みなさんは「マグネットネイル」をしたことはありますか?
通常のネイルカラーやラメとは異なった光り方や奥行き感があり、マグネットの動かし方で模様が変わるため、
「人と被らない独創的なデザインに挑戦できる」
「季節やイベントを問わずに楽しめる」
と人気の高いデザインです。
しかし、ネットやSNSで、
「マグネットネイルは身体に悪い」
「マグネットネイルで起こるトラブル」
などの発信を目にすることもあり、不安になりますよね。
今回は、マグネットネイルについての説明と、身体に及ぼす影響や本当に身体に悪いのかといったことをご紹介します。
マグネットネイルは身体に悪いのか?
「マグネットネイルは身体に悪い」「トラブルや悪影響がある」
という疑問や噂について、まずはマグネットネイルがどのようなものなのか、
そして悪影響があるとすれば考えられる可能性についてお伝えします。
人気があってたくさんの方が施術するからこそ、トラブルも多く目にする可能性も高まりますが、
トラブルが起こる原因の多くは、
「正しい知識、使用方法を知らなかった、守らなかった」ことにあります。
マグネットネイルを正しく理解し、正しい使い方を守ることで無用なトラブルを回避しましょう。
マグネットネイルとは
微細な鉄粉が含まれているジェルやポリッシュを塗布した後に、
表面に磁石(マグネット)を近づけることで鉄粉が磁力により移動し、独特の模様を浮き上がらせる技法
を使用したネイルを「マグネットネイル」と言います。
見る角度によって模様が変化したり、磁石を当てる位置で様々な模様を作ることが可能です。
特別な道具を用意しなくても、鉄粉入りのジェルとマグネットがあれば
セルフネイルでも十分楽しむことができるため
非常に人気の高いデザインネイルのひとつです。
マグネットネイルが悪影響を及ぼすと考えられるパターン
「マグネットネイル」自体が悪影響を及ぼすというよりも、
使用方法や他の原因によってトラブルが発生する事例が見られます。
それでは、「マグネットネイルが身体に悪い」と噂される原因についてご紹介します。
金属アレルギーの場合
マグネットネイル(ジェルやポリッシュ)に含まれている
「鉄粉」がアレルギーの原因となる可能性は
否定できません。
アクセサリーをつけていて肌が赤くなったり、痒くなったりする方は金属アレルギーである可能性があるため、
金属アレルギーの方がマグネットネイルをすると肌にアレルギー反応が出る場合も考えられます。
金属アレルギーでない方も、マグネットネイルを使用する際はベースコート・トップコートをきちんと使用し、
金属の入ったジェルが、直接爪や皮膚に触れないように施術することがとても大切です。
病院で検査をする場合
病院での検査、特にMRI検査は「強力な磁力」を利用しているため、
マグネットネイルを含めネイル全般NGです。
マグネットネイルを使用していない場合でも、
カラーやラメ、アートの中に微細な金属が含まれている場合もあるためです。
実際にMRI検査中に爪や皮膚の火傷などの事故が報告されており、非常に危険です。
MRI検査ではなくても、病院での診察時は医師が自爪の色や表面の状態などで健康状態を診ることもあります。
診察や検査時はネイル自体をオフすることが望ましいでしょう。
ジェルネイルのアレルギーの場合
金属(鉄粉)が入っていない通常のジェルでも、ジェルが皮膚に付着することでアレルギーが出る可能性もあるため、
マグネットネイルかどうかに限らず
施術の際には皮膚に触れないようにすることがとても大切です。
もしはみ出してしまった時は、硬化する前にすぐに取り除くようにしてください。
セルフネイルでもサロンでの施術でも、
施術後はしっかりと手を洗い保湿することを心がけてくださいね。
また、ジェルには「化粧品」分類されているもの、「雑貨」分類されているものと2種類あります。
「化粧品」分類されているものは、文字通り化粧品として、
「肌(爪)に直接塗布する」使用が認められているものとなります。
ベースジェルは「化粧品」分類のものを必ず使用すること!
「雑貨(化粧品以外)」の表示があるカラージェルなどは、直接爪に塗布しないよう注意しましょう。
⇒ジェルネイルのアレルギー対応のサロンとは?&敏感肌とアレルギーの関係性
https://www.nailjoshi.com/26644/
まとめ
「マグネットネイル」の使用そのものが身体に悪影響を及ぼす訳ではなく、別の要因によって
「トラブルが発生する」
「身体に悪い」
といった印象を与えてしまうことがお分かりいただけましたでしょうか。
今回ご紹介した、
- (金属・ジェル)アレルギーがある場合は使用しない
- アレルギーの発生を防ぐために皮膚につかないようにする
- 病院の検査時にはオフしておく
- ベースは化粧品分類のジェルを使用する
を守ることで多くのトラブルを回避できると思います。
正しい使用方法で、マグネットネイルをこれからも楽しんでくださいね。