爪先の形の基本はラウンド、オーバル、ポイント、スクエア、スクエアオフの5種類ですが、昨今はこれら5つに加えて「バレリーナ」と呼ばれる形が人気です。
バレリーナネイルは爪先の形がトウシューズのような形のため、このように呼ばれていますが、棺桶の形にも似ていることからコフィン(棺桶)ネイルと呼ぶこともあります。
今回の記事では、バレリーナネイルの特徴や注意点、さらに整え方のポイントなどを紹介していきます。
バレリーナネイルが気になっている方はこの記事を参考にしてみてくださいね!
バレリーナネイルとは
まずはバレリーナネイルとはどんな爪の形なのかを紹介していきます。
トゥシューズのような形
上の写真を見ていただくとわかるように、バレリーナネイルはバレエで履くトゥシューズのような形をしています。
基本的な形の中でいうとスクエアオフの形に似ていますが、サイドが爪先に向かって細くなっていくのが特徴です。
指先がスラッと見えやすい
バレリーナネイルのメリットとして、オーバルやポイントのように指先が細長くスラッと見える点があげられます。
女性らしい手のシルエットになるのでネイルデザインもシンプルなものや上品なものが似合います。例えば、シンプルの王道ワンカラーや上品の代表格フレンチ、ナチュラル見えするピンク系のグラデーションなどがおすすめです。
ロングネイルにぴったり
バレリーナネイルは爪先に従って細くなっていくフォルムをしています。
折れやすそうに見えますが、最も負荷のかかりやすいストレスポイント(両サイドの皮膚と爪の境目)にはしっかり幅があるので意外と折れにくいです。
強度があるため、自爪で長めにしたり、スカルプによるロングネイルにしたりするのにもぴったりの形と言えます。
ショートネイルだとやりにくい
バレリーナネイルは爪の長さが短いと整えにくい形です。
爪先に向かって細くなっていくのが特徴ですが、爪の長さが短いと全体のバランスが悪くなりにくいためです。
最低でもフリーエッジの長さは5ミリ程必要で、できればもう少し長いほうが美しいフォルムに整えられるでしょう。
形を整えるのが難しい
どの爪の形も左右対称であることは大切ですが、バレリーナネイルは特に左右対称に仕上がっていないと目立ってしまいます。
また、爪先に向かって細くなっていくシャープな形状が特徴ですが、ジェルを塗ると厚みが出てぼってりとした形になりがちです。
整える時にジェルを塗って厚みや幅が出ることを考慮して細め削っておきましょう。
バレリーナネイルの整え方
バレリーナネイルがどんな爪の形なのかわかっていただけたでしょうか?
ここからは実際に整える時の手順やポイントを解説していきます。
1.爪先をまっすぐに削る
まずは爪先がまっすぐになるように削りましょう。
エメリーボードが弧を描くように動いてしまうと直線的に仕上がらないので注意してください。
また、削る時の注意点としてエメリーボードは一定方向に動かすようにし、往復で動かして削ってはいけません。往復させて削ると二枚爪の原因になるので注意してくださいね!
2.サイドを爪先に向かってまっすぐに削る
次にサイドを削っていきます。
爪先に向かって細くなるように削りますが、この時正面からだけでなく、真横からも見てエメリーボードを動かしましょう。
エメリーボードの当てる角度が良くないと、ストレスポイントが削れてしまうことがあるためです。
3.バッファーで爪先の角を軽く整える
ここまでで形はバレリーナネイルに整っているはずです。
最後にスポンジバッファーを使って軽く爪先の角を丸くしたら完成です。
バレリーナネイルに挑戦してみよう!
今回の記事では、人気のバレリーナネイルについて特徴や注意点、整え方についてお話をしてきました。バレリーナネイルはフォルムが個性的なのでシンプルなデザインがよく映えます!逆に爪先にアートが多くあるデザインはバランスが悪くなりやすいので注意が必要です。
また、フレンチやグラデーションはバレリーナネイルに似合うデザインである一方、先端にジェルを塗り重ねるので厚みが出やすいという欠点があります。
厚塗りになりすぎて爪先がぼってりとしないように気をつけてくださいね!