スカルプネイルとは?スカルプのメリットやジェルネイルとの違いを解説 | ネイル女子

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ネイルに興味がある方だったら「スカルプネイル」という単語を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?

スカルプネイルとは、基本的にアクリルスカルプチュアで作るロングネイルのことを指します!
しかし、ジェルネイルとの違いや、どんな人に向いているのかはよくわからないですよね。

今回の記事では、スカルプネイルの基本情報をはじめ、メリット・デメリット、やり方までしっかり解説します!

スカルプネイルをしてみたい方や、スカルプに興味のある方の参考になれば幸いです!

スカルプネイル(アクリルスカルプチュア)って何?

スカルプでロングネイルの画像

冒頭でも触れていますが、一般的にスカルプネイルはアクリルで作るロングネイルのことを言います。
細かく分類をすると、ジェルやチップを用いて作るスカルプもありますが、基本的にはスカルプ=アクリル素材を指していることが多いです。

このスカルプネイルは、アクリルパウダーとアクリルリキッドを混ぜたミクスチュアという物質を爪の上に乗せて作ります。

ミクスチュアは自由自在に爪の形や長さを作ることができるため、「ロングネイルにしたいけれど、自爪が弱くて伸ばせない」という人や、爪の形にコンプレックスがある人などに向いている技術です。

自爪では再現できないシャープな形や美しいフォルムを作ることができ、アート映えも抜群なので、華やかなネイルを好む人からも人気があります。

ただ、スカルプネイルには技術力が必要で、施術時間も長くかかるため、ネイルサロンでオーダーする場合は、ジェルネイルよりも値段が高くなることが多いです。

とはいえ、セルフでスカルプネイルをきれいに形成するのは難しく、正しいやり方で行わないと爪のトラブルの原因になることも少なくありません。
そのため、セルフでスカルプネイルをする時は、きちんと正しいやり方や注意点などを調べてから行うことが重要です。

ジェルとスカルプの違いは?

ジェルネイルの写真

「ジェルとスカルプって何が違うの?」という疑問を抱く人は非常に多いです。
そこでここでは、ジェルとスカルプの違いについて詳しく解説します。

ジェルとスカルプの主な違いは、以下の通りです。

素材:ジェルは合成樹脂、スカルプはアクリル樹脂でできているため、性質そのものが異なります。

強度:ジェルは柔軟性があり爪にフィットしやすいですが、スカルプと比べると強度は弱めです。
スカルプはジェルよりも柔軟性は低めですが、強度があるため爪の補修や補強に適しています。

施術方法:一般的に「ジェルネイル」と呼ばれるメニューは、自爪の上にそのままジェルを塗布します。
一方、スカルプはアクリル樹脂で爪に長さを出して人工爪を形成することが特徴です。

施術時間:ジェルネイルは約1時間〜2時間、スカルプは約2時間〜3時間かかります。

料金:ジェルネイルの相場は約5,000円〜8000円、スカルプの相場は約7,000円〜15,000円です。

ジェルとスカルプには、上記のような違いがあります。
マニキュアのように自爪にそのままカラーリングやデザインを施したい場合はジェル、ロングネイルを楽しみたい場合はスカルプがおすすめです。

スカルプのメリットは?

OKポーズを作る女性

ここでは、スカルプのメリットを3つ解説します。

好きな爪の長さ・形にできる

スカルプのメリットは、爪を好きな長さ・形にすることができる点です。
ジェルネイルでも長さ出しはできますが、基本的には1cm未満になります。

しかし、スカルプなら1cm以上の好みの長さにすることが可能に!
自爪を伸ばしてもすぐに折れてしまう人や、自爪の形にコンプレックスがある人は、スカルプをすることで悩みが解消できる可能性が高いでしょう。

また、スカルプなら現実的に自爪では伸ばすのが難しい長さの、スーパーロングネイルを作ることも可能です。

折れた爪の補修・補強ができる

スカルプには強度があるため、亀裂が入った爪の補修や補強ができることもメリットのひとつです。

もともとの爪が弱い人は、長さを出さずに自爪をアクリルでコーティングして補強する「フローター」という技術を取り入れることもできます。

深爪で爪を伸ばしたい、けれどジェルネイルだとすぐに剥がれるという方にもぴったりなのです。

キレイなフォルムやCカーブが作れる

自爪を伸ばしても、理想通りのフォルムやカーブになることは少ないです。
その点、スカルプであればイメージ通りの美しいフォルムやCカーブを実現することができます。

爪が大きい人や横長で悩んでいる人でも、シュッと縦に長いスタイリッシュな爪を作れることがメリットです。

逆に爪が小さくてアートが映えない場合も、長さを出したり、スクエアやスクエアオフに整えたりすることで存在感のある指先を演出できます。

自爪では挑戦しにくいネイルデザインも、スカルプでロングネイルにすることで簡単におしゃれな手元に仕上がります!

スカルプネイルのデメリットは?

爪をむしる癖が治らず思い悩む女性

次に、スカルプのデメリットを3つ解説します。

セルフでのやり方・施術が難しい

スカルプは専用のネイルフォームを装着し、その上でミクスチュアを操作して爪を造形する技術です。

きれいな形を作るためには、ネイルフォームの付け方やミクスチュアの固さ、ブラシワーク、スピードなど、1つひとつの工程に高いテクニックが求められます。
そのため、初心者の人には難易度が高く、イメージ通りの形が作れないことが多いでしょう。

スカルプは、マニキュアやジェルネイルのように、そのまま爪に塗布する技術とは異なるため、セルフネイルで気軽に施術できない点がデメリットです。

オフが難しくネイルサロンに行く必要がある

スカルプのオフは、ジェルネイル等と比べると難しいため、ネイルサロンに行く必要がある点もデメリットのひとつです。

自分でスカルプオフにチャレンジするセルフネイラーさんもいらっしゃいますが、慣れていないと自爪にダメージを与えてしまう可能性があるので注意が必要です。

スカルプには長さがあるため、オフする時はアクリルニッパーで先端をカットする必要があります。
自爪やジェルとは異なり、スカルプには厚みがあるため、カットの仕方が悪いと自爪に衝撃が伝わって亀裂が入る恐れもあるので気をつけましょう。

さらに、スカルプはアセトンで溶かす際も時間がかかるため、初心者さんの場合は片手をオフするだけでも疲弊してしまうことがあるようです。

独特なイヤな臭いがする

スカルプの施術をする時に使用するアクリルリキッドに、独特な刺激臭があることもデメリットです。

ネイルサロンに通っている人や、スカルプをやったことがある人は、この独特な臭いを嗅いだことがあると思います。

人によっては気にならない場合もありますが、中には施術中に気分が悪くなる人もいるため、ニオイに敏感な人にとっては施術が辛い時間になってしまう可能性があるでしょう。

また、セルフネイルの場合は、自宅の室内にアクリルリキッドの刺激臭が残りやすいこともマイナス点です。
ジェルネイルの無臭に慣れているとアクリルの独特な臭いにびっくりするかもしれません。

自爪への負担がかかりやすい

スカルプの施術には、サンディング(自爪を削って凹凸を付けること)が必須のため、自爪が薄くなったり傷んだりしやすいことがデメリットです。

また、スムーズにオフをするため、スカルプの表面を自爪ギリギリまで削ることがありますが、その際にダメージを与えてしまうこともあるでしょう。

スカルプネイルはこんな人におすすめ!

スカルプでロングネイルの写真

前項では、スカルプのメリット・デメリットをそれぞれ解説しました。

スカルプに限らず、全てのネイルメニューにはメリット・デメリットがあるため、これらを理解した上で自分に最も合ったものを選ぶことが大切です。

ここでは、スカルプネイルが適している人の特徴を解説していきます。

ロングネイルが好きな人

スカルプは、ロングネイルが好きな人に向いています。

自爪が丈夫な人でも、きれいに伸ばせる長さには限界があるものです。
その点、スカルプなら思い通りの美しいロングネイルを実現することができます。

ロングネイルはゴージャスなアートとも相性が良いので、華やかなネイルが好きな人にもおすすめです。

爪の形やネイルデザインにこだわりたい人

「爪の形状をもっとシャープにしたい」
「きれいなCカーブのスクエアネイルに憧れている」

スカルプは、このように爪の形にこだわりたい人にも向いています。
また、クリアネイルやバレリーナカットなど、スカルプだからこそ素敵に決まるデザインを楽しみたい人にもおすすめです。

自爪が弱く、補強したい人

スカルプは自爪が弱くて、補強をしたい人にもおすすめです。
一般的には、スカルプ=ロングネイルのイメージがありますが、実は必ずしもそうではありません。
長さは出さずにスカルプを表面に乗せて補強したり、自爪のように自然な長さに仕上げたりすることも可能です。

スカルプネイルに必要な道具とやり方

ネイルサロンのイメージ

前項では、スカルプをセルフネイルで行うのは難易度が高いというお話をしました。
しかし、ネイルに興味津々の人は「どんな手順でスカルプができるのか知りたい!」「とりあえず1度はチャレンジしてみたい!」と思うものですよね。

そこで、ここではスカルプに必要な道具とやり方を解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。

スカルプネイルに必要な道具

スカルプネイルに必要な道具は、以下の通りです。

  • アクリルパウダー
  • アクリルリキッド
  • ネイルフォーム
  • スカルプ用の筆
  • プライマー
  • プレプライマーorエタノール
  • ネイルファイル
  • ダッペンディッシュ
  • ワイプorキッチンペーパー
  • ネイル用シザー
  • Cカーブスティック
  • ダストブラシ
  • キューティクルリムーバー
  • メタルプッシャー
  • キューティクルニッパー

スカルプネイルのやり方

ここでは、スカルプネイルのやり方を解説します。

1.ネイルケア(プレパレーション)をする

まずは、事前のネイルケア・サンディング(プレパレーション)を行いましょう。
甘皮周りにキューティクルリムーバーを塗布した後、メタルプッシャーでやさしく押し上げ、ルースキューティクルを除去します。

この時はプッシュアップとサンディングを同時に行える、セラミックプッシャーを使用してもOKです。

除去しきれなかった余分な甘皮やささくれなどは、キューティクルニッパーで取り除きましょう。

ネイルケアが完了したら、ネイルファイルで爪の表面をサンディングして凹凸を付けていきます。

その後はブラシでダストを払い、プレプライマーorエタノールで油分除去したら、プレパレーションは完了です。

2.フォームを付ける

フォームに自然な丸みを付けた後、自爪のイエローライン・ストレスポイントの位置に合うように、シザーでカットします。

準備ができたら、爪にフォームを装着しましょう。
その後、スカルプの密着を良くするためにプライマーを塗布します。

3.ミクスチャーを作る

アクリルを扱う時はをする時は必ず部屋を換気しながら行います。
換気扇だけでなく、窓やドアもしっかり開けて空気の通り道を作りましょう。

まずは、ダッペンディッシュの中にアクリルリキッドという液体を適量入れます。
その中にスカルプの筆を浸け、アクリルリキッドを含ませたら、ダッペンディッシュのふちで量を調整しましょう。

その後、アクリルパウダーという粉末に筆先を付けてミクスチャーを取ります。
この時、筆が平らな状態になっていると、きれいなミクスチャーが取りやすくなりますよ。
ミクスチャーは、柔らかすぎず固すぎない状態が理想です。

4.スカルプネイルを形成する

ミクスチュアが取れたら、自爪とフォームの境目に置き、好きな長さに伸ばしながら理想の形に整えていきます。この時は、しっかりとストレスポイントを覆うことがポイントです。

その後は、自爪の中央付近に新しいミクスチュアを置き、先端に向かって馴染ませます。
さらに根元付近に新しいミクスチャーを置き、中央から先端に向かって馴染ませましょう。

なお、ミクスチャーは作った瞬間から硬化が始まるため、スピーディーに筆を動かすことが重要です。

5.自然乾燥で硬化する

形成したスカルプが完全に硬化する前に、Cカーブスティックをフリーエッジの下に入れて、ナチュラルなカーブになるようにピンチを入れ、整えます。

その後は、自然に硬化するまで待ちましょう。
スカルプが完全に硬化したら、ネイルファイルで両サイドやアウトライン、表面を削り、全体のフォルムを整えて土台を完成させます。

1. ネイルケア(プレパレーション)をする

スカルプの土台ができたら、ジェル・マニキュアなどを使用して、カラーやデザインを施していきましょう。

カラーやデザインの作り方は、ジェルネイルやマニキュアを塗る時と同じ手順でOKです。
ベースジェルやベースコートは必要ありませんが、トップジェルやトップコートは忘れずに塗りましょう。

スカルプネイルの注意点

ハウツーと描かれた画像

スカルプは長さや形を自由自在に作ることができるので、指先のおしゃれをとことん楽しみたい人に向いています。

しかし、スカルプを付けるにあたって、いくつか注意すべき点もあるため、これらを事前に知っておくと安心です。
ここでは、スカルプネイルの基本的な注意点を解説します。

強い衝撃を与えるのはNG!

スカルプはジェルネイル等と比較すると強度があるため、丈夫なイメージを持っている人は多いでしょう。

しかし、スカルプでも強い衝撃を与えると、折れたり欠けたりする可能性があるため注意が必要です。
あまりに激しい衝撃が加わると、スカルプだけではなく自爪にまで深い亀裂が入ってしまう恐れもあるので十分気をつけましょう。

特に爪先は負荷がかかると折れたり割れたりする可能性があります。

水仕事をするときはゴム手袋を付けたりして、衝撃や水分対策をするのも効果的ですよ!

スカルプが浮いてきたら放置せずオフor付け替えをする

スカルプに限らず、ネイルは定期的に付け替えやオフが必要です。
スカルプは丈夫で持ちが良いですが、4週間くらいを目安に付け替えやオフをするのがおすすめです。

また、4週間を待たずにスカルプが浮いてきた場合はそのまま放置せず、できるだけ早めにオフか付け替えをしましょう。

浮いた状態のまま時間が経過すると、そこから雑菌が入り込み、グリーンネイルなどのトラブルを引き起こす恐れがあるため注意が必要です。
爪にトラブルが発生すると、しばらくネイルをお休みしなければいけなくなる可能性もあるので気をつけてくださいね。

スカルプが付いたまま自分で爪を切らない

爪が伸びてきたらスカルプの長さも相まって気になりますよね。
ですが自分で爪を切るのはおすすめできません。

スカルプは固い上に厚みがあるので、専用のアクリルニッパーでカットする必要があります。
そのため、スカルプが付いたまま市販の爪切りなどでカットしようとしても、失敗して上手くできないことが多いです。

また、カットの仕方が良くないと、自爪にダメージを与えてしまう恐れもあるので注意しましょう。
スカルプのカットやオフは、心配ならネイルサロンでプロにお願いすることをおすすめします。

施術後のケアを毎日行う

スカルプの施術後は、ネイルオイルやハンドクリームなどで指先の保湿ケアを毎日行うようにしましょう。

他のネイルメニューにも共通することですが、施術後のケアを徹底すると持ちが良くなる可能性が高いです。
逆にケアを怠るとネイルが浮きやすくなったり、甘皮周りがカサついて指先がきれいに見えなかったりと、デメリットが多くなります。

美しいネイルを長くキープするためにも、日頃から指先のケアを行う習慣を身につけてくださいね。

まとめ:スカルプネイルでおしゃれなロングネイルを楽しもう♪

スカルプのロングネイル

今回の記事では、スカルプネイルについて詳しくお話をしました。
ネイルサロンではジェルメニューが人気ですが、まだまだスカルプ派という人も多いですよね。

また、最近は「今まではジェル派だったけれど、今後はスカルプにも挑戦してみたい!」と思っている人も増えているようです。

スカルプはジェルネイルと比較すると技術力が必要ですが、ロングネイルを楽しみたい時や、ゴージャスアートで気分を変えたい時などにぴったりですよね。

「まだセルフでスカルプを施術する自信がない…」という人は、まずはプロのネイリストに施術してもらうことをおすすめします。

スカルプでのロングネイルは超ロングだけでなく、日常使いや普段遣いしやすい長さのネイルにすることも可能です!
ぜひ、スカルプネイルに挑戦して、おしゃれなロングネイルを楽しんでくださいね。

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