毎日入るお風呂では、シャンプーやコンディショナー、トリートメントにこだわっているという方も多いのではないでしょうか。特に旅行先のホテルのシャンプーは不安があるという人は、小分けの容器に入れ替えたり、パウチタイプを持っていく方もいるはずです。シャンプーやトリートメントは、市販品でも商品によって特徴が異なりますし、市販品と美容室専売品でも品質に違いがあります。キレイな髪を保つなら、やはり評判の良いシャンプーや、美容師が勧めるものを使いたいですよね。しかし、髪の状態は一見分かりにくくても少しずつ変化していくもの。同じものをずっと使い続けると、仕上がりに不満が出てくることもあるのです。今回は、シャンプーをその日によって変えるという使い方はアリなのか、そして、使い分けによるメリットやデメリットについてもご紹介します。
シャンプーやトリートメントを変えるタイミング
毎日入るお風呂では、髪を洗うためのシャンプーやトリートメントは欠かせないですよね。髪が洗えるならどんなものでも良いというこだわりナシの人もいれば、髪質や頭皮の状態に合ったものをつかっているこだわり派の方もいるはず。筆者はブリーチをすることが多いので、髪の毛のダメージを少しでも抑えるためにも、美容師から進められた美容室専売品を使っています。そのおかげか、市販品のお得なシャンプーを使っていた時よりも、髪の毛のダメージが防げている気がします。
ですが、美容師からシャンプーを変えたほうがいいと勧められるまでは、基本的に市販の同じシャンプーを使い続けていました。たまに口コミサイトやランキングサイトを見て、新発売のシャンプーを試したりもしましたが、そこまで頻繁に変えていません。
このように、シャンプーやトリートメントを頻繁に変えるという人は意外と少ないのではないでしょうか。確かに、同じシャンプーを使うことは安心感がありますし、新しいものを使って、髪や肌に合わなかったどうしようという不安もあったりして、シャンプーやトリートメントを変えるのはためらってしまう気持ちもよくわかります。
しかし、「髪の毛の状態を良いままキープしたい」、「頭皮を正常な環境にしたい」「カラーやパーマの持ちを良くしたい」などの希望があるなら、毎日のシャンプーやトリートメントが重要になります。特にヘアカラーや白髪染め、ブリーチをしている方や、パーマや縮毛矯正をかけている方、頭皮と髪の毛のエイジングケアがしたい方は、シャンプーやトリートメントを見直して変えたほうが、頭皮も髪の毛もより良い状態へと変えることができるのです。
シャンプーをその日によって変えるのはアリ?
いざ使っているシャンプーやトリートメントを見直そうとしても、市販品や美容室専売品を含めると、シャンプーの種類は非常にたくさんあります。その中で1番自分に合うものを見つけるために地道に使っていくとなると、かなりの長期間になってしまいますよね。そこで、シャンプーをその日によって変えて、使用感を確かめるのはアリなのでしょうか?また、複数のシャンプーをその日によって使い分けるという方法は、髪の毛に良い効果をもたらすのでしょうか?
●シャンプーを毎日変えるのは人によってはアリ
毎日違うシャンプーやトリートメントを使うのは、人によっては問題なさそうです。その日によって変えることで、以下のようなメリットがあります。
●シャンプーをその日によって変えるメリット
- 香りや使い心地で気分転換できる
- 髪の状態に合わせて使える
- 季節や年齢に合わせたケアができる
●シャンプーで気分転換できる
せっかく使うなら、自分好みの良い香りのするシャンプーを使いたいですよね。市販品でも美容室専売品でも、良い香りのシャンプーはたくさんあるので、気分に合わせて香りの違うものを使ってみましょう。中には洗って乾かした後も香りが残るようなフレグランス効果が期待できるものもあるので、香りを楽しむためのヘアミストや香水を使わなくてもふんわりといい匂いを楽しめますよ。
●髪の状態に合わせて使える
髪や頭皮の状態は一見するとずっと同じように思えますが、実は日々変化しています。特に女性の場合は、女性ホルモンのバランスでお肌の状態が変わるように、頭皮の環境もホルモンバランスで変化しやすいのです。体調やメンタルが調子が悪く感じるときは、肌だけでなく頭皮も敏感になっており、ちょっとした刺激で荒れる・フケが出る・かゆみが出るといった異変が起こりやすいです。
頭皮の調子がイマイチで荒れやすいときは、洗浄力が控えめのシャンプーを使う、フケ防止シャンプーに変えるなどにすることで、頭皮と髪に適切なケアをすることができます。
また、ヘアカラーをした後の髪は、カラー剤によるダメージを受けた状態で通常よりも脆くなっています。体の調子や髪・頭皮の状態に合わせて、シャンプーを変えることは非常に有効な方法なのです。
●季節や年齢に合わせたケアができる
頭皮の環境は季節やその人の年齢によっても変わります。汗をかきやすい夏場は、頭皮も油っぽくなりますし、乾燥しやすい冬は頭皮も潤いが足りない状態に陥りやすいのです。また、年齢によっても頭皮の潤いや、髪の毛のボリューム感が大きく変わります。年齢を重ねるとともに、髪の毛のハリがなくなってぺたんこ髪になったり、乾燥しやすくかゆみが出てくることも・・・・。
そこで、季節や年齢髪に合わせて、シャンプーを変えてみましょう。汗をかきやすい時はさっぱりと洗い上げるシャンプーを使ったり、頭皮が乾燥しているときは潤いたっぷりで洗浄力は控えめのシャンプーを使うなどをすることで、老いを感じさせないキレイな髪をキープできます。
シャンプーを変えるのがおすすめできない人も・・・・
シャンプーをその日によって変えることは、上記のようなメリットがあるので良いことづくしのように見えますよね。しかし、以下のような方はシャンプーやトリートメントを毎日、もしくは頻繁に変えることはあまりおすすめできません。
●シャンプーをその日によって変えるのがNGな人
- 頭皮が弱い
- なんとなくで変えている
- 洗浄力が強いものばかり使う
●頭皮が弱い人はシャンプー選びを慎重に
敏感肌で、スキンケア用品やコスメも厳選しないといけない方がいるように、頭皮が敏感で弱い人も少なくありません。頭皮が敏感な方は、自分の頭皮に合わせた、毎日使っても荒れない・荒れにくいものを第一に選ぶ必要があるので、むやみに様々なシャンプーを使うことはおすすめできないのです。
特に多いのが、市販品の洗浄力の強いシャンプーに変えたせいで頭皮が荒れてしまい、ブツブツができたり、フケが出やすくなるケースです。市販品のシャンプーで価格帯が安いものは、製造のコストを抑えるために安価な成分を使っていることが多く、洗うパワーが強すぎて頭皮に悪影響を与えてしまったり、シリコンで毛穴をつまらせてしまったりとトラブルが起こりやすくなります。
●なんとなくで変えると髪や頭皮も安定しにくい
前述の通り、「頭皮が敏感になってるから優しい洗い心地のものを」、「ヘアカラー後だからダメージケアができるしっとり系を」というように、頭皮や髪の毛の状態にあわせてシャンプーを変えるのは良い効果が得られます。
しかし、シャンプーやトリートメントの効果を考えず、なんとなくランダムで変えているのだとしたら、良い効果を実感しにくいです。むしろ、髪や頭皮の状態が安定せず、ギシギシしたり、かゆみやフケが出てくる可能性があります。
そもそも、人の体は環境や食べ物、使うものに慣れて、適応していくような機能が備わっています。これは髪や頭皮にも備わっているので、同じシャンプーやトリートメントを使い続けることで、髪がそのシャンプーに馴染むように少しずつ質感や状態が変わっていくことがあるのです。これに自分の髪に合うものを使うことで、より良い効果を実感できるようになるというわけなのです。
しかし、効果を無視して頻繁にと変え続けてしまうと、髪がシャンプーに慣れる時間を持てないので、シャンプーにとって効果を発揮できない状態が続き、頭皮も髪も安定しにくくなるのです。
●洗浄力が強いものは要注意
髪や頭皮は、単に洗浄力が高いものでゴシゴシ洗えば良いというわけではありません。油っぽいときには効果的かもしれませんが、保湿のために必要な皮脂まで奪ってしまう可能性が高いのです。特に年齢による頭皮や髪の衰えを感じる方や、頭皮が敏感な方は要注意。シャンプーをその日によって変えていたとしても、洗浄力が高いものばかりを使ってしまうと、頭皮が荒れやすくなったり、乾燥しやすくなったりして、髪の毛にもダメージが蓄積してしまいます。
自分の頭皮や髪の毛に合うシャンプーを見つけて使い分けよう
髪のダメージケアや、頭皮のエイジングケアは、シャンプー後のトリートメントや頭皮マッサージなどが重視されやすいのが現状です。しかし、毎日使うシャンプーやトリートメントこそが重要な役割を持っています。キレイな髪や健康な頭皮をキープするには、シャンプーやトリートメントでベースを作る必要があるのです。
ずっと使っているものを変えるタイミングは判断しづらいですが、まずは季節や頭皮・髪の変化に合わせて使い分けてみてはいかがでしょうか。また、安価なシャンプーでは良い効果を得にくいこともあるので、通っている美容院で美容師にどんなシャンプーを使えばいいか質問することをおすすめします。そして、頭皮が弱い方は、シャンプーをむやみに変えず、頭皮環境が安定することを第一に探してみてくださいね。
ネイルを頻繁に変えたい方はピールオフタイプを活用
マニキュアやジェルネイルといったネイルのカラーを頻繁に変えたいという方も少なくありません。気分によってカラーが変えられると、仕事の日はこのカラー、休みの日はこのカラーというように使い分けができて便利ですよね。
しかし、マニキュアを除光液で落として塗り直すことや、ジェルネイルの付け替えを短期間で繰り返すのはおすすめできません。除光液やジェルリムーバーに含まれるアセトンは、爪の水分や油分を奪ってしまうので、頻繁に使っていると乾燥しやすく、もろい状態に陥りやすいのです。
カラーチェンジをこまめに繰り返したいときは、シールのようにぺりっと剥がせる「ピールオフタイプ」のマニキュアやジェルネイルを使いましょう。持ちは通常よりも長くありませんが、除光液やジェルリムーバーを使わなくてもオフできて、負担を軽減できます。
pa プラス ピールオフベースコート
いつも使っているマニキュアをピールオフタイプにできるベースコートです。リムーバー不要で、お湯にふやかすだけでぺろんと簡単にオフできます。
PRE GEL ピールオフジェル
ジェルネイルにも、ピールオフタイプのベースジェルがあります。爪先の使い方に気をつければ2週間は持つと口コミでも人気。こちらもお湯で温めながらオフするのがおすすめです。
ネイルはベースに使うアイテムに気をつければ、爪へのダメージを軽減しながら気軽にカラーチェンジできます。ジェルを削ってオフをするのが苦手という方も、ピールオフタイプを試してみてはいかがでしょうか。