ハンドクリームは乾燥する季節はもちろん、1年中手放せない保湿アイテムですよね。
そんなハンドクリームですが、自分で簡単に作れるってご存じですか?
手作りなら好きな香りでアロマ効果も楽しめるし、余計なものも入っていないのでお肌にもやさしく、ハンドクリームだけでなくボディークリームやヘアワックスしても楽むことも可能です♪
今回は自分で簡単に作れる、ハンドクリームの作り方をご紹介します。
手作りのオリジナルコスメで毎日の暮らしをより楽しんで下さい。
ハンドクリーム作りに必要なもの
ハンドクリームはお店で買うのが当たり前ですが、実は簡単に作ることもできます。
自分で作ると、
「余計な成分を入れなくて良い」
「好きな香りを選べる」
「テクスチャを自分好みにできる」
などのメリットがあります。
また乾燥肌や敏感肌だと、ハンドクリームだけでなく化粧水などの化粧品を買うときも、肌荒れしないか気にしながら購入しますよね。
だからこそ、できるだけシンプルで余計な成分が入っていない方が良い方も多いはず。
基本の保湿成分だけで作れば、どの成分に反応してしまうか特定しやすいですし、アレルギーのリスクも少なくなります。
また、好きなハーブの香り、テクスチャーを選べるのも魅力的ですよね。
自分好みにカスタマイズして作れるのはあらゆる面で大きなメリットですし、基本の材料のみを使えばコスパ面も良くなります。
ハンドクリーム作りに必要な材料
ハンドクリームは、オイルなどの油性成分をベースに、精油を香りづけとして加えて作ります。
使う油性成分でテクスチャーや保湿力が決まるため、自分好みのものをチョイスしましょう。
では、ハンドクリームに使われる基本的な材料を紹介していきます。
蜜蝋
密猟(ミツロウ)はミツバチが巣を作る際に分泌するロウのこと。
天然のワックスのようなもので、別名ビーワックスとも呼ばれます。
高い保湿性と光沢感があり、肌なじみも良くお肌がやわらかくなる効果が期待できるため、多くのスキンケア用品に使われています。
・シアバターもおすすめ
よりリッチに、保湿効果を上げたければシアバターも入れるのがおすすめです。
オイル
オイルは好きなものをチョイスしてOKですが、ホホバオイルやオリーブオイル、アーモンドオイルなどが使いやすいです。
それぞれ特徴があり、サラサラから重ため、伸びの良さや保湿の持続性など、オイルによって使用感が異なり、また酸化が早いものもあります。
肌質によって合う合わないもあるので、オイルの特長を事前に把握してから購入しましょう。
精油(エッセンシャルオイル)
精油は香りづけに使います。
ローズやラベンダーなど花の香り、レモンやオレンジの柑橘系の香りなど、好きな香りに包まれると気持ちがリラックス出来ますよね。
アロマショップでお気に入りの精油を見つけましょう。
・おすすめはレモンなど柑橘系の香り
どの香りか迷った場合は、試しにレモンやグレープフルーツなど柑橘系の香りを選ぶのがおすすめです。
さわやかな香りでリラックスできますし、年齢や性別を問わず人気です。
誰にでも好まれやすいため、職場でも安心して使えます。
ハンドクリームはこまめに使うのが良いので、飽きずに使いやすい香りをチョイスしましょう。
耐熱容器
作る際の湯煎用と、完成したハンドクリームを入れる容器が必要です。
湯煎用は耐熱タイプ、保存容器は蓋つきのものが適しています。
竹串
混ぜる時に使います。
短いつまようじでは混ぜにくいため、長い竹串がおすすめ。
スパチュラをお持ちの方はそれを使用してください。
ハンドクリームの作り方
材料が揃ったらいよいよ作成です!
作業の途中には注意点もあるので、気をつけながら取り組んでくださいね。
1.蜜蝋とオイルを湯煎する
蜜蝋とオイルを耐熱容器に入れ、湯せんにかけます。
この時、塊の蜜蝋だと溶けるのに時間がかかってしまうため、最初に砕いておくとスムーズに溶けていきます。
小さい蜜蝋だとそのまま入れてOKです。
2.蜜蝋が溶けたら粗熱をとる
蜜蝋が溶けたら粗熱をとり冷ましていきます。
湯せん直後は熱くなっているので、耐熱容器や溶けたオイルには安易に触らない様気をつけましょう。
3.精油を垂らして竹串で混ぜる
粗熱がとれたら精油を垂らし、竹串で混ぜます。
たくさん入れると良い香りになる!と多く加えたいかもしれませんが、適量を守らないと香りが強すぎたり逆に刺激になってしまうことも。
精油の濃度は1%程度がおすすめなので、2〜3滴に留めておきましょう。
4.容器に入れて固まるまで待つ
しっかり混ぜたら保存用の入れ物に移し、固まるまで待ちます。
冷蔵庫に入れれば早いですが、冷蔵庫に入れなくても自然に固まっていくので、そのまま放置しておいてもOK!
固まったら手作りハンドクリームの完成です♪
使用前にはパッチテストを
使使用前には必ずパッチテストを行いましょう。
手作りだと余計なものが入っておらず安心と思いがちですが、肌質によって合う合わないがあります。
また、防腐剤等が入っていないため保存期間は約2ヶ月程度。
小さ目の容器で作り、早めに使い切るようにするのがおすすめです。
ヘアオイルやワックスとしても使える♪
手作りハンドクリームは、ヘアオイルやワックスとしても使えます。
「髪につけても大丈夫?」と心配でしょうが、ヘアオイルやワックスにもシアバターやスイートアーモンドオイルなどの油性成分は使われるため、ヘアセットやツヤ出しに使っても全く問題ありません。
ハンドもヘアも一つで済ませたいミニマリストさんや、外出先でのハンドケア&お直しヘアケアとして持ち運びにもおすすめです。
まとめ
手作りのハンドクリームは、コスパ面も優秀で自分好みに作れるメリットもありますが、保存期間が市販品に比べて短いデメリットもあります。
乾燥肌や敏感肌などお肌が弱い方は、できるだけシンプルな素材で作り、お肌への影響を少なくすると安心ですね。
また、ハンドクリームを作る過程も楽しいと感じる方も多く、良い香りに包まれることで息抜きになるかもしれません。自分好みのハンドクリームを作って、しっかりハンドケアしましょう!