セルフでジェルネイルやマニキュアを塗る前には「油分除去」という工程がありますが、きちんと行っているでしょうか?
油分除去を行うのと行わないのとではジェルやマニキュアの持ちが違っています。
しっかりと油分除去を行うことでジェルやマニキュアの持ちが良くなるので正しい方法で行いましょう。
今回の記事ではネイル前の油分除去の正しいやり方と、油分除去に使えるアイテムを紹介します。また、意外とやってしまいがちなNGな方法についても触れているので確認してくださいね。
また、後半では持ちを良くするための下準備のやり方をご紹介していきます。
油分除去とは
油分除去とは、自爪の油分を消毒用エタノールや専用の溶剤(プレプライマー)で拭き取ることを言います。
ジェルネイルとマニキュアのいずれの工程でも行います。
以下で必要性やタイミングについて解説していきます。
油分除去の必要性
油分除去を行うことで自爪とジェルの密着が良くなります。
油分が自爪に残っているとジェルやマニキュアを弾いてしまうことがあり、定着が悪くなります。
特に爪先から剥がれやすい時は油分が残ってしまっていることが多いのでしっかり油分を拭き取りしましょう。
油分除去をするタイミング
油分除去をするタイミングは全てのネイルケアが終わったときです。
爪の長さと形を整え、甘皮処理をし、ジェルの場合はサンディングをした後に油分除去を行いましょう。
ベースジェルやベースコートを塗る直前と覚えてもOKです!
正しい油分除去の方法
正しい油分除去のために必要なアイテムとやり方をご紹介します。
代用できるものをご紹介しているので参考にしてくださいね!
消毒用エタノール
消毒用エタノールをカットしたキッチンペーパーなどに染み込ませて爪の表面と爪先をしっかり拭き取ります。これだけですが油分除去をするのとしないのとでは持ちが全然違うのでしっかり行いましょう。
消毒用エタノールの代用としてはネイルクリーナーやネイルクレンザーを使用することができますよ。
ワイプについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
URL:https://www.nailjoshi.com/81377/
プレプライマー
プレプライマーとは、油分除去専用のネイルアイテムです。
マニキュアのボトルのようになっているのでハケで中の溶剤を爪の表面と爪先にサッと塗りましょう。これだけで油分が除去できますよ。
似たものに「プライマー」というものがありますが、これはアクリルスカルプチュアの際に使用するものなので、マニキュアとジェルネイルのときには使いません。
必ず「プレプライマー」を使用してくださいね。
ハンドソープ
消毒用エタノールもプレプライマーもない場合の最終手段としてハンドソープでよく手を洗うという方法があります。ハンドソープは保湿成分やオイルが入っていない除菌・消毒のできるものを使ってください!
実はNG!ついやりがちな間違った油分除去
油分除去でやりがちなNGパターンをご紹介します。
ウェットティッシュではしっかり除去できない
アルコール配合のウェットティッシュで爪の表面を拭き取るというやり方をするのは、アルコールの濃度が低いため、しっかりと爪の油分を除去できません。
むしろウェットティッシュには保湿成分は含まれているものもあるので爪に油分がついてしまう可能性もあるので油分除去のアイテムとしては向いていません。
除光液を使うと仕上がりが悪くなるかも
除光液を消毒用エタノールの代わりに使用するのもよくありません。
たしかに除光液にはアセトンという成分が含まれているので油分除去はできるのですが、皮膚を乾燥させないために保湿成分として何らかの油分(オイルなど)が配合されていることが多いです。
油分除去では使用しないようにしましょう。
持ちを良くするために大切な下準備のやり方
ジェルネイルやマニキュアの持ちを良くするための下準備のやり方についてご紹介していきます。ジェルネイルの持ちは約3週間、マニキュアなら約1週間です。
セルフジェルネイルは最初のうちは2週間の持ちを目指してしっかりと下準備を行いましょう!
1.エメリーボードで爪の長さと形を整える
まずはエメリーボードで自爪の長さと形を整えます。
爪切りを使うとパチンという衝撃が爪にかかり二枚爪の原因になるのでエメリーボードを使うようにしてください。
2.キューティクルリムーバーを塗布する
爪の生え際にキューティクルリムーバーを塗布します。
キューティクルリムーバーは甘皮を柔らかくする溶剤です。
もしない場合は、お風呂上がりに行うか、指先をぬるま湯に浸けて甘皮をふやかしてください。
3.メタルプッシャーで甘皮を押し上げる
甘皮をメタルプッシャーで押し上げます。
プッシャーは爪に中央から根元に向かって放射線状に動かしましょう。
ちなみにメタルプッシャーは、綿棒またはオレンジウッドスティックでも代用できます。
4.スポンジバッファーでサンディングする
ジェルネイルのみの下準備です。マニキュアの場合は飛ばしてください。
180Gのスポンジバッファーを使って爪の表面を軽く削って傷を入れます。
この工程をすることでジェルの密着を高めます。
5.爪の油分除去をする
最後に爪に付いた削りかすをしっかり払い落としてから、爪の油分除去を行います。
カットしたキッチンペーパーに消毒用エタノールを染み込ませて爪の表面と爪先をよく拭きましょう。
プレプライマーを使用する場合は、ハケで爪先と表面に溶剤を塗ってくださいね。
これで下準備が完了です!ジェルやマニキュアを塗っていきましょう!
油分除去についてよくある質問
ここでは油分除去についてよくある質問に回答していきます!
セルフネイルで1番おすすめの油分除去剤は何?
油分除去剤として本記事の中で消毒用エタノール、プレプライマー、ハンドソープの3種類を紹介しました。
この中で、セルフネイルで1番おすすめの油分除去アイテムは何?と思った方もいるのではないでしょうか。
最もおすすめなのは消毒用エタノールです!
消毒用エタノールは未硬化ジェルの拭き取りや、ジェルブラシを整えることにも使用できるので使い道が豊富です。
また、安価でドラッグストアですぐに買えるという手軽さもあります。
油分除去にはぜひ消毒用エタノールを使用してくださいね!
油分除去をするタイミングはいつ?
ジェルネイルの下準備には、油分除去以外に甘皮処理やサンディングもありますよね。
油分除去のタイミングはジェルを下準備の最後、ジェルを塗る直前です。
下準備のおすすめの順番は甘皮処理、サンディング、油分除去となります。
正しいタイミングで油分除去を行わないと意味がなくなってしまうので注意しましょう。
まとめ
今回の記事では、ジェルやマニキュアを塗る前に大切な工程である「油分除去」についてお話をしてきました。油分除去は以下のアイテムで可能です。
- 消毒用エタノール
- プレプライマー
- ハンドソープ
きちんと爪先、表面の油分除去を行うことで、持ちの良いジェルネイルやマニキュアにしましょう。