしく圧をかけ、1分ほどキープすることで取れにくくなります。
ネイルチップのカーブを平らにする方法
上記では、ネイルチップに合わせて爪の高さを出す方法をお伝えしました。
次に、平らな爪にもフィットするように、ネイルチップ自体のカーブを変える方法を2つ、お伝えします。
ちなみにこちらは、カラーやアートなどのデザインを施す前のクリアorナチュラルチップに向いてる方法です。
すでにデザインが施されたネイルチップの場合、カラーやアートが剥がれてしまう原因となるため注意してください。
ドライヤーで温める
ひとつ目はドライヤーを使った方法です。
- ペンなどを使ってネイルチップが平らになるように押さえながら、ドライヤーの温風を約8〜10秒あてます。(秒数は目安ですが、長過ぎると変形する場合があるので気をつけましょう)
- ペンで押さえたまま冷風に切り替え、約10〜15秒あててカーブを固定したら完成です。
温風は近過ぎない位置からあてるようにし、手を火傷してしまわないように注意しましょう。
お湯で温める
ふたつ目はお湯を使った方法です。
- 約40〜50度のお湯の中に、ネイルチップを約30秒入れて柔らかくします。
- お湯から出した後、指でネイルチップを押し広げてカーブが浅くなるようにしましょう。
- その後は冷水にネイルチップを約30〜60秒入れて、カーブを固定したら完成です。
まとめ:平爪さんでもネイルチップは楽しめる!
今回は平爪さんでも浮かないネイルチップの付け方や、ネイルチップのカーブの変え方をお話しました。
すでにデザインが施されたチップを付ける場合は両面テープで爪自体に高さを出す方法、クリアorナチュラルチップの場合はチップ自体のカーブを変える方法がおすすめです。
平爪だからといって、ネイルチップを付けることを諦める必要はありません。
今後も積極的に、指先のおしゃれを楽しんでいきましょう!