ネイリスト検定3級アート「お花」の描き方やコツ・おすすめフラワーを紹介 | ネイル女子

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ネイリストを目指す方にとって、ネイリスト検定3級は最初の登竜門でもありますよね。
3級の実技試験では開催時期に関わらず、ネイルケア、赤のネイルポリッシュ塗布、そしてフラワーアートが実技項目となっています。
特にフラワーアートは、その出来栄えで全体の印象が変わるため、しっかりとコツを押さえて練習したいですよね。
そこで今回は、ネイリスト検定3級におすすめのフラワーアートと、描く時のコツをお伝えします。

目次

ネイリスト検定3級|アート実技試験とは

ネイリスト検定3級のイメージ画像

ネイリスト検定3級は、ネイルケアやネイルアートに関する基本的な技術及び知識を確かめるもので、ネイリストとしての基礎となる部分をしっかりマスターしているかを問われる試験です。
3級は、筆記試験が30分、そして実技試験は65分となっています。
実技試験65分の中で、ネイルケア、ポリッシュ塗布、フラワーアートを行わなければならないため、時間配分や自身のタイムマネジメントがとても重要となってきます。
また、試験の中には細かな注意事項やルールが決められていますので、試験要項はしっかりとチェックしておきましょう。

ネイル検定3級の実技試験の内容

ネイル検定3級の実技試験は、基礎的なネイル技術の習得を評価する重要なステップです。
試験内容は大きく分けて、ネイルケア、赤いポリッシュの塗布、そしてフラワーアートの三つに分かれています。

それぞれの工程では、作業の正確さ、手順のスムーズさ、そして全体の仕上がりが採点の対象となります。
各工程のポイントを詳しく解説します。

実技試験の流れ

おおまかな実技試験の流れとポイントをご紹介します。
しっかりと確認し、合格に向けて準備していきましょう♪

■1.ネイルケア

実技試験はまず初めにネイルケアを行います。
10本の爪をファイリングしラウンドに整えた後、キューティクルのウォーターケアをしていきます。
一般的にネイルケアは20〜30分程度で終わるようにすると、その後のポリッシュ塗布、フラワーアートも余裕を持って実施できるでしょう。

しかし、人によって得意不得意は異なるため、その都度時間を測りながら自分に合った時間配分を見つけることが何よりも大切です。/p>

■2.カラーリング

次に10本の爪に赤いカラーポリッシュを塗布します。
ここで大切なポイントは、キューティクルラインが綺麗なアーチを描いているか、エッジやサイドまで塗り残しなく塗布できているか、色ムラはないか、といった項目です。

キューティクルラインがガタついていたり、色ムラがあると、パッと見た時綺麗に見えないため、審査の際に減点となってしまう可能性があります。上記のポイントを意識しながら、カラー塗布は15分程度を想定しておくと良いでしょう。

■3.アート課題として「フラワー」を描く

そして最後にフラワーアートです。
指定の指にアクリル絵の具を使ってフラワーアートを描きます。

赤のポリッシュに映えるフラワーアートであることが大切なので、少なくとも3色以上のカラーを使用した方が華やかで映えるアートとなるでしょう。
ラメやラインストーンの使用もOKなので全体のバランスに合わせて取り入れるのも良いでしょう。

ネイル検定3級で必要な道具

ネイル検定3級を受験する際には、必要な道具を揃えておくことが非常に重要です。
以下は試験に必要な基本的な道具のリストです。それぞれの役割を理解し、使い方を事前に練習しておきましょう。

■ファイル

爪の長さや形を整えるための必須アイテムです。特にラウンド型の形状を作る際には、正確な操作が求められます。

■キューティクルプッシャー

甘皮を押し上げ、爪の表面をきれいに整える道具です。使用時には力加減に注意し、爪を傷つけないようにしましょう。

■赤いポリッシュ

カラーリングに必要です。発色が良く、ムラになりにくいものを選ぶことが重要です。

■アクリル絵の具

フラワーアートに使用します。複数の色を用意しておくことで、デザインの幅を広げることができます。

■アート筆

細かいデザインを描くために使用します。特にラウンド型の筆は、花びらの曲線を描くのに適しています。

■トップコート

仕上げに使用します。これにより、アートを保護しながらツヤを出すことができます。

これらの道具に加えて、綿棒やガーゼ、消毒液などの補助的なアイテムも忘れずに準備しておきましょう。また、道具は常に清潔な状態を保つように心がけることも大切です。

おすすめのアート筆
フラワーアートを美しく仕上げるためには、適切なアート筆を選ぶことが重要です。
筆の形状や素材によって描きやすさが異なるため、自分に合ったものを見つけることが大切です。
初心者からプロまで幅広く支持されている「3級アートにおすすめの筆」を紹介します。

・ブルーシュ(b-r-s)アートブラシ #401 ラウンド

この筆は、初心者でも扱いやすい設計が特徴です。ラウンド型の筆先により、花びらの曲線を滑らかに描くことができます。また、持ち手が軽量で疲れにくいため、長時間の作業でも快適に使用できます。特にフラワーアートに初挑戦する方におすすめです。

・その他のおすすめ筆

  • 平筆タイプ:均一な線を描きやすく、花びらのベースを塗る際に便利です。
  • 細筆タイプ:繊細なディテールを描くのに適しており、バラなどの複雑なデザインに最適です。

いずれの筆を選ぶ場合でも、事前に練習して筆の特性を理解しておくことが重要です。
また、定期的に筆の状態を確認し、劣化してきたら早めに交換するようにしましょう。

ネイル検定3級で使用が禁止されている道具

ネイル検定3級の試験では、公平性を保つために使用が禁止されている道具があります。
これらの道具を誤って使用すると失格となる可能性があるため、注意が必要です。以下は主な禁止アイテムの一覧です。

■ジェル

速乾性や持続性に優れていますが、試験では使用不可です。

■シール

手軽にデザインを施せるアイテムですが、試験では手描きが求められます。

■スタンプ

均一な模様を簡単に描けますが、これも使用禁止です。

試験要項をしっかり確認し、禁止されている道具を誤って持ち込まないように注意してください。
また、道具を準備する際には、試験での使用が許可されているかどうかを改めて確認することが大切です。

フラワーアートを施す指は決まっている

ネイル検定3級では、フラワーアートを施す指が指定されています。
通常は左手の薬指に描くことが求められます。
この指定を守らない場合、減点・失格の対象になるため、注意が必要です。
フラワーアートを施す際には、事前に練習を重ね、指定された指に正確に描けるよう準備を整えましょう。
また、爪の表面が清潔で、適切に整えられていることを確認した上で作業を開始してください。

ネイル検定3級アートにおすすめのお花の種類は?

3級ネイルアートのイメージ画像

一口にフラワーアートといっても、花の種類や大きさ、配置など様々なデザインがあるので、どんなフラワーアートを描けば良いか悩む方も多いのではないでしょうか。
ネイリスト検定3級にオススメの花の種類は、

  • 5枚花
  • バラ
  • ハイビスカス
  • マーガレット、ひまわり

がおすすめです!

では、これらのお花が3級のフラワーアートにおすすめである理由をそれぞれ解説します。

5枚花がおすすめな理由

5枚花はシンプルで基本的なデザインでありながら、バランス感覚や筆使いのスキルをしっかりと見せられる花です。
花びらを均等に描く練習を重ねることで、安定感のある仕上がりが期待できます。

バラがおすすめな理由

バラは華やかでインパクトのあるデザインです。
花びらを重ねて描くことで立体感を出せるため、審査員にも好印象を与えやすいでしょう。
細部まで描き込むことで、作品全体の完成度が高まります。

ハイビスカスがおすすめな理由

ハイビスカスは南国の花として明るく華やかな印象を与えます。
大きめの花びらや鮮やかな色合いが特徴で、赤のポリッシュに非常に映えます。
独特の形状を捉える練習を通じて表現力を高めることができます。

マーガレット、ひまわりがおすすめな理由

マーガレットやひまわりは可愛らしく親しみやすい印象を与える花です。
ひまわりは細長い花びらを描く練習に最適であり、マーガレットはシンプルなデザインながら華やかさを演出できます。
初心者でも比較的描きやすいのが特徴です。

ネイリスト検定3級|アクリル絵の具を使ったフラワーアートの描き方

では、それぞれのお花での「フラワーアートの描き方」をお伝えします。

5枚花の描き方

1つめがフラワーアートの定番、5枚花です。
5枚花は、筆を花びらの先端から中心に向かって圧をかけながら動かし描いていきます。

一番基本的なデザインですが、花びら5枚の大きさを揃えたり、バランスを整えることが意外と難しく、安定して描けるようになるには練習が必要です。

上手く描くポイントは、まず5枚の花びらの中心部となる位置に印をつけておき、そこに向かって1枚ずつ花びらを描いていくと、バランスの整った5枚花が描けるようになります。

バラの描き方

2つめはバラです。
一見バラは難しそうに見えますが、コツさえ掴めば誰でも描けるようになります。
バラはまず花芯から描いていきます。

花びらを描く際も5枚花のように均等に描くよりは、2等辺三角形を意識して外側へ外側へと花びらを足していくようにするとバランスの良いバラが描けるでしょう。
またバラだけでも良いですが、葉っぱや茎も一緒に描くとより迫力のあるアートとなります。

ハイビスカスの描き方

3つめはハイビスカスです。
ハイビスカスは南国の雰囲気を持つ華やかな花で、インパクトのあるデザインに仕上げることができます。

ハイビスカスは、大きな丸を基準に5枚の花びらを描きます。
花びらの先端は尖らせるのではなく、少し丸みを持たせることでハイビスカス特有の柔らかい印象を表現できます。
中央部分には濃い色を用いて、花芯や雄しべを描き込むことで立体感が生まれます。
華やかな赤やピンクを基調とすることで、ベースカラーとコントラストを出すことがポイントです。

マーガレット・ひまわりの描き方

4つめはマーガレットとひまわりです。
これらは丸い花びらを描くのが苦手な人やアートに時間が掛かってしまう人にもオススメです。

ひまわりは細長くリーフ型の花びらを重ねるように沢山描いていきます。
また少し色味の異なる絵の具を2色使用することで、ひまわりに立体感を出すのがポイントです。

マーガレットも同様にしずく型の細長い花びらを重ならないよう1枚づつ描いていきます。
マーガレット1輪だけだと少し寂しい印象を与えてしまうため、大きめのマーガレットとその周りに小さめや見切れているマーガレット、のような配置にすると華やかさもプラスされるでしょう。

ネイリスト検定3級のフラワーアートをきれいに仕上げるコツ

ネイル検定3級アートのイメージ画像

ネイリスト検定3級のフラワーアートをきれいに仕上げるコツについてと、それぞれのフラワーアートのコツを解説していきます。
得意な描きやすい花もあると思うので数種類描いてみてから決めていきましょう♪

赤に映える絵の具を使用する

赤いネイルポリッシュの上に描いていくため、赤に映える色味の絵の具を選ぶことが大切です。
具体的にはパステルカラーや淡い色味より、はっきりとした発色のビビットカラーを選ぶと良いでしょう。

また、単調な色味にならないよう最低でも3色は使用し、色の異なるフラワーを描いたり、花筋を入れたりすることで、グッと見ごたえのあるフラワーアートとなります。
葉っぱや茎などのグリーンを足すと、より色彩も豊かになり華やかに見えるでしょう。

よく乾いてからトップコートを塗る

フラワーアートが描けたら最後にトップコートを塗布して仕上げます。
ここで注意したいのが絵の具がしっかり乾いてからトップコートを塗布すること。
乾いていないのにトップコートをのせるとせっかく描いたアートが滲んでしまい、減点対象となってしまう恐れがあります。

絵の具の量が多いと乾くまでに時間が掛かってしまうため、必要量以上は絵の具をのせないこともポイントです。
フラワーアートが完成したら、まずはアートをしていない他の爪からトップコートを塗布し、最後にアートを描いた爪に塗布すると効率よく仕上げられます。

時間を計りながら練習する

ネイル検定3級の試験は、制限時間内にすべての工程を終える必要があります。
そのため、日頃から時間を意識した練習を行うことが非常に重要になります。
特にフラワーアートは時間がかかりやすいため、効率的に描けるように練習を重ねましょう。
練習時には、実際の試験時間を想定して取り組むことで、本番での緊張感にも対応しやすくなります。

また、作業の効率を上げるために、自分なりの手順を確立しておくと良いでしょう。
効率的に作業を進めるためには、道具の配置や手順を工夫することもポイントです。
例えば、使用頻度の高い道具を手の届きやすい場所に置くことで、作業の無駄を減らすことができます。

こうした細かな工夫を積み重ねることで、本番での成功率を高めることができるのでしっかりと準備しましょう!

爪と花の大きさ・余白とのバランスを考えて描く

フラワー1輪だけだと少し物足りなく見えますが、余白なく描きすぎるのもゴチャゴチャして見えてしまうためオススメできません。
三角形となるように配置を決めることがバランス良くアートを描くためのコツです。

フラワーは少し見切れていたり、向きを変えて描くと、動きも出てよりバランスも取りやすくなるでしょう。
また余白が多いなと思う場合には、葉っぱやドットアートなどを足すとグッと華やかに見えるのでおすすめです。

ネイリスト検定3級に合格するポイント

ネイリスト検定3級に合格するためには、技術だけでなく、事前準備や試験中のポイントを押さえることがとても重要です。

1. 試験要項をしっかり確認する

ネイリスト検定3級の試験では、具体的な試験要項が設定されています。
試験要項は変更されることがあるので、何度も念入りに確認しましょう!

事前に公式のガイドラインをしっかりと確認し、使用できる道具や禁止事項、制限時間や試験の流れを把握しておきましょう。
試験会場に持ち込む道具やモデルの指導もルールに従って準備する必要があります。

2. 時間配分を意識した練習

試験時間は限られており、各工程を効率よく進めることが求められます。
自分のペースで作業できるよう、練習の段階から時間を計り、試験本番を意識したタイムマネジメントを行いましょう。

3. 衛生管理を徹底する

審査では技術だけでなく、衛生管理も評価対象となります。
道具の消毒やモデルの手のケアなど、清潔な作業環境を維持することが重要です。
不衛生な行動は減点対象になる可能性があるため、練習時から徹底しておきましょう。

4. 模擬試験で弱点を克服

模擬試験を実施し、本番と同じ条件で練習を行いましょう。
これにより、自分の弱点を把握し、改善点に集中して取り組むことができます。
モデルを使った実践的な練習も効果的です。

ネイル検定3級で不合格にる原因

ネイル検定3級では、いくつかのミスが不合格の原因となることがあります。以下は特に注意すべきポイントです。

1. 時間超過

試験時間内に全工程を完了できない場合、大幅な減点となります。
練習段階でタイムマネジメントを徹底し、各工程を効率よく進める方法を身につけましょう。

2. 道具や手順のミス

使用が禁止されている道具を持ち込んだり、指定された手順を守らないと失格になることがあります。
試験前にガイドラインをしっかり確認し、持ち物リストを作成して準備することが大切です。

3. 仕上がりのクオリティ不足

フラワーアートのバランスが悪い、ムラのある塗布、爪の形が整っていないなど、仕上がりが基準を満たしていないと減点の対象になります。
基準に沿った仕上がりを目指して練習を重ねましょう。

4. 衛生管理が不十分

衛生管理は審査基準の一部です。
道具の消毒を怠ったり、不衛生な行為が見受けられると評価が下がります。試験中も衛生意識を忘れずに作業を進めましょう。

よくある質問

よくある質問の画像

ネイリスト検定を目指す中で、よくある疑問点を解消します。
以下に、多くの方が気にしている質問とその回答をまとめました。
これらを参考にして、検定準備をよりスムーズに進めてください。

ネイル検定を取得するにはネイルスクールに行った方がいいの?

ネイル検定は独学でも取得可能ですが、ネイルスクールに通うことでより効率的に学べます。

スクールでは、試験で求められる技術やコツをプロの講師から直接指導してもらえるため、合格率を高めることができます。
また、模擬試験や実践的な練習の機会が提供されるため、自信を持って本番に臨むことができるでしょう。

ネイリストになりたい!3級以外に取得しておいた方が良い資格は?

ネイリストとして活躍するためには、3級だけでなく2級や1級の取得も目指しましょう。

また、ジェルネイルに関する技術が求められることが多いため、「ジェルネイル技能検定」もおすすめです。

さらに、アート技術を磨くためにデザイン系の講座を受講するのも効果的です。
これらの資格を取得することで、より幅広いニーズに応えられるネイリストになることができます。

まとめ

赤のネイルをした手元の写真

ネイリスト検定を受ける方の中には、絵を描くのが苦手な方や難しいと思っている方も多いのではないでしょうか。
しかしフラワーアートは描き方とポイントさえ理解できれば、意外と簡単に描けるようになります。
ぜひここでご紹介したポイントやコツを押さえて、フラワーアートをマスターしてみてください。

他にもネイルの資格について知りたい方は、こちらの記事で紹介しています♪

ネイルの資格取得の費用はいくらかかるの?スクールに通うべき?
https://www.nailjoshi.com/102513/
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