ネイルフォームの使い方・切り方・付け方|セルフジェルネイルの長さ出しのやり方 | ネイル女子

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セルフジェルネイルで長さ出しをする場合の選択肢はいくつかありますが、ネイルフォームを使った長さ出しは自然な仕上がりになることで人気です。

しかしネイルフォームの使い方や切り方、付け方に悩み苦戦する方も多いのではないでしょうか?

この記事ではネイルフォームの使い方をはじめ、ネイルフォームを使った長さ出しの方法などを解説していきます。

ネイルフォームがない時の代替え品やおすすめのネイルフォームなどもお伝えしているので、ネイルフォームを使った長さ出しにチャレンジしたい方は必見ですよ♪

フォームを使う長さ出しの種類

手の写真

ネイルフォームを使った長さ出しにはいくつかの方法があります。

  • ソフトジェルやハードジェルを使用した長さ出し
  • アクリルリキッドとアクリルパウダーを使った長さ出し
  • ポリジェル(ハイブリッドジェル)を使った長さ出し

そもそもネイルフォームとは?

ネイルフォームとは爪の先に貼り付けて使用するシート状のアイテムで、長さ出しをする時に土台となる重要な役割があります。

紙やプラスチックでできたもので、爪の形に合わせてカットして装着して使います。

ネイルフォームを正しく使うことで美しい長さ出しを作ることができますが、自分の爪にしっかり合ったフォームを選び適切に装着する技術が必要です。

ジェルスカルプチュア

フォームを使って行う長さ出しの一つに「ジェルスカルプチュア」があります。

指にネイルフォームをはめ、その上にジェルでバーチャルの爪を形成していく長さ出しの手法です。
通常のジェルネイルと同様で、長さ出し用のジェルもUVランプやLEDランプで硬化します。

アクリルスカルプチュアより柔軟性に優れており、自爪のように自然で美しい長さに仕上げられるのが特徴です。
定着力や耐久性も高いことや、長さ出しの際に爪を短く切らなくても施術できることで人気があります。

アクリルスカルプチュア

ジェルスカルプチュアと同じく指にネイルフォームを装着してバーチャルの爪を形成していくのが「アクリルスカルプチュア」です。
アクリルスカルプチュアは、アクリルリキッドとアクリルパウダーをミックスさせて使います。

アクリルリキッドを含ませたブラシでアクリルパウダーをとり、ミクスチュアと呼ばれるアクリルボールを自爪にのせて形を作っていきます。

長さ出しの中では1番強度があり、ジェルネイルでは出せない長さが出せたり自爪の形に関係なく自由に形成できるところがアクリルスカルプチュアのメリットです。

しかしジェルと違って硬化の速度が早いアクリルスカルプチュアは、素早く作業を進める必要があったりミクスチュアを上手にのせるのにかなりコツがいるので上級者向けと言えます。

ネイルフォームの扱い方

ネイルケアをする女の子の写真

ジェルネイルの長さ出しには、道具としてネイルフォームが必要だとわかりましたが、どうやって使うのかピンと来ない方も多いのではないでしょうか?

ここではネイルフォームの切り方や付け方などを解説していきます。
初心者の方には少し難易度の高い工程ではありますが、ぜひ参考にして練習してみてくださいね。

ネイルフォームの切り方

ネイルフォームはそのまま使用すると爪の形にフィットしにくい場合があります。

爪のカーブや大きさに合わせて適切にカットすることで装着したフォームがズレにくくなり、美しい仕上がりに繋がります。

ここでは、ネイルフォームの正しい切り方とその重要性について詳しく解説していきます。

■1. 剥がした丸形シールを裏面に貼る

ネイルフォームを台紙から取り出したら、まずは中央にある丸形の部分を剥がして穴を作ります。
丸型のシールは捨てずに、フォーム裏面の穴の上(長さ出しをする部分)に貼りましょう。
シールを貼り重ねることでネイルフォームの強度が増して、ミクスチュアやジェルをのせる部分がしっかりと安定して使いやすくなります。

■2.イエローラインとストレスポイントに合わせて目印をつける

フォームを装着する前に爪の中心とフォームの中心をしっかり合わせて斜めにならないようにします。

フォームの先端部分が爪のイエローライン(爪のピンク色の部分と白い部分の境目のライン)に対してまっすぐになるようセットしましょう。

フォームがストレスポイント(爪の両サイドとイエローラインの交わる部分で爪に最も負荷がかかるポイント)より下にずれるとネイルの強度が不足して折れやすくなり、逆に高すぎてフォームが浮いてしまうと仕上がりのフォルムが崩れる原因になります。

目印をつける場合は、フォームのサイド部分にストレスポイントの高さに合わせて印をつけるといいでしょう。

■3. 目印に合わせてカットする

目印に合わせて爪のフリーエッジ(爪の白い部分)が通るフォームの穴の部分をカットします。

爪のカーブが深い場合はU字にカットすると密着しやすく、カーブが浅い場合にはV字にカットするとフィットしやすくなります。

ストレスポイントに当たる部分を意識してしっかり自爪の下にフィットするように調節しましょう。

ネイルフォームの付け方

ネイルフォームがイエローラインの形に合わせてカットできたら、いよいよ装着です!
ネイルフォームを付ける時のポイントは、

  • 自爪との隙間はできていないか?
  • ストレスポイントはちゃんとネイルフォームに乗っているか?
  • 装着したネイルフォームの先端が不自然に上がっていたり下がっていたりしないか?
  • ネイルフォームの先端を正面から見たときにきれいなカーブになっているか?

ネイルフォームを装着したあとは、いろんな角度からこれらを必ずチェックするようにしましょう!

ネイルフォームと自爪の間に隙間があるとジェルが流れ落ちてしまったり、ストレスポイントがフォームに乗っていないとその部分から折れやすかったりするので気を付けてくださいね。

ジェルの長さ出しに必要なもの

ジェルの長さ出しに必要なものの例の写真

ジェルを使った長さ出しをやってみたい人も多いと思います。

ここでは、ジェルの長さ出しをするために用意が必要なものをピックアップしてみました。
これから長さ出しに挑戦しようと考えている人はぜひチェックしてみてください。

ベースジェル

ジェルネイルの基本となるジェルで、カラージェルの前の自爪に直接塗るものです。
ジェルスカルプチュアで長さ出しをする際もまずは自爪にベースジェルを塗り、その後に長さを形成していきます。
ベースジェルの塗りで仕上がりの美しさや定着力に影響がでるので、しっかりと丁寧に塗りましょう。

ビルダージェル

ジェルネイルの長さ出しや補強、ジェルの厚みを出すのに使います。
どの用途で使う時も基本はベースジェルを塗った後に使いましょう。

ビルダージェルは粘度や強度が高いので爪のハイポイントを作ったり、長さと厚みのある美しいネイルに仕上げることができます。
けれどビルダージェルは粘度が高く扱いにはコツが必要なので、慣れていない人はそれなりに練習が必要かも知れません。

トップジェル

ジェルネイルの仕上げに使うコーティング用のジェルで、強度を上げて光沢のある美しい爪にしてくれます。
ジェル特有の光沢が人気で、ジェルスカルプチュアだけでなくアクリルスカルプチュアの仕上げにトップジェルが使われることも多いです。

トップジェルには柔らかくて扱いやすいソフトジェルや強度が高くて光沢に優れているハードジェル、マット仕上げができるものに未硬化ジェルが出ず拭き取り不要のノンワイプトップジェルなどがあります。
どのようなトップジェルで仕上げるのかは自分のニーズや好み、使用する他のジェル製品などとの相性を考えて使うことが重要です。

ネイルフォーム

ジェルスカルプチュアやアクリルスカルプチュアで自爪より長い爪を形成する際に使うシート状の土台です。

爪の裏側にはめこんで装着しますが、裏面はシールのような粘着シートになっているのでずれないように皮膚に貼りつけて固定することができます。
オーバル型、スクエア型、ポイント型などいろんな形のものがあるので、自分の作りたい爪の形に合ったものを選ぶといいでしょう。

ネイルフォームはジェルなどのネイル用品と同じく専門のショップで販売していますが、最近は100円均一などでも手軽に手に入れられますよ。

ジェルブラシ

ジェルネイルの塗布や、ネイルアートをする際に使用するブラシです。
基本的には筆先がまっすぐ四角くなったスクエアブラシ、筆先が丸くカーブしているラウンドブラシがよく使われます。

長さ出しで使うならブラシ部分が小さいものよりもある程度大きさがある方がジェルをすくって操作しやすいです。
ブラシ部分の大きさや形状が異なるブラシがたくさんあるので、自分のニーズに適した形状のブラシを使うといいでしょう。

ネイルファイル

ネイルファイルとは簡単にいうと爪やすりのことですが、いくつか種類があってそれぞれ異なる特性と用途があります。
主に人工爪を削り整えるウォッシャブルファイルは面の粗さがさまざまで、粗いものから細かいものに段階的に形を作っていくことで美しくなめらかな人工爪を作ることができます。

セルフネイルで人工爪の形成に使うなら150~180グリット、人工爪のオフに使うなら100~150グリットのファイルがあるといいでしょう。

ウォッシャブルファイルは比較的に目が粗かったり厚みもあり、自爪の調整には向いていないものが多いです。
なので自爪の長さと形を整える際にはエメリーボードと呼ばれるネイルファイルを使うことをおすすめします。

スポンジバッファー

スポンジ素材でできているスポンジバッファーもネイルファイルの一種ですが、爪を削るというよりも自爪や人工爪の表面をなめらかにすることに多く使われます。

長さ出しをする前には爪表面のでこぼこをなくしてなめらかにする必要があるので、スポンジバッファーで優しく磨くとよいでしょう。
いくらスポンジバッファーとはいえ力を入れすぎると不必要に自爪を傷つけてしまう恐れがあるので気をつけてくださいね。

フォームを使ったジェルの長さ出しのやり方

ネイルケアをする手元の写真

先ほどお伝えしたフォームの「切り方」「付け方」をしっかり復習して、必要なアイテムが揃ったら、セルフでジェルの長さ出しにチャレンジしてみましょう!

では「ジェルの長さ出しのやり方」について、一連の流れを順番に解説していきます。

1.ベースジェルを塗る

自爪の長さを整えてサンディングをし、ダストと水分油分もしっかり除去したらベースジェルを塗りライトで仮硬化します。
爪の先端のエッジ部分も忘れずに塗りましょう。

2.フォームを付ける

長さ出しをする爪のイエローラインの形にカットしたネイルフォームを装着して固定します。
ネイルフォームがまっすぐ付いていること、爪と隙間がないようにしっかりはまっていることを確認しましょう。

3.ビルダージェルを乗せる

ネイルフォームの目盛りを目安にし、希望の長さと形にビルダージェルを塗って仮硬化します。
この時自爪の先端部分にもジェルが被るように塗り、ストレスポイントのジェルが欠けていないか注意しましょう。

次に根元から先端までジェルを塗り、ジェルが段差なくなめらかになるようブラシを動かして爪の形を整えて硬化します。
いろんな角度からチェックして問題なければネイルフォームを外して未硬化ジェルを拭き取りましょう。

4.ネイルファイルで形を整える

ネイルファイルで長さを出した爪の形を整えます。
ジェルを乗せすぎて分厚くなってしまったところなどがあれば削りますが、削りすぎると折れやすくなったり脆くなってしまうので気を付けましょう。

5.スポンジバッファーでなめらかにする

爪の形を整えたらスポンジバッファーを使って表面をなめらかにします。
力を入れすぎるとせっかく整えた爪の形が変わる恐れもあるので優しく磨きましょう。

6.トップジェルで仕上げる

ブラシでダストを払ったら最後にトップジェルを塗って仕上げます。
根元から先端のエッジまでしっかりコーティングをして硬化をすると長さ出しネイルの完成です。

チップフォームの長さ出しもおすすめ

実はネイルフォームが手元にない時でも、工夫次第で長さ出しができることを知っていましたか?

ネイル専用のフォームがなくても身近なアイテムを活用すれば代用できるので、知っていると急なトラブルやコストを抑えたい場合に役に立ちます。

ここではネイルフォームの代用品として使えるアイテムとその活用方法を紹介するので、どうぞ参考にしてみてください。

クリアファイルを代用する

クリアファイルは適度な硬さと柔軟性があり、ネイルフォームの代用品として使うことができます。
クリアファイルを爪のサイズに合わせてカットしたら指に巻きつけ、爪の下に沿わせてセットします。
ファイルが厚すぎる場合は少し曲げるなどして馴染ませると、装着しやすくなるでしょう。

ファイルが反り返らないよう両端をホッチキスで留めてしっかり固定します。
ホッチキスだけではうまく固定できない場合はセロハンテープなどを併用して使うのがおすすめ。

クリアファイルは再利用できることや形を自由に調整しやすいところがメリットですが、表面がツルツルしていてジェルが流れやすいので注意しましょう。

クッキングシートを代用する

料理で使うクッキングシートもネイルフォームの代用品として使うことができます。
クッキングシートを爪のサイズに合わせてカットし、爪の下にセットして固定します。

クッキングシートは柔らかいのでホッチキスやセロハンテープなどでしっかり固定してあげると安定しやすくなるでしょう。
薄くて滑りやすいので施術中にズレてしまわないよう注意が必要です。

ティッシュペーパーを使う

信じられないかもしれませんが、実はティッシュペーパーでもネイルフォームの代用品として使うことができます。
2枚重ねのティッシュを1枚に剥がしたら自爪の形に合わせてカットし、好みの長さに調整しましょう。

ベースジェルを塗った爪にクリアジェルを薄く塗り、その上にティッシュを置いて仮硬化します。
ピンセットなどで位置を調節しながら少量ずつジェルを重ねて4回ほど硬化を繰り返し、好みの厚み・硬さになったら形を整えてトップジェルで仕上げましょう。

一度にジェルを乗せすぎるとティッシュが沈んでヨレてしまったりするので注意が必要です。

ネイリストおすすめ!ネイルフォーム4選

ネイルフォームはジェルやアクリルで長さ出しをする際に欠かせないアイテムです。

爪にしっかりとフィットするフォームを選ぶことで、施術のしやすさや仕上がりの美しさを大きく左右することも。

ここではプロのネイリストからも評価の高い「おすすめのネイルフォーム4種類」を厳選してご紹介します。
それぞれの特徴を比較しながら、自分にぴったりなネイルフォームを見つけてみましょう♪

モアクチュール: b ブルーフォーム

モアクチュールのbブルーフォームは粘着力と安定感に優れたネイルフォームです。

適度な硬さがあるので爪にしっかりフィットし、ジェルやアクリルを乗せてもズレにくいのが特徴。
長さ出しの際に型崩れもしにくく美しいフォルムを作りやすいので、普段使いはもちろんですが絶対にズレたくない検定試験などにもおすすめです。

適度なカーブもあるので、フラットな爪や深爪気味の方でもセットしやすいのも嬉しいポイント。
筆者もこのネイルフォームを1番愛用してます。

モアクチュール: p ピンクフォーム

モアクチュールのpピンクフォームは、ブルーフォームよりも少し柔らかめの質感。
ブルーフォームと同じく爪の形にフィットしやすいのですが、カーブは深めに設計されています。

柔らかいので細かい微調整もしやすく、フォーム装着が慣れていない方にもおすすめ。
細長い爪や女性らしいフォルムを作りやすいので、初心者から上級者まで幅広く使えるアイテムです。

ビューティーネイラー :394 バタフライフォーム ラージ

ビューティーネイラーの394バタフライフォームラージは、横幅が広めでその名前の通りバタフライ型のネイルフォームです。
ビューティーネイラーというブランド名はセルフネイリストさんでも知っている方が多いかも知れませんね。

爪が大きく横幅も広めの方や、しっかりと長さを出したい方に向いています。
ネイルフォームのサイド部分がしっかり支えられる形状なので、安定感もバツグン。
ズレにくく型崩れにもしにくいのが特徴です。

Harmony :ネイルフォーム

Harmonyのネイルフォームもプロのネイリストにも愛用者が多い高品質なネイルフォームです。
適度な厚みがありジェルやアクリルを乗せても歪みにくい設計なので、スカルプ初心者から上級者まで幅広く使えます。

このフォームの特徴としては、粘着力がしっかりしていてズレにくいこと。
フィット感もバツグンなのでフォームがしっかり固定され、ジェルやアクリルが均等にのり美しいフォルムが作りやすくなります。

しっかりしたカーブも作れるので、ナチュラルなアーチを出したい方にもおすすめのネイルフォームです。

チップを使った長さ出しもある

ネイルチップをつけている写真

長さ出しをする場合、ネイルフォームではなくネイルチップを使ったやり方もあります。

チップオーバーレイ

チップオーバーレイは自爪にハーフチップを接着し、その上からジェルやアクリルで覆って長さを出す方法です。
これはアクリルスカルプチュアと共に、ネイル検定2級の実技課題にもなっています。
初めから形ができているチップを取り付けて爪を形成するので、初心者でも比較的カンタンかつ早く長さを出すことができます。けれどチップオーバーレイはグルーでハーフチップを接着して作る長さ出し方法なので、耐久性としてはあまり強くありません。

チップフォーム

他にも、近年人気なのがチップフォームを使った長さ出しです。
爪のサイズに合わせたチップフォームに専用のジェルを乗せて、爪にピッタリ密着させた状態でライトで硬化。その後、チップフォームだけを剥がし、ネイルファイルで形を整えるだけです。初心者でも簡単にジェルの長さ出しができます。

まとめ

銀のボールを持っている画像

ネイルフォームはジェルやアクリルを使った長さ出しを美しく仕上げるために正しく装着することが重要です。

フォームがズレたり隙間ができたりすると、その隙間にジェルやアクリルが流れこみ仕上がりにムラが生じてしまいます。

爪の形やイエローライン・ストレスポイントに合わせてフォームを適切にカットし、しっかり装着することが重要です。

ネイルフォームの種類によって硬さやフィット感も異なるので、自分の爪に合ったものを選ぶことも大切。

この記事で紹介したネイルフォーム4選は100円ショップなどのフォームに比べると値段はかかりますが、使いやすさは本当に段違いなのでぜひ試してみてください。

基礎をしっかり押さえて正しいネイルフォームの使い方をマスターし、
セルフネイルでもサロン級の仕上がりができるよう頑張ってみてください♪

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