セルフネイルで1番手軽に楽しめるのが「マニキュア(ポリッシュやネイルカラーとも言います)」ですよね。
ベースコート、マニキュア、トップコートの順で塗布していくのが一般的ですが、
「工程が多くてめんどくさい」「ベースコートなしでマニキュアって塗れるの?」
マニキュアは乾くまでに時間がかかるので、そんな風に思う方も多いかもしれません。
今回はベースコートの役割・必要性についてご紹介します。
マニキュアにベースコートは必要なのか?
マニキュアを塗るとき、特に時間がなく急いでいるときは少しでも時短で済ませたいという気持ちから「ベースコートって省いても問題ないでしょ?」と疑問に思ったことはありませんか?
結論からお伝えすると、「ベースコートは塗った方が良い」ということです。
では、どうしてマニキュアを塗るときにベースコートは必要なのでしょうか。
ベースコートの役割
メイクの時ファンデーションを塗る前に、化粧もちを良くしたり肌のトーンアップをコントロールするために下地を塗りますよね。それと同じように、ベースコートにも役割があります。
具体的には、
「爪表面の凸凹をなめらかに整え、マニキュアの発色や持ちを良くする」
「マニキュアに含まれる顔料(色素)が爪に沈着してしまうのを防ぐ」
というとても重要な役割があります。
また、除光液でオフする際もベースコートを塗っていた方が落としやすくなります。
除光液を使用する量や時間は少ない方が爪へのダメージも少なく済みますね。
おすすめのベースコート
「ベースコートの役割や必要性は分かったけど、どんなベースコートがいいの?」「たくさんありすぎて、どれを選んだらいいか分からない」という方へおすすめのベースコートをご紹介します。
ひとくちにベースコートと言っても、自爪の色味をコントロールしてくれたり、弱くて折れやすい爪を補強する効果があったり、それぞれに特長があるので参考にしてみてくださいね。
OPI ベースコート ナチュラルネイルベースコート NTT10
プロのネイリストにも愛用者が多く、多くのネイルサロンでも導入されている非常にメジャーなネイルブランド、「O・P・I」のベースコートです。
透明でサラッとしているので塗りやすく、乾きも早いため、マニキュア初心者の方や男性にもおすすめの「迷ったらコレ!」と言えるシンプルで使いやすいベースコートです。
エテュセ ネールガード ネール下地・ベースコート 9ml
メイクアイテムのブランドとしても人気の高い「エテュセ」のベースコートです。
発色や色もちを良くするベースコートの基本的な役割に加え、爪の補強効果(ハードナー)・爪色の補正効果(コンシーラー)もあるので、爪表面の縦筋や凸凹が気になる方、二枚爪や自爪が割れやすい方にもおすすめのベースコートです。
ディーアップ ファンデーション ヌードベージュ 15mL
スーパー・ドラッグストアやコスメショップでも取り扱いが多い「ディーアップ」のベースコートです。
ベースコートとしての使い方はもちろん、ヌードベージュの色味がついているため爪色の補正効果があり、自爪の色が気になる方におすすめです。
シンプルな爪先にしたい方はこのベースコートのみで仕上げても、血色の良い爪色になりますよ。
ベースコートなしでOKのマニキュア
ベースコートの大切な役割やおすすめのベースコートをご紹介しましたが、
「それでもめんどくさい、時間はかけたくない。でもきれいなネイルでいたい!」
というズボラさんへおすすめアイテムのご紹介です。
ベースコートとは異なりますが、1本でベース・カラー・トップの3役をこなすオールインワンマニキュアです。
オールインワンマニキュア
ぷっくりとしたジェルのようなツヤ感が特長です。自爪の色ムラや縦ジワ・凸凹を補正、割れや二枚爪を防ぐ補強の効果と美容成分も含まれています。
これ1本でお手入れの行き届いたような爪先に仕上がります。忙しくてネイルの時間がない方、めんどくさがりの方にもピッタリの1本です。
マニキュアをきれいに塗るポイント
セルフネイルでマニキュアを塗ると、せっかく塗ったのにすぐに剥がれてもちが悪かったり、仕上がりに納得がいかなかったりしませんか?
せっかくのお気に入りのマニキュア、少しでもきれいに長持ちさせたいですよね。
ちょっとしたコツやポイントを押さえれば、セルフネイルでもネイルサロンで塗ってもらったようなもちの良さや美しい仕上がりにすることも可能です。
必要なもの
・エタノール
消毒用アルコールを使用します。キッチンペーパーなど毛羽立たないものに含ませて使うのがおすすめです。プレプライマーを使用してもOKです。
・ベースコート
透明色のものや発色を良くするためにうっすらと色がついたものがあります。自分の爪のお悩みやお好みにあわせて選んでみてください。
・トップコート
粘度が高くぷっくりとしたジェルのような厚みが出るものやサラッとして速乾性が高いものなど、様々なタイプがあります。
塗る時のポイント
・油分除去は必ず
爪表面に油分が残っていると、ベースコートやマニキュアを塗ったときに油分がはじいてしまいキワまでしっかりと塗ることができずきれいな仕上がりになりません。爪との密着も悪くなるため、もちが悪くなる原因となります。
・最初にエッジから塗る
表面が乾いていない状態で次の工程に進むと、ヨレてしまい表面のツヤ感が失われてキレイに仕上がりません。しっかり表面が乾いた状態で次の工程に進むことを意識しましょう。
・カラーの一度塗り目は薄くてOK
ガイドラインのつもりで、色は多少かすれてしまっても大丈夫。
・カラーの2度塗り目はたっぷりめにする。
一度塗り目のガイドラインからはみ出さないように塗る。
マニキュア(ポリッシュ)は、基本的に2度塗りで本来の色味が発色するように設計されています。
1度目ははみだしに注意してキワまでしっかり塗る事、2度目は表面のツヤ感を意識して1度目より量を多めに塗りましょう。
塗り方の手順
●やり方
- 油分除去
- ベースコート
- カラー
- トップコート
- 完成
毛羽立ちを抑えたコットンやキッチンペーパーなどにエタノールを含ませて爪表面をふき取ります。根本部分や両サイドもきっちりとふき取りましょう。
ベースコートもエッジからしっかりと塗ることがポイントです。爪全体に均一に塗ることを意識してください。ハケをボトルのふちでしっかりとしごいて、適量をコントロールしましょう。
1度でマニキュアの色を仕上げるのではなく、1度目は爪のキワをしっかり塗ることを意識して薄めに塗ります。
2度目の塗りでマニキュア本来の色を発色させるつもりで、1度目より少し多めの量で塗りましょう。ハケすじが残らないように優しく筆を動かしていきます。
表面をツヤツヤに仕上げるために、ハケすじを残さず塗りましょう。ハケの先端に少し多めの量とることがポイントです。
マニキュアは塗布後、中まで完全に乾ききるまで24時間ほどかかると言われています。
表面が乾いた状態になっても中が乾いていない状態なので、何かにぶつかったりするとヨレたり跡がついてしまったりすることもあります。
最低でも2時間ほどは爪表面をぶつけたりしないよう気をつけてくださいね。
まとめ
マニキュアを塗るときは、少しのポイントを押さえることで、仕上がりやもちに大きな差が出てきます。
ベースコートやトップコートはマニキュアを美しく仕上げるためにとても重要なアイテムなので、使いやすいものを見つけてみてくださいね。