セルフジェルネイルを楽しむ人が増える中で、はがせるジェルネイルは「オフが簡単」「爪に優しい」などのメリットから人気を集めています。
しかし、「すぐに剥がれてしまう」「もちが悪い」といった悩みを持つ人も少なくありません。
正しい使い方を知ることで、はがせるジェルネイルの持ちを良くし、美しい仕上がりを長く楽しむことができます。
この記事では、はがせるジェルネイルがすぐに剥がれてしまう原因や対処法、長持ちさせるコツについて詳しく解説します。
- はがせるジェルネイルとは?
- はがせるジェルネイルがすぐに剥がれる原因
- ・ジェルを塗る前の下準備が足りていない
- ・エッジに塗れていない
- ・厚塗りもしくは薄塗りである
- ・皮膚にジェルが付いたまま硬化している
- はがせるジェルネイルを長持ちさせるコツ
- 1.下準備をしっかりと行う
- 2.適量を爪先までしっかり塗る
- 3.はみ出さないように塗る
- ・水仕事はゴム手袋を着ける
- はがせるジェルネイルのメリット
- ・手軽にネイルチェンジができる
- ・オフやリペアが楽にできる
- ・爪へのダメージが軽減できる
- ・仕上がりがきれい
- はがせるジェルネイルのデメリット
- ・持ちが悪い
- ・はがす時に爪にダメージを伴うことがある
- はがせるジェルネイルがおすすめな人
- ・ネイル初心者の人
- ・爪が薄い・弱い人
- ・職場や学校などでネイルに制限がある人
- ・定期的にネイルサロンに行かれない人
- まとめ
はがせるジェルネイルとは?
はがせるジェルネイルとは、通常のジェルネイルとは異なり、アセトンなどの専用リムーバーを使用せず、簡単にはがせるジェルネイルのことです。
ピールオフジェルとも呼ばれ、爪を傷めずにセルフジェルネイルを楽しめるのが特徴です。
一般的なジェルネイルは、サンディングやアセトンを使ってオフするため、爪に負担がかかりやすいですが、はがせるジェルネイルは薬剤による負担がかからず、ネイルチェンジが気軽にできるのが魅力です♪
はせるジェルネイルは、通常のベースジェルの代わりに専用のベースを使用することで、爪との密着力を調整し、お湯などではがしやすく設計されています。
使い方によっては長持ちしないこともありますが、正しいテクニックを身につければ美しい仕上がりをキープできます。
はがせるジェルネイルがすぐに剥がれる原因
剥がせるジェルネイルは簡単にオフできるのが魅力ですが、すぐ剥がれることもしばしば・・・。
その原因は、下準備不足、塗布ミス、日常生活での摩擦や水仕事など様々です。
特に甘皮処理や油分除去が不十分だと、ジェルの密着が弱まり剥がれやすくなります。
また、塗る量が適切でない場合やエッジをしっかりコーティングしていないと、先端からはがれてしまうことも。
このように、ネイルがすぐに取れる原因を見直して適切なケアをすることで、はがせるジェルネイルを長持ちさせることが可能になります♪
ジェルを塗る前の下準備が足りていない
下準備で気を付けるのは【甘皮処理】と【油分除去】です。
甘皮が残ったままだと、爪とジェルの間に甘皮がはさまっている状態なので、ジェルが爪にピッタリと定着しません。
油分除去も同じで、爪とジェルの間に油分があると、ジェルが定着せずリフトしやすくなるので注意しましょう。
エッジに塗れていない
爪先のエッジまでしっかりと塗れていないと先端からはがれやすくなります。
ジェルは硬化するときに少し縮みます。
エッジにジェルが塗れていないと、縮みよって先端のジェルが薄くなり、衝撃や水に耐えられなくなり浮いてきてしまいます。
厚塗りもしくは薄塗りである
一生懸命塗っていると、筆圧がかかって薄くなっていたり、ジェルを多く乗せれば長持ちするような気がして厚塗りになってしまうこともありますよね。
厚塗りすぎても薄塗りでもジェルは持ちが悪くなります。
通常のジェルだと、確か少しだけ厚みがある方が、強く持ちが良くなりますが、はがせるジェルの場合は逆効果になります。
表面がつるんと均一になるような量を塗布して、筆の圧がかからないように注意しながら塗りましょう。
皮膚にジェルが付いたまま硬化している
甘皮部分やサイドの皮膚にジェルがついたまま硬化していませんか?
爪からはみ出た部分から少しずつ隙間ができ、リフト(爪とジェルが離れる)しやすくなります。
硬化した後に、皮膚についた部分をヤスリで削った場合でもリフトしやすくなるので、爪にだけジェルが乗るように塗りましょう♪
はがせるジェルネイルを長持ちさせるコツ
はがせるジェルネイルが剥がれやすくなってしまう原因がわかったので、次は「はがせるジェルネイルを長持ちさせるコツ」をお伝えします。
はがせるジェルネイルの持ちを良くするコツは4つ!
「正しい下準備・エッジまで塗る・はみ出さない・ゴム手袋を使う」です。
では1つずつ詳しく解説していきます。
1.下準備をしっかりと行う
はがせるジェルネイルを長持ちさせるためには、まず下準備が非常に重要です。
下準備をしっかり行うことで、ジェルが爪にしっかりと密着し、長持ちする効果が期待できます。
- 甘皮処理
- 油分除去
- サンディング
甘皮が残ったままジェルを塗ると、ジェルが爪に密着しにくくなります。甘皮をしっかり処理することで、ジェルと爪が直接接触し、定着しやすくなります。
爪に油分が残っていると、ジェルが定着せずリフトしやすくなります。クレンザーやアルコールを使用して、爪表面の油分をしっかり除去しましょう
爪の表面を軽くサンディングすることで、ジェルが爪にしっかりと密着します。ただし、過度なサンディングは爪を傷つけるので注意が必要です。
これらの下準備をしっかりと行うことで、はがせるジェルネイルが長持ちし、美しい仕上がりを維持することができます♪
2.適量を爪先までしっかり塗る
エッジまでジェルをきちんと塗ることで、ネイルが爪先から剥がれにくくなります。
逆にエッジを塗り忘れた場合、ネイルは爪先からすぐに取れてしまいます。
エッジを塗る時は、指先の皮膚を他の指で下げて塗る(スキンダウン)を行いながら、端まで塗りましょう。
先にエッジを塗ってから、そのあと爪表面にジェルを塗る順番がおすすめです!
この順番がおすすめの理由は、先端にジェルが溜まってしまうのを防ぐことができるからです。
エッジは塗るというより、筆の腹に爪の先端をあてる感覚で問題ないので、量に注意しながら塗布しましょう♪
3.はみ出さないように塗る
皮膚についたジェルネイルは定着せず、しばらくすると自然と剥がれてきます。
そのため、はみ出たジェルが皮膚や甘皮についた状態のまま硬化すれば、そこから徐々にネイルは剥がれはじめます。
でも安心して下さい!
ジェルが甘皮部分や、サイドの皮膚についてしまっても慌てず、硬化する前にウッドスティックなどでしっかりと取ればOKです。
塗る時は、指先の皮膚を他の指でグッと下げ(スキンダウン)ながら作業を行えば、皮膚に付きにくくなりますよ。
セルフネイルの場合は、親指でスキンダウンを行うと塗りやすくなります。
万が一、硬化した後に気が付いた場合は、目の細かいヤスリ(180G以上)で、優しく取り除きましょう。
水仕事はゴム手袋を着ける
はがせるジェルネイルだけでなく、ジェルは水に弱いので水仕事はゴム手袋を着けましょう。
水仕事で代表的な食器洗いは、洗剤も使用するのでゴム手袋を付けましょう。
最初は違和感があるかもしれませんが、慣れれば全く問題なくなります♪
特に注意いただきたいのが、入浴時です。
湯船に浸かるときは、爪が浸からないようにする、頭を洗うときは指の腹を使うか、シャンプーブラシを使うのがおすすめです。
ジェルの持ちもそうですが、美しい手指を維持するにはゴム手袋をうまく活用することをおすすめします。
はがせるジェルネイルのメリット
はがせるジェルネイルには多くのメリットがあります。
手軽にネイルチェンジができる
はがせるジェルネイルは、自宅で手軽にセルフジェルネイルのチェンジが可能です。
これにより、ネイルサロンに通う手間や費用を節約できます♪
また、忙しい方にも短時間でネイルケアができるため、多忙なユーザーにも大変便利です。
さらに、爪のフチにジェルがたまらず、仕上がりがきれいに整うので、プロ並みの仕上がりを実現できます。
オフやリペアが楽にできる
はがせるジェルネイルは、特別なリムーバーやアセトンを使わずに簡単にオフできるため、自宅で手軽にセルフジェルネイルのチェンジやリペアが可能です。
これにより、ネイルサロンに通う手間や費用を節約でき、短期間だけのネイルも気軽に楽しめます♪
爪へのダメージが軽減できる
通常のジェルネイルをオフする際にはアセトンを使用するため、爪にダメージを与えることがあります。
しかし、はがせるジェルネイルはアセトンを使用せずにオフできるため、爪へのダメージを最小限に抑えることができます。
これにより、爪が薄い・弱い方や、頻繁にネイルチェンジをする方にも安心して使用できます。
また、サロンでの施術と同様に、爪を大切にしながらきれいな仕上がりを楽しむことができます。
仕上がりがきれい
はがせるジェルネイルは、通常のジェルネイルと同様に美しい仕上がりが得られます。
ツヤや透明感があり、爪の見た目を華やかに演出します。
セルフジェルネイルでもプロ並みの仕上がりを実現できるため、多くのネイル愛好者に支持されています。
特に、カラージェルとの組み合わせで、お好みのネイルデザインが楽しめるのも魅力の一つです。
ライトでの照射時間も短く、効率的に美しいネイルを実現できます。
はがせるジェルネイルのデメリット
はがせるジェルネイルは、その便利さと手軽さから多くの人に愛用されていますが、いくつかのデメリットも存在します。
これらのデメリットを理解することで、適切に対策を講じることができ、より良いネイル体験を実現することができます。
それぞれのデメリットと、その理由について詳しく解説します。
持ちが悪い
はがせるジェルネイルは、通常のジェルネイルよりも持ちが悪い傾向があります。
特に日常の水仕事や手洗い、摩擦などの影響を受けやすく、ジェルが剥がれやすくなることがあります。
例えば、食器洗いや洗濯などの水仕事を頻繁に行う場合、ジェルの耐久性が低下しやすいです。
このため、ネイルが長持ちしないことが多く、頻繁にリペアや再塗装が必要になることがあります。
トップジェルやベースジェルの選び方や使用方法にも注意が必要で、適切な製品を選ぶことで持ちを改善できる場合がありますが、それでも持ちが悪いという特性は残ります。
はがす時に爪にダメージを伴うことがある
はがせるジェルネイルをオフする際、無理にはがすと爪にダメージを与えることがあります。
特に、爪表面にジェルが残っている場合や、爪のフチにジェルがたまっている場合、強引にはがすことで爪が割れたり傷ついたりするリスクがあります。
オフする際には、コットンやプッシャーを使って優しくはがす方法を選び、爪に負担をかけないようにしましょう。
爪にダメージを与えないためには、オフネイルの際に充分な時間をかけてゆっくりと行うことが重要です。
また、爪が薄い・弱い方にとっては、このデメリットが特に問題になる可能性があります。
はがせるジェルネイルがおすすめな人
デメリットもありますが、はがせるジェルネイルは、その便利さと手軽さから、多くの人におすすめです。
特に以下のような方にとっては、はがせるジェルネイルが非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
ネイル初心者や爪が薄い・弱い方、職場や学校などでネイルに制限がある方、または忙しくて定期的にネイルサロンに通えない方に最適です。
これらの人々にとって、はがせるジェルネイルは簡単にオフできることや、爪へのダメージが少ないことが大きなメリットとなります。
具体的な理由とともに、それぞれのおすすめポイントを詳しく解説します。
ネイル初心者の人
はがせるジェルネイルは簡単にオフできるため、ネイル初心者でも気軽に試せるのが魅力です。
セルフジェルネイルの練習にも最適で、使い方が簡単なため、おすすめです。
ジェルネイルの基本を学びながら、きれいな仕上がりを楽しむことができます♪
爪が薄い・弱い人
はがせるジェルネイルは、アセトンを使用せずにオフできるため、爪へのダメージを軽減できます。
爪が薄い・弱い方にとっても優しい選択肢です♪
トップジェルやベースジェルの使い方に気を付けることで、爪に負担をかけずに長持ちさせることができます。
爪の密着性を高めるためのテクニックも併せて活用することで、爪を健やかに保ちながらジェルネイルを楽しめます。
職場や学校などでネイルに制限がある人
職場や学校などでネイルに制限がある場合でも、はがせるジェルネイルなら簡単にオフできるため、気軽にネイルを楽しむことができます。
短期間でネイルをチェンジすることが求められる環境でも安心です。
オフネイルの方法をマスターすれば、周囲のルールに従いながらも美しいネイルを楽しめます。
定期的にネイルサロンに行けない人
忙しくてネイルサロンに定期的に通えない人でも、自宅で手軽にネイルチェンジができます。
そのため、時間や費用を節約しながらネイルを楽しむことができます。
セルフジェルネイルのキットを活用すれば、自分だけのオリジナルデザインを楽しむことも可能です。
クリアジェルやカラージェルを組み合わせて、好きな色やデザインを試すことができ、常に新しいネイルを楽しめます♪
まとめ
はがせるジェルネイルは、その便利さと簡単さから多くの人に支持されていますが、持ちが悪い点や爪にダメージを与える可能性がある点にも注意が必要です。
しかし、適切な下準備やネイルケアを行うことで、そのデメリットを最小限に抑えることができます。
ネイル初心者や爪が薄い・弱い方、職場や学校でネイルに制限がある方、忙しくて定期的にネイルサロンに通えない方にとって、はがせるジェルネイルは非常に魅力的な選択肢です。
セルフジェルネイルの基本を押さえ、美しい仕上がりを楽しんでください♪