ジェルネイルができない方にとって、ネイルチップは簡単に爪を飾れる便利アイテム。
最近ではネットショップや百均などで、様々なバリエーションのチップが簡単に手に入ります。
ですがネイルチップは『すぐ取れる』と思って使うのに抵抗のある方も多いのではないでしょうか。
ネイルチップをしっかり密着させるには『ネイルグルー』での装着がおすすめです。チップだけではなく、小さな亀裂の補修やパーツの装着にも使えるため、一本持っておくと便利なアイテムです。
今回はネイルグルーでチップを装着する方法や、ネイルグルーの落とし方について分かりやすく解説していきます。
是非参考にしてくださいね。
- ネイルチップはネイルグルーでつける?
- ネイルグルーとは接着剤のこと!
- ネイルグルーには種類がある
- 1.低刺激タイプ
- 2.ブラシタイプ
- 3.ジェルタイプ
- 4.ワンプッシュタイプ
- ネイルグルーの使い方は?
- ・ネイルチップの装着に使う
- ・爪の亀裂補修に使う
- ネイルグルーは100均でも手に入る
- ・おすすめはダイソー・セリア
- ネイルグルーのメリットとデメリット
- ・ネイルグルーを使用する際のメリット
- ・ネイルグルーを使用する際のデメリット
- ネイルグルーを使ったネイルチップのつけ方
- ・必要なもの
- ・ネイルチップのつけ方と失敗しないコツ
- ネイルグルーでつけたチップをオフする方法
- ・ネイルチップのオフに必要なもの
- ・オフのやり方
- ネイルグルーで爪の亀裂を補修する方法
- ・補修に必要なもの
- ・グルーを使った亀裂補修のやり方ときれいに仕上げるコツ
- ネイルグルーを使う時に注意すること
- ・皮膚につかないようにする注意する
- ・指先が炎症しているときは使用しない
- ・ネイルチップを何日もつけっぱなしにしない
- まとめ
ネイルチップはネイルグルーでつける?
ジェルネイルができない方にとってネイルチップは便利なアイテムですが、『すぐ取れてしまう』と思っている方も多いはず。
普段使いのネイルチップは、主に両面テープや粘着グミでつけます。
チップを購入した際、ほとんどに装着用の両面テープが同封されていますが、テープの密着力だと指先に少しの力が加わると取れてしまうリスクが高いです。
そのため、結婚式や成人式など「絶対外したくない時」は、密着力の高いネイルグルーを使って装着するのがおすすめ!
ネイルグルーはチップを自爪にピタッと密着させるので、最も取れるリスクが少なく、大事な時に安心して過ごすことができます。
ネイルグルーとは接着剤のこと!
ネイルグルーとは、ネイル用の接着剤のことです。
ネイルチップをつける時や、自爪に亀裂が入った場合の応急処置、ネイルパーツの装着などにも使えます。
密着力が高いので、ネイルチップをつける時、絶対外したくないならネイルグルーを使って装着するのがおすすめです。
ネイルグルーには種類がある
ネイルグルーには種類があります。
それぞれ特徴をまとめたので、自身に合ったものを選択しましょう。
1.低刺激タイプ
低刺激タイプは、お肌が敏感な方におすすめです。
爪は呼吸をしていないのでネイルをするのは問題ありませんが、爪周りの皮膚にグルーの成分が付着した時、稀にアレルギーを起こす方がいます。
肌が敏感な方や乾燥しやすい方は、最初から低刺激タイプを選ぶとリスクを減らせます。
ただし、低刺激といっても絶対大丈夫ではないので、使う時は皮膚につかないよう気をつけましょうね。
2.ブラシタイプ
ブラシタイプは先端がハケになっていて、不器用さんでも扱いが簡単です。
このタイプが最もメジャーで、マニキュアを塗るような感覚で使えます。
全体を薄く均一に塗るのに適しており、ネイルチップの装着や亀裂の補修にも使える万能タイプ。
何を買えばいいか分からない方は、とりあえずブラシタイプを選べば間違いないでしょう。
3.ジェルタイプ
通常ネイルグルーはサラッとした液体タイプのテクスチャが多いですが、ジェルタイプは粘度があり液ダレしないのが特徴です。
ストーンや大きめのパーツを装着する時に使い勝手の良いアイテムです。
もちろんチップの装着にも使えますが、量が多いとチップの大きさよりはみ出てしまうので、初心者は量の調整に気をつけましょう。
4.ワンプッシュタイプ
ワンプッシュタイプは、一滴ずつ出てくるスポイトタイプのネイルグルーです。
小さいパーツの装着や、大きいストーンの隙間を埋めるなど、小回りの効くアイテムになっています。
ネイルチップの装着にはあまり向かないので、セルフネイルでパーツをよく使う方におすすめです。
ネイルグルーの使い方は?
ネイルグルーの主な使い方には、
「ネイルチップの装着」と「亀裂の補修」があります。
では、それぞれの使い方を詳しく見ていきましょう!
ネイルチップの装着に使う
ネイルチップ装着には両面テープや粘着グミなどを主に使用しますが、ネイルグルーを使っても装着できます。
爪用の接着剤であるネイルグルーは、両面テープや粘着グミより強力に密着するため、成人式やブライダルなど絶対外れたくない場面で活躍してくれます。
爪の亀裂補修に使う
爪に亀裂が入ってしまうこと、よくありますよね。
亀裂があると洋服や髪の毛が引っかかってストレスになりますし、衝撃が加わるとそこから割れてしまい痛みを伴うことも!
そんな時にネイルグルーを塗ると、一時的に亀裂部分を補修してくれます。
水仕事をしたり時間の経過で接着部分は弱まってしまいますが、伸びるまでの応急処置として使えます。
ネイルグルーは100均でも手に入る
ネイルグルーは百均でも手に入ります。
最近の百均はネイルグッズが充実していて、初心者がネイルを始める時に必要なアイテムはほぼ扱いがあります。
ただし、定番のブラシタイプがメインで、低刺激タイプ等特殊なものはないかもしれません。
おすすめはダイソー・セリア
百均の大手企業であるダイソーとセリアなら、間違いなく取り扱いがあるので、確実に欲しい場合はこの二社で探しましょう。
ただし、店舗の大きさによって置いてない場合があります。
品数の多い大きめの店舗に足を運ぶのがおすすめです。
ネイルグルーのメリットとデメリット
便利なネイルグルーですが、メリットもあればデメリットもあります。
それぞれ解説していきます。
ネイルグルーを使用する際のメリット
ネイルグルーはチップの装着や亀裂の補修など、一本持っていくと重宝するアイテムです。
まずはメリットを挙げていきます。
■衝撃に強く取れにくい
ネイルグルーの最大のメリットは「取れにくい」ことです。
両面テープや粘着グミで装着した場合、気付けば1本取れていて、どこで取れたか分からないなんてことがありがちですよね。
その点、ネイルグルーは密着力が高いので外れるリスクが低く、よほどのことがない限り長時間の装着にしっかり耐えてくれます。
ただし、爪が折れるくらいの衝撃には耐えられないため、指先の扱いには気を付けましょう。
■塗るだけで簡単に接着できる
ネイルグルーはマニキュアのようにハケになっているものが多く、初心者や不器用さんでも扱いが簡単です。
薄く塗れるのでチップ装着時にグルーがはみ出すリスクも少なく、塗った後は自然に乾いていくため、量に気をつければ誰でも失敗なく接着できます。
ネイルグルーを使用する際のデメリット
メリットと同時にデメリットもあるので、確認していきましょう。
■チップの再利用はできない
ネイルグルーの一番のデメリットは、一度グルーで接着したチップを再利用できないことです。
外すのに専用のリムーバー等が要りますし、リムーバーをしみ込ませている間にチップのアートも汚れてしまったりと、一度付けたチップは元のキレイな状態には戻りません。
取り外す時は、ジェルネイル同様アセトンでオフしますが、シールのようにペリッと剥がれるのではなく、アセトンによる化学反応でグルーが柔らかくなり自爪から離れていきます。
この時チップも反応して変形したり、デザインが剥がれたりと、元の綺麗な状態には戻りません。
ネイルグルーで装着した場合は、その日のみ楽しめると認識しておきましょう。
■爪にダメージを与える可能性あり
ネイルチップを外す時、まずは密着しているグルーをやわらかくすることからはじめます。
その時グルーの粘着力が弱まっていないのにチップを無理やり剥がすと、自爪の表面まで一緒に剥がれてしまいます。
爪にダメージを与える結果にならないよう、正しい落とし方を守りましょう。
ネイルグルーを使ったネイルチップのつけ方
ジェルネイルができない方にとって、気軽に装着できるネイルチップは魅力的ですよね。
特に結婚式や成人式など、絶対外せないシーンには密着力の高いグルーでの装着がおすすめです。
では、ネイルグルーを使ったチップのつけ方を分かりやすく解説していきます。
必要なもの
- 消毒用エタノールまたはネイルクレンザー
- ネイルグルー
- ネイルチップ
- ウッドスティック
ネイルチップを装着する前に自爪の長さや形を整えておきます。
甘皮処理も絶対必要ではないですが、しておくと仕上がりが綺麗になるので時間があるなら行いましょう。
ウッドスティックは、はみ出たグルーを取り除く作業に使います。
ネイルチップのつけ方と失敗しないコツ
では、ネイルグルーを使ったネイルチップのつけ方と、失敗しないコツをお伝えします!
■1.爪表面の油分除去をする
まずは爪表面の油分をエタノールを使って除去します。
消毒用エタノールやネイルクレンザーなどをコットンに含ませ、ゴシゴシと拭き取りましょう。
油分をしっかり除去するとネイルグルーの乾きも早く、密着力も高まります。
■2.ネイルチップにネイルグルーを付ける
ボトルタイプのネイルグルーにはハケが付いているので、ハケに含ませたグルーをチップの裏側(爪に密着する面)に塗布します。
この時多く塗布してしまうと装着時にはみ出してしまい、皮膚にまでついてしまいます。
グルーは少しずつ付けていき、多すぎる塗布量には気をつけましょう!
■ 3.根元からチップを合わせて貼り付ける
根元からチップを合わせ、空気を抜くようなイメージで貼り付けます。
この時力を入れ過ぎるとグルーが圧迫されて皮膚に飛び出してしまうので、力は入れ過ぎないように装着するのがポイントです。
装着したら1、2分置いてしっかり乾燥させてくださいね。
また、グルーが皮膚についてしまった場合はコットンを巻き付けたウッドスティックなどで取り除きましょう。
ネイルグルーでつけたチップをオフする方法
ネイルグルーでチップ装着は簡単なのですが、オフする時には少しコツが要ります。
正しくオフをしないと、自爪を痛める結果になってしまうので、一つ一つの工程をきちんと行うよう心がけましょう。
ネイルチップのオフに必要なもの
- アセトンまたはネイルチップリムーバー
- ネイルファイル
- ウッドスティック
- ネイルオイル
アセトンやネイルチップリムーバーのほかに、ジェルリムーバーでも落とすことができます。
ネイルファイルはスポンジファイルなど、やわらかく目が細かめのものがおすすめです。
オフのやり方
ネイルチップをネイルグルーでつけた場合、最も難しいのはオフの工程です。
正しい落とし方をしないと自爪にダメージを与えてしまうため、丁寧に行っていきましょう。
■1.自爪の保護にキューティクルオイルを塗る
まずは爪周りにキューティクルオイルを塗布します。
この後オフ剤を使うのですが、オフ剤の前にオイルで爪周りをコーティングすると過剰な乾燥を抑えることができます。
自爪への負担を少しでも軽減するために、是非行ってくださいね。
■2.グルーリムーバー(またはアセトン)を隙間に流し込む
アセトンやグルーリムーバーなどのオフ剤をネイルチップと自爪の間に染み込ませ、そのまま数分置きます。
時間を置くことで全体的にオフ剤を浸透させることができます。
■3.ウッドスティックでネイルチップを剥がしていく
オフ剤が浸透すると徐々にネイルチップが自爪から剥がれていくので、剥がれた部分にウッドスティックを入れ、チップを取り除きましょう。
この時無理やり剥がすと自爪の表面も一緒に剥がれ、二枚爪のような状態になってしまいます。
粘着力がまだ残っている場合は再度オフ剤を浸透させ、少し時間を置いてからオフするようにしてください。
■4.自爪に残っているグルーを除去する
ネイルチップが外れたら、自爪表面は落としきれなかったグルーが残っている状態になります。
その部分をネイルファイルを使って落としていきます。
爪表面がなめらかになるようやさしくファイルをかけてくださいね。
■5.手を洗いキューティクルオイルで保湿する
爪表面がなめらかになったら手を洗い、削りカスなどを落としましょう。
最後にキューティクルオイルやハンドクリームでしっかり保湿して終了です。
ネイルグルーで爪の亀裂を補修する方法
ネイルグルーはチップの装着だけでなく、亀裂の応急処置としても使えます。
グルーを使った亀裂補修のやり方を解説していきます。
補修に必要なもの
- アセトンまたはネイルチップリムーバー
- 爪切り
- ネイルファイル
- ウッドスティック
- ネイルオイル
- 消毒用エタノール
- キッチンペーパー
- ベースコート
ネイルファイルは自爪を整えるエメリーボードと、表面を整えるスポンジファイルがあると良いでしょう。
亀裂の補修後、ベースコートで補強すると補修の効果が長持ちします。
マニキュアができない方でも、ベースコートは塗っておくのがおすすめです。
グルーを使った亀裂補修のやり方ときれいに仕上げるコツ
小さな亀裂なら、グルーを使って簡単に補修ができます。
ネイルグルーでの亀裂補修のやり方と綺麗に仕上げるコツを解説していきます。
■1.爪表面の油分除去をする
まずは爪切りややすりで自爪を整えます。
その後、爪表面の油分を消毒用エタノールを染み込ませたキッチンペーパーで拭き取ってください。
油分が残っているとグルーの接着力が弱まってしまいます。
■2.亀裂に沿ってグルーを埋めていく
亀裂に沿ってグルーを塗布します。
グルーが多すぎると皮膚に流れてしまうので、少しずつ埋めていきましょう。
万が一皮膚についた場合は、アセトンやリムーバーをつけたウッドスティックの先端で拭うようにしてください。
■3.亀裂がズレないように固まるまで固定する
グルーが乾くまで放置します。
亀裂に段差がある場合は、ウッドスティックで押さえて亀裂がズレないよう固定しましょう。
■4.ネイルファイルで表面の凸凹を整える
しっかり固まったら爪表面の凹凸をネイルファイルで整えます。
力を入れて削るとせっかく固定された亀裂がまた出てきてしまうので、やさしく行うのがポイントです。
■5.マニキュアやジェルネイルを塗って終了
表面が整ったらマニキュアやジェルネイルを塗ります。
亀裂は、グルーだけの補修だと再び出てくる可能性が高いです。
グルーで補修した後、ベースコートやマニキュア、ジェルネイルで補強してあげると、その効果が持続します。
ネイルグルーを使う時に注意すること
ネイルグルーを使う時に注意することと、その理由について解説していきます。
皮膚につかないようにする注意する
ネイルグルーは、皮膚につかないよう注意しましょう。
稀にですが、皮膚に付着したグルーの成分でアレルギーを起こす場合があります。
過去にジェルでアレルギーが出たことがある方や、元々お肌が敏感な方は気をつけてくださいね。
指先が炎症しているときは使用しない
指先に炎症が起きているなら、グルーは使用しないでください。
サカムケやあかぎれ、キューティクル周りが赤くなっている、指先に傷跡がある場合など、その炎症を悪化させるリスクがあります。
炎症が治まるまで、まずは皮膚の状態を落ち着かせましょう。
ネイルチップを何日もつけっぱなしにしない
ネイルチップを一日で外すのはもったいないと、何日もつける方がいますが、それは衛生的に良くないのでやめましょう。
ネイルチップは、ジェルやアクリルスカルプと違って自爪とチップの間に隙間がある状態です。
その隙間に汚れや湿気が溜まりやすく、雑菌が繁殖しやすい環境にあります。
清潔な手元を保つために、使った日に外すようにしましょう。
まとめ
ネイルグルーはチップ装着はもちろん、亀裂の応急処置としても使えるので、1本持っておくと便利なアイテムです。
取れにくいメリットがありますが、外す作業が手間なのと使用したチップの再利用が出来ないデメリットもあるため、使い時を考える必要があります。
ネイルグルーは「絶対に取れたくない!」というここぞという時に使うようにするなど、用途にあった接着剤をチョイスしながらネイルチップを楽しんでみて下さい♪
他にもネイルチップについて以下の記事で解説しています♪
https://www.nailjoshi.com/96822/
https://www.nailjoshi.com/80870/
https://www.nailjoshi.com/93360/