爪は長すぎても短過ぎても不便ですよね。
特に深爪は何かと良くないと聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
しかし爪を切る時にうっかり短くし過ぎてしまい、深爪になって痛い思いをしたことが誰でも一度はありますよね。
深爪の状態をそのままにしてしまうと、爪はどんどん小さくなり形も丸っこくなってしまいます。
そうなると爪がある程度の形に整うには時間がかかります。さらに深爪は痛みを伴うこともあります。
指先が痛くなってしまうのは、日常生活にも支障が出るので大変です。
ですから深爪はなるべく早く治したいですよね。では一体どうしたら早く治すことができるのでしょうか。
また、うっかり爪を切り過ぎてしまった時、対処法を知っていれば痛みの悪化を防ぐことに繋がります。
深爪にも、切り過ぎたり折れたりと、痛みを伴う突発的な深爪と、長年の生活習慣化からなる慢性的な深爪があります。
慢性的な深爪の場合、無意識に爪を噛んでいたりと、自分の癖が原因で深爪にしていることがほとんどです。
この場合、改善するにはジェルネイルがおすすめです。
今回は深爪が良くないと言われる理由と、爪を切り過ぎて痛くなってしまった時の正しい対処法、またできるだけ早く治すための方法をご紹介します。
そして、慢性的な深爪にジェルネイルがおすすめの理由も一緒にお伝えします。
爪の役割って何?
爪が伸びっぱなしの手を見ると何だか不健康な印象を受け 、清潔感も感じませんよね。また、深爪で指先が赤くなっていたり、噛み癖などで爪がガタガタだったりすれば、やはり健康的には見えません。なぜ爪だけでここまで人の印象は変わるのでしょうか。それは人が無意識に理解している爪の役割に関係しています。ではそんな爪の役割とは何かをお伝えします。
爪が支えになっている
爪の一番の役割は、指先で物をつかむ時やグッと力を入れる時に爪がそれらの行動の支えになっていることです。骨は指先まで届いていないため、爪がないと指先にうまく力を入れることができません。
爪でバランスを取っている
爪はバランス感覚を保ち身体を支える役割を果たしています。もし足の爪がなければ、人間はバランスが取れずに歩くことや立つことができなくなります。
爪で指先の保護をしている
爪は指先を保護しています。 指先には神経が集中しているため、温度や痛みなどを敏感に感じ取ります。そのため爪で指先を保護する必要があります。
爪は健康のバロメーター
爪は健康のバロメーターと言われています。身体の栄養状態や血流の良し悪しが、爪の色や形に影響します。そのため爪を見ればその人の健康状態がわかります。
このように爪には身体全体のバランスの維持や保護、また健康面など生活に関わる重要な役割を担っています。そして人はそんな爪の重要性を無意識に理解しているので「爪の状態が良くない=その人の健康状態も良くない」というような印象を持つようになります。
深爪が良くない理由
上記でお伝えしたように爪には重要な役割があります。そのため必要以上に爪を短くすることで、様々な不調が起こる可能性があります。では一般的に深爪が良くないと言われている理由をお伝えします。
深爪とは?
爪を短くカットしている人はたくさんいます。では深爪とショートネイル の違いは何でしょうか?ショートネイルは単純に爪を短くしていることで、手の甲側から爪を見た時に指が見えていない状態です。しかし深爪は、本来爪が接しているはずの皮膚の部分(爪床)が出てしまうまで爪を短くした状態を指します。そのため同じように爪を見てみると、深爪の場合は指が完全に見えています。
深爪が良くない理由
指先にはたくさんの神経が集まっています。深爪にすると本来爪に守られているはずの弱い皮膚が表に出てしまい、指先が怪我をしたような状態になり、痛みが出ます。そして、そこに細菌が入ると、ひどい時は指先が化膿してしまうこともあります。また、深爪を続けているときれいな爪の形が保てず、丸く子供っぽい爪になってしまいます。さらに、足の爪を深爪にした場合、伸びてきた爪が皮膚に食い込んでいき(陥入爪)歩くのが困難になるほどの痛みを伴います。そうなると病院で治療をしてもらう必要が出てきます。
爪を切り過ぎた時の対処法
ではうっかり爪を切り過ぎてしまった時の対処法をお伝えします。
出血してしまった時の対処法
- いきなり消毒をしないで、水で血をきれいに洗い流します。
- 血が止まらない場合は、手を心臓よりも高い位置にして、清潔なガーゼなどを使いしっかりと圧迫して血が止まるのを待ちましょう。
- 血が出る程切ってしまったときは消毒と絆創膏ではなく、傷パワーパットを使い完全に指先を保護します。
出血はしてないけど痛い時の対処法
- いきなり消毒をしないで、水で傷をきれいに洗い流します。
- 出血がない時は、ワセリンやネイルオイルなどを塗って傷口が乾かないよう保護します。
- 傷が外部に触れないように絆創膏や包帯などでカバーします。
化膿してしまった時の対処法
化膿している場合は、すでに傷から細菌が入って腫れている状態です。そうなると痛みもかなり強くなり、とても辛いです。皮膚科などに行って処置してもらいましょう!
痛い深爪を早く治す方法
包帯や傷パットを使う程でもないけど、どうしても痛い時ってありますよね。そんな時に少しでも早く深爪を治す手助けとなる方法をお伝えします。
ハンドクリームやネイルオイルを塗る
薄く弱い皮膚が空気に触れることによってヒリヒリと痛い場合が多いです。
そのため、ハンドクリームやオイルを塗って、強制的に弱い皮膚に膜を張ってあげます。
またオイルにはビタミンEなど、肌に良い栄養成分が配合されています。薄い皮膚には浸透しやすいので、より早い治りが期待できます。
できるだけ指先を使う作業は控える
普段、無意識に使っている指先の作業を控えるのはなかなか難しいと思います。しかし、できる限り傷口に負荷をかけないようにすると、治りはとても早くなります。
慢性的な深爪にはジェルネイルがおすすめ
うっかり爪を切り過ぎたり、爪が折れたりして深爪にしてしまった時は、上記のような対処法が有効的です。しかし慢性的な深爪に悩んでいる方は、これらの方法では改善されません。特に痛みもなく深爪が習慣化していて悩んでいる人には、ジェルネイルがおすすめです。
慢性的な深爪に悩んでいる人のほとんどは「ジェルネイルをする」という発想がなく、むしろネイルすることを諦めています。
確かに深爪の場合、ネイルアートとして楽しむジェルは残念ながらすぐに取れてしまったり、爪が小さいのでほとんどアートができなかったりします。
ここで言うおすすめのジェルネイルとはおしゃれ目的ではなく、爪の保護と補強のためにするジェルネイルです。
ジェルネイルで爪を保護し補強することで、爪を安定して伸ばすことができるのです。
慢性的な深爪になる原因
慢性的な深爪に悩んでいる人に多い深爪の原因は
- 爪を噛むクセがある
- 小さい頃から深爪気味に爪を切っている
- 爪をむしるクセがある
などが考えられます。では以下で、これらのクセにジェルネイルがどのような効果をもたらすのか見ていきましょう。
爪を噛む癖がある
爪を噛むクセのある人は、無意識に爪を噛んでいることがほとんどです。
ジェルネイルは表面がツルツルしていて厚みもあります。爪にジェルがついていることで、無意識に爪を噛んでしまった時にいつものように噛むことができなくなります。
また噛んだ時に違和感があるため、「今自分が無意識に爪を噛もうとしていた」ということに気付くことができるようになります。
小さい頃から深爪気味に爪を切っている
小さい頃から深爪気味に爪を切っている人は、ピアノやバイオリンのような指先を使う楽器を習っていた人が多いです。
その時のクセが抜け切れず、大人になっても爪が伸びてくると深爪気味にカットしてしまうのです。
しかしジェルネイルをすることで、爪切りでは簡単に爪をカットすることができなくなります。厚みのあるジェルを短くするには、ファイル(ヤスリ)を使って削っていく必要があります。
全ての爪を深爪程度まで削るのは、なかなか大変です。特に利き手ではない方の手で削るのはもっと大変です。
ジェルのおかげで削るのが面倒になってきて「これくらいでいいか」と、深爪になる手前の位置で満足できるようになってきます。
爪をむしる癖がある
爪をむしるクセがある人も噛み癖のある人と同じで、無意識に自分で自分の爪先をいじりながら、ちぎったりむしったりしてしまうのです。
厚みと強度のあるジェルネイルをすることで、爪先をちぎったりむしったりすることができなくなります。
ジェルネイルがついている間は、たとえ噛んだり、切ったり、むしったりするクセが出てもできないため、自然と爪は伸びてきます。そのため慢性的な深爪に悩んでいる人には、ジェルネイルがとてもおすすめなのです。
深爪にジェルネイルはできる?
深爪でもジェルをすることはできますが、セルフはあまりおすすめしません。
セルフでさらに深爪の場合、ジェルネイルは非常に剥がれやすくなり、すぐに取れてしまうことで返って爪にダメージを与えかねません。
そのため、おすすめはネイルケア専門のサロンに行くことです。
以前はジェルネイルと言えば、おしゃれでかわいいネイルを楽しむファッション要素の強いものでしたが、現在は少し違います。
ジェルネイルはファッション要素だけでなく、「ネイルケア」の一貫としても大活躍しています。
近年ではネイルケア専門のサロンが増えて需要もどんどん高くなっています。
つまりお客様側も自爪に対する意識が高くなっているといえます。
そしてネイルケアの専門サロンには、ちび爪や深爪で悩んでいる人にクリアジェルをして、定期的にメンテナンスをするメニューが存在します。
そのためケア専門のサロンなら深爪でもジェルネイルをつけることが可能です。実は深爪に悩んでいる人はとても多いです。気になっている人は、ネイルケアを専門にやっているサロンに一度足を運んでみて下さい!
よくある質問
よくある質問に回答していきます!
ネイルサロンで深爪矯正ができるの?
「深爪にジェルネイルはできる?」の項目でもお話しましたが、ネイルケア専門店では深爪矯正メニューを取り扱っているところがあります。
ジェルネイルやアクリルスカルプチュアで長さ出しを行いながら数ヶ月かけて深爪を治していくパターンと、ネイルケアで治していくパターンがあります。
気になる方はネイルサロンを探してみてくださいね!
噛み爪の予防は何かある?
噛み爪の予防には、専用のグッズを使用するのがおすすめです。
舐めると苦い味のするマニキュアがアマゾンなどの通販サイトで購入することができますよ。
まとめ
今回の記事では、深爪を早く治す方法を紹介しました。
保湿をすることをが非常に大事です!
また、爪の切り方を爪切りからエメリーボードで削るやり方に変えることで切り過ぎを防ぐこともできます。
指先の傷は細菌も入りやすく悪化しやすいです。
また敏感なので、小さい傷でもズキンズキンとかなりの痛みを伴うことがあります。
うっかり爪を切り過ぎて深爪にしてしまった時は適切な処置をして、できるだけ早く治るようにしましょう。
そして、慢性的な深爪にお悩みの方は、是非一度、ネイルケア専門のサロンに行ってみて下さい。
同じような悩みを抱えている人をたくさん見てきているプロのネイリストに、勇気を持って長年のコンプレックスを相談してみて下さい。
きっと解消に導く手助けをしてくれますよ!
他にも爪の整え方はこちらの記事で紹介しています。
https://www.nailjoshi.com/100306/