ネイルがしたいと思っても、自分の爪や手元に自信がないとためらってしまうという方もいるのではないでしょうか。爪の幅が広く、縦の長さがピンクの部分も含めて短いと、子供や男性の爪のように見えて、すらっと女性らしい手元には見えにくいです。爪の形はコンプレックスになりやすいもの。だからこそ、普段から爪の長さを整える時に気をつけたいポイントがいくつかあります。今回の記事では、指が長く見える縦爪にする方法をご紹介するので、ぜひ切り方やネイルケアの参考にしてくださいね。
横長で幅広な爪がコンプレックス・・・
爪は手元をすらっと長く見せるためにも、しっかり整えておきたいパーツです。特にネイルが好きな方や、セルフネイルを楽しんでいる方だと、爪の形や長さが気になるのではないでしょうか。
自爪の縦の長さが短く、横幅が広いと、
- 子供や男性の爪のように見える
- ネイルケアをしてもあまりキレイに見えない
- マニキュアやジェルネイルがあまり映えない
- できるネイルアートやネイルデザインが限られる
上記のように考えて、コンプレックスになってしまうことも・・・。
また、「自分の爪がキレイじゃないから恥ずかしい」と、人前で手元を見せることをためらってしまったり、ストレスに感じて爪を噛んでしまう、むしってしまうという癖がなかなか治らないという方もいるようです。
キレイな縦爪にする方法はあるの?
キレイな縦爪って憧れますよね。爪の横幅が適度にあって、縦幅がピンクの部分も含めてしっかり長いと、女性らしくもあり、スマートでスタイリッシュな印象になります。では、横幅の広い、子供のような爪をキレイな縦爪にする方法はあるのでしょうか?
キレイな縦爪にする方法
キレイな縦爪にする方法は、以下の4つのポイントを押さえましょう。
- ネイルケア
- ハンドケア
- 紫外線対策
- 爪にダメージを与えない生活
これらを上手に取り入れることで、キレイな縦爪を手に入れるのも夢ではありません!1つずつ詳しくご紹介します。
ネイルケアは切り方と整え方を重視
ネイルケアという言葉を聞いて、どんなやり方や方法を想像しますか?ネイルサロンに行ったり、セルフネイルが好きな方だと、爪の根元にある甘皮を押し上げたり、ネイルオイルでの保湿ケアを真っ先に思い浮かべる方も少なくありません。ですが、ネイルケアで最も身近で重視したいのが爪の切り方です。爪の切り方や、形の整え方を変えることで、キレイな縦爪に近づきます。
縦爪にする方法は爪の切り方が大切
爪切りは最も身近なネイルケアです。マニキュアやジェルネイルをつけない人でも、爪切りだけは定期的に行いますよね。
キレイな縦爪を手に入れるために、爪の切り方を今一度見直しましょう。
以下の手順を参考に爪を整えてみてください。
長い爪を短くするときのネイルケアアイテム
爪先の白い部分である「フリーエッジ」が長くなり、なるべく短くしたい時は、以下の道具を用意しましょう。
- 切れ味の良い爪切り
- 爪やすりorエメリーボード
- スポンジファイル
切れ味が悪くなった古い爪切りや、非常に安価で刃のクオリティが低い爪切りを使っていませんか?それでは、どんなに正しい切り方でもキレイにカットすることができません。むしろ、爪の断面がギザギザになって、二枚爪や爪割れが起こりやすくなります。爪切りは必ず切れ味が良いものを使いましょう。
爪切りの形は、一般的な押し込んでパチンと切るバネタイプでも問題はありません。ですが、女性や子供の小さな爪や、爪の形をこれまでよりもキレイに整えたいという方は、ニッパータイプの爪切りがおすすめ。細かい箇所も丁寧にカットできます。
爪やすりは、ステンレス製、ガラス製、使い捨てタイプなど様々な種類があります。持ちやすさやお手入れの頻度を考慮して、使いやすいものを選びましょう。ネイリストはエメリーボードという、薄い板の両面にやすりがついている使い捨てタイプを活用しています。これはエメリーボードに適度なしなりがあって、やすりの目の粗さもバリエーションが豊富だから。爪に負担をかけにくいので、初めて爪やすりを使う方にもおすすめです。
ガラス製の爪やすりは、やすりの目が細かい商品が多いので、爪へのダメージも防げます。使った後は水洗いをして、清潔に保ちましょう。ただし、ガラスなので落としたり、力を強く加えると割れてしまいます。扱いには十分気をつけてくださいね。
スポンジバッファーは、スポンジ状の爪やすりのことを指します。爪への当たりが優しいので、大きく削れることはありません。ですが、爪やすりをかけた後に出てくる爪先のバリを取ったり、爪の断面や表面をなだらかにするなど、ポイントで使える便利なアイテムです。1つ持っておいて、気になる時にささっとやすりがけしましょう。
縦爪にするための切り方
爪切りはお風呂上がりのタイミングがおすすめです。手や爪先を清潔した状態でスタートしましょう。今回は、縦爪に見えやすい「ラウンド」という丸い形にするための切り方をご紹介します。
- まずは爪切りで爪の長さを短くします。切り方は一気にバチンと切るのではなく、爪先が丸く整えられるように、ちょっとずつカットしましょう。
- 爪先の白いフリーエッジの先端が、指先のお肉よりもほんの少しだけ出るような長さを目指します。短く切りすぎないようにしましょう。形は大まかにカットできればOKです。
- 長さが決まったら、爪やすりやエメリーボードを使って、丸い形になるよう整えていきます。やすっている時は、フリーエッジが短くなりすぎないように注意してくださいね。
- 爪やすりは持つ手を引くように、一定の方向で動かしましょう。爪先が丸く、角がない状態になったら爪やすりは完了です。
- スポンジバッファーを使い、やすりがけでついたバリを取って、爪先の断面をなめらかに整えます。スポンジバッファーをかけすぎると、爪が短くなってしまうので気をつけて。
- 爪先を指で触って、ギザギザになっていないか、バリが残っていないかを確認したら完了です!手を洗って削りカスを洗い流しましょう。
爪切りと爪やすりを併用する切り方をすれば、爪に負担をかけずに整えられます。そして、爪の長さは変えずに微調整をしたい時は、爪やすりとスポンジバッファーだけを使えばOK!この整え方を続けることで、だんだんと縦爪に近づきます。
保湿重視のハンドケアで爪も手もしっとり
縦長の爪になっても、乾燥したカサカサの手元や爪では魅力も半減してしまいます。ハンドケアは、ハンドモデルやネイルモデルも欠かさずに行っている保湿を重視しましょう。
ネイルオイルで爪や甘皮に潤いを
爪を保湿するために、ネイルオイルを活用しましょう。ネイルオイルは、爪の表面に塗るだけではしっかり保湿できません。爪の根元にある甘皮と、爪先の皮膚と爪がくっついている「ハイポニキウム」にもちょんとつけて、指で優しく、爪全体と指に馴染ませましょう。
甘皮は爪の根元や皮膚を守っている重要なパーツです。そんな甘皮がカサカサに乾燥してしまうと、手荒れや指荒れの元になるだけでなく、ささくれができる原因にもなってしまいます。また、ハイポニキウムは爪と皮膚の間に雑菌やゴミが入らないようにガードする役割があります。ハイポニキウムが保湿されることで、キレイな爪を保てるのです。
ネイルオイルは、手を洗った後、お風呂上がり、寝る前とこまめにつけるのがおすすめ。使う頻度が少ないと、すぐに乾燥した爪や指に戻ってしまいます。すぐに使えるように、デスクの上やドレッサー、洗面台に置いたり、メイクポーチに入れておきましょう。
ネイルオイルは一度に大量に使うものではありません。10本全ての爪に塗っても、パール粒小に満たない程度の量です。こまめに塗っても数ヶ月は持つので、自分好みの香りや使いやすい容器の商品を選びましょう。こちらのOPI プロスパ ネイル & キューティクルオイルは、ネイリストも愛用者が多い一品です。さわやかなハーブ系の香りと、馴染みやすいテクスチャーが人気のポイント。
ネイルオイルの後はハンドクリームを塗りましょう
ネイルオイルを塗ったあとは、続けてハンドクリームを塗るのがおすすめ。ネイルオイルがハンドクリームの導入剤のような役割をしてくれるので、より高保湿で潤った手元を保てます。ハンドクリームも、こまめに塗ることが乾燥を防ぐコツです。空気が乾燥しやすい春や、秋冬はもちろん、エアコンの冷気で意外と乾燥する夏場も欠かさずに使いましょう。
ハンドクリームはしっとりとした重めのテクスチャーと、サラサラのジェル系テクスチャーが主になっています。ベタつきを防ぎ、使いやすさを重視する場合はジェル系がおすすめです。また、重めのクリームは寝る前や乾燥が激しい時にぴったり。ロクシタンのハンドクリームのように、シアバターなどナチュラルな保湿成分が入っているとしっとり感が持続します。
紫外線のダメージで老け見え?
紫外線はお肌にとって大敵です。紫外線によるダメージはシミやシワを増やすだけでなく、乾燥も引き起こします。
そして、爪は皮膚と同じようにタンパク質で出来ており、お肌よりは目立ちませんが、紫外線のダメージを受けています。
紫外線を浴び続けることによって、爪の下にある皮膚が乾燥して割れやすくなったり、縦じわができやすくなるのです。
また、紫外線は爪の変色も引き起こすことがあります。
ジェルネイルやマニキュアをつけていて色が褪せてしまったり、自爪が黄色っぽくなっているという状態は、もしかしたら爪が日焼けしているのかもしれません。
日焼けによる手肌のくすみは老け見えの元。
また、爪のダメージも気になる所です。
紫外線のダメージを防ぐためにも、日焼け止めを活用しましょう。
ネイルをつけていない自爪の状態なら、日焼け止めを爪にも塗るのがおすすめです。
また、UVカット効果のあるトップコートやトップジェルを使って、ネイルの色褪せを防ぐのも大切ですね。
爪先を丁寧に扱ってダメージを防ぐ
爪が弱くて割れやすい人は、割れてしまうのを防ぐためにフリーエッジを短くしたり、深爪にしている方もいるのではないでしょうか。
極端に短くしてしまうと、縦爪にする道は遠ざかってしまいます。
フリーエッジがある程度長くても折れないようにするには、爪先をむやみに使わない、負荷を与えない生活を送りましょう。
指先の使い方に注意が必要なタイミング
例えば、引き出しや引き戸を力強く開ける時や、缶のプルタブをつまむとき、シールを剥がす時など、日常のちょっとしたことでも爪には大きな負荷がかかります。
これらを重ねると爪が割れやすくなるので、なるべく意識して爪先を使わず、指の腹を使ったり、缶のプルタブを開ける時は硬貨を使ったりと、ひと工夫加えてみてください。
まとめ
縦爪にする方法は、切り方だけに気をつければいいというわけではありません。
基本のネイルケアから、保湿、紫外線対策はもちろん、爪先の扱い方にも気をつけたいところです。
すぐに縦爪になるというわけではありませんが、日々のちょっとした積み重ねを継続すれば、キレイな爪が手に入ります。
まずは爪の切り方から変えてみてはいかがでしょうか。