「爪が短くて子供みたい」
「爪の形が悪くてコンプレックス」
このように爪の形や見た目に悩んでいる方も皆さんの中には多いのではないでしょうか?
すらっとして長い爪には憧れますよね。
家族も同じような爪だから遺伝だ、大人になってからでは爪の形も変わらない、そうお思いの方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、爪はきちんとお手入れをすることで今からでも形を変えられます!
これから詳しくご紹介していきますので、ぜひご覧ください。
爪の形が悪いのは治せる?
ネイリストをしていると、爪の形や見た目にコンプレックスを抱えている方を多くみます。
そして爪の形は治すことが出来ないと思っている方も多くいらっしゃいます。
しかし、爪の形や見た目は今からでも十分に治すことが出来るのです。
何もしなくても爪が綺麗な人は少ない
爪の形はかなり個人差があり、元々綺麗な方のほうが少ないです。
また、手を駆使するお仕事の方はどうしても爪に負担が掛かり、トラブルも多くなってしまいます。
そして、爪が綺麗な方の中にはネイルをしたり、ケアをすることで綺麗になった方も多くいます。
爪の形はもう変わらない、と諦める必要は全くありません。
ネイルケアで爪の形を変えよう
爪の形は短期間で変わることはないですが、きちんとケアをしてあげることで確実に綺麗になっていきます。
また、日常生活の中でも、
・洗い物をする際は手袋をつける
・パッケージや箱を開ける際に爪を使わない<
上記をちょっと意識することでも変わっていくため、ぜひこれらを癖づけながら生活してみて下さい。
爪の形が悪くなっていく原因
爪の形が悪くなっていく原因は何なのでしょう?
原因はいくつかありますが、実は爪の切り方が関係しているかも知れません。
ここでは、どんな切り方が爪の形に関係しているのか解説していきます。
爪を短く切りすぎている
爪の形が悪くなっていく原因の1つは、爪を短く切りすぎている事です。
深爪の状態まで爪を切る事でフリーエッジ(爪の白い部分)がどんどん退行していき、ネイルベッドの縦の大きさが小さくなっていくので爪の形が悪く見えます。
他にも爪を短く切りすぎる事で爪の周りの組織や皮膚に対して余分な圧力がかかり爪の成長に影響を与えたり、爪の自然なカーブや形状が損なわれて爪が変形しやすくなります。
爪を噛んだりむしったりする癖がある
爪を切って整えることをせず、噛んだりむしったりする癖があると爪の形が悪くなります。
爪を日常的に噛む事で爪に不自然な圧力がかかり、爪の形状が乱れてガタガタしたり不均一になります。
むしったりする癖がある場合も爪を噛むのと同じように爪周りの組織が傷ついて爪の形状を崩す原因となったり、爪が欠けたり割れたりしやすくなったりします。
他にも爪の形について知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみて下さい♪
https://www.nailjoshi.com/95785/
爪噛み・爪をむしる癖を治す
爪の形にお悩みの方の中には、爪を噛んだり、むしる癖のある方もいらっしゃると思います。
爪噛みや爪をむしることは爪にかなりのダメージを与えてしまうため、ネイルケアをしていてもなかなか綺麗に爪が伸びてくれません。
ストレスなどからそういった習慣がついていることもあるので、なるべくストレスを溜めないようにしたり、爪に意識が向かないようにしていきましょう。
爪噛みを治すには?
爪を噛まないようにするためにはマニキュアを塗ったり、ジェルネイルをすることをおすすめします。
今は自爪のような仕上がりのジェルネイルもあるため、仕事柄ネイルが出来ない人も一度試してみると良いでしょう。
また、噛むと苦味のある専用のマニキュアを塗ったり、なるべく手袋を装着するなど、自分の生活に合った方法を取り入れてみて下さい。
爪をむしるのを治すには?
爪をむしる癖のある方は、以下の方法がおすすめです。
・爪を短めに整えジェルやアクリルを塗って爪をむしれないようにする
・爪に意識が向いたときに、むしるのではなく整えられるように爪やすりを携帯しておく
今は持ち運び用などコンパクトで可愛い爪やすりも沢山あるため、お気に入りを見つけてくださいね。
ネイルケアをはじめよう
爪の形を綺麗にするためにはネイルケアがとても重要です。
見た目がすぐに変わるわけではないですが、数ヶ月単位で徐々に徐々に爪のピンクの部分が伸びてきたり、しっかりとカーブのある爪に変化していきますよ!
すぐに変わらないからと諦めず、根気よくケアを続けることが何よりも大切です。
ネイルケアは以下のような内容を取り入れましょう。
- 爪やすりを使用して爪の長さや形を整える
- 甘皮を押し上げてルースキューティクルを除去する
- 爪磨きで爪の表面を磨きピカピカにする
- ネイルオイルとハンドクリームで保湿する
爪の形を整える切り方とポイント
ここでは、爪の形を整える切り方とポイントを解説していきます。
特に難しいことはなく、少し気を付けるだけで爪をきれいに育てていく事ができるのでぜひ参考にしてみてください。
短く切りすぎない
爪を切るときはフリーエッジがなくなるほど短く切りすぎないようにしましょう。
短く切り過ぎて深爪になってしまうとハイポニキウムが育たずにどんどん小さな爪になってしまいます。
爪を切る時にフリーエッジをガイドラインにして切る方が多いのですが、サイドの角を切り過ぎないこともポイントです。
できるだけサイドストレートになるラウンドの形に切ると爪が育ちやすくなるのでおすすめ。
フリーエッジはライフスタイルにもよりますが、2ミリ程残して整えるとハイポニキウムを育てていくことができます。
爪の切り口が均一でないと爪が割れたり欠けたりして更に深爪になる原因にもなるので気をつけましょう。
エメリーボードを使用する
爪切りを使うと爪の断層が壊れて二枚爪になったり、爪の裏側のハイポニキウムを傷つけてしまうおそれがあります。
爪を切る際には爪切りでなく、爪へのダメージの少ないエメリーボードを使用しましょう。
爪の長さを整えるには通常100〜180グリッドの粗さのエメリーボードが使いやすいです。
エメリーボードは往復に動かして削るのではなく、一方向に向かって削るようにしてください。
前後に動かしたり力を入れて削りすぎると爪を傷つける事もあるので注意。
エメリーボードを使用してもフリーエッジのギリギリのところまで削ってしまうとハイポニキウムが育たないので気を付けてくださいね。
ラウンドかオーバルに整える
爪の形状はいろいろありますが、爪の大きさや形をきれいに育てていきたいのなら折れにくいラウンドかオーバルに整えるようにしましょう。
ポイントやバレリーナは先細りでサイドがストレートでないので爪に負担がかかりやすく、折れたり欠けの原因となりやすいです。
サイドストレートのスクエアオフもいいですが先端ストレートの形を作るのが少し難しかったり、しっかり角を取らないと引っかかりやすいので気をつけてください。
爪やすりを使って長さや形を整える
爪の形を綺麗にしたいなら、爪切りではなく爪やすりを使って長さや形を整えることがマストです。
爪やすりは爪に負担が少なく細かい部分まで調整できるため、プロのネイリストも基本的には爪切りではなく、爪やすりを使用します。
爪の整え方
- 爪の長さをやすりで調整します。
長すぎると折れやすく、短すぎても深爪となり爪がうまく育たないため、フリーエッジの長さは2〜3mm残すように整えましょう。 - 左右のサイドラインを整えます。サイドラインとは左右の爪の側面の際のことです。
ここを真っ直ぐにすることで見た目も綺麗に仕上がり、爪も真っ直ぐ伸びるようになりますが、削り過ぎてしまうとハイポニキウムに負荷がかかるので注意。 - 最後に爪先端の形を整えます。
左右の角を取ったスクエアオフ、または丸く整えたラウンドが比較的折れにくい形なのでおすすめです。
爪やすりはコレがおすすめ
爪やすりにはペーパーやガラス、金属など様々な素材のものがあります。
一番安価で試しやすいのはペーパー製なので、まずはペーパー製を使ってみることをおすすめします。
また、やすりも粗さによって種類がありますが、基本的には180G(グリッド)のものを選ぶと良いでしょう。
180Gで長さや形の大枠を整えて、220〜240Gで形を微調整する、という方法が一般的なため、粗さの異なるやすりを2種類持っておくと便利です。
爪切りは使っちゃダメ?
爪切りはサッと爪を切ることが出来るため便利ですが、その分切る際に力が加わるため、爪への負担も少なからず掛かります。
また、切ったときのダメージがそのハイポニキウムにも与えられ、上手くピンク色の部分が伸びなくなってしまうのです。
こういった理由から、綺麗な爪を育てるには爪切りではなく爪やすりを使うことをおすすめします。
ネイルオイルとハンドクリームで保湿
爪の形を治し綺麗に育てるためには保湿ケアも欠かせません。
冬場は特に乾燥しやすく、爪にとっても栄養不足となりがちなため、ネイルオイルやハンドクリームを使用してこまめな保湿を心掛けましょう。
保湿ケアを習慣付けることが爪を綺麗に育てるための近道です。
爪は保湿が重要
爪のトラブル中でも原因の多くが乾燥です。
爪が波打ったり表面に縦線が入る、二枚爪やささくれなど日常的に起こりやすいトラブルは、しっかりと保湿すれば改善することもあります。
特に水仕事をした後やアルコール消毒をした後などは、皮膚の油分を奪われ乾燥しやすい状態となっています。
ネイルオイルやハンドクリームで保湿する習慣をつけるようにすると、トラブルも減り綺麗な手元をキープしやすいです。
ネイルオイルとハンドクリームの使い方
ネイルオイルとハンドクリームはこまめに使うことが何よりも大切です。
ネイルオイルで爪やキューティクルに栄養を与え保湿してから、ハンドクリームを手指全体に塗ることでより保湿力が高まります。
ネイルオイルは爪だけでなく、爪の裏側(皮膚と爪の境目)にもしっかり塗ることで、ハイポニキウムにも栄養が渡り、ピンク色の綺麗な爪が育つようになります。
また、保湿した後は軽く手指のマッサージを行うことで血流も良くなり、爪周りに栄養を行き渡らせることができるのでぜひやってみて下さい。
爪の形が悪くてもジェルネイルできる?
爪の形が悪かったり、深爪だったりすると、ジェルネイルをできないのではないか……と思い込んでしまう方は多いようです。
実際のところはどうなのでしょうか?
もちろんできます!
爪の形が悪くても、深爪でもジェルネイルをすることはできます!
しかし、爪の形がコンプレックスの方は、ネイルサロンに行ってネイリストに見られるのが恥ずかしいと感じる方もいるかもしれませんね。
この感情はご自身で乗り越えていただくことしかできませんが、ネイリストはどんな爪でもきれいにしたい!と思うものなので心配することはありません!
爪の形が悪いからといって施術を断るようなことはないので安心してネイルサロンに足を運んでくださいね。
ただし、爪の周りに炎症が起きていると判断された時や、爪の病気が疑われる時は、施術をお断りすることがあります。
ネイリストは医師ではないので病気かもしれない状態の爪に施術することはできないのです。
この場合は、まず皮膚科に行き、専門医の方の治療を受けてしっかり治してくださいね!
また、足の爪の形が悪いことでお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。
ネイルサロンに来る方でも、特に巻き爪で悩んでいる方は多いです。
巻き爪に関しては巻爪矯正のメニューを取り扱っているサロンもあります。
気になる方は最寄りのネイルサロンに問い合わせてみてください。
ジェルをするだけで形が整うこともある
ジェルネイルの施術をする時にネイリストはフォルムが美しくなるように塗っていきます。
アートやデザインがきれいに仕上がるだけでなく、爪の形がきれいに整うように施術しているのです!
つまり、ジェルネイルをするだけでも爪の形がきれいに見えるようになることもあります。
「ジェルをオフしたら前の爪の形のままじゃ意味がない」と思う方もいらっしゃるとは思いますが、ジェルをしながら爪の形をきれいにしていくことも可能であると考えてみてはいかがでしょうか。
ネイルサロンで爪の形を整えて、ネイルケアを行ってもらい、ジェルネイルを付けているうちにだんだん爪がきれいになっていくこともありますよ!
セルフネイルでジェルをする場合も、正面からだけでなくいろいろな角度からチェックして爪の形が整うように施術することを心がけてみてください!
爪の厚みや爪先の形が揃っていることでワンランク上の仕上がりになります。
長さ出しを視野にいれるのもおすすめ
深爪さんやチビ爪さんで爪の形が気になっている方は、ジェルネイルをするだけでなく、長さ出しの施術を取り入れる事もおすすめです。
長さ出しとは、爪先に人工爪を作って爪の全体の長さを長くすることです。
長さ出しをすれば爪の長さも形も自由自在なので、理想の爪にすることができますよ!
爪の長さの出し方には、ジェルの方法やアクリルの方法、ネイルチップを使う方法があります。
短めの長さ出しにはジェルがおすすめです。
自爪にフィットするつけ心地ですし、オフもそれほど大変ではありません。
ロングネイルにしたい場合に耐久性が高いアクリルでの長さ出しとなりますが、メニューを扱っているネイルサロンが限られますので注意しましょう。
やってもらいたい場合は予約サイトで長さ出しのメニューを選択してくださいね。
セルフネイルで気をつけること
間違ったやり方でセルフネイルをしていると、爪の形が悪くなってしまうことがあります。
ここではセルフネイルをする時に気をつけることを紹介していきます。
ジェルネイルのオフで自爪まで削る
ジェルネイルのオフをする時には、ジェルの表面を削る工程が必要です。
カラージェルまで削って、ベースジェルはジェルリムーバーで溶かしてオフするのが正しいオフのやり方ですが、セルフネイル初心者さんだとカラージェルとベースジェルの境目の見極めがなかなか難しいです。
誤って自爪まで削ってしまい、自爪を薄くしてしまうことが多いので注意しましょう。
自爪が薄くなると割れたり折れたりしやすくなるので、爪の形が悪くなる原因にもなります。
セルフジェルネイルを始めたばかりの頃は慎重にジェルオフしてくださいね。
ジェルやネイルチップを無理矢理剥がす
ジェルやネイルチップを無理矢理剥がしていませんか?
無理に剥がしてしまうと、自爪の表面がジェルやネイルチップといっしょに剥がれてしまうことがあります。
爪が割れたり二枚爪になったりしやすくなるのでジェルやネイルチップは正しい方法でオフしましょう。
ネイルチップをアロンアルファのようなネイル用ではない接着剤で付けるのは危険なので必ずネイル用のグルーを使用してくださいね!
また、ジェルオフの後やネイルチップを外した後は、ジェルリムーバーなどを使用しているので爪や皮膚が乾燥しています。
ネイルオイルとハンドクリームでしっかり保湿してあげましょう。
甘皮ケアをやりすぎる
指先をきれいに見せるために大切な甘皮ケアですが、やり過ぎは禁物です。
甘皮の処理をしすぎると雑菌が入りやすくなってしまい、炎症を起こしてしまうことも。
特に初心者の方はメタルプッシャーでの押し上げの力加減がわからずゴシゴシとやってしまったり、キューティクルニッパーで切りすぎたりしてしまうことがあるようです。
また、最近はセルフ向けの甘皮ケア用マシンがかなり安く手に入るようになりました。
使用することは悪いことではありませんが、使い方には十分注意しましょう。
自爪を削ったり、甘皮を切ったりしないように配慮して使ってください。
心配な場合は、甘皮ケアは綿棒で表面の甘皮を取るくらいにするのがおすすめです。
ちなみに、適切な甘皮ケアの頻度は10日~2週間に1回、つまり1ヶ月に2~3回です。
数日おきにやるのは少々やりすぎになるので気をつけてくださいね。
本格的なネイルケアはネイルサロンで
爪の形を治すための方法をこれまでご紹介しましたが、どれも始めてすぐに結果が現れるものではありません。
しかし、コツコツと積み重ねることで確実に綺麗な爪へと変わっていくので、ぜひ皆さんも出来ることから取り入れてみて下さい。
また、甘皮ケアなど初心者さんにはなかなか難しいケアもあるため、やり方が分からなかったり、不安な方は一度ネイルサロンに行ってネイルケアをしてもらうことをおすすめします。
ネイルサロンでの自爪ケアについて知りたい方は、こちらの記事で紹介しています♪
https://www.nailjoshi.com/98505/