ネイルといえば、ジェルネイルというくらい、ジェルネイル人口が増えてきた近頃。
ネイルサロンではなく、セルフネイルでジェルネイルを楽しむ、セルフネイラーの方も多いのではないでしょうか。
ジェルネイルとポリッシュでは強度やツヤに差がありますが、
なんといっても「完成後に表面を拭き取る」という点が大きな違いでしょう。
ネイルサロンには、用途に合わせた様々な溶剤があるため、拭き取り専用のものを使用します。
しかし、セルフの場合はネイル専用のものを準備するのが大変なことも・・・。
実はそんなとき、簡単に手に入る「消毒用エタノール」で代用ができます!
今回の記事では「セルフジェルネイルの拭き取りに消毒用エタノールは代用品になるのか?」について詳しく解説します。
セルフネイラーさんは参考にしてくださいね♪
- ジェルネイルに拭き取りが必要な理由
- ・未硬化ジェルとは?
- ・未硬化ジェルを拭き取るための溶剤がある
- ジェルネイルの拭き取りはエタノール代用できるか?
- ・無水エタノールとは
- ・消毒用エタノールとは
- ジェルネイルの拭き取りにエタノールを使うメリット
- ・エタノールはコスパが良い
- ・薬局などですぐに購入できる
- ジェルネイルの拭き取りにエタノールを使うデメリット
- ・ネイルの表面が曇る場合がある
- ・換気が必要
- ・肌が乾燥する
- エタノールはネイルの様々な用途に使える!
- ・爪の油分除去に使う
- ・筆の洗浄液として使う
- ・道具のベタつきを拭き取る
- セルフネイルにおすすめの消毒用エタノール
- ・おすすめの消毒用エタノール
- 消毒液とエタノールは同じではない
- まとめ
ジェルネイルに拭き取りが必要な理由
冒頭でお伝えしましたが、ジェルネイルを仕上げたあとは、必ず拭き取りが必要になります。
一般的にジェルネイルは、硬化後、未硬化ジェルが残り、ベタベタした状態に仕上がります。
このベタベタな未硬化ジェルの拭き取りを失敗してしまうと綺麗なツヤがでず、せっかくのジェルネイルの美しさが半減してしまい、ベタついた表面に汚れがついたりと衛生的にもよくありません。
未硬化ジェルとは?
未硬化ジェルとは、ジェルを硬化用のライトに当てて硬化した時に、硬化されずに表面に残ってしまうジェルのことです。
これは硬化不良が起きているのではありません。
ジェルは、表面の空気に触れている部分は硬化されないので、拭き取り不要のジェルでない限り必ず出てしまいます。
ただしベースジェルとカラージェルに関しては、未硬化ジェルが残っていることでジェル同士の密着を高める硬化があるので拭き取りは不要です。
つまり、拭き取りをしなければならないのはトップジェルです。
トップジェルの未硬化ジェルは、長時間ライトに当てても固まりませんし乾いたりもしないので、必ず拭き取ることが必要になります。
未硬化ジェルを拭き取るための溶剤がある
ネイル用品における「ネイルクリーナー」や「ネイルクレンザー」と呼ばれるものが未硬化ジェルの拭き取り液です。
未硬化ジェルの拭き取りにだけ使えるものと、下準備の油分除去にも使用できるものがあるので使用前に良く確認してくださいね。
▪️irogel ジェル クリーナー
▪️LULUGEL 2way クリーナー
ジェルネイルの拭き取りはエタノール代用できるか?
では、冒頭からの本題に移りましょう。
ジェルネイルの拭き取りは、エタノールで代用できるのでしょうか。
結論からお伝えすると、エタノールで代用は可能です◎
ただし、使用するエタノールの種類に注意が必要です。
エタノールは、大きく分類すると、
・無水エタノール
・消毒用エタノール
の2つに分類することができます。
ちなみに、もしエタノールが手元にない場合はノンアセトンリムーバーでも代用ができます。
では、それぞれの違いをみてみましょう。
無水エタノールとは
名前の通り水分がほとんど含まれていないエタノールで、薬局などに販売されています。
揮発性が大変高いため、使用する際に皮膚にたくさん付いてしまうと皮膚を乾燥させてしまう点に注意が必要です。
精製水で薄めることで消毒用エタノールにすることも可能です。
消毒用エタノールとは
先に紹介した無水エタノールを精製水で薄めたエタノールです。
水分が多いので無水エタノールほどの揮発性はありません。
後述しますが、消毒用エタノールはジェルネイルにおいてさまざまな用途があるので代用品としてはかなりおすすめです。
多くのネイルサロンでも消毒用エタノールを拭き取り液として使用していますよ!
ネイルクリーナーの代用品としてはエタノールがおすすめですが、エタノールがない場合はノンアセトンリムーバー、つまり「アセトンが含まれていない除光液」でも代用が可能です。
ジェルネイルにアセトンがつくと、ジェルが溶けて曇ったりする原因になってしまいます。
そのためノンアセトンリムーバーを使う際は、必ずアセトンを含んでいないことを確認してから使いましょう!
ジェルネイルの拭き取りにエタノールを使うメリット
ジェルネイルの拭き取りには専用のクリーナーがありますが、
エタノールを代用することで得られるメリットがあります。
エタノールはコスパが良い
なんといってもエタノールを代用することで、ネイルにかかる費用がかなり節約できます!
ネイル専門商材は、機能的には優れていますがその分価格もお高めに・・・。
また、内容量も少なめ。特にクリーナーなどの消耗品は、あっという間になくなってしまいます。
それに比べ、エタノールは容量も多くリーズナブルです。
エタノールの使用は、なかりコストパフォーマンスが良いです◎
薬局などですぐに購入でき
エタノールなら、ドラックストアなど身近なところで簡単に手に入れることができます。
ネイル専用商材となると、購入できる場所が限られるので、必要な時に手に入れることができない場合があります。
その点エタノールは、必要な時にすぐ手に入る代用品として非常におすすめです。
ジェルネイルの拭き取りにエタノールを使うデメリット
エタノールは手に入りやすく値段も比較的安価な代用品です。
しかし、使用する際には注意点がいくつかあります。
ネイルの表面が曇る場合がある
ジェルネイルの中にはメーカーが拭き取りにはシリーズの製品のものを使うように推奨していることもあります。
このような場合は、代用品を使ってしまうとトップジェルが曇ったりくすんだりしてしまうことがあります。
不安な場合はやはりメーカーが指定しているジェルクリーナーを使用するのが安心です。
換気が必要
エタノールやノンアセトンリムーバーは独特の刺激臭があります。
必ず換気をしながら使用しましょう。
また、無水エタノールに関してはアルコール濃度が高く、引火しやすいので火気厳禁です。
キッチンのそばで使ったり、ライターを使ったりしないようにしましょう。
肌が乾燥する
無水エタノールも消毒用エタノールも揮発性があるので肌を乾燥させてしまいます。
特に無水エタノールは乾燥させやすいので、ジェルネイルを付け終わった後にしっかりとネイルオイルで保湿を行いましょう。
エタノールはネイルの様々な用途に使える!
メリット・デメリットはありますが、ジェルネイルの拭き取りの代用品には、やはりエタノールがおすすめです!
理由は以下のような様々な使い道があるからです。
爪の油分除去に使う
ジェルネイルの下準備で行う油分除去に使用できます。
消毒用エタノールがあればプレプライマーがいらないので、ネイル用品を少なくすることができます。
筆の洗浄液として使う
使い終わったジェル筆のカラーを落とすときにも消毒用エタノールが使用できます。
やり方は、キッチンペーパーに消毒用エタノールを含ませてジェル筆を拭き取るだけです。
ジェルリムーバーで行うとジェル筆がだめになりやすいのでジェル筆の洗浄には消毒用エタノールかジェルブラシクリーナーを使用しましょう。
道具のベタつきを拭き取る
ジェルの道具は気づくとベタベタになっていることがありますよね。
そんなときもキッチンペーパーに消毒用エタノールを染み込ませて拭き取れば綺麗になります。
ボトルタイプのジェルを使用している場合は、使い終わった後にボトル口を消毒用エタノールで拭き取っておくと次回使う時に使いやすいのでやってみてくださいね。
セルフネイルにおすすめの消毒用エタノール
先述したように、エタノールには
・消毒用エタノール
・無水エタノール
と種類があり、どちらも代用品として使えますが、
おすすめは、『消毒用エタノール』です。
無水エタノールはネイル道具のメンテナンスには使えますが、そのままの使用は濃度が高く刺激が強いので、皮膚につくのは避けるべき。
水で薄めないと安心して使えないのは面倒ですよね。
そのためセルフにおすすめのエタノールは、手指消毒にも使われている消毒液エタノールということです。
おすすめの消毒用エタノール
▪️健栄製薬 消毒用エタノールIP(500ml)
エタノールはお酒に分類されます。
消毒用エタノールIPは、原料のエタノールにイソプロパノールを加えることで酒税加算されないよになっているため、消毒用エタノールよりも経済的!
アルコール濃度は変わらないので安心して使用できます。
▪️兼一薬品工業 消毒用エタノールMIX「カネイチ」 500ml
「カネイチ」の消毒用エタノールも、原料のエタノールにイソプロパノールを加えることで酒税加算されないよになっているため、消毒用エタノールよりも経済的です!
アルコール濃度は変わらないので安心して使用できます。
消毒液とエタノールは同じではない
消毒液はエタノールのことを指していると思っている方が多いですが、消毒液とエタノールは必ずしもイコールではありません。
消毒液にはノンアルコールのもや、主成分がエタノールでも保湿成分が含まれているものがあります。
この場合、ジェルネイルへの使用はNGです。
ネイルにエタノールを使う場合は、おすすめした
・健栄製薬 消毒用エタノールIP
・兼一薬品工業 消毒用エタノールMIX「カネイチ」
の購入が間違いないでしょう。
ネイルサロンでも使用されているエタノールなので安心ですよ◎
まとめ
今回は、ジェルネイルの仕上げに必要な拭き取り剤をエタノールで代用する点について、詳しくお伝えしました!
冒頭からお伝えしていましたが、せっかくのジェルネイルも拭き取りを失敗してしまうことで見た目のツヤが出ず、曇ってしまいます。
そうなるとせっかく楽しみにしていたのに気分も下がってしまいますよね。
セルフネイル、特に初心者さんでは、ジェルネイルの工程別に必要な溶剤すべてを準備することは大変なので、エタノールを使用してもOK!
ですが、使用する際は、「消毒用エタノールであること」「使用時に換気をすること」などに注意をしてくださいね♪
また、拭き取りが不安な方は、未硬化ジェルの出ないノンワイプトップジェルを使用するのもおすすめです。
この場合、未硬化ジェルが出ないため、しっかりと硬化させることで拭き取りが不要で失敗が少ないです。
未硬化ジェルは、通販や100均でも購入することが可能なので、気になる方はチェックしてみてください^^