武道館ライブがすごいのは理由がある!数々の伝説と、コンサートでのネイルのポイントも解説 | ネイル女子

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日本でライブ好き、イベント好きなら知らない人はいない場所、それが武道館です。東京都千代田区、皇居の近くにある武道館は、正式名称を日本武道館と言います。武道館の周りには公園とオフィス街が広がっており、武道館と併設している公園内にある「科学技術館」や、「国立近代美術館」も相まって、普段はライブ会場らしい盛り上がりや、喧騒は特にありません。ですが、多くの有名アーティストが「武道館ライブができるのはすごい」と明言し、実際に武道館ライブの開催を目指すバンドや歌手、グループも少なくないのです。では、武道館ライブがすごいと言われる理由には、どんなものがあるのでしょうか。

武道館といえばどんなイメージ?

実は「武道館」という名前の施設自体は、全国各地にも存在します。各地にある武道館や、今回解説する日本武道館は、ライブ会場やイベント会場として作られたものではなく、日本の伝統的な武道の発展と未来へ受け継いでもらうために作った、まさに武道の聖地なのです。

見た目に美しい武道館

日本武道館が伝統文化を重視しているのは、外観からもわかります。美しい曲線と淡いグリーンで富士山を象った屋根と、その頂点で黄金に輝く「擬宝珠(ぎぼし)」が非常に特徴的ですよね。特にこの金色の擬宝珠は、爆風スランプが1989年にリリースした「大きな玉ねぎの下で 〜はるかなる想い」という曲の歌詞に出てくることで更に有名になりました。ちなみに、この大きな玉ねぎの下でという曲は、武道館の最寄り駅である東京メトロ東西線「九段下駅」の発車メロディーにも採用されています。

武道館は外観だけでなく、建物内も特徴的です。外から見ると大きすぎてわかりにくいのですが、屋根の形や会場の内部構造も含めて、八角形になっているのです。そして八角形の形に沿うようにして客席が配置され、後ろに連れて傾斜がつくように作られています。
この構造の施設は「アリーナ」といわれ、観客席が中央を囲むように作られているものを全般的にアリーナと呼ぶそうです。東京にある「有明アリーナ」や、神奈川の「横浜アリーナ」も、有名なアリーナ構造の施設の1つですね。

アリーナ構造の施設は、スポーツなどの競技を行う場所としても使われ、武道館もその一端を担います。一方で、市民体育館など小型、中型の施設は、客席が囲うような作りになっていてもアリーナとは呼ばれません。目安として、5千人以上が収容できる大型の会場をアリーナと称しています。

日本武道館の歴史

武道館の歴史が古いことは、詳しくない方でもなんとなくご存知ではないでしょうか。そもそも武道館は、アジア初のオリンピック開催となった1964年の東京オリンピックで、柔道競技を行うための会場として作られたのです。ちなみに、開館当時の屋根は銅板で出来ており、酸化で色褪せてしまったがために青緑色になったそうですよ。現在は改修工事で銅板を使わず、別の素材を用いて耐久性をアップし、色も周りの景色に馴染むよう、あえて青緑色に塗装したとのこと。

意外と知らない館内設備

武道館の中には、大きなメインアリーナの他に、柔道・相撲・弓道・剣道が行える道場も備わっています。年間を通して様々な柔道や剣道の大会が開催されており、武道の普及を測るため、武道に関連するイベントは会場使用料を割引する制度もあるそうです。武道に携わる人たちにとっては、聖地でありながら身近な施設なのですね。

また専修大学や帝京大学など、周辺にある学校の入学式や卒業式の会場として使われたり、国家行事を執り行うための施設としても使用されています。一部の人にはライブ会場として親しまれていますが、武道や式典など、様々な催し物の会場として使われているのです。

武道館ライブがすごい理由とは

武道館ライブがすごいと言われる理由は、以下のようなものが挙げられます。

  • 1964年の東京オリンピック開催時に誕生した歴史ある施設
  • 当時は1万人前後を収容できる数少ない会場だった
  • バンドライブのこけら落としは世界的人気を誇るザ・ビートルズ
  • 国内外問わず多くの有名アーティストがライブを開催
  • 申込時に厳しい審査がある
  • 個人やアーティスト単位では使用の申し込みすらできない

武道館は、御存知の通りライブ会場やイベント会場として使われることも多いです。アーティストの公演はもちろん、格闘技の試合会場、テレビ番組の収録なども行われています。多くの音楽家やエンターテイメントに携わる人達が目指す場所として、国内だけでなく海外アーティストからも親しまれているのです。では、なぜ武道館でライブをすることがすごいと言われているのでしょうか。以下で詳しく解説します。







超世界的アーティストがライブを行った場所だから

武道館は1964年の東京オリンピックのために出来た会場です。そしてその2年後には、イギリス発の世界的ロックバンド、ザ・ビートルズが初の来日公演を開催しています。この出来事が、武道館をライブ会場として世に知らしめることになったきっかけであり、武道館でライブをすることがすごいと言われている大きな要因なのです。

ビートルズが日本でライブをした場所

ザ・ビートルズは、近年の音楽史において最も偉大なバンドと言われ、世界中の数多くのアーティストに影響を与えたロック・ポップバンドです。実際の活動期間は10年ほどですが、イギリスやアメリカなど世界各国の音楽チャートを賑わせ、もちろん日本でも絶大な人気を誇ります。現在も海外の音楽好きからは「日本人はビートルズが大好き」というイメージがあるようです。近年は、音楽や英語の教科書にビートルズの楽曲が載っていることから、曲はなんとなく知っているという人も多いかもしれませんね。

しかし、これほどまでに人気のビートルズでも、来日公演当時は、日本でロックバンドを好む人はまだまだ少なかったのです。むしろビートルズやロックそのものが「不良が聞く音楽」という扱いで、学生時代に聞いていたら先生や親から怒られたという話もありました。今では考えられないですよね。
そんな世の流れもあってか、ビートルズの来日公演は歓迎の声ばかりではなく、「日本の武道の聖地でロックバンドが音楽ライブをする」ということに批判的な意見も寄せられてしまいます。

ですが、どんなに批判的な声があろうとも、「日本でライブをするなら見たい!」と観客が殺到することは確実。ライブ開催にあたって、安全かつ整備された非常に大きな会場が必要になりましたが、1966年当時、音楽ライブで沢山の観客を収容できる施設はまずありませんでした。そんな中、白羽の矢が経ったのが、当時では非常に珍しい、1万人ほどの観客が収容できる日本武道館だったのです

ビートルズの武道館ライブは伝説に!

ビートルズの来日公演は、「武道館で初のバンドのライブ」「1公演につき5千人強は来場」「音響システムの構築が必要」など、これまでの日本の音楽ライブではあり得ないほど大規模で、あらゆることが初だらけのライブでした。日本国民の期待と不安が入り交じる中、ビートルズは来日し、ライブは3日間、計5公演も実施。批判のデモが行われることもありましたが、警察が厳重な警備を取って開催したこともあって、大きなトラブルは発生しなかったそうです。こうして、ビートルズの来日公演・そして武道館で初のロックバンドライブは無事に幕を閉じました。

このライブは、それまでの日本ではなし得なかった大規模なライブだったことと、ビートルズの活動期間が短かったこともあり、唯一の来日公演として音楽ファンの間では伝説のように語り継がれています。また、世界的なロックバンドがライブを開催した会場として、日本のみならず、世界的にも武道館の名前が知られるきっかけとなりました。

その後は皆さんも御存知の通り、武道館では国内外問わず、多くのアーティストがライブを開催するようになります。日本のアーティストは当時から絶大な人気を誇る矢沢永吉さんや、松田聖子さんが今日に至るまで何度もライブを実施。また、クイーンや、カーペンターズ、ディープ・パープルといった海外のアーティストも武道館でライブを開催しました。
当時は大規模な会場が少なかったのもあって、武道館で数千人の観客を集めてライブができるというのは国民的人気という証だったのです。こうして、「武道館ライブができることはすごいことだ!」と日本中に知れ渡り、いつしか多くの歌手やバンドの目標になっていきました。

ライブをするまでのハードルが高い!?

武道館でライブをすることがすごいというのは、現代のアーティストにおいても共通認識です。それは歴史的な価値だけではありません。簡単に言うと、武道館は「使用料を払えさえすれば使える会場ではない」のです。

武道館ライブには審査がある

日本武道館は天井には日章旗が必ず掲げられており、イベントや武道の大会だけでなく、国家行事の会場にもなる、まさに「神聖な場所」です。そのため、ライブを開催するにあたっては、集客力や売上だけではなく、武道館でライブをするに相応しいのかという審査が入るのです。

この審査基準は公にはされていませんが、危険なライブを行わないか、武道館の名にふさわしくない内容ではないかなど、様々な条件から判断されるそうです。ちなみに、音楽ではなくプロレスの興行を行う場合は、「決算書の公開」「赤字にならない興行の実施」「1年以上団体が存続している」といった条件をふまえて審査に通らなくてはなりません。これにより、小さなプロレス団体や、設立の新しい団体では条件を満たせないため、断念せざるを得ないこともあるそうです。

さらに、審査を乗り越えたとしても、開催日に対する抽選という高い壁が立ちはだかります。これは武道館が武道の大会やイベントを優先する会場だから。武道関連のスケジュールが決まってから、ようやく空いた日を武道以外の興行に割り当てられるということなのです。

申し込みをすることすらできない!?

これは大規模な会場はどこも共通していることですが、武道館は個人単位やアーティスト単位では会場を借りる申し込みすらできません。大手イベント会社や制作会社を通すことで、ようやく会場を借りるための申し込みができるのです。

ですが、申し込めたとしても武道館側から審査が入りますし、特に土日は武道の大会が優先して開催されるので、チャンスがさらに少なくなります。その少ない枠を、様々なアーティストや団体が申し込むので、その中から当選を勝ち取るのは非常に難しいことなのです。

ライブ会場としての良さも体感しよう

筆者も何度か武道館へライブを見に行っていますが、席についてみると、ステージを囲うような八角形の客席というのも相まって、良い意味で広さを感じさせないという特徴がありました。ライブハウスのようにアーティストを近くで見たいという人は寂しく感じるかもしれませんが、大きな会場だけどステージが近く感じるというのは、武道館ならではの作りだと思います。

また、武道館は音響が悪いという意見もありますが、これは音楽施設として作られていないので仕方がないことと言えますし、そもそも音響システムは、アーティスト側や制作会社が用意するものです。ライブ制作費としてそこに予算が割かれないと、音楽ホールのような音にはまずなりません。実際に、筆者は音響システムにとんでもない予算を割いたアーティストのライブに行きましたが、ステージから遠い席とは思えないくらい音が聞き取りやすく感動しました。まずは会場の雰囲気と、他の会場との音響の違いも比べてみると、ちょっとした気付きがあるかもしれません。

そして最寄りの九段下駅からのアクセスも良く、都内の中心部にあることから、行きやすい会場というのも嬉しいポイントです。ちなみに九段下駅が混雑していても、神保町駅や飯田橋駅といった別の駅も徒歩圏内なので、自分の使いやすいルートで行き来できますよ。

武道館の周りも観光してみて

武道館周辺には北の丸公園が広がっているので、春は桜、夏は新緑、秋には紅葉も楽しめます。都内の中心部とは思えない自然あふれる空間が広がっているので、周囲を散歩したり、ジョギングやウォーキングを楽しむ人も多いですよ。

武道館公演は特別に思うアーティストが多いので、都心部はもちろん、各地域から遠征で武道館に行く方も多いはず。北の丸公園をはじめ、近隣には東京国立近代美術館や、科学技術館も隣接されているので、観光にもぴったりなのではないでしょうか。

ライブに合わせたネイルの楽しみ方

ライブに行く時のネイルをどうするかも、楽しみの1つですよね!例えば、好きなアーティストのキービジュアルをイメージしたネイルアートや、ロゴの手描き、衣装のイメージネイルなど、様々なネイルを当日に向けてつける人が増えています。また、せっかくライブに行くからと、自分好みのネイルでおしゃれを楽しむ人も少なくありません。

ですが、武道館のような客席の間隔が狭い会場は、ライブ中に手を上げたり、リズムに乗って楽しむと、隣の人に手をぶつけてしまうことがあります。もしその手が、ロングネイルでパーツも多めだとしたら、ぶつけてしまった人に怪我をさせてしまうかもしれないのです。せっかく楽しみにしていたライブなのに、怪我なんて起きたら台無しですよね。そのようなトラブルを防ぐためにも、ライブ会場でロングネイルは控えるようにしましょう。また、大きめのパーツや爪先が鋭いネイルも怪我の元。ネイルが周りの人にぶつからないように、気をつけながらライブを楽しんでくださいね。







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