ネイル検定のモデルを頼まれた!?モデルに必要な心構えってある?? | ネイル女子

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皆さんの周りには本格的にネイルの勉強をしている人はいませんか?いるとしたら、その人はいつかネイルの検定試験を受けるかもしれません。そして試験には実技があるため当然手を貸してくれるモデルが必要となります。その時にもしハンドモデルを頼まれたら皆さんはどうしますか?よく耳にするのは、友達にモデルを頼まれて気軽に引き受けてしまい「イメージしていたよりもかなり大変だった・・・」と言っているモデルさん達の声です。もちろんモデルは詳細を聞き了解したうえでオファーを受けているはずです。では何故みんな想像以上に大変だったと感じるのでしょうか。もし頼まれたのがヘアモデルならどうでしょう?髪をバッサリ切るかもしれない、染めるかもしれない、拘束時間が長いかもしれない、など引き受けた場合のリスクをイメージできますよね。それを踏まえて自分にヘアモデルができるかどうかの返事をすることができます。ところがネイルの場合は、爪ということもあり引き受ける側のハードルが下がります。またイメージも湧きにくいので詳細を説明しても、「試験で手を貸してネイルをするのね、別にいいよ~」という感じで気軽に受けてくれることが多いです。こうしてお願いした方は、諸々きちんと了解して引き受けてくれたと思い、引き受けた方はイメージ以上の時間を拘束されて大変な思いをします。もしネイル試験用のモデルの知識が自分にあれば、頼まれた時に質問や交渉ができますよね。また、わかっていればちゃんとした理由で断ることもできます。お互いが気持ちの良い関係でいられるように、今回はネイル検定のモデルを頼まれた時の心構えをお伝えしていきます。

ネイル検定試験のモデルを頼まれた時に考えること

ネイル検定試験を受けるにはハンドモデルが必要な場合があります。試験によってはどんなに頑張ってもモデルがいなければ試験を受ける事すらできないこともあるのです。そのためモデルを探す方も必死でお願いしてくるはずです。都合が付かず最初から断る、もしくは協力する気満々で引き受けるのであれば全く問題ありません。しかしどうするか悩む気持ちが少しでもあるなら、勢いに負けてすぐにOKの返事をせずに以下のことも考慮してお返事しましょう。

拘束時間がある

・練習日が何日か必要…実技試験では、実際にモデルの手に施術を行っていくのでモデル練習は必須です。最低でも週1回、試験が近くなったら週3~4回は練習したいところです。そして一回の練習には3時間~5時間くらいの時間を使うのが一般的です。そのため試験までの間、働いている人は休日や仕事の後に練習に向かうことが多くなります。また、練習場所がどこになるのかも事前に聞いておきましょう。友人宅でやる場合、ネイルスクールで行う場合、レンタルスペースでやる場合などが考えられますが、場所が遠ければその分往復の時間がかかります。さらに、練習中はスマホなどを使用できないことも多く、人によっては退屈な時間になってしまうかもしれません。また、長時間座ってじっとしていること苦手意識がある場合もモデルの承諾はやめておくほうがいいでしょう。

・試験前日に仕込みをする…試験当日に備えて仕込んでおかないといけないことがたくさんあります。そのため試験前日、またはできるだけ試験日に近い日で日程調整する必要があります。その際に1日だけマニキュアを塗った状態になることもあります。職場でネイルが一切禁止という場合は前日の仕込みが難しくなってしまうので注意しましょう。

・試験当日…集合時間は朝早く、そこから夕方くらいまではかかります。そのうち筆記試験などのモデルが必要ない時間は一人で待っていなければなりません。また、長さ出しを行った場合は試験後にオフする時間も必要になることがあります。丸一日かかることになるので試験当日は予定を入れられなくなるので注意が必要です。

爪をきれいに伸ばす必要がある

試験で指定された爪の形にするために、必ず爪を伸ばさなくてはいけません。しかもリペア(修復)をして良い指の本数は決まっているため、伸ばした爪に亀裂などが入らないように注意しながら生活する必要があります。ちなみに、モデルが男性でも条件は同じなので爪は伸ばす必要があります。

以上のことは、どんなに協力したい気持ちがあってもネイル検定試験のモデルを頼まれた時には最低限クリアできないといけません。練習に付き合う時間があまり取れない人や、急な仕事が入りやすい人、爪を伸ばせない事情がある人などは頼んできた人にそのことを伝え、それでも大丈夫なのか相談してみて下さい。逆にこのくらいなら協力できる!と思った人はどんどん協力してあげましょう。

ネイル検定試験のモデルになった時の心得

では都合が付きモデルを引き受けることになった場合 、事前に知っておいてあげると試験を受ける人が大変助かることがいくつかあるのでご紹介していきます。

1.ネイル検定の受験者は検定合格に向け日々練習しています。しかし技術はまだまだ未熟な可能性が高いです。 あくまでも施術者の練習に協力しているということを理解しておきましょう。

2.ネイル検定試験ではモデルの態度も見られています。肘をついて姿勢を崩す、私語が多い、携帯電話を使用する、うっかり居眠りをするなどは減点の対象となります。それを意識した上で、試験の時には協力してあげましょう。

3.主なネイル検定試験の規定の中では「爪や皮膚に疾患のない者」となっています。ハンドモデルを頼まれるということは、あなたの指や爪の形がきれいということです。試験まではせっかくのきれいな手の肌や指、爪などにトラブルが起こらないよう生活してあげましょう。

4.自爪の状態で爪を伸ばさなくてはいけません。万が一、折れたり亀裂が入ったりした際は、自分で処理したり次に会う時まで待ったりせず、すぐに連絡をして状況を教えてあげましょう。

5.モデルを引き受けたら途中で辞めたりせず、最後まで責任をもって協力してあげましょう。

ネイル検定当日の注意点

ネイル検定は年に4回あります(1級は年2回)。特に春夏では会場内のクーラーが効いていて寒いことがあったり、水分のとりすぎでお手洗いに行きたくなったりすることもあるかもしれません。しかし、マニキュアを塗った後の状態ですぐにお手洗いに行くと仕上がりが崩れてしまいます。クーラーが心配な場合は羽織れる物を持っていったり、水分補給のタイミングを少し調節してあげたりしてください。また、秋冬の試験と時には防寒対策はもちろんですが、1点服装で注意が必要なことがあります。それは、毛足の長いモヘアなどのニットを避けることです。このような服は毛が舞い散ることが多く、気付かない間に爪の表面にダストがついてしまうこともあります。そこまでしなくてはならないのかと感じる方もいるかもしれませんが、ダストの混入は仕上がりの減点につながるので可能でしたら強力をしてあげてください。

遅刻は失格になる

ネイル検定においてどの級であっても、遅刻は減点ではなく失格対象です。ネイル検定は午前から始まる場合と午後から始まる場合があります。もしモデルをする時に午前の部になってしまって朝起きられるか心配なときは、受験者にその旨を伝え、モーニングコールなどをかけてもらうと安心だと思います。また、受験者側から前日に試験会場近くに宿泊したいという申し出があることもあります。予定に無理がなく、費用負担してくれるなど、宿泊の条件が問題ないものであれば、ぜひ了承してあげてください。

受験者の注意点

受験者にも注意すべきことがあります。まず、防寒対策については、受験者側が使い捨てカイロやブランケットなどを持っていってあげるのがよろしいでしょう。検定の持ち物で大変かもしれませんが、防寒や体調への配慮をしてあげられるとモデルとの良い関係を築きやすいです。また、練習場所や受験会場が遠く、モデルが高い交通費を支払うことになる場合は、一部負担したりその日のランチ・ドリンク代をごちそうしたりするなど、しっかりお礼をすることも大切です。
さらに、もしものときのためにもう1人モデルできる方を見つけておくと安心して試験に臨むことができます。例えば、試験当日にモデルが体調不良や怪我をしたという時に代理できてもらえるので受検できないという事態を防ぐことができます。







ネイル検定試験のモデルになった時のハンドケア

試験では技術面の他にも、全体の美しさなどもチェックされます。そのため受験生はできるだけ仕上がりが美しく見えるように、きれいな指や爪をもつハンドモデルを探します。そして何度も練習に付き合ってくれているモデルの爪は弱っている可能性があります。そのため自分のモデルさんにはキューティクルオイルやハンドクリームを渡して、毎日のセルフケアをお願いすることが多いです。そこで、せっかくモデルをするなら自身のためにもできるだけきれいな手でいたいですよね!ネイル試験用のモデルさんがやっておくと良い、より効果的なハンドケアをご紹介します。

①洗面器などに温かいお湯を張っておきます。(アロマオイルを入れるとリラックスもできるのでおすすめです)
②爪と指先のキューティクル周り全体にキューティクルオイルを塗りこみます。
③その手を用意しておいたお湯にじんわりと温かくなるまで浸します。
④手の水気を軽く切ったら、またキューティクルオイルを指先や爪の上や裏からもよく揉み込み、そのまま指や手全体にもマッサージしながらオイルを馴染ませます。
⑤ハンドクリームを薄くぬり、しっかりと肌に馴染ませたらもう一度ハンドクリームを塗って重ねて保護していきます。

検定試験のモデルの場合はこれだけで十分です。甘皮の処理も爪のカットも自分ではやらないようにしましょう!

ネイル検定のモデル事情

以前はネイル検定受検にはモデルが不可欠でしたが、現在少しずつ試験要項が変わってきています。現在、ネイリスト検定1級はトレーニングハンドのみでの受検です。そのため、モデルを頼む必要がありません。しかし、この状態も2023年秋期検定試験(10月実施)
から変更になります。どのような変更になるのかというと、「モデル」または「JNEC認定モデルハンド」での受検に切り替わります。また、3級と2級についても2023年夏期検定試験(7月実施)まではモデルのみでの受検ですが、2023年秋期検定試験(10月実施)からは「モデル」または「JNEC認定モデルハンド」での受検になるのです。今後も検定の要項が変わることも考えられるのでしっかり自分が受検する回の試験要項を確認するようにしましょう。

JNEC認定ハンドモデルの詳しい内容についてはこちらで確認できます。
→JNEC認定モデルハンド(JNECのサイトです)

モデルをどう探すか

まずは家族や友人に声をかけてみましょう。15歳以上であれば男女関係なく可能なので下記のような条件に当てはまる方であれば男性でもOKです。

・自爪が割れにくく健康的。
・左右対象に近い形で爪が生えている。
・爪の幅がある程度広くて均一。

家族や友人にモデルを頼むことのメリットは練習を頼みやすいことです。親しいといっても協力をしてもらうことに変わりはないのでお礼を返したり感謝したりすることを忘れないようにしましょう。また、ネイルスクールに通っている場合は、スクール生で試験日程が被っていない人にモデルを頼めることがあります。スクールに通っていて、家族や友人で見つけられないときは1度スクールに相談してみても良いでしょう。
他にはSNSで募集する、ハンドモデル募集のサイトを使うといった方法が考えられます。この場合は謝礼が必要になることが多いです。相手と条件や謝礼についてしっかりと話し合ってから、モデルを頼むようにしてください。

まとめ

試験用のモデルを引き受けるということは、試験のために自分の時間もかなり割くことになります。また爪の長さ制限や数時間じっと座っていられる体力も必要となります。気軽に引き受けてしまって後から後悔しないように、しっかりとお互いの条件を話し合いましょう。そしてモデルを頼まれるということは指や爪の形がきれいだということです。誰でも良いわけではありません。もし条件を聞いて協力してあげられるのであれば、ぜひ力になってあげましょう!







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