ジェルネイルをしていると、トップジェルを塗った後に未硬化ジェルというベタつきを拭き取ります。このとき基本的にはネイルクリーナーやネイルクレンザーと呼ばれる専用の拭き取り液を使用します。
しかし、販売場所がなかなかなくてネットで買わなければならなかったり、少し割高だったりするので代用品はないのかなと考える人は多いようです。
今回の記事では、ジェルネイルの未硬化ジェル拭き取り液の代用品になるものについてご紹介します。代用品の1つに消毒用エタノールがありますが、実はジェルネイルにおいて様々な使い道があるアイテムなので、そちらについてもお話をしています。
費用を抑えて楽しくセルフジェルネイルをしましょう!
ジェルネイルの拭き取りとは
ジェルネイルの拭き取りとは、ジェルを硬化した後に表面に残る「未硬化ジェル」を「未硬化ジェル拭き取り液」(ネイルクリーナーやネイルクレンザー)できれいに拭き取ることです。まずは未硬化ジェルとは何かについて解説いたします。
未硬化ジェルって何?
未硬化ジェルとは、ジェルを硬化用のライトに当てて硬化した時に、硬化されずに表面に残ってしまうジェルのことです。これは硬化不良が起きているのではありません。
ジェルは、表面の空気に触れている部分は硬化されないので、拭き取り不要のジェルでない限り必ず出てしまいます。
ベースジェルとカラージェルに関しては未硬化ジェルが残っていることでジェル同士の密着を高める硬化があるので拭き取りは不要です。
拭き取りをしなければならないのはトップジェルです。
トップジェルの未硬化ジェルは、長時間ライトに当てても固まりませんし、乾いたりもしないので必ず拭き取ることが必要になります。
この際に使用するのが未硬化ジェルの拭き取り液です。
未硬化ジェルの拭き取り液とは
ネイル用品における「ネイルクリーナー」や「ネイルクレンザー」と呼ばれるものが未硬化ジェルの拭き取り液です。
未硬化ジェルの拭き取りにだけ使えるものと、下準備の油分除去にも使用できるものがあるので使用前に良く確認してくださいね。
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ジェルネイルの拭き取りはエタノールでもOK?
ネイルクリーナーの代用品として使用できるものをご紹介します。
無水エタノールとは
名前の通り水分がほとんど含まれていないエタノールで、薬局などに販売されています。
揮発性が大変高いため、使用する際に皮膚にたくさん付いてしまうと皮膚を乾燥させてしまう点に注意が必要です。
精製水で薄めることで消毒用エタノールにすることも可能です。
消毒用エタノールとは
先に紹介した無水エタノールを精製水で薄めたエタノールです。
水分が多いので無水エタノールほどの揮発性はありません。
後述しますが、消毒用エタノールはジェルネイルにおいてさまざまな用途があるので代用品としてはかなりおすすめです。
多くのネイルサロンでも消毒用エタノールを拭き取り液として使用していますよ!
ノンアセトンリムーバーとは
ジェルクリーナーの代用品には消毒用エタノールがおすすめですが、もっと安価に購入したい場合には100均でも販売されているノンアセトンリムーバーが代用品として使用できます。
どんなリムーバーや除光液でもいいのではなく、アセトンを含んでいないことが大切です。
アセトンはジェルを溶かす成分なのでジェルネイルリムーバーに含まれています。
また、濃度が薄いですが除光液にも含まれています。
商品名や成分表を見てアセトンが含まれないことを確かめてから使用してください。
ジェルネイルの拭き取りにエタノールを使うメリット
ジェルネイルの拭き取りには専用のクリーナーがありますが、エタノールを代用することで得られるメリットがあります。
エタノールはコスパが良い
なんといってもエタノールを代用することで、ネイルにかかる費用がかなり節約できます!
ネイル専門商材は、機能的には優れていますがその分価格もお高めに・・・。
また、内容量も少なめ。特にクリーナーなどの消耗品は、あっという間になくなってしまいます。
それに比べ、
エタノールは容量も多くリーズナブルです。
エタノールの使用は、なかりコストパフォーマンスが良いです◎
すぐに手に入る
エタノールなら、ドラックストアなど身近なところで簡単に手に入れることができます。
ネイル専用商材となると、購入できる場所が限られるので、必要な時に手に入れることができない場合があります。
その点エタノールは、必要な時にすぐ手に入る代用品として非常におすすめです。
ジェルネイルの拭き取りにエタノールを使うデメリット
手に入りやすく、値段も比較的安価な代用品ですが注意点がいくつかあります。
ネイルの表面が曇る場合がある
ジェルネイルの中にはメーカーが拭き取りにはシリーズの製品のものを使うように推奨していることもあります。
このような場合は、代用品を使ってしまうとトップジェルが曇ったりくすんだりしてしまうことがあります。不安な場合はやはりメーカーが指定しているジェルクリーナーを使用するのが安心です。
換気が必要
エタノールやノンアセトンリムーバーは独特の刺激臭があります。
必ず換気をしながら使用しましょう。
また、無水エタノールに関してはアルコール濃度が高く、引火しやすいので火気厳禁です。
キッチンのそばで使ったり、ライターを使ったりしないようにしましょう。
肌の乾燥に注意
無水エタノールも消毒用エタノールも揮発性があるので肌を乾燥させてしまいます。
特に無水エタノールは乾燥させやすいので、
ジェルネイルを付け終わった後にしっかりとネイルオイルで保湿を行いましょう。
ジェルネイルにおける消毒用エタノールの使い道
ジェルネイルの拭き取りの代用品には消毒用エタノールがおすすめです。
理由は以下のような様々な使い道があるからです。
油分除去に使う
ジェルネイルの下準備で行う油分除去に使用できます。
消毒用エタノールがあればプレプライマーいらずなのでネイル用品を少なくすることができます。
筆の洗浄液として使う
使い終わったジェル筆のカラーを落とすときにも消毒用エタノールが使用できます。
やり方は、キッチンペーパーに消毒用エタノールを含ませてジェル筆を拭き取るだけです。
ジェルリムーバーで行うとジェル筆がだめになりやすいのでジェル筆の洗浄には消毒用エタノールかジェルブラシクリーナーを使用しましょう。
道具のベタつきを拭き取る
ジェルの道具は気づくとベタベタになっていることがありますよね。
そんなときもキッチンペーパーに消毒用エタノールを染み込ませて拭き取れば綺麗になります。
ボトルタイプのジェルを使用している場合は使い終わった後にボトル口を消毒用エタノールで拭き取ると次回使う時に使いやすいのでやってみてくださいね。
セルフにおすすめ!消毒用エタノール
先述したように、エタノールには
・消毒用エタノール
・無水エタノール
と種類があり、どちらも代用品として使えますが、
おすすめは『消毒用エタノール』。
無水エタノールはネイル道具のメンテナンスには使えますが、そのままの使用は濃度が高く刺激が強いので、皮膚につくのは避けるべきです。
水で薄めないと安心して使えないのは面倒です。
そのためセルフにおすすめのエタノールは、手指消毒にも使われている消毒液エタノールということです。
健栄製薬 消毒用エタノールIP(500ml)
エタノールはお酒に分類されます。
消毒用エタノールIPは、原料のエタノールにイソプロパノールを加えることで酒税加算されないよになっているため、消毒用エタノールよりも経済的!アルコール濃度は変わらないので安心して使用できます。
兼一薬品工業 消毒用エタノールMIX「カネイチ」 500ml
「カネイチ」の消毒用エタノールも、原料のエタノールにイソプロパノールを加えることで酒税加算されないよになっているため、消毒用エタノールよりも経済的です!
アルコール濃度は変わらないので安心して使用できます。
消毒液とエタノールは同じではない
消毒液はエタノールのことを指していると思っている方が多いですが、
消毒液とエタノールは必ずしもイコールではありません。
消毒液にはノンアルコールのもや、主成分がエタノールでも保湿成分が含まれているものがあります。
この場合、ジェルネイルへの使用はNGです。
ネイルにエタノールを使う場合は、おすすめした
・健栄製薬 消毒用エタノールIP
・兼一薬品工業 消毒用エタノールMIX「カネイチ」
の購入が間違いないでしょう。
ネイルサロンでも使用されているエタノールなので安心ですよ◎。
まとめ
今回の記事ではジェルネイルの拭き取りの代用品についてご紹介してきました。
未硬化ジェル拭き取り液(ジェルクリーナーやジェルクレンザー)の代用には以下の3つが使用できます。
・無水エタノール
・消毒用エタノール
・ノンアセトンリムーバー
特に消毒用エタノールはジェルネイルをする上で様々な使い道があるのでおすすめですよ。
費用を抑えながら楽しくセルフジェルネイルを行いましょう。
エタノールの使い方ついて知りたい方は、こちらの記事もご覧ください♪
https://www.nailjoshi.com/81444/