ネイルの基本のデザインって何?今さら聞けない!ベースデザインってどういう意味? | ネイル女子

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ネイルには基本のデザインがあるのをご存知ですか?最近のネイルサロンの料金設定は、わかりやすい定額制のお店が多いですよね。定期制であればレストランのようにすでにメニューが決まっているので、料金によってデザインを選ぶことができます。そしてそのようなお店には、アートのイメージがわかりやすいサンプルチップも用意してあることがほとんどです。そのため多くの人は、完成されているサンプルチップを見てデザインを決めます。また、このような定額制のお店とは別の料金システムを取り入れているサロンもあります。例えば、まず基本となるベースデザインを決め、次にやりたいアートをオリジナルに組み立てていくオーダー制のサロンです。このようなサロンは料金設定が細かく、単価がかなり高くなります。しかし自分でアートを組み立てていけるので、ネイルにこだわりがあるおしゃれな人達にはとても人気があります。しかし、もしたまたま行ったお店が、ベースデザインから自分で決めるサロンだったらどうでしょうか。ネイリストに「ベースデザインはどうしますか?」と聞かれて、すぐに答えることができますか?そもそもベースデザインとは何を指しているのでしょうか。今回は初心にかえりネイルの基本となるデザインとその種類についてご紹介します。

ネイルの基本のデザインとは?

ネイルには基本となるデザインがあります。ネイリストになる人は、まず基本のデザインをマスターするために日々練習を重ねます。しかしSNSなどを見ると、たくさんのネイルアートに溢れています。もはやネイルには基本などないのではないかと思うほどです。ですが、よく見てみると一見ランダムで決まりがないようなアートでも、土台にはカラーがしっかりと塗ってあったりします。この土台となっているものがベースデザインと言われています。同じように、ストーンアートがかわいいネイルもキラキラのストーンに目が行きがちですが、やはりその下には何かしらの土台となるデザインが施されています。このようにネイルは全体の仕上がりに目がいきがちですが、全てのアートには基礎となるベースデザインが必要となります。そのためオーダー制のサロンでは、まず土台にどのようなデザインをするかを聞いてきます。そしてその土台となるデザインは、ネイルを始めて最初にマスターする必要がある3つの基本デザインとなります。では次で基本となるベースデザインの種類をご紹介します。

ベースデザインの種類

ネイルのベースデザインとは、使い方によって主役にも土台にもなる基本のネイルデザインを指します。以下では、もしもどこかのサロンに行ってネイリストに「ベースデザインはどうしますか?」と聞かれた時に困らないように、ベースデザインの種類についてお伝えします。

ワンカラー

ワンカラーとは爪の全体に色を塗るデザインです。ワンカラーと聞くと、一色だけ使って色を塗っていくことだと思う人がいます。あくまでもワンカラーとは爪全体に色を塗ることだと理解しておきましょう。

グラデーション

グラデーションとは爪の中でカラーの濃淡を作っていくデザインです。一般的なのは、爪の根本がクリアでだんだんと爪先に向かって色が濃くなっていくものです。しかしその他にも縦のグラデーションなど、グラデーションにも色々あります。ですから、グラデーションとは爪の中で色の濃淡を作るデザインとして理解しておきましょう。

フレンチ

フレンチとは爪全体はクリアで、爪先だけにホワイトカラーを塗るデザインです。最近はホワイトだけでなく色々なカラーを使ったカラーフレンチのことも、まとめてフレンチと呼んでいます。ですから、フレンチとは爪先だけに色をつけるデザインとして理解しておきましょう。

上記の基本デザインを見たときに「なんだ、知っていたよ」と思った人もいるのではないでしょうか。しかし、ワンカラー、グラデーション、フレンチをネイルアートとして知っていても「希望のベースデザインは?」と聞かれると、何を聞かれているのかわからない人がとても多いです。もしベースデザインを聞かれたら、上で挙げた基本のデザインのどれかを伝えればまず問題ありません。







定番化している人気ネイルデザイン・アートを紹介

ネイルの基本デザインといえば、「ワンカラー」「グラデーション」「フレンチ」の3種類ですが、ネイルサロンの施術やセルフネイルでも人気の、定番化しているデザインやアートがいくつかあります。ネイルがしたいけどデザインに迷っている、ネイル初心者だからどんなデザインがいいのかわからない、という方は、基本デザインだけでなく定番人気のデザインにも注目してみてください♪

ニュアンスネイル

幅広い年代の方に安定して人気のあるデザインが「ニュアンスネイル」です。ニュアンスネイルは言葉で表すのは難しいのですが、簡単に説明すると、「こうする!という決まりがなく、ランダムに作り上げたかのようなデザインのネイル」です。マーブルやタイダイの色が混ざるアートや、爪の一部だけをカラーリングする塗りかけネイル、うねうねやぷっくりとした立体的なアートなど、どんな物でもニュアンスネイルと言えますし、様々な要素が含まれています。あえてササッと大雑把に塗って、アーティスティックな雰囲気を出すと、一気におしゃれなネイルに。落ち着いたカラーを使えば、どんなコーデでもシーンでも浮かずに馴染むので、意外と便利なデザインでもあります。

マグネットネイル

キラキラのラメが流れるようにデザインされていたり、グラデーションのように浮かび上がるのがマグネットネイルです。その名の通りマグネットを使って作るネイルデザインで、カラージェルやカラーポリッシュの中に含まれているラメ状の鉄粉を、マグネットの磁力によって動かしています。シュッと1本のラインが入ったような模様や、まるで流動しているような奥行きのある模様が作れるので、「キャッツアイネイル」や「ギャラクシーネイル」とも言われています。キラキラと光るネイルが好きな方におすすめで、肌なじみの良いカラーを使ってさり気なく光らせることもできます。

ミラーネイル

マグネットネイルと同じくキラキラなネイルが好きな方や、かわいい雰囲気よりもクールなネイルが好きな方におすすめなのがミラーネイルです。ゴールドやシルバーブロンズなどのミラーパウダーを使って、鏡のようにギラッと反射するようなデザインになっています。爪全面にミラーネイルを施すのはもちろん、フレンチネイルのように爪の先端に塗ったり、根元だけをミラーにするのも人気を集めています。ニュアンスネイルと組み合わせやすいのも人気のポイントです。

キルティングネイル・ニットネイル

冬になると定番人気のデザインとして付けている人が多くなるのが、キルティングやニットなどの布の柄を取り入れたネイルデザインです。キルティングネイルはコンサバティブなスタイリングやきれいめなオフィススタイルにも合うので、派手になりすぎないカラーでオフィスネイルに取り入れている方もいます。ジェルやアクリルによって、キルティングのぷっくりとしたデザインをそのままネイルに取り入れているので、リアルな質感は多くの人から人気を集めています。

反対に、ニットネイルはカジュアル系が好きな方や、ふんわりとしたかわいいスタイルが好きな方にもぴったり。ジェルやアクリルなどでニットの編み目を立体的に再現しており、ぷっくり感がとてもかわいらしいデザインです。そしてキルティングやニットの他にも布地や布の柄を再現したネイルは数多くあります。

・チェックネイル
・ギンガムチェックネイル
・アーガイルネイル
・ツイードネイル
・千鳥格子ネイル
・和柄ネイル
・モヘアネイル
・ベルベットパウダー
・デニムネイル
・ベロアネイル

どれも布地や布の柄を大胆に再現したネイルデザインですが、アートの1つとして取り入れると一気におしゃれなネイルに仕上がります。

マーメイドネイル・人魚の鱗ネイル

冬は布地や布の柄を再現したネイルデザインに注目が集まりますが、夏はバカンスを満喫できそうなマーメイドネイルや、人魚の鱗ネイルというデザインが大変人気です。どちらも人魚姫の世界観に合いそうな、貝殻や水面をアートで取り入れています。ブルーをメインで作るのはもちろん、ピンクを取り入れてゆめかわいいテイストを楽しんでいる人も多いようです。大胆なデザインなので派手なネイルが苦手な方は挑戦しづらいようですが、夏は他の季節よりも派手なネイルが人気を集めているので、長期休みに合わせてトライしてみてはいかがでしょうか。シェルのパーツを埋め込んだり、本物の珊瑚のかけらをアートに使うと、よりリアルなネイルになります。

セルフネイルが難しいデザインはネイルシールで楽しむ

これまでご紹介してきたデザインは、ネイルサロンでオーダーするだけでなく、セルフネイルでも作ることができます。しかし、セルフネイル初心者だとシンプルなグラデーションやフレンチネイルも作るのに時間がかかってしまうはず。ササッと時短で楽しむなら、ネイルシールがおすすめです。アートの入ったネイルシールなら、塗るのが難しい利き手もあっという間に完成します。ネイルシールには、貼り付けるだけでOKのタイプと、ジェルネイルのようにライトで硬化させるタイプがあるので、使い方は事前にチェックしてくださいね。

ネイリストのおすすめポイント:ジェルネイルシールを一躍有名にした韓国のohoraは、幅広い世代に大人気です。すでに半分以上硬化しているジェルネイルシールを爪に貼り付け、爪の形に合わせてニッパーや爪やすりなどでカットし、ジェルネイル用のライトで硬化するだけで完成します。深めのグラデーションが貼り付けるだけで出来上がるので、シンプルネイル好きや血色ネイル好きにおすすめ。

ネイリストのおすすめポイント:こちらはステッカーのように糊付けがされているネイルシールです。ジェル風の仕上がりですがライトが不要なので、手軽にササッと貼り付けられます。ニュアンスネイルもすぐに出来上がるので、休日に短期間だけネイルをしたい方にぴったりです。

セルフで基本のフレンチネイルをマスターしよう!

セルフネイルをしている人のほとんどは、ベースデザインをワンカラーにしているのではないでしょうか?ワンカラーなら色を変えるだけで、あらゆるアートの土台として活躍してくれます。しかし、いつもワンカラーをベースにアートをしたりパーツやシールを乗せたりでは、マンネリ化してきますよね。そこでワンカラー以外のベースデザインをマスターして、アートのバリエーションを増やしてみませんか?自分の持っている限られたパーツも、ベースデザインが違えば全く新しいアートとして生まれ変わります。今回はプロでも難しいとされるフレンチネイルの簡単なやり方をご紹介します。

用意するもの

・ホワイトカラー
・ベースコート
・トップコート
・マスキングテープまたは絆創膏など

指を半周できる程度の長さにカットしたマスキングテープを、指10本分準備します。カーブのついたフレンチネイルが良い場合は、マスキングテープを山型にカットしておきます。また、真っ直ぐなフレンチが良い場合は、テープをまっすぐカットしておきます。すぐに剥がせるようなところに仮貼りしておきましょう。

フレンチネイルのやり方

①エタノールなどで爪表面の油分を取り、ベースコートを塗ります。

②もう一度ベースコートを塗って、二度塗りにします。フレンチネイルの場合は爪全体がクリアのままで良いので、カラーを塗らない代わりにもう一度ベースコートを塗っておいた方が安心です。

③ベースコートがしっかりと乾いたことを確認します。この後マスキングテープを貼っていくので必ず乾いているかチェックしましょう。

④爪先はホワイトカラーを塗りたい幅を空けておき、それ以外の部分を準備しておいたテープで覆ってしまいます。この時テープは、爪との間に隙間ができないようピッタリと貼っていきます。

⑤爪先にホワイトを塗っていきます。この時マスキングテープに色がかかっても大丈夫です。

⑥⑤をもう一度繰り返します。ホワイトカラーを二度塗りにして、しっかりと色を出していきましょう。

⑦ある程度乾いたら、ゆっくりとテープを剥がしていきます。きれいなラインが出てくるのではないでしょうか。

⑧最後にトップコートで仕上げます。

マスキングテープを山型にカットするのが大変であれば、絆創膏の両端にはすでにカーブがついているので、そのカーブをそのまま利用しても良いです。またフレンチをベースデザインとして何かアートをしたい場合は、⑥の後にラメやシールなどを貼っても良いです。しかし万が一、ネイルが乾いていなかった場合を考えると恐ろしいですよね。マニキュアの場合、慣れるまではトップコートを塗り、一度フレンチネイルを軽くコーティングしてしまうことをおすすめします。そうすれば安心してフレンチの上にアートができます。

まとめ

ネイルに慣れてくるとベースデザインの知識のように、当たり前にわかっていそうなことが案外ふと抜けてしまっていることがあります。でも今さらワンカラーやグラデーション、またベースデザインのことなんて、なんとなく聞きづらいですよね。しかし基本をしっかりと知っていれば、自分のやりたいネイルが「ベースデザインはこうで、どういうアートをしていきたのか」ということをネイリストにちゃんと伝えられるようになります。そうすればネイルがもっと楽しくなりますよ!







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