マニキュアを落とす時、どうしてますか?
セルフでマニキュアを塗ったり、ネイルサロンで塗ってもらった後など、マニキュアを自分で落とす時に、きれいに取れないことがありますよね。
実はマニキュアのオフは単純そうにみえますが、正しいやり方というものがあるのです!
この記事では、マニキュアをきれいに落とす「正しいマニキュアの落とし方」と、おすすめの除光液、また、除光液がない時の対処法をご紹介します。
マニキュアを落とす時に必要なもの
マニキュアをセルフでオフする際、除光液以外にも必要なものや、あると便利なものがあります。
セルフでマニキュアをオフする際に用意するべきものをご紹介します。
除光液
除光液はポリッシュリムーバーとも呼ばれる、マニキュアを落とすための溶剤です。
100均やドラックストアなど、身近な場所で簡単に手に入れることができます。
除光液には主に2種類あり、普通のタイプと「ノンアセトン(アセトンフリー)」と記載されたものがあります。
どちらを選ぶか悩んだことがある人もいるのではないでしょうか?
アセトンはマニキュアをスッキリと落とすことができますが、同時に爪を乾燥させるためダメージを与えかねません。
アセトンが含まれていない、より爪に優しいものがアセトンフリータイプの除光液です。
ちなみに、除光液とジェルネイルリムーバーとの違いは、アセトンの含有量の違いです。
ジェルネイルリムーバーの方がアセトンは多く含まれています。
コットン
除光液を染み込ませるためにおすすめなのが、コットンです!
コットンは除光液をたっぷりと含ませることができるので、マニキュアを簡単にオフすることができます。
ティッシュペーパーやキッチンペーパーを使うこともできますが、ペーパー類では除光液の保有量が全く足りません。
そのため何度くり返しても、なかなかマニキュアを落とすことができません。
▪️ティッシュペーパーをおすすめしない理由
ティッシュペーパーを使ってマニキュアを落としている人も多いと思いますが、コットンを使えば半分の時間で、しかもスッキリとオフすることができます。
ティッシュペーパーは「除光液で濡れる」程度にしか、除光液を含むことができません。
そのためマニキュアを落とすために、ネイルリムーバーを何度も何度もつけ直す必要があり、紙もすぐにボロボロになります。
また、一度でスッキリと落とすことができず、中途半端にマニキュアが溶けることでネイルの色が指の皮膚に色素沈着しやすいです。
ティッシュペーパーでもマニキュアを落とすことは可能ですが、
・何度もつけ足すためリムーバーの使用量も多くなる
・一度でスッキリと落とすことができない
・すぐにボロボロになる
・マニキュアの色が広がってしまい色素沈着しやすい
これらの理由から、できるだけマニキュアを落とす時はコットンの使用をおすすめします。
もし、手元にコットンがなく「コットンなし」でマニキュアを落とす場合には、
ティッシュやキッチンペーパーを数枚重ねて厚みを出して使いましょう!
綿棒
除光液とコットンがあれば、マニキュアを落とすことはできますが、甘皮周りや爪のサイドなどに、マニキュアが残ってしまうことがあります。
そんな時は、綿棒に除光液を含ませることで、細かい部分をオフできるのでとても便利です。
アルミホイル
マニキュアがなかなか落ちない時に、除光液を含ませたコットンを爪に乗せアルミホイルで巻いて使います。
アルミホイルは、マニキュアをオフする時に絶対に必要なものではありませんが、いざという時にマニキュアを早く溶かすことができます。
便利なので用意しておくのがおすすめです。
これらを揃えておけば、自分の好きなタイミングでパッとマニキュアを落とすことができるので、マニキュア派の人は常に準備しておきましょう!
【基本】マニキュアの簡単きれいな落とし方
それでは実際に、用意しておいた道具を使ってマニキュアを落としていきましょう!
ネイリスト検定3級の実技試験でも採用されている、マニキュアの基本の落とし方をお伝えします。
マニキュアをきれいに落とす方法
- 除光液をコットンにたっぷりと染み込ませる。
- コットンを爪に当て、そのまま10秒ほど押さえる。
- 爪先に向かってスッと引くように、拭き取る。
※1〜3の手順を指10本分、繰り返す - 綿棒に除光液を含ませ、爪に残っているマニキュアを取る。
- 最後にしっかりと手を洗い、保湿をする。
きれいに落とす時のポイント
マニキュアを落とす時は、上記の基本の落とし方の中で特にポイントとなる箇所が2つあります。
ポイント1:すぐに拭き取らない
コットンを爪に当て、そのまま10秒ほど押さえるのがポイントです。
マニキュアをオフする時、ほとんどの人は除光液を含ませたコットンでゴシゴシと拭き取ろうとします。
しかし、それではマニキュアの表面しか溶かすことができません。
そのため繰り返し拭く必要があり、除光液を何度も足したり、コットンが何枚も必要になってきます。
除光液をたっぷりと含ませたコットンを爪に当てたまま、10秒ほど押さえるだけで、マニキュアの奥まで除光液が染み込んでいき、一回でほとんど落とすことができます。
▪️トップコートがなかなか溶けないときは?
トップコートは、マニキュアの持ちを良くするための透明のコーティング剤。
そのためとても落ちにくいです。
特に最近は、ジェルネイルのように仕上がるトップコートも多く、より溶けにくくなっています。
そんな時は一度で全てをオフしようとせずに、ポイント1の「コットンを爪に当て、そのまま10秒ほど押さえる。」やり方で、まずはトップコートだけを落としていきましょう。
トップコートがなくなれば、あとは簡単に溶かすことができますよ。
どうしても落としにくいトップコートを使用している場合は、ノンアセトンの除光液ではなく「アセトンが含まれているもの」を選ぶとよいでしょう。
ポイント2:コットンは爪先に向かって拭き抜く
除光液を含んだコットンをネイルに馴染ませたら、爪先に向かってスッと引くように、拭き取るのがポイントです。
薄いカラーの時はあまり気になりませんが、赤や黒など濃い色をオフすると、除光液で溶けたマニキュアが広がり、皮膚に色素沈着してしまいます。
こうなるとなかなか取れません。
爪先に向かってスッと拭い取ることで、溶けたマニキュアが皮膚に広がることなく、指を汚さずにきれいにオフすることができます。
それでも落ちない時は?
持ちの良いマニキュアが多くなったことは嬉しいことですが、なかなか落ちないことも・・・。
またネイルサロンのようにしっかりと2度塗りされたマニキュアも落ちにくいです。
そんな時は、ジェルネイルをオフする時と同じように、8〜10cm程度にカットしたアルミホイルと、小さくカットしたコットンを用意します。
除光液でひたひたにしたコットンを爪の上に乗せたらアルミホイルを巻き、しばらく放置します。
落ちない時は、このようにリムーバーをしっかりとマニキュアに浸透させましょう。
マニキュアをオフする時のアイテムの正しい使い方
コットンはきれいな面を使う
マニキュアが付いた部分を使うと、せっかくオフしたところにまた色が付いてしまいます。
一度色の付いた箇所は避けながら、きれいな面で落としてください。
またコットンはケチらずに、新しいものに取り替えましょう!
除光液はたっぷり使う
除光液は、コットンがひたひたになるくらい湿らせるのが適切な量です。
量が少ないと、溶けたマニキュアにコットンがくっついてしまいます。
ラメにはひと手間!アルミホイルを巻く
ラメのマニキュアはなかなか落ちません。
そんな時も、ジェルネイルをオフする時のように、8〜10cm程度にカットしたアルミホイルと、小さくカットしたコットンを用意します。
コットンに除光液を含ませたら爪に置き、ズレないようにアルミホイルで巻いたら5分ほど待ちます。
アルミホイルで密封することで除光液の浸透が早くなり、落ちにくいラメも簡単に落とすことができます!
また、ラメと同じようにストーンを使っているネイルの時も、この方法で落としていきましょう。
爪の間にはコットンを巻いたウッドスティックを使う
マニキュアをオフする時、溶けたマニキュアが爪の間に入り込んでしまうことがあります。
爪のサイドや爪先の裏側など、隙間に入り混んでしまったマニキュアは、綿棒よりもコットンを薄く巻いたウッドスティックを使うと、オフしやすいです。
ウッドスティックとは・・・
両端が斜めにカットされた木の細長い棒で、ネイルのはみ出しや、甘皮ケアの際にも役立つので持って置くと便利です!100円ショップでも売っているのでチェックしてみて下さい。
おすすめの除光液
プチプラなのに良く落ちる、爪に優しい除光液をご紹介します!
ケイト ネイルカラーリムーバー
良く落ちるのに、拭き取った後に爪が白くなりにくい除光液です。
セザンヌ マイルドエナメルリムーバー
マリンコラーゲンやホホバオイルなど爪保護成分配合。使い切りサイズの除光液です。
コージー本舗 エナメルリムーバー ノンアセトンタイプ
爪にうるおいを与える、モモ葉エキス配合。ノンアセトンで爪に優しい除光液です。
アンドネイル モイスチャースパリムーバー
爪保護成分として6種のオーガニックオイルを配合。
爪に優しいノンアセトンながらラメもしっかりと落とすことができる除光液です。
【除光液なし】マニキュアを落とす方法
手元に除光液がない時、どうしてもマニキュアを落とさなくてはいけないこともあるかもしれません。
そんな時、マニキュアは「除光液なし」でも落とすことができます。
除光液がない時に代わりになるもの
マニキュアを落としたい時は、除光液を使うのが適切です。
でも、どうしても除光液が手元にない時は、代用品で落とせないかな?と思いますよね。
そんな時は、
除光液の代わりに「エタノールもしくはマニキュア」を使って落としてみましょう。
除光液ほど落ちは良くありませんが、どちらもマニキュアをオフすることは可能です。
オフをするためにマニキュアを使う時は、塗ったら乾く前に拭き取るようにしましょう。
▪️マニキュアはマニキュアで落とせる
マニキュアは上からマニキュアを塗ることで落ちるのです!
やり方は簡単で、
エタノールでネイルの表面の汚れを除去したら、オフしたいマニキュアの上から新しくマニュキアを塗り重ねて、乾かないうちに拭き取る
これだけです!
ポイントは、塗ったら乾く前に拭き取るようにすることです。
この時コットンを使うと、しっかりと拭くことができます。
リムーバーを使うようにスッキリとは落ちないですが、困った時はやってみて下さい。
▪️エタノールを除光液の代用品にする
マニキュアの成分はアルコールで落とすことができます。
そのため除光液の代わり手指消毒で使用するアルコール(エタノール)でも除去できます。
アルコール度数が高めの「無水エタノール」がよく落ちるのでおすすめです!
除光液がいらない「お湯ではがせるマニキュア」もおすすめ!
基本的にマニキュアは除光液で落とすものですが、近年は除光液以外のもので落とせるマニキュアも増えています。
それは「お湯」です。
落とす方法は簡単で、除光液不要!
お湯に指先を浸すことで、ついているマニキュアをシールのようにはがすことができるのです。
もっと気軽にマニキュアを楽しみたい人におすすめの「お湯ではがせるマニキュア」をいくつかご紹介します!
ビューティーワールド モモコス
ビューティーワールド モモコスは、高発色なのに落としやすいのが魅力!
ポップなカラーラインナップとラメやホログラムの入ったキラキラネイルも豊富です。
また石鹸のような香りで、マニキュア特有の匂いが苦手な人にも◎
JNF グレイズドフレグランスネイル
JNF グレイズドフレグランスネイルは、速乾性とツヤのある美しい仕上がりが人気!パラベンフリーで爪に優しくマニキュアのもつ独自のツンとした匂いもありません。一度塗りできれいに発色します◎
HOMEIピールオフセラムベース
HOMEIピールオフセラムベースは、マニキュアの前に塗ることでマニキュアを落としやすくしてくれるベースコート!
お湯で落とせるベースコートを最初にに塗ることで、いつも除光液で落としていたお手持ちのマニキュアも、お湯ではがせるようになります◎
キャンドゥピールオフマニキュア
キャンドゥピールオフマニキュアは、100円ショップ「キャンドゥ」で手軽に買うことができます。
お湯ではがせるマニキュアがどんなものか使ってみたいと思っている人は、まずは100均アイテムから挑戦してみて下さい◎
その他のネイルに必要な道具やグッズも揃いますよ。
100円ショップなら「セリア」のネイルグッズも人気がありおすすめです。
マニキュアを落としたあとはネイルケアが大切!
マニキュアを落としたあとは、除光液の影響で爪や肌は乾燥しやすくなります。
爪周りにはネイルオイルを塗り、その後ハンドクリームを手全体に馴染ませるとしっかり保湿できます。
ジェルネイルをオフするほどのダメージはありませんが、やはり負担は避けられません。
マニキュアを落としたら、すぐに手を洗い、ネイルオイルやクリームで保湿するようにしましょう!
よくある質問:Q&A
マニキュアに関する「よくある質問」をご紹介します。
参考にしてみて下さいね♪
Q1:衣服や布にマニキュアがついてしまったらどうしたら良い?
A:布や洋服についたマニキュアは処置次第では落とすことができる。
まず、マニキュアが布についた場合にやってはいけないことは、「絶対にこすらない」
布にマニキュアがつくとつい慌ててしまいますが「丁寧に叩いて落とす」が鉄則です。
また、大切な衣類であればすぐにクリーニングに出すのがベストです!
衣服以外にも、クッションやカーペットなど、周りに布製のものは多いので気をつけましょう。
マニキュアが服についてしまった時の詳しい落とし方はこちらの記事を参考にして下さい♪
https://www.nailjoshi.com/67274/
Q2:マニキュアをフローリングにこぼしてしまったら?
A:マニキュアをフローリングにこぼした時は、すぐに摘み取るか、あるいは、あえて乾くまで待つ。
フローリングに限らず、除光液を使うことで塗装が剥げてしまったり、変色する心配のある家具は多いです。
・こぼしてすぐなら、除光液を染み込ませた布でマニキュアを上に摘むようにして取っていく
・乾いてから、ヘラを使ってマニキュアだけをカリカリと削ぐ
など、場合によって適切なやり方は異なります。
フローリングにこぼしたマニキュアの落とし方の詳しいやり方や、その他の素材にマニキュアがついてしまった場合の方法などは、こちらの記事で紹介しています♪
https://www.nailjoshi.com/21534/
Q3:歯磨き粉でマニキュアは落とせる?
A:歯磨き粉によっては落とせるものもある。
歯磨き粉をネイルの上にのせて馴染ませて少し置いたら、ブラシや綿棒で擦ると落とせる場合があります。
自分の使っている歯磨き粉でマニキュアが落とせるのか気になる方は、ぜひ試してみて下さい。
ただし、研磨剤が入っている歯磨き粉を使ってゴシゴシ擦ると爪にダメージを与える可能性があるので気をつけましょう!