セルフネイルでジェルネイルを楽しむ方が多い近頃。効率よくネイルオフをするために、ネイルマシンを購入する方も増えています。
しかし、いざネイルマシンを購入したものの、上手に扱えない・・とお困りの方も多くいらっしゃるはず。
今回は、セルフネイルでもできる、ネイルマシンを使ったマシンオフのやり方とコツを解説していきます!これからネイルマシンを購入するという方も是非読んで参考にしてくださいね☆
マシンオフのやり方
そもそもネイルマシンでは、何ができるのでしょうか。
大きく分けると、
・ネイルオフ(ジェルネイルなど人工爪を削る)
・サンディング(自爪の表面を削る)
・ネイルケア(甘皮ケアや角質ケア)
が可能です。
今回解説していくマシンオフ(ネイルオフ)ですが、手でオフするよりも効率的にオフすることができ、時短に繋がります!
では、実際にマシンオフの手順をお伝えしていきますね♪
1.マシンを準備する
マシンオフのやり方①ネイルマシンを準備する
まずは、肝心のネイルマシンを準備しましょう。
ネイルマシンは、1000円前後の安価なものから数万円する高価なものまで幅広く販売されています。
安いものでは100均やドン・キホーテなどでも入手可能ですが、ネイルマシンを選ぶポイントとして、「回転方向を変えられる」ものを選ぶことをおすすめします!
この回転方向とは、ネイルマシンの電源を入れたときにビットと呼ばれる先端の部分が回る向きのことを指します。
回転方向には、F(正回転)とR(逆回転)があり、正回転=時計回り・逆回転=反時計周りになります。一般的に右手でネイルマシンを持つ時は、F(正回転)で左手でネイルマシンを持つときはR(逆回転)で使用するため、両方の手で使用することになるセルフネイルの際は、この回転方向が変えられるネイルマシンを選ぶと便利です♪
また、回転方向以外にも「回転数」が変えられるネイルマシンもあります。
この回転数とは、ネイルマシンのビットが1秒当たりに回る、回転速度のことを指し、「rpm」という単位で表記します。
回転数の数値が大きいほど、回転速度は速く、パワーが出る仕様になっており、マシンオフをする際は、10000rpm位の回転数が必要と言われています。(プロ向けのネイルマシンは、20000~30000rpmのものが主流)
この回転数が変えられるネイルマシンを選ぶと、ネイルケアからネイルオフまで用途に合わせて自分に合った速度に設定できるため便利です♪
2.マシンでジェルを削る
マシンオフのやり方②ネイルマシンでジェル表面を削る
右手で持つ場合:F(正回転)
左手で持つ場合:R(逆回転)
上記でネイルマシンの回転方向を確認したら、ジェルネイルの表面を全体的に削っていきます。
実際にジェル表面を削る際は、下記3点に注意していきましょう!
①ネイルマシンを持つ側の肘を机などに置き、身体の支えをつくること
②一点集中せずに全体を万遍なく削ること
③キューティクル(甘皮)周辺の皮膚に注意すること
①ネイルマシンを使用する際は、フラフラしていると皮膚に当たり怪我をする危険性があります。そのため、ネイルの作業全般に言えることですが、持ち手になる側の肘を机につけ、体重をかけるように身体の支えを作ることが大切です。
②ジェル表面を削る際に一点集中して削り過ぎると、穴を掘るようにその部分だけが削れてしまいます。同じ箇所ばかりを削り続けることで摩擦熱が発生し、自爪に熱さや痛みが生じることがあるため、必ず「万遍なく全体的に削る」ことを意識しましょう!
③ネイルマシンは皮膚にあたると怪我の原因になります。特にキューティクル(甘皮)周辺は皮膚が薄く、出血しやすいため、削りたい側の手の他の指で皮膚を下にギュッと下げるイメージで添えると良いです。
ネイルサロンではカラージェルがなくなる位まで削ることが多いですが、セルフでする場合、まずはジェルの表面に傷を入れていくイメージで始めるといいですよ☆
また、初めから高回転ではなく、徐々に回転数をあげていくことをおすすめします。
3.ジェルリムーバーでジェルを溶かす
マシンオフのやり方③ジェルリムーバーでジェルを溶かす
必要な道具:ジェルリムーバー(アセトンなど)・コットン・アルミホイル
ジェルネイルは、アセトンなどのジェルリムーバーを傷を入れたジェル表面に浸透させることによって溶かしてオフしていきます。
上記でジェル表面を削ったあと、ジェルリムーバーをふくませたコットンを爪の上に置いて、その指をアルミホイルで巻いて時間を置きます。(アセトンなどのジェルリムーバーは揮発性が非常に高いため)このとき、爪の周りの皮膚にあらかじめキューティクルオイルを塗っておくと、アルミホイルを外したあとに皮膚が白くならず、皮膚への負担も軽減できますよ☆
最近は、リムーバーの種類によっては巻かなくてよいものも出ているので、自分に合うものを探してみてくださいね♪
4.プッシャーでジェルを落とす
マシンオフのやり方④プッシャーでジェルを落とす
必要な道具:メタルプッシャー・ウッドスティック
上記の手順をふむと、ジェルネイルがふやけて柔らかくなるため、その表面をメタルプッシャーを使用してポロポロと剥がすイメージで落としていきます。
この時、強い力でメタルプッシャーを押し当てたり、なかなかとれないジェルの残りを剥がすように落とすと自爪にダメージを与えてしまうためNGです!
ジェルがなかなか落ちない時は、焦らずもう一度リムーバーをふくませたコットンを爪にのせ、アルミホイルを巻き直しましょう。
メタルプッシャーがない方は、ウッドスティックで代用してもOKです☆
マシンオフのメリット・デメリット
そもそも何故多くのネイルサロンでは、ネイルマシンが採用されるのでしょうか。それには、多くのメリットがあるからです。反対にデメリットも存在します。
マシンオフの具体的なメリットとデメリットをお伝えしていきます。
メリット1.時短になる
マシンオフのメリット①時短になる
冒頭からお伝えしているとおり、ネイルマシンの最大のメリットは「時短になる」ことです。手でエメリーボードやファイルなどを使用して削るよりも、一定の速度とパワーで表面を均一に削ることができるため、圧倒的にネイルオフが早くなり、爪への負担も減ります。
メリット2.慣れると楽
マシンオフのメリット②慣れると楽
慣れるまでは難易度のやや高いネイルマシンですが、前述してきたとおり、回転方向や回転数を確認しながら扱いに慣れると手で削るよりも圧倒的に楽です!
特にセルフネイルといえども、爪を10本も手で削るとなるとかなりの労力を要するため、ネイルマシンを使用することでオフの工程が格段に楽になります。
デメリット1.初期コストがかかる
マシンオフのデメリット①初期コストがかかる
ネイルマシンは安価なものから高価なものまでありますが、冒頭よりお伝えしてきたとおり、回転方向と回転数を変更できるもの、回転数の幅が広いものなど精度が上がれば上がるほど、ネイルマシン本体の値段は高くなります。
また、ネイルケアからネイルオフなど用途に合わせてハンドピースに装着するビットにも種類があるため、ビットまで含めると初期投資にコストが発生してしまいます。
とはいえ、メリットを考えると一度購入すると故障しない限りはずっと使えるため、持っておくと便利です。自分の予算に合わせてメーカーなどを選ぶと良いですが、私の経験上セルフネイルであれば1万円以内のネイルマシンでも充分使えます。
デメリット2.扱いは難しい
マシンオフのデメリット②(慣れるまで)扱いは難しい
これまで何度かお伝えしてきたとおり、ネイルマシンは操作に慣れるまでは扱いが難しいです。特に出血や摩擦熱はよく聞くお悩みです。
これに対しては、上記で説明した「身体の支えをつくる」「全体を万遍なく削る」「皮膚周りに気を付ける」ことの3点を意識して、まずは回転数は低めから慣れていくことが大切です。
慣れてくるとマシンは便利!
今回は、ネイルマシンを使用したマシンオフについて解説してきました。
簡単にまとめます!
・ネイルマシンはビットを変えることで「ネイルオフ」「サンディング」「ネイルケア」が可能
・ネイルマシンを使用するときは、回転方向と回転数を確認しよう
右手で持つ場合:F(正回転)
左手で持つ場合:R(逆回転)
セルフでのマシンオフの理想的な回転数は10000rpm
・ネイルマシン使用時は必ず、「身体の支えをつくり、皮膚に当たらないよう注意しながら、全体を万遍なく削っていくこと」を意識しよう
・ネイルマシンは慣れるまで扱いが難しく、マシン本体の精度に合わせて価格も異なり初期コストが発生するが、慣れてくると手で削るよりも楽で自爪への負担も加減ができる
いかがでしたでしょうか。
ネイリストをしているともう手放せないネイルマシンですが、私も初めて使用した時は皮膚を削らないか、摩擦熱で痛く感じないか怖かったです。練習を繰り返し使うことで次第に慣れていきますので、まずは回転方向と回転数に注意して慣れていくことから始めてみてくださいね☆慣れるとネイルケアやサンディングもできるため、本当に重宝しますよ♪
他にもネイルマシンについて知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみて下さい♪
https://www.nailjoshi.com/95119/
https://www.nailjoshi.com/95919/
https://www.nailjoshi.com/95264/