ここ数年とても人気のあるマグネットネイル。
韓国ネイルやワンホンネイルの影響もあり、様々なネイルデザインに使われています。
最近では、100円ショップやプチプラメーカーのネイルアイテムも充実しているため、セルフネイルでマグネットネイルに挑戦しようと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、セルフネイルで抱きやすい「マグネットネイルに使用する磁石はなんでもいいの?」という疑問を今回ネイリストの筆者が検証してみました!
数種類の家庭用磁石を用いて検証したので最後まで読んで参考にしてくださいね♪
マグネットネイルの磁石はなんでもいいの?
そもそもマグネットネイルとは・・微粒子になった鉄粉が混ざったマグネットジェルを専用の磁石を用いて、様々な模様を描いたり、輝きを出すネイルデザインのことです。
マグネットネイルに必要不可欠なアイテムは、
・マグネットジェル
・磁石
です。
マグネットネイルが流行りだしたばかりの頃、ネイリストの私も「磁石は専用のものじゃなくてもいいのかな?」と疑問を抱き、手持ちのもので試してみたことがあります!
先に結論を申し上げておきますが、「使用する磁石は専用のものでなくてもOKだが、使用する磁石の磁力がポイント」です。
今回改めて、マグネットネイルに使用する磁石はなんでもいいのかという疑問を検証した結果を画像付きで分かりやすく解説していきます♪
検証に使う磁石はこちら
今回は、手に入れやすい100円ショップ(ダイソー)でご家庭でもよく使われるタイプを含め、3種類の磁石を用意しました!
1.マグネットバー(写真右)
検証する磁石
1.マグネットバー:ダイソーで購入 110円
プリントなど書類をしっかりと固定できる長い磁石です。
ご家庭の冷蔵庫などで使用されている方も多いのではないでしょうか。
2.強力マグネット(写真右)
検証する磁石
2.強力マグネット:ダイソーで購入 110円
丸い磁石が5個重なって売られており(5個×5束のイメージ)、その名の通り磁力は強力。
家庭用というよりもオフィスや学校などで使用されているイメージの商品です。
今回は、この5個でまとめられたものを1つとして使用していきます。
3.カラーマグネット(写真右)
検証する磁石
3.カラーマグネット:ダイソーで購入 110円
一般家庭で一番多く見かけるのは、こちらのタイプではないでしょうか^^
我が家にも何個もあります!写真や書類などを留めるのに用いられます。
検証に使うマグネットジェルはこちら
今回検証に使用したマグネットジェルはこちらです!
ネイル工房より発売されている、フルーツマグネット カラーナンバーは06番です!
価格は500円(税込み・送料無料)
こちらのフルーツマグネットジェルは、発売当初から磁石との反応がよく、模様が出しやすいことからネイリストにも注目されていた商品です。
ボトルタイプになっていてすぐに使える便利さと、さらに価格の安さからは想像のつかない発色の良さで人気のジェルです♪
今回は、セルフネイルでも挑戦しやすいプチプラ価格と反応のよさから、こちらのジェルとカラーを選びました。
ネイリストがいろんな磁石で検証した結果!
では、実際に紹介した3つの磁石とマグネットジェルを使って、検証していきます!
今回検証するマグネットネイルのデザインは、
・全面塗り
・フレンチ風
・グラデーション風
です。
Before
まず、ネイルチップにマグネットジェルを塗布。
全面塗りとフレンチ風デザインの場合は、このように一度塗りをして、磁石はあてずに硬化します。
反対にグラデーション風デザインの場合は、
このようにマグネットジェルをグラデーションにして、一度硬化します。
1.マグネットバーの結果
検証1はマグネットバーです。
一度塗りして硬化が完了したら、上から二度塗りし、マグネットバーをこの角度で横から当てていきます。
左右から当て、磁力によってジェルの鉄粉の動きを確かめます!
両サイドからマグネットバーを当てた結果がこちら↓
マグネットバーの検証結果
磁石による反応:ほとんど無し
マグネットバーは反応がかなり少なく、正直beforeとの違いが分からない・・!でした。
磁力がかなり弱いのか、何度か様々な角度からも試してみましたが、全くといっていい程、反応が起こらなかったため、フレンチ風・グラデーション風デザインは断念しました。
検証結果としては、マグネットバーでは代用不可×でした。
2.強力マグネット(5枚重ね)
続いて、5枚重ねになった強力マグネットで検証していきます。
全面塗り
まずは、二度塗り後、硬化せずに全面塗りし、こちらも左右からゆっくりと磁石を当てます。
左右から当てた結果↓
かなりいい反応ありでした!
フレンチ風
フレンチ風は、二度塗り後に硬化せず、全面塗りの要領で全体に光を集めたら、
ネイルチップ(または爪)の根元から先端に向かって、グイーっとジェルを誘導するイメージで磁石を動かします。
先端に光を集めたら、左右から理想的な輝きになるまで磁石を当て、フレンチのラインを出していきます。
フレンチ風の結果↓
こちらもなかなかの反応のよさでした!
グラデーション風
グラデーション風に一度塗り、硬化。
二度塗り後硬化せず、磁石をチップ(または爪)の根元から先端に向かって光を集め、最後に先端とサイドから磁石を当て、光を調節したら完成!
グラデーション風もなかなかの反応の良さでした◎
強力マグネットの検証結果
磁石による反応:かなり良い
やはり磁力が強いからか、反応はとてもよく、マグネットジェル専用磁石とそんなに差がなかったため、十分代用可能でした!
3.カラーマグネット
続いて、どこの家庭にもあるカラーマグネットで検証していきます。
全面塗り
上記2種類と同じように二度塗り後に左右からカラーマグネットを当てます。
カラーマグネットを左右から当て、全体に光を集めたら完成!
かなり反応が良い◎
フレンチ風
こちらも上記同様に全面に光を集めたら、硬化せずに根元から先端に向かって磁石をゆっくりと動かして、光を誘導していく。
くっきりとフレンチラインが出ました!
グラデーション風
こちらも綺麗にグラデーションになりました!
カラーマグネットの検証結果
磁石による反応:想像していたよりもかなり良い
カラーマグネットは正直あまり期待していなかったのですが、磁力が思いのほか強いのか、反応がとてもよく驚きました!
また、丸い形状からフレンチラインを簡単にくっきりと浮かび上がらせることができ、グラデーションもしやすく、かなり使いやすかったです。
こちらも代用可能な磁石です!
マグネットジェル専用磁石との違いは?
ダイソーで手に入る家庭用・事務用の磁石で検証を行いましたが、実際にマグネットジェル専用磁石との違いはどうなのでしょうか?
その差を比較すべく、マグネットジェル専用磁石を使った場合もご紹介しておきます♪
マグネットジェル専用磁石はこちら
今回使用するマグネットジェル専用磁石はこちら。
NAILTOWNより発売されている、マグネットジェル専用スティックマグネット:275円です。
こちらは、先端から丸い形になっており、主に全面を光らせる全面ギャラクシーに適していますが、使い勝手がいいため、普段からサロンでも使用しております。
専用磁石で作った結果!
専用磁石で作った結果がこちらです!
全面塗り↓
フレンチ風↓
グラデーション風↓
専用磁石を使った結果・・
やはり磁石の反応は抜群によく、スイスイと光が動く印象です。
特に全面塗りの全面ギャラクシーのしやすさは、格段に良かったです。
細かいラインを出す必要のあるフレンチネイルの場合は、磁石の大きさもあってか、カラーマグネットよりもやや苦戦しました。
とはいえ、マグネットネイル専用磁石には様々なタイプがあり、用途によって使い分けをするのが一般的なため、こちらはこれで十分な商品という印象です!
まとめ
今回は、100円ショップなどで手に入る家庭用磁石でマグネットネイルを検証した結果をご紹介しました。
家庭用磁石で代用は可能だが、磁力の強さによる!という結果になりました。
全面塗りのギャラクシーネイルの場合は、特にこの磁力の強さがポイントで磁力が弱いと光が集まらず、マグネットジェルの良さが全くでないため、「強力マグネット」か「カラーマグネット」であれば代用が可能。
フレンチなどデザインを描きたいときは、円形になっているタイプ(カラーマグネット)が便利です!
最後にマグネットネイルのコツとして、磁石は
・ゆっくりと当てる
・小刻みに動かさない
上記に注意すると、ラメの動きを感じやすくおススメです。
ネイリスト目線で申し上げると、やはり専用磁石を使い分けることが一番使いやすく、マグネットジェルの良さを引き出すことが可能ですが、マグネットネイルをとにかく試してみたい!という方などは、今回ご紹介したタイプの磁石を使ってみるのもアリです!