セルフジェルネイルで、厚みがうまくいかない方必見!
マニキュアと違い、少しぷっくりしているのがジェルネイルの特徴の1つですよね。
しかし、使っているジェルの固さと塗り方を意識しないと【薄すぎる・分厚すぎる】と仕上がりに満足できません。
この記事では適切な厚みを出す方法と、美しく見えるフォルムや薄い場合と厚い場合のメリットデメリットを解説します♪
セルフでちょうどいいぷっくりとした厚みに仕上げることができるようになりましょう!
ジェルネイルの厚み
マニキュアでは出せない、ジェルネイルのぷっくり感。
適切な厚みはクレジットカード1枚分!
「自爪が割れないように厚くしたい」
「塗った直後は良い感じなのに硬化するとぼってり仕上がる」
など、厚みに悩まされているセルフネイラーは多いです。
適切な厚みはクレジットカード1枚分
具体的には、0.78-1mmがクレジットカード1枚分の厚さです。
色々な固さのジェルや、ブラシの種類、塗り方によって変わりますが
だいたいは「ベース・カラー・カラー・トップ」の4層で1mmほどの厚さになります。
美しいフォルムとは
爪や手が美しく見えるフォルムとは
【どの角度から見ても美しいフォルム】です。
ハイポイントがあり、根元や爪先はなだらかになり、少し薄めに仕上がっている状態。
可能であれば、根元と先端は少しだけ薄くなるように意識しましょう。
爪と平行に正面から見る・横から見る・先端から見る、など硬化する前に色々な角度から確認しましょう♪
ジェルが分厚い時のメリット・デメリット
厚すぎても薄すぎてもダメですが、メリット・デメリットがあります。
分厚い場合のメリット【強度が出る】デメリット【重い印象になる】です。
それぞれのメリットデメリットを詳しく解説します♪
メリットは強度が出る
厚くすれば、もちろん強度がでます。
自爪が薄くて折れやすい方など、折れたくないからジェルネイルをしているという方も多いです。
ピンク色の皮膚と爪が引っ付いている個所と、爪との境目の横(ストレスポイント)に亀裂が入りやすい場合は、厚みを持たせると防ぐことが出来るので意識してみましょう。
デメリットはぼってりと重たい印象になる
厚くすると、爪だけが浮いているような違和感のあるぼってりとした仕上がりになります。
手を全体的にみると美しく見えないので注意しましょう。
特に先端と根元は薄くなだらかになっているのが理想です。
ジェルが薄い場合のメリット・デメリット
分厚い場合と比較すると、薄い方が手が美しく見えます。
薄い場合のメリットは【細かい作業がしやすい】デメリット【耐久性が低い】です。
メリットは細かい作業がしやすい
薄いと自爪の感覚と近くなるので、細かい作業がしやすくなります。
例えば、お財布からカードを出すとき、小銭を拾う時などですね。
日常生活を送る中で、細かい作業がしにくいと、ちょっとしたストレスになるので薄く出来る場合は薄くしましょう。
デメリットは耐久性が低い
厚みがある場合と比べると、薄いと耐久性は低くなります。
ネイルチェンジする頻度も増えるので、
【短い期間で定期的にネイルチェンジが出来る・自爪が割れやすくない方】に向いています。
セルフジェルネイルでの厚みの出し方
さっそく、厚みの出し方について確認していきましょう♪
基本的には【クリアジェル】で厚みを出すのがおすすめです。
厚みが欲しいからと、【ベース、カラー、トップ】を多めに塗るのはNGです。
多めに塗ると、重力や硬化熱によってサイドに流れて皮膚に付いてしまったり、厚みのムラが出来てボコボコに仕上がってしまいます。
自爪がダメージを受けてかなり薄くなっている場合は、多く塗って硬化させると硬化熱が耐えられないこともあります。
クリアジェルを塗るタイミングは
【ベース・クリアジェル・カラー・トップ】の順です。
一度で一気に厚みを出すのではなく、一層ずつ足していくイメージでクリアジェルを塗布しましょう。
クリアジェルの後にカラーとトップも塗るので、少し控えめにしておくのがポイント。
ハイポイントを作る
全体的に厚みが欲しい方もいると思いますが、【ハイポイント】を意識してみてください。
ハイポイントとは、爪を横から見て真ん中の場所。
この真ん中が一番高くなるように厚みをつけるのが美しいフォルムへの第一歩です♪
硬化する前に5~10秒ほど手のひらを上に向けて爪を床と平行になるようにしましょう。
重力によってハイポイントにジェルが溜まるので、そのあとすぐに硬化します。
高さが足りない場合はハイポイントのみ少しだけジェルを足して調節してください♪
ビルダージェルを使う
一層一層厚みを出そうとしても反り爪や、下に向かって巻くように伸びている爪で、うまくいかない方はビルダージェルを使いましょう!
ビルダージェルは、粘度が高いかためのクリアジェルのことです♪
長さ出しにも使われるので強度もあります。
かなり硬さがあるので初めは塗りにくいかもしれません。
塗るというより、爪の真ん中あたりにビルダージェルを乗せてから
ブラシの先で広げていくようなイメージで塗ると塗りやすいですよ♪
ベースジェルでフォルムを作る
クリアジェルや、ビルダージェルではなく、ベースでフォルムを作ることも可能です。
根元とサイドと先端はほんの少しだけ薄めにし、真ん中が厚くなるように塗ります。
爪との境目の横(ストレスポイント)が割れやすい方は、ストレスポイントも少し厚くしても良いでしょう。
少し粘度があって縦・横のボコボコをなだらかにしてくれるベースジェルもあります。
ジェルが薄くなってしまう原因
「しっかり塗っているのになぜか薄くなる・かすれて付いている」という経験ありませんか?
おおまかな原因は2点考えられます。
・ジェルの硬さとブラシが合っていない。
・塗り方で薄くなってしまっている。
詳しく解説していきます♪
ジェルの量が少ない
そもそもジェルの量が少ない可能性が高いです。
まず一番最初に、ブラシにジェルをとる前にブラシを整えましょう。
少しだけジェルをとって、パレットの上でブラシの両面になじませます。
そのあとペーパーで軽く拭いてから、塗り始めて下さい。
理由は、ブラシの中にジェルがない状態で塗り始めると、爪に乗らずにブラシの中にジェルが入っていきます。
目視でこのくらいかな?と取ったジェルも、実際は半分くらいブラシの中に入り込んでいるので、かすれてしまい薄くなってしまいます。
筆の使い方が間違っている
筆はいろいろな形状や素材があり多くて選びにくいですよね。
素材としては、動物毛(セーブル)とナイロン毛の2種類があります。
違いは【毛の硬さ】です。
動物毛(セーブル)は、柔らかい毛なので、ベース・カラー・トップと万能に使いやすいです。
ナイロン毛は、コシがあり固い毛になるのでアートをする場合はナイロン毛の方が描きやすいでしょう。
どちらの筆でも意識してほしいのが【塗るときのブラシのしなり具合】です。
一生懸命、丁寧に塗ろうとすると、力が入ってしまいますよね。
そこでおすすめなのが、爪を見るのではなくブラシがどのくらいの強さで爪に押し付けられて塗っているのか確認してみてください。
ブラシが強く押し付けられていると、ジェルは薄くしか付きません。
はけムラが出来てボコボコになりやすく、カラーのムラにも繋がります。
特に、気を付けていただきたいのが根元のキワを塗るときです。
力が入り、根元付近がムラになりやすいので出来るだけ力を抜いてみましょう♪
サイドを塗るときは、爪とブラシが平行になっているのか意識してください。
真ん中を塗ったブラシの角度のままでサイドに移動するとサイドのキワにジェルが付きません。
ベース・クリア・トップは透明で見えにくく塗り残しやすいので、爪のカーブにしっかり合わせてブラシもカーブさせながら塗りましょう。
ジェルの粘度が低い
ジェルの粘度が低いと、やはり薄く付きます。
多く塗ると横や根元に流れてしまい爪の上にとどまらないので、どうしても薄くなります。
粘度のないジェルで厚みを出す場合は、何度も何度も層になるように塗る必要があるので、時間もかかりますし厚みを出す場合はあまり向いていません。
しかし、動物毛のブラシと相性が良く、とても塗りやすいのが特徴なのでカラーなどは粘度の低いものがおすすめです♪
まとめ
手が美しく見える、適切な厚みについて、かなり理解していただけたのではないかと思います♪
実際に、目に入ったときに美しく見えるかどうかはアートではなく、厚みやフォルムによる印象の方が強いと思います。
美しいフォルムが出せるよう、厚みを操れるようになって、上級者セルフネイラーになりましょう♪