常に一定の人気がある「黒ネイル」は、怖いと感じる人もいるようです。確かに、長い爪で黒いワンカラーネイルをしているとなんだか強そうに見えます。しかしデザインや色の組み合わせによってはかわいい雰囲気にも、個性的な雰囲気にもなります。これを機に、カジュアルだけど大人かわいい黒ネイルに挑戦してみませんか?今回は黒ネイルが怖いという方でも、きっとかわいいと思えるデザインや、黒ネイルにはどんな意味があるのかをご紹介します。そして黒にちなんで、キレイを保つために取り入れたい「黒酢」についてもご紹介します。昔から「お酢は健康にいい」といわれますが、中でも女性に嬉しい効果が詰まっているのが「黒酢」です。黒酢は血液をキレイにして代謝をアップし、体と肌を若返らせてくれます。そこで今回は、黒酢の驚異の健康・美容パワーについて詳しくご説明したいと思います。
黒ネイルは怖い?かわいい黒ネイルもあります!
黒というとどんな雰囲気をイメージしますか?「強い」「暗い」「スタイリッシュ」「モード」「大人っぽい」などを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。そんな黒はネイルに取り入れるカラーとして、王道ではないものの、常に一定の人気があります。ベースデザインはワンカラーやフレンチ、変形フレンチ、塗りかけネイルに黒を取り入れる人が多いです。しかし黒ネイルは、ナチュラルなかわいさやキレイさからは少し遠のくため、つけていると怖く見える、または強く見える雰囲気になることもあるようです。そこで黒ネイルに挑戦したいけど、怖い雰囲気にはしたくないという方におすすめな、かわいい黒ネイルデザインをご紹介します。
●牛柄、ダルメシアン柄を取り入れる
黒ネイルには、かわいく仕上がる「牛柄」や「ダルメシアン柄」を取り入れるのがおすすめです。牛柄は近年ナチュラルテイストな柄として人気がありますし、ダルメシアン柄はディズニー映画の「101匹わんちゃん」のようなレトロでかわいい雰囲気になります。どちらの柄もセルフネイルで柄を作るのは意外と簡単で、ランダムに大きさの違う黒い斑点を作るだけでOKです。大きめの斑点は牛柄になり、少し細かく作ればダルメシアン柄になります。黒ワンカラーと組み合わせるのはもちろん、流行中のくすみカラーに合わせるのもかわいいですよ。
黒ネイルの意味って?
色彩心理や風水などで、色はそれぞれ違った意味を持つと考えられています。例えばテンションが高く、やる気に満ち溢れているときは赤が似合いますよね。またクールダウンしたいというときは、青をイメージすることがあるのではないでしょうか。では黒はどのような意味を持っているかというと、「威厳」や「精神的な強さ」を表していると言われています。スーツやワンピース、ヒールのパンプスなどに用いることで、強くかっこいい雰囲気を醸し出せるのは黒のイメージから来ているのではないでしょうか。また「落ち込む」といったネガティブな意味もありますが、人との距離をおいて静かに過ごしたいといった気持ちの現れかもしれません。
黒ネイルは柄を工夫して取り入れることで、怖いといったイメージはなくなるはずです。また黒の持つ意味から、「仕事や勉強でライバルに勝ちたい」といったシーンにも、黒ネイルはおすすめです。マットコートや流行のマグネットネイルで華やかな雰囲気にするなど、アレンジを加えて黒ネイルにトライしてみましょう。
黒酢の効果
●黒酢は健康成分の宝庫
日本で黒酢の製造が始まったのは、200年ほど前の江戸時代後期です。鹿児島県福山町が発祥で、以来この地では露天壷造りという伝統製法を守り、本物の黒酢を造り続けています。一般の酢と黒酢と大きく違うのは、次の2点です。
原料:一般の酢は白米、黒酢は玄米
発酵・熟成期間:一般の酢は4ヶ月ほど、黒酢は1~3年
玄米を原料に長い熟成期間を経て生まれた黒酢には、以下のような栄養成分が豊富に含まれ、特にアミノ酸量は一般の酢の10倍以上です。
・8種類の必須アミノ酸、9種類の非必須アミノ酸
・クエン酸、リンゴ酸など16種類の有機酸
・ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸などのビタミンB群
・カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラル
・メラノイジン
「メラノイジン」とは、熟成期間中に糖質とアミノ酸が結合して生まれる茶褐色の物質で、黒酢の琥珀色のもとになっています。メラノイジンには優れた抗酸化力があり、熟成期間が長いほどに増え、黒酢の色も濃くなっていくのです。これらの豊富な栄養素により、黒酢は様々な健康効果を発揮します。特に黒酢効果の主体となるのが、クエン酸とアミノ酸です。
●黒酢の主な効果・効能
1.疲労回復
・クエン酸効果
私たちが食事で摂った栄養素は、いくつかの過程を経て分解され、その一部はクエン酸となります。クエン酸はその後、8種類の酸に次々と変化しながらエネルギーを産み出し、最後は炭酸ガスと水になります。このようなクエン酸から始まるエネルギー産生の仕組みを、「クエン酸サイクル(TCAサイクル)」といいます。しかし、エネルギーを使い過ぎたり材料となる栄養が不足すると、クエン酸が足りなくなり、クエン酸サイクルがうまく回らなくなります。そしてエネルギー切れとなって、疲労を感じるのです。またクエン酸サイクルが回らないと、乳酸が代謝しきれず筋肉に溜まるため、これも疲労の原因になります。この時にクエン酸を補給すると、クエン酸サイクルが円滑に動き出し、乳酸も分解されて疲労が回復するというわけです。
・アミノ酸効果
黒酢に豊富なアミノ酸は筋肉を増強し、持久力をアップするので、さらに疲労回復効果を高めます。
2.血液サラサラ
・クエン酸効果
クエン酸サイクルが活発になるため、脂肪の燃焼が促進され、血中の中性脂肪や悪玉コレステロールが減少します。
・アミノ酸効果
アミノ酸には、赤血球の膜を柔軟にし、狭い血管の血流をスムーズにする働きがあります。またアルギニンというアミノ酸は、血管の拡張作用がある一酸化窒素を作り、血流を促進します。このようにクエン酸とアミノ酸の働きで血液がサラサラ流れ、動脈硬化を始めとする血管・血液の病気予防と改善に効果を発揮します。
3.肥満の解消・防止
・クエン酸効果
クエン酸サイクルが円滑になって脂肪代謝が促進されるので、体がスッキリ締まってきます。黒酢20~30ml/1日を1ヶ月摂取するという実験では、コレステロールや中性脂肪の数値、体重が有意に減少したという結果が出ています。
・アミノ酸効果
バリン、ロイシン、イソロイシン、アルギニンなどのアミノ酸が脂肪分解酵素「リパーゼ」を活性化するので、脂肪燃焼が促進されます。またアミノ酸によって筋肉が増強するので、エネルギー消費量が増えて基礎代謝が上がり、痩せやすい体になります。
4.血圧の上昇を防ぐ
高血圧を引き起こす要因の一つに、「アンジオテンシンII」というホルモンがあります。このホルモンには、血管を収縮させたり、水分を溜め込んで血液の水分量を増やす働きがあります。そのため血管は狭くなるのに血液量が増え、血圧が上がってしまうというわけです。黒酢には単体のアミノ酸のほかに、アミノ酸が2~10個結合した「オリゴペプチド」が含まれており、次のように高めの血圧に働きかけます。
・黒酢が血圧上昇を抑える仕組み
アンジオテンシンIIは、「アンジオテンシンI」に「アンジオテンシン変換酵素」が働いて作られます。黒酢のオリゴペプチドは、アンジオテンシン変換酵素を阻害してアンジオテンシンIIの生成を抑制し、血圧上昇を防いでくれるのです。
こんな症状にも黒酢がおすすめ
疲労回復や血圧管理、ダイエットに、黒酢はぴったりの健康食品ですが、こんな症状にも効果を発揮します。
1.シミ・しわ・たるみ
黒酢を飲み続けると、多くの人が肌のハリつやを実感するようですが、それは黒酢の次の働きによるものです。
・コラーゲン生成の促進
黒酢には、グリシン、プロリン、アラニンといったコラーゲンの主成分となる必須アミノ酸がたくさん含まれているので、ハリのある美肌の維持に役立ちます。
・成長ホルモンの分泌促進
黒酢に含まれるグリシン、チロシン、アルギニンなどのアミノ酸には、成長ホルモンの分泌促進作用があり、シミやくすみを予防・改善します。
2.冷え・むくみ
黒酢のアミノ酸は、アルブミンというたんぱく質を合成します。アルブミンには余分な水分や老廃物の排出を促す作用があり、血行促進作用との相乗効果で、冷えやむくみを解消します。
3.便秘
アルブミンの老廃物排泄作用は、便秘にも効果的です。さらに黒酢に含まれるクエン酸が、腸内で炭酸ガスを発生させ、蠕動運動を活発にして自然な排便を促します。
まとめ
忙しさに追われて、癒す間もなく疲れがますます溜まっていく…。方に力を発揮するのが黒酢です。「目覚めがスッキリ」「体が軽い」「肌がキレイになった」など、これは黒酢を摂っている人の多くが実感することだそうです。黒酢のクエン酸とアミノ酸が、血液をキレイにし代謝のよい体にしれくれるかもしれません。「人は血液と血管から老いる」といいます。健康な血液を作る黒酢を、ぜひ日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。